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いつも思っていたのですが…日本人の清貧思想の「ネガティブ体質」は変わりません。日本国債の格下げではなく、米国債の話で…昨日の日経平均株価は2.3%近い大幅下落でした。しかし…肝心の本家本元の米国のNYダウの値下がりは1%に届かない0.98%です。まぁ、S&P500は1.38%でナスダックは2.17%ですから、それなりに影響を受けています。

今回の「格付け会社」フィッチ・レーティングスによる米国債のAAAからAAプラスの引き下げは、株式市場にとって、良いタイミングでした。パチパチパチ…。

正直な話…あまりの「上方乖離」に戸惑っていました。これでないと…相場が持ちません。適度に、相場は「休まない」と駄目なのです。最近の相場を観ていると「一方通行」のイメージを抱いていました。たぶん…ネット時代になって、情報の伝達スピードが上がり…株価判断の「目先化」、つまり「短期判断が優先された」結果、時間軸の概念が、とっても…短くなっているように感じています。

昨日、話したように…「金持ち」時間と「貧乏人」時間では、時間の感覚が、まるで違います。

隣の浜ちゃんの顧客が「マンションを、二つ、買ってきた」と言ったので、てっきり高くても2億円程度の話だと思っていたのですが、その顧客は、なんと…投資用に2棟、買ったのです。おなじ「二つ」でも…「部屋」と「棟」では、まるで意味が違います。まるで…貧乏人と金持ちの話は噛み合いません。この話に似ています。

良い事例がバフェットでしょうか?

彼は、今でも「コカ・コーラ」を持ち続けていると思います。投資のスパン(期間)も5年以上では…ないかな? お金持ちは、株を拾うのも、時間をかけます。自分が動く…と「相場が動く」からです。上手に下値で株を集めようとしても、かなり時間を要するものです。なかなか…下値は買えません。この時間軸の感覚の把握が、現在の「カタルの課題」です。

お船の「過去の利益」の話し、チタンや認知症の薬など…「未来の利益」の話し、どちらを課題に選択するか?

「トヨタ」(7203) の日足推移

この話と、昨日、逆風の中で大幅高した「トヨタ」(7203)の1兆円(4‐6月期)の営業利益の話は似ています。カタルが、中国の動向を伝えたのは「未来のトヨタ」に対する不安です。しかし今、発表されている利益は、コロナ禍の反動である、溜まった受注の消化が、半導体の供給が円滑になったので、改善されていますから、目先の車はみんな…「良い数字」です。

しかし「トヨタ」の青(200日線)の傾きは、ようやく…上昇方向に転換をしました。今は乖離が高いので、目先をやる人には、面白いですが…証券マンが、顧客に株を薦めるタイミングの株ではないでしょう。

「ニデック」(6594) の日足推移

先日来、紹介している「ニデック」(6594)の株価も、「電動アスクル」の投資の力を入れており…トヨタの未来の利益より、未来のニデックは、明るいと思っております。株価の天井はトヨタより、「ずっと高い」と思っています。しかし残念ながら、まだまだ時間が掛かると思っているのです。

その為に、カタルは7000円割れから「ニデック」の株価に注目をしていましたが…今回は「パス」をしました。かなり大きな会社ですから…そんなに少ない資金で、どんどん…株価が上がるとは思っていません。故に…また200日線に「接近する」と考えているのです。

同じ下値でも200日線の傾きに、「注意を払って」…時間軸を読まないとなりませんよ。こんな事はチャートの「イロハ」…です。

かなりの研鑽を積んでも…「チャート論」だけで、株式投資は上手く行きません。テクニカルアナリスト様で、「金持ちに成った」事例を、聞いたことがないからです。皆…「罫線(チャート)書き、書き、足を出し…」と言う諺がある程です。

こんな事は…常識なのです。移動平均線のそれも…長期のものの「傾き」が重要です。株価トレンドに逆らった行動は、かなりの「資金」と「時間」が必要になります。目先を、やるか…どの程度の投資を考えているか? みんな目的は違いますから、その違いを自分なりに考えて…確りした「把握」が必要になります。

昨日、株を買った「野村証券」(8604)の投資は、今年の年末年始から来年の相場を考えています。ここから、バンバン…株を買うのです。

ようやく…日銀様は「YCCの軌道修正」です。この「繋がり」が見えないようでは…株式投資では、なかなか…難しいのでしょう。本日は540円の買い指値で、野村証券が買えました。嬉しいな。

「日本製鉄」(5401) の日足推移

昨日、日経平均株価は大幅安をしていましたが…カタルが掲げる銘柄は、何れも…堅調でした。その理由は「仕手材料株」の選択だからです。

ただ…「指数銘柄」も、意外に強いなぁ~と思っています。そうして…ここからの注目点は、「日本製鉄」(5401)を、何故、気にして何度も採り上げていたか? この話を昨日するのを忘れていました。これは株式相場の基本ですから、証券マンの人は、良く理解しないとなりません。循環株物色の話ですが…このような動きを観れば…日経平均株価の大幅安は、全くありません。でも調整は必要です。

既に「名目時代」の株式相場を知っている人は、現役には存在しないでしょう。34年間という歳月は、そういう時代です。カタルだって、バブル期の相場の記憶はアヤフヤです。やはり…来ています。大阪チタンの話です。本日の寄り値の3635円で200株だけですが、別口座で買っています。短期口座でも買いたかったのですが…枠がなかったのです。そこで利食い出来る株をパラパラ売って、慌てて3635円で買い指値を入れましたが、今のところはこの追加の買いの分は買えていません。

やはり「メルカリ」(4385)は、仕掛け人が「下手糞」に感じます。折角のチャンスですが…カタルの趣味に合いませんから、一旦、撤退をします。

もっと株価を下に振れば…「良い」と思うのですよ。株価を上下に揺さぶらないから…提灯の存在が邪魔になります。それに、今はコンピュタによる短期の目先売買の「高速取引」が大きなウェートを占めていますから、その動きを利用しないとなりません。

でも…大阪チタンは合格点かな? ハイ、寄り値の3635円、200株が買えました。買いたい株は、山ほどあれど…肝心の金はなし。トホホのカタル君です。

名目時代の相場の話しでした。名目時代は常に上がる株が存在していました。相場が悪い時は「仕手材料株」の一本釣りです。エーザイや大阪チタンはこの部類ですね。テーマ株とは少し違います。

三菱UFJ(8306)の日足推移

そうして本日のレポートの主題ですが…調整を終えた株が、再び高値を取り始めるのです。その話が日本製鉄です。これを「循環物色」と言います。この株は三菱UFJと、ほぼ同じ…「株価波動」で動いていますが、三菱UFJの方が需給動向で参加者が多いのでしょう。金利上昇に恩恵を受けます。

一方、同じ割安株ですが、日本製鉄はどちらかと言えば…「構造改革」組です。「日立」(6501)のような面を持ち合わせています。非常に大きな会社なので…かなりの時間を要するのでしょう。徐々に株価が水準訂正をしていくのでしょう。でも、まだまだ…割安です。しかし乖離が大きく開くと…やはり「乖離調整」が必要になり、時間軸で待たされます。その様子を見てください。

通常は、前の高値をとっても…このクラスの銘柄になると、スンナリ…行け行けドンドン…「高値追い」をすることはありません。必ず、高値圏でも小さな「保ち合い場面」を形成します。この形が、通常は「右肩上がり」の下値切り上げになります。

何度も話しています。

最近では「ルネサスエレク」(6723)の1900円で株を買った場面です。同じように「メルカリ」(4385)もそうだったのですが…「仕掛け人」の力量不足もあるのか…。時期が早いために、「上手く」育ちませんでした。カタルのイメージとは違うから、全部、一旦売りました。

もともと…カタルは新興株では「ジェイドG」(3558)を買っていますから、此方の持ち株が増えています。本日も1660円だったかな? そこを買っています。更に1650円にも500株だけですが買いを用いました。

日本市場は、「米国債の格下げ」を観ても分かるように…基本的に米国人と日本人の現在の性格は大きく違います。米国はポジティブ人間ですが、日本人はネガティブ人間です。

34年間も、間違った政策を続けて…政府が実質経済を日本人に押し付けて…「締め付けています」から…人間の性格も変わったのでしょう。だから時間が掛かります。大きな時代変化の「黎明期」の印象を持っています。

カタルの性格は「果敢に挑戦をする」のを信条にしています。

「ナ・デックス」(7435) の日足推移

このギャップです。可能性があるなら、たとえ僅かな「チャンス」でも、それに賭ける性格です。この辺りの性格を理解しないと皆さんは駄目です。だからこのレポートを、一般の読者は「割り引いて」…理解しないとなりません。日本製鉄の割安株が上がるという事は…お正月のお年玉銘柄の「ナ・デックス」(7435)の株価も騰がるでしょう。同じことですね。

今の相場は、なかなか、スンナリ…動きませんよ。ジェイドGを観察すれば分かります。これほどの内容で、5億円もの自社株買いですが相場は「一人旅」です。

やはり…600億円の自社株買いを発表した川船は来ていますね。このお船の相場で、カタルは散々…「低PERの謎」を語っていました。この時間軸の感覚の「ズレ」が、イライラ…します。株価波動の転換期と言うのは、エネルギーが必要なのです。簡単に軌道に乗りません。でも時間の経過で、だんだん…カタルが「事前告知」している通りになります。川船はその事例の一つに過ぎません。

最初は「商船三井」(9104)などを買っていましたが、何故、途中で「川船」(9107)に切り替えたか? 今では、もう直ぐ「1000円の株価の差」が生じます。それでも川船の一株純資産は6128円なのです。本当に…こんな市場に誰がした? 

馬鹿が上に居ると、末端の人間は苦労をします。サラリーマンの悲哀と同じです。

「エーザイ」 (4523)の日足推移

「エーザイ」も来そうですね。あのまま株価が上がらずに…一度、乖離を埋めてからの「出直り」相場ですから、「相場の腰」が強くなります。

メルカリも一度、下に株価を振って…提灯を「振るい落とせば」良いのでしょう。その点、大阪チタンは、諄いほど…下値圏で株価の堅さの「確かめ」をやっています。だからきっと良い相場になると今は思っています。

しかし既に期日が近いから、実質的なクロスを実施しています。昨日は神業でしたね。3700円売りの3650円の買いです。本日は買いから入っています。何しろ…30%ギリギリで頑張っていますから、余裕がないのです。トホホ…皆さんはカタルの真似をせずに…ノンビリやりましょう。

「野村証券」(8604)の日足推移

小型株を嫌いな人は、野村証券をこの水準から75日線を目途にして、どんどん買いましょう。この株なら100万株程度は簡単に玉が揃います。5億円です。この5億が来年は10億円です。

大阪チタン(5726)の日足推移

株式投資なんかそんなに難しくはありません。難しいのは自分の力量の把握です。多くの人は下がった株を買わないことです。この大阪チタンは3635円で株を買って、もう直ぐ期日ですね。でも下値は2580円でした。そこで「買うユトリ」を持たないと駄目なのです。もしカタルが貧乏人でなければ…今ごろはウハウハです。でも未だに評価損が…少し減りましたが、それでも195万円もあるから、「如何に相場が下手か」が…分かります。まぁ…世の中は、「どうにか…なるさぁ~」なのです。それでは…また明日。



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