カタルが「日本株」に、強気の一番の理由は日本の「構造改革」の進展です。トランプ関税より「勝る」と、前から考えていました。今回の関税交渉は、一旦は「山場」を越えますが、トランプ大統領の性格からして…まだ「疑心暗鬼」の部分が、多く残ります。
カタル自身は一般のメディアから比較するなら…トランプ政策を「好意的」に解釈して…「良い面」を観ようとしています。でも、人間としては「大嫌い」の部類の人間です。自分の言動をコロコロ…変える奴は、信用に値しません。むしろ、嫌いな…部類の人間です。
カタルはヤクザ稼業でも、筋を通す…「仁侠」の世界が、好きな人間です。自分の言動に「責任」を持とうと努力をしますが、相手は相場ですから、「未来図の予想」は、どうしても変化します。だから…こんな商売は、早く辞めたいと願っています。しかし現実の生活が、やはり「優先」されます。かみさんは、我儘な性格です。仕方ありません。
さて今日の日経新聞の此方の報道が「正しい観方」なのでしょう。特に「最後の部分」です。
「日本政府は資産運用立国を成長戦略に据える。香港やシンガポールといった有力な金融ハブが近くに存在するなかで戦略実現は可能か。」と言う問いに対し…
「日本の成長を妨げてきた要因の一つは同質性だ。米国は長年移民を受け入れ、多様性から恩恵を受けてきた。私の祖父母も米国生まれではない。日本は積極的な移民政策を採用していないが(門戸を開けば)新たなアイデアや技術革新の恩恵を受けるだろう。高齢化社会という社会課題への対応にも役立つ」
「一方、経済的な格差が比較的小さい日本は、結束力の強い社会を保ってきた。移民の流入は新たな問題を生じさせる可能性がある。完璧な答えなどない。日本が国際的な金融ハブとしての立ち位置を望むのなら、社会のあり方に変化を加える必要がある」
カタルは弱者も切り捨てる勇気を持って…村社会論から合理的なグローバル基準を素直に受け入れるべきだと思っています。市場原理の「浸透」です。だから安倍さんの最大の功績は「スチュワードシップコード」の導入でしょう。
つまり…機関投資家が「責任ある機関投資家」として、投資先企業の持続的な成長を促し、顧客・受益者の中長期的な投資リターンの拡大を図るために、投資先企業との建設的な対話や議決権行使などを通じて果たすべき責任を定めた行動規範のことです。

企業は合理的な選択をしろと言う事です。だから日本人は株を売っていますが、最近の海外投資家は 、世界のお金を、実際に…日本に流しています。先物からの誘導が消えていますから「裁定買い残」は増えていませんが、実際の日本株を「実弾で」買い続けているのでしょう。
「エヌビディア」も「マイクロソフト」も、その時価総額は4兆ドル(150円なら600兆円)を超えるのです。日本のトヨタの時価総額は、いくらですか? たった43兆円です。「桁」が違う…話です。米国の「大人の株」を少しだけ売れば…子供の日本株を「丸ごと」買える金額です。現実の落差を実感しましょう。

その為には合理的な判断を、日本にも「定着させる」必要があります。偶然に見える少数与党の立場は、「政策論議」が盛んになるのでしょう。だから政策は「合理的な解釈」に傾きます。
本来、原発の責任を「東電」に押し付けるなら…「東京電力」は「倒産」させるべきです。何故、今でも株式が存続するのでしょう。全く…不思議な国ですよ。

まして…他の電力会社は、東北大震災の責任がないのに、今でも…他の電力会社がその「負担金」を払い続けています。チャットGTPに聞くと…「関電」の場合の負担率は20.43%で…負担金額は397億円、賠償負担金分が146億円で過去分は252億円だそうです。令和6年度の分です。
おかしいでしょう。だからカタルはあの時に、「原発事故」は自然災害で…「東電には責任がない」と述べたのです。それを菅直人は、原発委員会の責任を「あいまい」のまま…処理して、東電の民間企業に、その責任を背負わせました。
しかし、もともと資金がないから「国の税金」で、負担金が支払われています。これが…みんなで支える「村社会論」の本質です。合理的な判断ではない「一例」です。責任を「曖昧」にするから、問題の焦点がボケます。
日本の仕組みは、全てにおいて…そうなのです。だから分かりやすく…「聖徳太子」が述べたと言われる…「和を以て貴しとなす」と言う文言で、皆さんに説明しています。
本日の日経新聞で紹介されている「ハワード・マークス氏」の主張の通りです。彼の感覚が市場原理主義です。それを「メディア」を使って…政策官僚は「自分達の立場」を守ろうとします。「東電」の原発問題はその一例にすぎません。
皆さんは、あまりに「メディアの嘘」に染まっている現実から、目を背けています。自分の頭で物事を考えません。だから株式投資を通じて、真実を「理解」しましょう。そうして…35年もかけて、新しい考え方の「ルール」が、これから確立されます。
実質経済から名目経済に、すんなり移行しない理由の一つが、既得権力者の「我儘」を認める…制度の是正です。35年間の「失われた時代」の実験は、もう結果が判明したのです。だから米国から世界に、「資金移動」が起こる時に、日本の「構造改革」が生まれるのです。

「トヨタグループ」の持ち合い株式の解消は、そういう事ですよ。その中で…2年以上も前から、カタルは「デンソー」(6902)の構造改革を、皆さんに伝え…準備をして来ました。ここから「数年間の構造改革の流れ」に乗る…株式投資だと言う事です。だから2000円以下は「何処でも買い場」だと…半年間も言い続けています。何故、年初から、嫌、昨年からデンソーの話を、何回もレポートで紹介をしているか? 皆さんは、確りした…デッサンが、自分の心の中で、出来ていますか?
カタルは、何回も…「年金生活」の老人から、「働く若者」に所得の移転が起きる…と伝えていた言葉の意味を正しく理解していますか?

正しく理解しているなら「野村証券」(8604)の株だけを「買い増し」しても…十分な成果を得られるでしょう。それを「競馬や競輪の」ような感覚で、囃す…連中ばかりです。経済活動の意味を、ちゃんと理解しているなら、物価が少し上がった程度では、慌てません。
カタルはコメの価格が2倍になったと、世間は騒ぎますが…論理的な背景を説明したら、僅か…年率で2%の上昇なのです。もう馬鹿メディアの「先導」に踊り…国民民主党や参政党が、どう…このチャンスを活かすか…。ノンビリ…相場を観ていれば、良いのです。
カタルは「少数与党」になり…合理的な判断が優先されるなら、日本は良くなると思っています。今回の国会の議論を観れば…103万円の壁は、明らかに「おかしな制度」なのです。ガソリン税も、同じです。しかし…その税金などは、既に他に転用されています。
正論を語るなら、「消費税」をドンドン…上げなくてはなりません。ところが、国民民主も、参政党も…その「いい加減さ」が分かります。立憲民主は、幾分、まともに見えます。でも国民の支持は、伸びませんでした。
カタルは市場を通じて…もっと日本の「国の在り方」を考えて…欲しいと思っています。株式投資は「博打の面」も備えていますが、基本は、論理的な経済活動の一環です。正しい株価を決めて…正しい所に「資金を流す」場です。今回の会員レポートでは、論理的な株価の解説を含め…最近のカタルが実験している「模様」を解説しました。
分からない部分は、スルーをして…時間の経過を積めば、その内、理解できるようになるのでしょう。ある意味で、金曜日の米国株の乱調は、「チャンス」になります。
カタルはこう述べています。相場が「名目経済」に傾いて…歩んでいるなら、調整は値幅ではなく、もっと強い…「時間調整」になります。だから…上昇波動は、どちらかと言えば、チンタラした「値動き」です。僅か…1%程度の上下を、繰り返して…「緩やかな」株価上昇になっています。
当初から疑問の…「船株の謎」を、何故、何回も採り上げて説明を続けているか?
その真意が理解できる人が、読者のなかに、何人いるでしょう。何回も説明をしても…人間は「勝手な動物」ですから、自分が「都合」が良いように…解釈します。同じレポートでも読者、それぞれが、勝手に解釈を加え…加工しますから、色んな意味に変わります。捉え方は「様々」なのです。
だから一番大切な部分である、「力量」問題を、何回も、何回も…耳が痛くなるほど指摘しています。自分自身が、確立された投資が出来るなら、今の相場でも「薔薇色」相場に見えます。
金曜日の雇用統計を受けた…月曜日の相場は、逆に「チャンス」かも…しれません。人生は「塞翁が馬」と言います。どんな結果も、その場面を「楽しんで」生きるなら、楽しい人生なのです。心に…「ユトリ」を持って、相場に臨みましょう。カタル自身は、安い所を買えるチャンスに…今の気持ちは「ワクワク」しています。また…明日。
会員の方は、「新しい原稿を」アップしてあります。抜けていた…短期運用の口座の成績も追加表示してあります。是非、お読みください。内容に疑問があるなら、お気軽に質問メールをくださいね。又ね。