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かたる:心配性の日本人気質は、デフレ定着で…より一層、ひどくなったように感じています。本日の日経新聞の7面のFTの紹介記事はFBIとの確執を思わせる酷い内容です。NY市場のチャートを見ると…下値模索を続けており弱い場面です。今月中旬頃の世界経済の回復からの需要の盛り上がりなど…どこ吹く風です。弱気が市場を席巻している様に見えます。

NYダウ平均株価の推移

 

ここに来て指数はトランプ誕生で生まれた期待から生じた、乖離問題を急激に修正し始めています。トランプ氏の本格的な政策稼働は夏から秋と観られ…規制緩和などの結果が分かるのは、それから…のようです。つまり…オバマレガシー(金融規制克服論)と、新たな規制緩和相場の綱引き状態なのでしょう。

カタルは…一部にあるヘッジファンドが述べている悲観論ではありません。何故なら、トランプ政権が誕生しなくても、既に市場は、これまでの量的緩和効果などが効いており、金融規制克服論に傾いていた為です。所謂、オバマレガシーです。前政権の政策効果が、しばらく続くからです。よって…世界経済は、すこぶる好調です。EUもインフレ率が高まり、日本も物価上昇の過程にあります。仮に…ゴタゴタ続きになっても、政権交代になるとしても、本物のガラ相場は、もっと…ずっと後でしょう。

逆に今回の件で…政権内部の緊張感から、規制緩和などが、一気に進むかもしれませんからね。日本人の気質からして、米国待ちになるのでしょうが…悲観はしていません。これから増額修正も、頻発しますからね。何しろ、時代は…IoT時代なのです。このインダストリー4.0時代と言うか、クラウド環境を利用した未来社会の構築スピード争いですね。スマートコミュニティーの確立が求められます。

早ければ…今週にも、長くても来月中には、相場は新しい動きに入ると思っています。日本は兎に角、人手不足が続きます。失業率の3%割れ時代が定着し、長かったデフレ状態から脱却が、徐々に加速します。何しろ、深い「流動性の罠」と言うギャップなので、直ぐに相場が反応しませんね。「始めチョロチョロ、なかパッパ…」との印象です。だから本格化するまで、今の政策を維持しなくてはなりません。日銀さんは、福井時代に大きな間違いをしていますから、今回は大丈夫でしょう。此方の数字を見て下さい。

アウトソーシングの業績推移

 

此方はアウトソーシング(2427)と言う企業の業績推移です。(資料は、会社四季報のものを使用しました。) 分かりますか? この業績数字の推移が、失業率3%割れになる実態を表しています。この会社は、工場などに人材を派遣する請負会社の業績推移です。兎に角、儲かりますね。アウトソーシングは、実際に人を派遣するのですが…この人材派遣をせずにクラウド上で処理するのが、カタルが熱心に…力を入れている「クラウドワークス」(3900)と言う会社です。

どちらが…変化率が髙いかは、容易に想像がつきます。何しろ、クラウド上の処理なのですね。ある意味、無限の需要に応対できます。問題は、このフリーランサーと言う人材確保です。今は日本だけの対応でしょうが…ネットは世界に繋がっており、コンピュタ上の言語のプログラミングは、世界共通言語です。何故、赤字の会社を4ケタに買い上げるのか? この背景が、分かりますか?

最後は経営者の力量がモノを言いますが…外部環境は、抜群の追い風です。何しろ、この手の商売で上場している会社の中では、一番手なのです。だから日経新聞などに、何度も紹介される訳です。通常、このクラスの会社が、日経で取り上げられることはありません。しかし…時代の背景などを考えると、カタルのこのワクワク感は広がるばかりです。

今は立ち上がりの初期だから…こんな推移でしょうが、アウトソーシングより…遙かに変化率が、髙い形態ですからね。このアウトソーシングだって、マズマズです。だって売り上げが594億円から808億円、そうして1344億円ですからね。今期予想は2130億円になっています。こんなに人を用意できるのかどうか、分かりませんが…凄い変化です。

クラウドワークスは、この形態をクラウド上で処理をしますから、もっと、高い変化率の筈です。しかも企業が、一度、利用すれば…最初は、まごつくでしょうが…どんどん習練度は高まり、積み重ねの受注に繋がります。世の中は人手不足なので、この需要は当面落ちません。社員数を増やし、増員しても、スキルの高まりから、どんどん利益率は上がる筈です。久々のワクワク感は、なかなか消えませんね。

当初、この間の下げを見て、カタルは小さな会社なので、様々な問題がある事を疑っていました。でも、今回のキュレーション問題が発覚した後に、株価が下がった局面で、ストックオプションを発行しましたね。この気持ちを裏返す…と、自分達の仕事は、好調に推移していると言う事ですね。

隠れた心配事がない事を、証明している「ストックオプション」の発行なのでしょう。だから…、新規の仕掛け人が、参入したのでしょう。今のクラウドワークスの株価は、全体安に引きずられ、4ケタを割れています。間もなく…この水準での売り物は切れます。チャートを見て下さい。次のステップは1300円台ですね。以前、カタルが2100円越えを狙って…買い増ししていた所です。そこまで、チャート上は真空地帯です。もし…読者が買うつもりなら…このような市況環境の時に、買わないと、もう買えなくなります。

だって赤字の企業の2100円越えを買うのは、かなり勇気が要ります。実際に、赤字でも売り上げの急増が確認出来れば、たとえ3000円でも更に上を追え…もっと強気に成れますが、いくら外部環境が良くても、この時代性の先読みは、あくまでも推測なのです。後は、吉田さん次第なのですね。ヤフーのように…一つの時代を創る「新しい産業の雄」と成れるか、どうか…。所詮は、経営者の手腕なのです。でもネットショッピングの三流企業の楽天でも、ソコソコに育ちました。新しい産業の雄となるなら、今の1000株の100万円が、1億円の器でしょう。楽しみです。

さてケネディクスに付いても…触れないと駄目かな? 自社株買いを終了したそうです。例の日債銀の跡地に建てられたビルが、完成したようですね。日比谷パークフロントだとか…。この母体はケネディクスではありませんが、開発から手掛けているので、利幅は大きい筈です。どの程度の持ち分かどうか…。3月期末にファンドに移行するのかどうか…それとも春にするのか分かりませんが、おそらく1―3月の収益に計上するのでしょう。

基本的に、多くのリートを抱えており、どうにでも収益は作れます。何しろ、この1年間で…、一流どころの銀座などの地価は25%程度の上昇だそうですからね。買い手も、売り手も…自由自在なのです。しかも兆円規模を大きく超える豊富な在庫を、抱えています。50や100億円などのチンケな数字など…どうでも操作できるのです。

今年はこの失業率の3%割れが定着するのでインフレになります。この動きはドンドン時間が経過すると、更に加速しますね。なにもヤマト運輸だけじゃないのです。大王製紙も王子もみんな…値上げですからね。半導体は末端価格も好調で値上げがスムーズに進んでいます。だからSUMCOの株価は下がりませんね。鉄鋼は、今、交渉中だとか…。中国の減産動向なども影響されますが、彼らも、ようやく適正利益意識が芽生えてきたようです。

何故、カタルが日経平均株価10万円の展望を語ったか? アセアンの需要がドンドン増すからですね。昭和30年代の日本が、ドンドン誕生しています。インドネシアは2億6千万人ですね。ベトナムなど…、さらに未来は…インドの改革が加速しています。GST法案の実施は、今年からです。この意味が分からないと日経新聞のFT記事などに、怯えるのですね。

金融マンは非常に優秀なのです。カタルを含め…読者が考える方向性を植え付けるぐらいは…朝飯前なのですね。何しろ…ユダヤ資本は、政権動向を簡単に操ると言います。メディアの誘導から…人々の心まで…。僕らは、そんな連中のコバンザメなのです。在りもしない影に、脅えるのではなく、賢い行動をしましょうね。それでは…また明日。

今日も1000円台を買っています。でも、まだ4ケタ割れも…買えたんですね。そろそろ始業ベルが、鳴り響く…。場の空気は、そんな印象です。何しろ、すんなりオバマケア法案が通らずに取り下げたのです。クラウドワークスにとっては…好都合な相場環境です。



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