アーカイブ:2024年2月

変わる認識

カタル自身も、良く失敗をすることがありますが、ヤフーの掲示板などを観ると…「高値で買った株の塩漬け」の話を目にします。「野村証券を4700円で買って、騙された」とか…の話です。

「BASE」(4477)の 週足推移

「BASE」(4477)のケースでは、2020年の10月に3448円の高値があります。その後、株価は1年ほど1500円から2800円近くを彷徨っており…2022年に掛けて株価は「実態評価」に近づきます。コロナ特需からの「剥落」です。

何故、皆さんの多くは会社の実態を観ずに、株価の「値動き」だけを観て…売買の対象に選ぶのでしょう。カタルは「はな」から、そのような理屈に合わない「バカ株」を選択から外し…空売り対象に思っています。

「レーザーテック」(6920) の週足推移

ただ「レーザーテック」(6920)には、驚くばかりです。これほどの逸材を見逃したのは「痛恨の極み」です。しかも…今回の高値更新も、些か…驚きです。カタルの論理からすると…間違いなく「危険な匂い」がします。それとも…カタルの「知らない部分」があるのかどうか…。基本は今だけで…あと3年程度経過すると、この「特需」は消えると思っています。

この株もお船と同じような「幸運」が起きました。米中対立を起点にする米国の国内産業育成に…岸田政権は相乗りをして、補助金のバラマキです。

TSMCなどへの政府の補助金は、異常な金額です。通常は色んな批判があると思っていますが、国内回帰現象の象徴的な案件になっており、九州地区は大変な盛り上がりです。この後…ラピダスの北海道がどう展開をするか? 「見もの」です。他にも、たくさんの…政府補助を狙った案件が稼働しています。果たして…人材がそんなに居るのか、どうか。まぁ…日本人の人件費が、世界的に観て…割安圏になったのでしょう。

お船の「フーシ派の攻撃」と同じように…米国のCHIPS法に刺激され、日本もバラマキです。株価が高値を更新するわけです。

このような「特需」的な投資がなければ…株価は二番天井で高値を抜かずに、人気を失っていったのでしょう。でも現実は、もう一度、盛り上がりをみせます。時代はAI革命に自動運転ですから…やはり人気になります。この時代背景も良いのです。

まもなく…循環買い物色で題材にした「ルネサスエレク」(6723)も高値を奪回するのでしょう。お台場でレベル4の実験が、まもなく開始されます。あと10年ほどで…タクシーの運転手と言う職業は消えるのでしょう。バスの運転手も同じでしょう。

ウーバーなど…の技術革新の進化…社会的な革新を、「既得権力者」の利益に配慮して…悪戯に遅らせる「成田闘争」をすべきではありません。結局、同じ結果になるのですから…早く新しい現実を受け入れて…新しい体制に移行すべきでしょう。

東芝のケースを観ても、そう感じます。東北大震災も被災者は可哀そうですが…能登地震も同じですが、現実を受け入れて…悪戯に変化を拒むべきではありません。

でも日本の災害復興は、兎に角、「現状維持が基本」で、悪戯にお金が掛かります。今回の地震を「切っ掛け」にして「コンパクトシティー」の実現に取り組むべきでしょう。社会基盤づくりは「膨大な資金」が掛かり…水道管の埋設も大変です。むしろ…お金を掛けずに再建すべきでしょう。

基本的に少子高齢化の日本にとって、此処からの10年は「正念場」であり、AI革命を積極的に導入すべきです。

医師の診断の補助として…「AI導入」などは、補助金を付けて…ソフトの導入を急ぎ、マイナンバーカードを利用して膨大なデータを蓄積すべきです。日本は、その実験場として相応しい社会環境です。無駄な医療費の削除に繋がり、制癌剤の「場当たり式」の投与を止めて…AIを利用した遺伝子分析から、「最適な選択」をして順次、試せば…良いのでしょう。たぶん相当の金額(無駄な投薬)が削減されるでしょう。

今の日本株市場は、戦後からの「復興」と同じような…黎明期です。

先ずは「割安株」投資から始まっています。カタルも良く知りませんが、戦後の株式市場では、「配当利回り」がすごく…良かったそうです。だから電力株などに投資する人が大勢いました。田舎の金持ちは、株券を持っていたのです。

今回も、理屈が分かりやすい「配当利回り投資」から相場は始まっています。日本製鉄などは、まだまだ…採算に合うのです。東証の「PBR改革」は、そういう事でしょう。無駄な投資を省き「内部留保」の活用を促しています。金融庁が生損保に持ち合い株の解消を促すのも、その事を述べています。「親方、日の丸」なのが、日本国民です。

あの新聞記事(持ち合い株解消)を観て…今回の米国のCHIPS法に刺激された補助金政策も批判はありますが…国内回帰から内需振興に繋がり…貨幣乗数効果がだんだん上がって来ます。

インバウンドで海外旅行者が大勢やって来て…こんな報道もあります。先日、開場された「千客万来」の豊洲市場の話です。北海道のニセコも同様の現象の様で、ラーメンが3800円とか…報道されています。

株価が38915円を超えて…新しい「日本の躍進」が始まると言う視点を持って社会現象を観察するのが、正しい観方でしょう。悪戯に…補助金による特需を批判して、「レーザーテック」の株高を批判するより、その変化を受け入れて…投資戦略に活かすのが正しい道なのでしょう。でもカタルは、なかなか変われませんが…。まぁ、性格ですね。

皆さんは、原稿を読むにあたり…その辺りの性格も考慮しないと駄目ですよ。鵜呑みにするのは止めましょう。

どんな情報も、使うが側が、その道具を上手に利用するかどうか…の話です。

「エーザイ」(4523) の日足推移

ですが、カタルは自分の相場観に、自信を持っています。ただ「時間軸」の兼ね合いが上手くありません。今の戦略で、失敗をしているのは「エーザイ」(4523)程度でしょう。昨年には、既にカタルも手持ちはありません。

お祖母ちゃんの痴呆症、認知症を観て、介護の大変さを感じました。それもあり…老人ホームの選択になったのです。こればかりは、自分でやってみたいと分かりません。だから…この病は、大変ですから「画期的な新薬」だと…今でも思っています。

ロコンドこと…「ジェイドG」(3558)と同じような感覚で、「時間をおいて」…何処かで「再チャレンジ」をしようと思っています。必ず、再認識されると思っていますが、今は時間を置きます。

あの時にロコンドに、馬鹿になって…高値を追いました。成長株と錯覚をしています。そうして…4180円から2400円ラインまで下がるのを観て…この辺りなら、持っていても良いかな?と思ったのです。だから2000株だけ、その株を「現引き」して残したのです。

高値の株を持っていたから1000円割れでも、またチャレンジをして…昨年も好業績を観てからも…その取引を継続しています。「エーザイ」も同じことですが、またどこかで…やってみたい会社です。

新興株の中で、いち早く「業績だけの評価」でも…「ジェイドG」の株は買えるのです。ですが…多くの他の株は、まだ利益が出ていません。可能性はありますが、まだ実態を裏付ける数字が乏しいのです。その中で、正当な評価を受けてない「ジェイドG」の株価は、明らかにおかしいと思います。

「レーザーテック」(6920)の 業績推移

「レーザーテック」の…この32年間の平均成長率は19.87%ですから、確かに高いですね。この5年間だけでは「47.62%」と言う驚異的な数字です。今回の特需を、どう見るか…です。

「ジェイドG」(3558)の業績推移

「ジェイドG」(3558)の2022年と2023年は、やはり「コロナ特需が消えて」…大きく落ち込み3.9%減、5.9%増と低迷しています。この「反動減」を含んでも…この5年間では16.64%の伸び率なのです。この10年間の平均では27.21%の成長なのです。

レーザーテックのような政府補助による「特需」がなくても、かなりの成長度合いです。コロナ前(2019年を起点)のレーザーテックの10年間の平均成長率は13.05%なのです。今の特需による成長を観ているから、レーザーテックのPER評価は62倍です。

ジェイドGの今期は33.7%増なのです。2022年と2023年の認識が強いから、なかなか…市場では高評価を得られず、市場評価ではPERが13倍程度なのでしょう。でも目先の数字が良かったレーザーテックは62倍の評価です。

カタルは嘘を述べていません。自分で過去のデータから両社を比較して、調べて観ると良いですね。しかもジェイドGの田中君は、「自社株買いのおかわり」をしています。でもレーザーテックは自社株買いをしていません。

まぁ経営のステージが違うから、仕方ないでしょうが…。いくら地味でも…やはりPERを20台の評価を与えるべきだと考えています。何しろ…この10年間の平均値は27.21%成長なのです。場合によれば…30倍程度が「妥当な評価」なのでしょう。つまり今年からは「新高値」4180円の奪回でしょう。

「ジェイドG」(3558)の 日足推移

レーザーテックも良い数字なのです。32年間の平均が19.87%の成長です。ジェイドGは上場して日が浅いために資料がありません。10年間が最長です。でもレーザーテックより高い…27.21%なのです。あとは市場が評価を変える順番だろうと思っています。

だから…ジェイドGだけに絞って、此処からこの株を雪だるま方式で育てると、来年はまた別の風が吹いて…相場環境が変わる場合もあります。今回はお船のフーシ派参加や半導体は 米国のCHIPS法に刺激された特需が発生しました。今年半ばには、「利下げ」が予定されており…新興株の環境も整備されます。

ひょっとしたら…まとめて強気を継続するとまさかの1万円台が実現する可能性がないとは言えませんからね。株って、神秘的で面白いでしょう。

また明日。



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