アーカイブ:2025年9月18日

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昨日のFOMCは「事前予想通り」…0.25%の利下げでした。新任のスティーブン・ミラン氏が0.25%ではなく、「0.5%の利下げ」を主張して…0.25%の利下げに反対をしたようです。この報道を読むと「労働需要は軟化し、最近の雇用創出ペースは失業率の安定維持に必要な水準を下回っているようだ」とし、労働市場が「非常に堅調」だとは「もはや言えなくなった」と議長は述べた。…となっています。

米国短期金利の推移

ただ日経新聞の報道にあるように「短期金利」が上昇しており…更に、前から述べている「リバースレポ」は正常な状態に変化しています。故に「QT」を止めるのが、筋だろうと思っています。

リバースレポの取引額

やはりパウエル発言を聞けば分かりますが…自らが「後追い」の金融政策を認めています。この点、カタルは前から述べていますが…「トランプ大統領」の方が正しかったのでしょう。やはり…両者の確執が「FOMCの判断」に影響した可能性もあります。

まぁ「僅か」と言えば…そうなのですが、金融政策の間違いは、後になり…大きく社会現象に影響を与えます。

加え…最近は「移民に対する」取り締まりを強化しており…黒人の失業率は、かなり高いと報道されています。識者が主張した「スタグフレーション懸念」は、此処から始まるのでしょう。この遅れた対応が「後手・後手」の混乱を生まなければ良いのですが…しばらく様子を見ないと分からないでしょう。

本来はEUのように、1%近く…事前に「利下げ」をしているなら、混乱はなかったのだろうと思っています。ただ米国は「GDPデフレーター」が125と、EU(120)より高いので…どうしても「資産投資」が「加速する…社会」です。

今回の「一連の騒動」…この場合はトランプ関税の混乱を指し、それを受けて、市場は「不安の壁をよじ登る」反応でした。

この一連の「舞台」の一幕が終了し、「新しい幕」が上がる…「端境期」です。この新しい幕の「舞台」が、まだ…「どんな形」が、明確に見えません。この為に、カタル自身の「不透明感」は、暫く…「拭えない」のでしょう。カタルの「ブルーデー」は、未だに続いているようです。

「日本製鉄」(5401) の週足

それを表現する注目点の一つは、カタル銘柄の「日本製鉄」(5401)でしょう。USスチールの買収が、「黄金株」を与えましたが成立し、色々…言われていますが、どちらでも…取れる株価の一つです。現状では「薔薇色の展開」もあり得るし、逆に「困難な現実」を株価が表現するかもしれません。この株が、新高値3847円を超えることができるかどうか…。は「大きな見所」の一つでしょう。

少し…みなさんには、難しいかな? 基本的に「ロームの謎」と、同じことを述べています。「日本製鉄」の株価の推移も、今後の株式動向を占う…一つの注目株です。「市場の整合性」とは…このような「断片」を繋ぎ合わせ…時代が要求する姿を、先取る…手段です。

参議院選挙での「国民民主党」と「参政党」の躍進、特に、参政党の主張は、断片的な表面的な現象を「誇張している」ように思えます。「移民より、日本人を優遇しろ」…と言う主張は、間違った認識を、基にしています。今のトランプ政権といい勝負です。

イギリスに国賓として迎えられた…トランプ大統領はメディアを「訴訟」などで…脅しています。これはヤクザが利用する「恐喝」ですからね。やはり、カタルは「大嫌い」です。権力を手にさせるべきではない人間が、米国の大統領の現実です。

ウクライナのロシア侵攻と、ガザ地区へのイスラエルの行動は、同じですが…対応は全然違います。

カタルは常々「日本も同じだ」と批判していました。法治国家ですから、相手が変わると「ルールが変わる」のが、可笑しいと思っていました。「ライブドア」の粉飾決算と、「東芝」や「IHI」の扱い方の違いを批判していました。でも中国もそうですが、カタル自身が「甘ちゃん」で…これが「現実の世界」なのでしょう。

真剣に考えると、バカバカしく…思うのです。この辺りが、カタルの「欠陥」なのでしょう。もう少し…応用力と言うか、柔軟な対応が出来るなら、また違った…「人生」を送れたのでしょう。主義主張を、なかなか…曲げません。むしろ、前言に拘る性格です。だから昨年の失敗に繋がったのでしょう。

さて「実質経済~名目経済へ」 「銀行ヨ、さようなら…証券ヨ、こんにちは」なんか…こんな「キャッチフレーズ」が、昔、ありました。

基本的に社会が「後ろ向き」から「前向き」に変わります。だから、どの企業も「前向きな行動」が溢れてきました。その一端を示す報道が溢れています。少し紹介をしましょう。

「業界最高水準の処理能力…極薄チップの実装効率10倍、東レエンジが新技術」

「“1km先”にレーザー光でワイヤレス給電 NTTと三菱重工が高効率化の実験に成功」

更に驚くのは…「太陽の10億倍明るい、巨大な顕微鏡施設「ナノテラス」 世界最新の施設では、何が観察できるのか?」かな?

大学にも資金が回り…「ラピダス」効果です。そもそも「ラピダス」は象徴的な案件であり、この現象は、昔、良く…在ったのですが、最近は「途絶えていた」のです。

カタルの卒業論文は、「経済援助とタイト貿易」がテーマでした。日本は経済援助を実施しますが、その代わり…日本企業が受注して施工するのです。純粋な経済援助ではないのです。今の中国の「一帯一路」です。あそこまで…「露骨」ではありませんが、似たようなことで、日本は「成長」を遂げてきました。あの「一帯一路」は、日本の「ものまね」であり…もっと露骨なやり方です。

米国と中国の覇権争いから…「産業振興策」が、露骨な形でスタートしました。同じ設備投資をするなら、補助金を活用した方が「進化」は早くなります。カタルは「ラピダス」への投資は、当初から疑問でしたが、いったん「決めた以上」トコトン…「やり切るべき」です。進化は「お金の量」に比例して、早まったり、遅れたりします。

景気と言うのは、「お金が流れる速度」を言うのです。お金をジェンジャン…流すなら、進化も早くなり、景気も良くなります。その代わり…投機が発生しますから「物価高」と言う…副作用も生まれます。このコントロールが金融政策であり、財政政策です。

こんな常識は高校生に、教える事でしょう。しかし日本の教育制度は、本当に遅れています。もっと…多様な考え方が世の中にあり、それを、どう自分で考えるか? そうして自分が考えた結果、その行動の責任は、「他人の責任」ではなく…自己責任なのです。この辺りの考え方が「甘ちゃん」です。みんなと一緒だとするのは「画一化教育」の弊害です。

投資と言うのは、他人がするものではなく、自分が、自分の「力の範囲」でやることです。ある日、買っていた企業の株価が、「ゼロになること」を前提にして…投資をしなくてはなりません。

今の株価の状況は、どれも…「中途半端な株価」水準に見えます。この報道は、有料でしょうが…要するに「不安の壁をよじ登ってきた」結果…の現象です。運用機関と言うのは、常に競争に晒されていますから、「行動」を止めることができません。だから…上がり続ける株価を観ると、意に反しても、行動を迫られます。この辺りの現象を、どう考えるか。

カタルの「ブルーデー」は、まだ…続いています。今日はFOMCを受けた感想を、簡単に…会員ページで「補足」しましょう。簡単に書くだけです。「臨時号」を発行しますから、夕方にはアップできるでしょう。会員の方は…お読みください。カタル自身は、よく分かりません。

「希望」と言う…夢を、「我武者羅に」追い続けた方が、結果は良いのかもしれません。「ロームの謎」です。

果たして…市場は完璧に「夢を追う」のか、どうか…もう少し観察させてください。万年強気のカタルにとって、珍しいのです。果たして…どっちに転ぶのでしょう。カタル自身も「サッパリポン」なのです。

会員の方は、夕方にでも「臨時」のレポートを、お読みください。単なる…今の市況を語った感想程度のものです。大きな意味はありません。基本は実質経済から名目経済への流れは変わりません。この動きが、更に加速を続けるのでしょう。

「大阪チタン」(5726)は2500円を割れましたが…もう少し下値を考えています。何しろ…依然、乖離は高いのです。「3Dマトリックス」(7777)も「エーザイ」(4523)も同様です。「キオクシア」(285A)は、やはり…スピード違反に見えます。

しかし…日本株は、今日も「強い」ですね。今の日経平均株価は45031円です。また…明日。

日経平均株価の週足推移


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