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昨日はビックリしました。今までの相場環境が嘘のような展開になって来ました。よく憶えておいてくださいね。カタルはこう述べています。「名目時代の確立」が達成されると一度上がった株はなかなか下がらなくなります。実質時代の「失われた時代」の平成は、上がった株を空売りしていれば、必ず…元に戻されました。でも令和の名目時代は違います。乖離調整が終れば、循環論により、一度、休んだ株は、また人気になります。

その事例として今年は、まだ少し弱いのですが…ユビキタス、J・TEC、サイバーダインの仕手系の循環論をこのレポートでは述べてきました。今の所は「循環論」通りの展開になっています。何度も利用できました。ただJ・TECは医薬品になる為に、相場の季節環境が終わりに向かっています。故に、カタルは昨年まで買っていましたが、今年は利食いをして、もう手掛けていません。しかし魅力的ですが…。

でも金曜日のユビキタスの動きに見られるように「行って来い」になるようでは、ユビキタスの素質がイマイチか…内容が悪い可能性もあります。サイバーダインも現在700円台まで回復して、もう一度、高値838円を抜くか、どうかの動きになっています。

ユビキタス(3858)の日足推移

ユビキタスは200日線上まで株価は回復していますが、サイバーダインは、まだまだ遠い道のりです。しかし75日線は上昇を始めました。カタルは内容が乏しくとも838円の高値を抜くと観測して700円割れを拾っていましたね。でも既に大半の株は利食いを実行しました。 このように一度上がった株は、なかなか下がらなくなるのが名目時代の特徴の一つになります。

サイバーダイン(7779)の日足推移

 市場経済では、常に増収増益を目指し企業は淘汰されます。それも高い収益をあげる会社、売上高営業利益率の高い会社が注目されます。多くの製造業は5~10%が適性値になりますが、付加価値の高いサービスを提供している会社は30%近くの利益を上げる会社もあります。

でも製造業の中でも、例えば…ファナックの売り上げは四季報では今期の予想が6400億円で営業利益は1590億円ですから24.8%も効率化されています。だからいつも高評価の株価です。ロボットがロボットを造る無人化を目指しています。人件費が節約できますから工場を新興国に移す必要がないのです。

トヨタの売り上げは29兆5000億円予想ですが、営業利益は2兆4500億円予想になっています。つまり売上高営業利益率は8.3%です。売り上げが違うし…比較対象として相応しいかどうか分かりませんが、こうなるとPERの評価は低くなります。だってファナックとトヨタでは3倍も効率が違うからです。

トヨタの本日の株価は6940円で125円高です。一方、一株利益予想は664円ですからPERは10.5倍です。一方、ファナックの株価は21770円で一株利益は773円予想で28.2倍です。ほぼ論理的な株価水準になっていますね。トヨタはブランド価値があるし売上金額が大きいから、他の会社に比べ高い評価を得ても良いし…同じ製造業でも異業種で比べているから比較することが、おかしいとも言えます。でも基本は効率的な企業評価は高いのです。

更にここで指摘しておきたいのは…利益の質の話です。同じ利益でも一時的な利益と継続的な利益では、評価が変わることを覚えておきましょう。製造業は景気循環に業績が左右されますが、食品や医薬品は景気動向に収益は左右されません。だからディフェンシブ・ストックと呼ばれ、弱気相場での物色対象になります。

何故、カタルが昨年初めから、小野薬品に取り組んだか? あの時点で昨年は、もう「駄目相場」と位置付けていたわけです。金利が何度も引き上げられていました。 この程度の事は、一般の人は兎も角、証券マンならイロハの常識です。

でもカタルも証券マン一年生の頃は、金利が株価に与える影響も分からなかったのです。もともと勉強などしたことがなく、日銀の金融政策の意味も全く理解していませんでした。でも株で損をすれば、その内、嫌でも勉強することになります。

なんで…こんな話になったのでしょう。退屈だった人も多いでしょう。そうだ…名目時代になると、お金が市場で流れます。先駆した銘柄を利食いします。その利食い資金は出遅れ物色に回ります。その間に先駆した株は休みに入ります。今ならそうだなぁ~、アンリツなどは、その候補銘柄かな? でもカタルはアンリツに高い評価を与えていません。

本当はNECや富士通なのでしょう。でもこの会社も村論理の甘え構造です。本物なら40年間も、株価が同水準にとどまりません。嘗て98パソコンや半導体では、世界トップ水準だったのです。如何に…経営者が駄目か、分かります。

話しを戻しますが、循環論の話です。昨日辺りから物色範囲に広がりが見られます。どの株も上がって来ました。市場心理が変わっているのです。米国にどのくらい遅れているのでしょう。この株価戻りの差が、名目経済の米国と、政策が低迷している日本の違いです。 でもようやく…永い眠りから日本は、目を覚まします。もう直ぐですからね。

カタルは1989年の上京し、悪夢の平成時代を歩合生活で戦い、辛酸を味わってきました。どんなに努力しても駄目だったのです。その為に転職を決意して…その結果、このブログが誕生しています。IR活動が必要だと思っていたのです。もっと良く株の事を知れば…株式投資が一般化します。誰もが株式相場の話をする時代が、当たり前なのです。

だからトランプ氏が株価動向を観て政策を変えているのが…良く理解できます。ある意味で素晴らしい指導者かも知れません。方法論の問題なのでしょう。どの時代もそうです…株が下がる時代は、駄目な時代です。

人間の行動の源泉は「希望」です。でもメディアは、この視点が欠けています。視聴率だけの視点で動き、芸人が跋扈しています。どのテレビチャンネルもお笑い芸人ばかりの出演です。落語は好きですが…NHKまで、人気取りに動くのはどうか…と考えています。

千代化(6366)の日足推移

こんな話しは…面白くないね。昨日の日経平均採用の225の中で千代化が大幅高していました。昨日の出来高加重平均値(VWAP)は367円です。現在の株価は377-379-352-353=687万株ですから、もし相場があるとすれば…この350円前後から下は買い場になるかもしれません。このVWAPと言う考え方は重要ですよ。良く覚えておいてください。

TICK回数の考え方も重要です。昨日は9762回です。でも昨日の人気トップはオンコリンスで34839回でした。千代化は17番目でした。SUMCOは人気があり14437回でした。 人気度は出来高上位とか…上昇率で観るのではなく、商いの数、このTICK回数と言うのは、時計がカチカチと音をたてて時を刻みますが、株価も同じように商いの成立の回数で株価が創られていきます。だからTICK回数で市場の人気度を測るのが正しい見方です。

こんな常識も知らない証券マンは、世の中たくさん存在します。自分が勉強をしないから株式の手数料が上がらないのです。努力不足です。株を知るためには身銭を切って投資をする事です。 今は時効だから良いでしょうが、カタルは他人名義で信用取引を続けてきました。故に友達も一緒に参加し、損失補てんをしたこともあります。常に実践を自ら心掛けてきました。テレビのアナリストは実践経験がないから、いい加減な解説をするのです。あんな連中は素人です。だって…自分の観測が正しいならアナリストなど辞めますね。そうして実践投資をする筈です。

さて今日も与太ばかりでした。そんな訳で、賢い投資家になる為に、一緒に学ぶのが…このサイトの目的の一つでもあります。カタルは書くことで確認します。失敗したユビキタスの話も交え、ここ2、3日…話しています。今度の千代化はどうでしょう。実験の為にカタルは375円から200株ずつ5円刻みで買い下がっています。今の所は355円まで買えましたから合計で1000株を新たに買いました。でも…あまり下がるようでは…目先は駄目です。果たして相場になるかどうか。

相場環境は、まともな株より仕手性のある株に分があると思っています。サイバーダインは小さなお金、千代化は少し大きなお金と言う見方も出来ます。 今の環境は本命株をガンガンやれる環境ではないと思っています。

アンリツを休ませていますから、この株は連休明けに、再び返り咲く可能性があります。相場の組み立て論の話しです。プロは常に速度計算をしながら、取り組んでいますが、なかなかピッタリ当たるものではありません。それでは本日はこの辺で…また明日。



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