日本と言う国は「村社会の論理」の国だと言うのが分かります。その理由は東芝の日経新聞の扱い方です。株主側の提案がすべて認められたわけではありませんが、「ものを言う株主」の提案が通ることは「稀」です。やはりロイターが用いた「画期的」と言う表現が適切でしょう。俄然、東芝の株価は注目されます。此方です。
しかし日経新聞の昨日の夕刊でも3面、本日の朝刊の本誌は2面の扱いで…ROEの話にまで、この事件を発展させていません。この辺りの報道の仕方が「村社会」構造だと言うのです。だから日本の経営者は3流で…世界では「負け組」です。
総務省の会食問題で、村社会を否定するのは、おかしいですね。民間の意見を拾い上げる会食は必要です。もし…そこに、やましい関係があるなら、それこそ…「東京地検様」の出番です。本当に筋が通らない国です。国会で変な追及をするのは、筋が違います。
このような基本的な問題を「なぁなぁ」にする体質が、「失われた時代」を創ったと言えます。日経新聞の良識が分かります。せめて一面掲載をすべきでした。本当に情けないメディアです。
株式投資と言うのは、いつも社会現象を見て、自分なりの意見を持たねばなりません。たとえ自分の意見が間違っていても、自分なりに考えて…自分の意見を頭の中で整理をして、結論を出しておきます。そうしないと報道の矛盾にも、気づきませんよ。
昨日のナスダック安の解説は、米国金利の上昇です。しかしインフレを懸念して金利が上昇しているのに…少し「不自然さ」を感じます。何故なら、原油価格が下がったからです。僅かな原油価格の下げなので、関連性がないと言えば、そうですが…、しかしインフレなら原油価格が同じ日に下がるのはおかしいですね。
インフレの怖さは、本日の日経を見ると分かります。本日の日経新聞の市況欄では、鉄鉱石価格の大幅上昇で妥結し、40ドル上昇して155ドルとなり、35%も上がったと報じられています。カタルは早晩、米国債が2%越えを市場が示し、FRBに請求書を送ります。その請求書にFRBが、どう応じるか? それが、今の「市場の焦点」です。カタルはダリオの意見に賛成です。此方です。
バイデン政権は子育て世帯に月額300ドル(6歳未満)、大きくなると月額250ドル(6~17歳)を支給します。これは給付金とは別枠ですよ。だから…日本の菅さんも5万円を支給します。「パウエル・ダッシュボード」により、社会的弱者の雇用を重視し、米国は「高圧経済」(景気が過熱するまで景気刺激策を実施する政策)を実施しています。
当然、金利が上がります。この話と米SLRと言う耳慣れない言葉がニュースに登場しています。米国国債金利動向を理解するうえで欠かせないアイテムです。此方です。
皆さんは、簡単に「上がる銘柄を教えろ」と言いますが、このような難解な解を求めるのが「市場の整合性」の話です。
その繋がりを見るために膨大な資料を読まねばなりません。日経新聞なんか…はっきり言って、クズ新聞と言うのは大げさな表現ですが…。リーマンショックの時にサブプライムローンばかりを取り上げて、その背後に隠れていたCDSの存在を日経は、あの当時、書いていません。だからカタルは40億円を失ったとも言えます。しかしあれから15年ほどが経過し、今では英語版の記事も、日本語訳で読めます。やる気さえあれば…本当に経済学者になれます。
カタルは毎日レポートを書き、それを勉強してきました。しかし、なかなか…あちら側に行けません。でも最近は精度が上がって来たように感じています。
三菱UFJ、野村証券、船井電機、そうして本日取り上げる「シンニッタン」(6319)、すべてこれらの銘柄には「共通の概念」が背景に流れています。
何故、カタルが「サンマルク」(3395)を取り上げ、株価が上がっているかも…同じ現象です。「島精機」も同じですよ。昨日、気づいたのですが…少し前のレポートで「飯野海運」(9119)を取り上げています。この株は、最近…急騰しています。みんな同じ流れです。
相場の背景に流れる「隠れた糸」を理解してください。そうしたら証券マンなら、次に上がる銘柄が見えてきます。ただこの関係が分かるようになるまで、結構、時間が掛かります。膨大な量の基礎知識が必要になります。更に銘柄間の「相関関係」などの知識も必要です。だからキャリアは大切です。
昨日は原稿を挙げる記念で…後場寄りに5000株だけ「シンニッタン」を皆さんと共に買いました。271円でした。そうして本日も午前中に、277円で5000株を買いました。カタルは常に「有言実行」です。野村を薦めるなら、昨日も687.5円で5000株を買い増ししました。
本当は三菱UFJも買いたかったのですが…何しろ貧乏人です。日銀の黒田さんは僅かに金利の幅を広げました。これを受けて三菱UFJが直ぐに反応しました。少し前のレポートでカタルは、何れ…株価は2000円と述べています。これはみんな共通の概念です。
カタルは名目時代になると…黒字で配当を実施している企業のPBR1倍割れの銘柄は、市場から消えると述べています。
だって…それが論理的な理屈です。だから船井電機も下がれば…絶好の買い場です。故に株価はあまり下がらないと述べています。
この株の上昇を見て、カタルは「シンニッタン」を、一度は却下しましたが…やはり考え直しました。それは船井電機との比較感からです。しかし船井電機は2月21日の会員レポートの推奨価格460円から既に735円です。シンニッタンは配当付きで、今月10円の配当をもらえます。
世の中は博打好きだけでなく、良識派の慎重な人も居ます。
しかもシンニッタンの主な出荷先は「自動車業界」です。ですが…トヨタではなく日産なので少し回復時期が遅れますが…だから株価は未だに300円台にも復帰してないのでしょう。ですが…おかしいでしょう。
内部留保は、四季報数字で152億円です。しかし有利子負債は61億円です。91億円も上回ります。ですが…株価が277円だと5500万株で時価総額は152億円ですが、実際は自社株買いの保有が1825万株もあり、自社が筆頭株主です。実に33%も持っています。だから実質的に101億円の時価総額です。現預金の保有は、減ったとはいえ…92億円もあります。TOBの対象になります。決算短信はこちらです。
もう株価が上がることは事前に決まっています。だから名目時代が確立された年初から株価が上昇を開始しています。
必ず…月内に300円以上に株価は上昇すると読むのが…普通の考え方です。
それでも…一株当たりの純資産価値618円の半分にも、ならないのです。市場が、こんなミスをするとは思えません。だって…あれだけ大型株で、動きが重い三菱UFJも株価の水準訂正を始めています。シンニッタンなんか…誰かが10万単位で買えば、あっと言う間に500円です。これが「市場の整合性」の考え方です。
カタルは自分の考え方を、市場に問うのです。市場価格は間違っていると…。
途端に…船井電機は株価修正を始めました。たぶん、今は株価がまだ安いですが…ここからが本番の可能性があります。カタルは下値に買いを用いましたが、残念ながら指値が厳しいのか…全く買えませんでした。在庫は、どんどん減っています。
本日はロコンドも買いを入れ、寄り値で1000株だけ買いました。下値にも買いを入れましたが、あまりに急激な下げ(2100円割れ)で「イナゴ族」の対応に追いつきませんでした。馬鹿な奴です。相場が見えないようです。
市場を丹念に見てください。そうすれば…自ずと次に上がる銘柄が見えてきます。シンニッタンは保守的なお金持ちの銘柄ですが…もっと保守的なら三菱UFJと野村証券だけで充分です。これに東芝を加えて、日本村社会の「変化」を楽しむのも、アリです。
市場には、いろんな選択肢が存在します。ハイテクの好きな人は村田製作とソニーなどをみて置かれると良いでしょう。カタルは前も述べましたが、まだナスダックが下値を叩いたかどうか…確信を持てません。やはり一度、米国債は、2%を確かめると思っています。その時のパウエルの対応が上手ければ…まだまだ相場は楽しめます。
たぶん…5月上旬までは、「強気の対処」で大丈夫だと思っています。とりあえず…船井電機と比較し、株価が出遅れている「シンニッタン」を後場寄りに皆さんと共に、もう5000株だけ買ってみましょう。ただ高くなれば当然のことですが、カタルは売りますよ。皆さんも高くなったら追うのは止めましょう。銘柄など…いくらでもご用意します。ですが…何れは500円台復帰の株です。
ロコンドも面白い場面です。相場の行く末を占う場面です。ハイテクの村田やソニーと共に…そろそろ注視する場面になって来ました。
事前に自分が観察してないと…次の相場に付いて行くことが出来ません。だから本当は打診買いをして、その感覚を磨きます。本当は観察銘柄でも、毎日、売り買いに参加するのが一番、確かです。
実践を通じて…相場の感覚を、常に確かめてないと相場が見えないのです。確か…ロコンドは大きく下げた後(2100円割れ)に、直ぐに2150円で5000株の買いものが用いられ、それも…一旦、売られました。しかし今は、寄り値を上回る2170円に2800株の買い物が入っています。
こういう板の感覚が理解できるようになれば…証券マンも自然に手数料が上がります。今の相場で月額1000万円程度の手数料が出来ないようじゃ…所詮、自分の努力が足りないのでしょう。今は、非常にいい相場です。馬鹿でも儲かる相場なのです。
先ずは、後場寄りに100株だけで良いから…「シンニッタン」(6319)を、カタルと共に買って…何故、カタルがこの銘柄を選択したか? その意図を探ると良いのでしょう。たった…3万円の資金です。それでは…また明日。