最近は、何故か…多くの読者からの「初めてのメール」を多くいただいています。やはり伊達に毎日、5000人以上の人が見ている訳でなく、長年の「訴え」が、ようやく…現実になりつつあるのを感じています。不可解な…市場の「歪な現象」の修正です。こう述べても「分かる人」と、「分からない人」が居ます。別にカタルの考え方が、正しいと言う訳ではなく、カタルは「そう考えている」だけの話ですからね。
カタルは常々、「メディア批判」を実施しています。
作為的な報道の仕方です。でもある意味で、それが「当たり前」なのです。「画一化教育」故…与えられた情報を疑う事をしない…日本人の「根底部分」が間違っているのです。例えば…こちらの「誤報記事」ですが、スクープの文字に踊らされた「現場の怠慢ぶり」が分かります。まぁ、メディアに限らず、何処も、彼処も…同じです。日本人、一人、ひとりの資質が大きく劣化しています。
冒頭の分かる人と、分からない人の差は、大きいのですが、所詮、いくら説明しても、能力の差は埋まりません。最後は自分が、どういう姿勢で生きているか? この「モチベーション」の差になります。
だから…こそ、社会全体を、常に「名目成長」に向かわせないと駄目なのです。「清貧思想」は一見すると、無駄を省く…「美徳意識」(もったいない)に訴えますが、最後は行動力を阻害します。清貧思想は、みんなで「どんどん」劣化する道なのです。やはりカタルのような…「パッパラ・パー」が一番でしょう。

今、データを観たら、驚きました。何処かのサイトで、カタルレポートが紹介されたのかどうか分かりませんが、昨日のサクセス数は、いつもの3倍です。15351人だそうです。本当かな?…と思いますが、最近は良く当たっているから、読者も増えているのかもしれません。一般的には「米国の雇用統計」を受けての解説をすべきでしょうが、それは又の機会にしましょう。
既にカタルの持論は、前に述べており、その通りの「想定」で動いています。パウエルFRB議長の行動が、マイナスにならなければ良いのですが、微妙です。ただでさえ…こんな報道もあります。米国は混乱をします。色んな意味で…。

大体、大きな体制転換を「急ぐこと」が間違っています。株式相場を観ていると、日本の場合は「時間軸の流れ」が、緩やかで、なかなか…決まっていることが表面化しません。例えば、カタル銘柄の「日本製鉄」(5401)の話をしましょうか…。カタルはPBR 1倍以下で、配当利回りが高い…「日本製鉄」を、ずっと…推奨し続けてきました。橋本会長がトヨタ相手に訴訟を起こした行動を、高く評価したのです。通常の村社会論では「あり得ない」現象でした。電磁鋼板は、日本の技術提供で、韓国や中国に提供されました。
トヨタは「本件につきましては、日本製鉄より当該の指摘を受けたことから、改めて宝山鋼鉄に確認をさせて頂きましたが、先方からは『特許侵害の問題はない』という見解を頂いております。…(略)…日本製鉄が、ユーザーである弊社に対し、このような訴訟を決断されたことは、改めて大変残念に思います」と述べたとダイヤモンドの2021年10月18日号に掲載されています。
これは、「トヨタ」と言う会社の実態を物語っているとも言えます。
通常は取引相手のトヨタを訴えることはしませんからね。だからカタルは「日本製鉄」を高く評価しました。(村社会からの脱皮の決意) でも米国の「USスチール」の案件は「ゴリ押し」にも見えました。それより、遅れていた「内部改革」に着手すべきではないかと思っていましたが、橋本さんは「同時進行」でした。日本製鉄の株価についての解説ではありません。この「日本製鉄」の株価の観方は、難しく…「時間軸」を目先にするか、長期にするかにより意見が割れます。
皆さんは、「求める時間軸」が、それぞれ…違うのです。この辺りの事を痛感しているのが、最近の「初めてのメール」の多さです。昨日もメールを開くと…
「かたる様
いつも貴重なレポート、ありがとうございます。申し訳ありませんが、無料で読ませて頂いてます。いよいよご卒業が近いと感じ、御礼のメールを書かせて頂きました。私は62歳、再雇用3年目のサラリーマンです。かたる様の読者となり、20年位経ったと思います。下手だなーと思いながらも、かたる様の挙げて頂いた銘柄を売り買いし、また株を対象に毎月積立購入していました。リーマン後の日経7000円割れでも積立を続けていた事も幸いし、いわゆる富裕層に入れたようです。これもかたる様のレポートを読ませて頂き、力を頂いたおかげです。 レポートを読んでいなければ、続けられなかったと思います。本当にありがとうございました。かたる様とのご縁に感謝しています。
実は5000千万を超えた辺りから、日々の増減で100万を超えるような変化となり、連続で下がったときなどは口座を見るのも辛くなりました。今は資産の7割ほどを、家賃収入が得られる不動産にし、残りの資産で株式投資を楽しんでいます。私も子供たちや会社の若い人に、野村證券とNTTを毎月積立で購入するよう勧めています。何十年後かに、やってよかったと思ってもらえると信じています。
かたる様もどうぞお元気で。卒業を迎えるその日まで、レポートを読ませて頂けるのを楽しみにしています。本当にありがとうございました。62歳男性」
と言う…具合です。他にも上場企業の役員の方だった人など…多くのメールを頂いています。これは、ようやく…実質経済から名目経済に変化してきた現象の一つなのですね。別にカタルが当たっている訳ではなく、国家の「基本政策」が、軌道に乗りつつあるからです。

2012年末から始まった2013年の異次元の量的緩和効果が徐々に表面化しているのです。何故、カタルが何度も「GDPデフレター」の話をして…来たか? 今回は、何故か…メディアの取り扱い方が低い…「実質賃金」のプラス転換の話です。

メディアと言うのは、何も「本質を理解してない」ように思います。各プロジューサーは一流大学の一般的な優秀な奴がニュースを決めている筈ですが、日本の実態を正しく…掴んでないから、「間違った方向性に」国民を誘導して、「失われた時代」になったのでしょう。今回はボーナスの影響もあり、名目値が久々の4.1%。そうして実質値も0.5%に浮上しました。でも…メディアはこの大挙を称えません。
カタルはもっと物価の上昇率を上げれば…自然に「実質賃金」も上昇を続けると考えています。「物価高」は、人間の「やる気」を育てる…カンフル剤です。
この流れを定着させ…ボーナス月以外も、実質の数字がプラス転換しないとなりません。最近の先端企業は「年棒制」を採用しています。そうして「ボーナス」は消える傾向にあります。しかも年功序列の壁は、崩れ…本当に「働く世代」の給料が高くなっています。ドンドン…「淘汰すれば」良いのです。賃上げが出来ない企業は、日本に必要ありません。しかし…未だに、このような報道が観られます。
架空の「安全」神話です。馬鹿メディアが「清貧思想の観点」で、このような報道を繰り返すから、日本の進化は「最後発」になって…どんどん遅れます。「ラピダス」の1兆円投資が問題になるのは、狂った現象です。中国は7兆円投資です。どうして競争に勝てるのでしょう。7倍の人材を投入すれば、進化のスピードも上がります。
だからBYDの「後塵に拝する」のです。中国スマートフォン大手の小米科技(シャオミ)が、家電分野で急速に存在感を高めている。2025年4~6月期決算によると、売上高、純利益はともに過去最高を更新した。…と報道されています。
馬鹿メディアが…と、カタルはいつも思います。報道担当者は「猛省」をすべきです。株式取引は、理屈通りなら、絶対に儲かります。問題は「基本政策」です。最近と言うか…今年に入ってから、当たっているように見えるのは、ようやく…日本の「社会全体」が、その方向感が加速している為です。事前に上がる株は、決まっていると述べています。

数か月前、中国の半導体業界は方向転換をして汎用品の「過剰生産」を縮小しました。この報道は、今年の5月です。そうして…9月2日にこの報道が出て、実際の「キオクシア」(285A)は金曜日に…人気になっていました。

これに関連して、ひょっとすれば…低迷していた「ルネサスエレク」(6723)の復活相場があるかも知れません。同時に、日本の「会計基準の変更」(のれん代)が話し合われており、減損会計のリスクも浮上しています。難しいのです。
今は「市場の整合性」の話を展開していますが、このレベルを理解できる人は、極、少数なのでしょう。つまり、ザックリ言えば、誰も先の話は分からないのです。皆さんが、「知りたい」と思う気持ちは、よく分かりますが…決定権を持っている当事者さえ…その行方は不透明なのです。これが現場の話です。
それを勝手に、自分だけが単純化して株価が上がるとか…株価が下がるとか…勝手を言うのが「素人」です。だからカタルは可能性があるシナリオに賭けて、「ブツブツ投資」を推奨している訳です。これは「大当たり」にはなりませんが、年間で2倍程度なら、可能性はあります。でも「ジェイドG」(3558)のように「一本買い」をして、失敗をすると、手痛い打撃を受けます。これだけ株価が上がっていて、まだ「マイナス」なのです。

何処かで…この「時間軸の綾」を、一気に…「大阪チタン」(5726)のように…埋めるかもしれません。しかし…カタルには分かりません。今日は「市場の整合性」の話を付け加え…何故、カタルは「トランプ関税」より「日本の構造改革」が勝ると述べて来たか?

最後にこちらを読んでおくと良いでしょう。何故、「デンソー」(6902)を2年以上前から取り上げて来たか?

そうして今年に入ってから「2000円以下は、何処でも買い場」と述べて、カタル自身、それを示すために、「損をしない投資」で、実際に1000株だけ保持しています。ちゃんと、いつも「事前告知」をして、「有言実行」を貫いているカタルです。
あとは、皆さんが、それぞれが、自分の頭で考えて…判断して、「行動をする」話です。それをワイワイ・ガヤガヤ…と、「口だけ人間」になるのは止めましょう。男なら、堂々と「貸借株」で、勝負すれば…良いのです。だから早く「ジェイドG」も、「貸借株」になることを…望んでいます。また…明日。