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本日のこちらのレポートは、今の「懸念材料」を並べたようなニュースです。特にカタルが関心を持ったのは…コロナ禍の過剰資金供給の弊害である話です。

「ここ2年間、米消費者は高水準のインフレに直面しながらも支出を続けるために、パンデミック期に積み上げた2兆ドル(約291兆円)以上の貯蓄を取り崩してきた。これは、米連邦準備制度がここ40年で最も速いペースで利上げを行う中でも、同国経済が前進することにつながった。」となっています。

果たして、昨日書いた「自然利子率」のレポートは、「潜在成長率」の話ですが…AI革命の恩恵を受けた成長なのかどうか…。今は、ここが見えない部分です。今のところは…既存のこれから「金利低下になるシナリオの確率が高い」と思っています。

このレポートにもある「米経済の景気後退入りが近いと確信し、今年米国債を積み増すという大胆な賭けに出た世界有数の資産運用担当者らがいる。」と言う部分に近いのが…カタルの主張です。

しかし、この文章のように、カタルは、そんなに強気ではなく、金利が下がっても1回か…2回程度のもので、米国金利は大きく下がらないと言う見方です。多少の影響を受けるのでしょうが、米国経済はAI革命の恩恵を受けて、「新しいステージ」に入るのだろうと思っているのです。

日本株は米国株と違い、基本的に34年目に…「目覚める」新鮮味の溢れる市場で…しかも割安圏の株価です。指数が上がっていると言っても、まだまだ…「PBR1倍以下」の買収価格以下に、株価は放置されています。

カタルは最高裁の「ブルドック」(2804)「東京機械」(6335)の判例を批判し続けてきたのは、最高裁の市場原理を無視した「村社会の判決」です。

本来はメディアが批判をすべきですが、日経新聞は村社会の体質ですから、その手の報道をしません。異常な事なのです。

日本国内で…日銀が発行した日銀券を利用して、使う人により、「色分けをする判決」は、平等に反します。こんな恣意的な運用をされたら、世界は、「日本は異質な国」として観て、中国、北朝鮮、ロシアなどと「同じカラー」になります。曲がりなりにも、市場経済ルールを重視する国なら…同じお金ですから、買収する側のファンドの言い分を認めるべきでしょう。

ただ本日の日経新聞にあるように…国の指針として、「株式投資への理解度」が増してきます。カタルは当初、岸田政権を批判しましたが、株価が上がるなら…カタルは支持派に変貌します。基本的にカタルは「市場原理主義者」です。市場の下す判断が、常に正しいと考える派閥です。株価が全ての未来を…「暗示している」と思っています。

昨日は、「意外に株価は下がらずに」…「再び株価が上昇する」可能性として、指数銘柄や循環買い物色に移行した「日本製鉄」(5401)の株価を観ました。この話は覚えていますよね。

本日は「此方の報道」を発見しました。カタルが食えない時代に、転職を決意して…その下準備として企業訪問を実施しました。およそ…日本を代表する企業30社ほどを回り、それぞれの部署の長に会ったのです。

「ソニー」(6758)の面会相手は、C広報担当部長です。ソニーは日本で一番進んでいると思っていましたから、最初に訪問をした企業です。しかし彼から出た言葉は、意外にも…「村社会の発言」です。「他社の動向はどうでしょう?」と言う「周りを気にする発言」でした。天下のソニーの…しかも部長職の発言ですよ。驚くでしょう。その後…ソニーは経営が悪化して、駄目になりますが、先人が残した資産があり、立て直しが効きました。

本日、紹介するのは、あれは御茶ノ水に在った「日立」(6501)の本社を訪問しました。IRの担当部署がなく、社長室長に面会したのです。その発言にまた驚きます。

「日立」(6501)の 業績推移

「我が社の社風は、変わらないことをモットーにしている」というような発言でした。これには驚きました。変化を拒むのです。その社是を掲げていた日立は、非常に大きな会社ですから、ここ10年ほどかけて…「日立建機」や「日立化成」を外部に売却して、総資産経営からROE経営に変身をしました。その業績と株価推移を掲げておきましょう。先ずは利益率を重視して構造改革に着手します。

「日立」(6501)の 日足推移

つまり…失われた34年でも、その中で頑張っている企業もあるのです。そうして、その流れが定着し始めています。

「日本製鉄」(5401)の橋本さんは、取引相手の「トヨタ」(7203)に訴訟で挑むのですよ。これは完全に「村社会論」ではなく、「市場原理に目覚めたROE経営」です。しかし日本製鉄は、日立と同様に非常に大きな会社なので…構造改革には、日立同様に長い時間を要します。でも確実に日本は変わっています。先日、紹介した「みずほ銀行」の函館支店を札幌支店に併合させるのは驚きましたが…それ程…みんな一所懸命に頑張って来たという事でしょう。

だから日本株は世界市場で一番、輝く…市場です。もう馬鹿だけですよ。このような社会現象を否定して「株価は下がる」と言うバカの発言は、もう無視をしましょう。

日本は間違いなく…「新しいステージ」に入りました。政府が「資産運用立国」を目指しているのに…株価が下がると思うのは狂った発想です。株価は、国策によって動きます。金融政策を実行する日銀様がETFを買い始めており、それを批判する輩は、カタル以上の馬鹿なのです。

だから…そろそろ資産投資の雄である「野村証券」(8604)の出番がやって来ます。

資産投資と言えば、不動産に、株式です。このセクターに加えてお金が動きますから、金融ですね。そうです。株式相場の「金融相場」の3点セットの金融・証券・不動産株を買って置けば…誰もが「インフレに負けない」金融所得を得ることが出来るのでしょう。株式投資の原点です。

この3つの業種から自分が気に入った株を探して買い続けるなら、やがて億万長者です。ただ目先が見えないだけの話です。たった…たぶん一か月程度の時間軸だろうと思っていますが、カタルはこれ以上無理を出来ませんから、安全を見積もってリスクヘッジに動きました。保険料は高いのですが、貧乏人故に仕方ありません。

通常は、「切れるはずの売り物」が切れなかったので…「手替わり」が進んでいるのかもしれません。この辺りは、売っている連中の心を、知らないと相場は見えません。ただ先週の100万株程度の出来高が在ったので…次の株価上昇は「メルカリ」(4385)のような「もたつきはなく」…スムーズな値上がりを示すと思っています。

カタルが、皆さんに先行して「生贄」を捧げましたから、神様はお怒りを鎮めるのでしょう。本日のジェイドGの株価は、金曜日の1675円を超えて、今は1682円です。今のところの出来高は29600株です。これが「通常の小型現物株の出来高」に戻ったようです。たぶん…先週はどっかのファンドの利食いでしょう。でも、もともと…そんなに持っていませんから、売る人が売れば…あとは悪抜けです。ノンビリ構えましょうね。

相場と言うのは、完璧に読めるものではありません。

故に、常に「己の力量」と相談をしながら…進まねばなりません。今、しばらくは周りの環境は「ネガティブな話題」ばかりでしょう。しかし日本株はそれを跳ね返すと思っていますが、そんな相場観より、自分自身の力量把握が優先されます。皆様も決して無理をしない投資をしましょう。

いつも相場の見所を紹介しています。故にカタルレポートだけを「毎日読めば」…日経新聞より正確だろうと思っています。

野村証券(8604)の 板状況(9:45)

小型株は変動率が激しく、大型株はマイルドです。野村証券(8604)の現在の板は、こんな感じですが、断続的に「売り」を繰り返すなら100万株程度は、直ぐに消化します。買いの場合も慌てないでも…株価を変動させることなく100万程度の玉は、直ぐに揃います。でもジェイドGは駄目ですよ。10万株を買うだけで…株価が大きく変動します。自分がどのリスクを取るか? こんな事は「株式投資のイロハ」の…最初の段階の話です。

故に…今、株を買っている海外投資家は、先導者の一番手のグループです。

最初に先物で株を買いました。それから…それを徐々に現物株に変化させています。だから意外に「大型株中心」に25日線ラインの株価で落ち着いています。継続的な買いが入るのでしょう。その確認作業です。これを裏付けることが必要になります。その為には観察期間が必要なのです。

大きなお金を運用する程…大きく動けません。だから、株価が下値圏の場合は1年程度、下値での持ち合いを形成する場合があります。皆さんの運用額が小銭ですから…目先の変動を望みます。そんな時は、「仕方がないから」高値圏にある人気株を選択するしかありません。

しかし…ブラックロックなどの大きなお金の場合、野村証券のようにノンビリ玉を拾い集めます。1000万株など…子供の遊びです。個人投資家でも、下値圏で、株を数百万株集まる場合は数年を要する場合もあります。

要するに投資家の力量により、「投資戦略」は変わるわけです。皆さんの多くは自分の価値観で、株価を判断しますが…世の中は広いのです。その総意が、株価になって現れます。

カタルは読者の皆さんには、ノンビリとした…配当利回り投資で…時間の推移を待とうと述べています。それでも「三菱UFJ」(8306)は、約2倍になりました。通常はこんなものです。でもこの株価もまだ変化の途上です。時間軸をもう半年、いや1年か2年先に延ばすなら…株価は2000円台になる可能性があります。でも今はその程度でしょう。

むしろ「アルケゴス」でケチが付いた「野村証券」の方が有望だろうと思っています。もともと証券株は変動率が、激しい株です。収益はあっという間に変化をします。まぁ…ノンビリやりましょう。そんな事で、本日はこの辺でお終いです。

全体は228円高ですね。「ルネサスエレク」(6723)は5円安で「アドバンテスト」(6857)は高く…220円高の18700円です。それぞれ…指標銘柄は自分が持ってなくても、株価の推移程度は「頭の中」に入れておきましょう。それでは…また明日。



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