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日経平均株価はようやく22000円台に戻って来ました。しかし今はこれ以上の出来を望むのは無理な注文だろうと考えています。理由はまもなく企業業績が本格的に発表されますが、この内容は決して良いものではありません。ただ安川電機のように仕手化していると話は別です。しかし所詮、安川電機も短期間の幕間つなぎに過ぎません。

先日、カタルが会員向けレポートでZOZOを検討して、見送った形に似ています。目先は多少上がるかもしれませんが、この時期に設備投資株が、ガンガン上がる道理があるのか…どうか。既に逆日々状態になっており仕手化していますが、仕手化で大きくなるケースではありません。でもチャートの形は、一段高を支持しているようにも見えますが、もし条件が整えば…カタルは「空売り」候補として観ている株式の一つです。

本日は材料が出たサンバイオですが…米国でもヘルスケア株が下落していると言います。基本構造は、逆業績から金融相場のイメージですから、どうしても散り行く桜を観るようなイメージでしょう。でも、ひらひら舞う花びらは魅力的です。先日、オンコリンスとユビキタスを比較しましたが、同じ仕手系でも、この時期は5G絡みのようなスマート化を目指す企業に分があると考えています。だからもう少し様子を見て、ユビキタスに再チャレンジするかも知れません。

昨年10月中旬から12月の期日が到来しており、買い値まで戻っている株は多くありません。安川や東芝などのケースは珍しいのです。基本的に大幅に売り越していた外人投資家は、今の時期に戻っては来ません。やはり秋の消費税引上げ後の消費動向を観たいと言うのが人情でしょう。今は日本株より中国株に関心が向かっています。日本の政策は貧困です。躍動感がありません。

ゴーン事件もあり、あのような反逆シーンを観ると…誰もが日本株投資に二の足を踏みます。当然です。日本人の力だけで、相場を創るのは無理があります。日銀は上値を買いません。新人類の投資家層は「値動きが信条」の付和雷同組、少し株価が上がるとヤイのヤイの…、少し株が下がるとザワザワ騒ぎますが、もっと株式の事を勉強すれば、そんな気持ちは消えるのでしょう。基本は「株価位置」や「乖離」を重視して下さい。

例えば…ユビキタスにしましょうか。今、板上に見える売り物は全部で123100株あります。だから全部買えばストップ高すると思うでしょうが…違いますよ。およそ10倍以上の株を買う必要があります。株価位置により、もっと多くの株を買う必要があります。板に出ている売り物や買い物は、ほんの一部に過ぎません。

一番、強いのは「ゆっくり」やる株です。ジワジワと動く株です。少しお金があればストップ高やストップ安の演出など簡単に出来ます。でもそれを継続させるのは難しいのです。みんなの共通認識が必要です。

その共通認識とは何か? 一つは企業業績です。でも企業業績だけでは駄目です。みんなが希望を感じる将来性がないと、なかなか…評価されません。希望を感じる一番大きなものは開拓市場です。新たに産業を作る会社が出てきたら、その会社は「成長株」として大きく評価され、100倍以上に成長します。成長株投資と言うものです。

アップルやアマゾン、グーグルは新しい時代を構築しました。日本でもゲーム市場を創設した任天堂は成長株になりました。昔はたった500円台の会社でした。ゲーム&ウォッチと言うものを開発した時は、2000円前後の株価でした。ファミコンを世に出した時に、値嵩株になって行きます。最初は公募増資、その後は株式分割をして…今の株価になっています。もう40年くらいかな?カタルが新人の頃にスタートした相場です。

でも新しい産業を創るような会社は、滅多にありません。誰もが成長株投資を目指しますが、そんな会社は出てこないのです。仮に自分がそのチャンスに出会っても、直ぐに株を利食いして離れています。セブンイレブン、ヤフーなど…株を持ち続ける人は、皆無と言っても良いでしょう。

今日も与太が多くなってきました。要するに、株式を良く勉強して下さい。経済を勉強しましょう。毎日、カタルレポートを読めば、必ず、その辺の証券マンより優秀な投資家に成れます。そうしてカタルが歩んだ無駄道を省きましょう。時間の節約ができます。カタルは試行錯誤して、ようやくこの段階に来ました。でも完成ではありません。まだまだ3流域です。

安川電機の週足推移

でもカタルは、いつも事前に公言しています。本日は今の安川電機は大きく伸びないと言っています。仕手株としての取り組み妙味だけです。今の所は…。でも中国が本格化すると違いますが…。この仕手化は、ある意味で当然の帰結です。 カタルは年初から…今年は中国株を買う準備をしようと述べてきました。その通りの展開になっています。だから昨年初め、安川電機が大きく上がったような時代が、何れ来るのでしょう。でも今ではない筈です。既に乖離が高くなっています。いくら軽い安川電機でもこのまま上昇を続けることは出来ないと思っています。またいくらでも4000円割れを買うチャンスが来ます。現在の株価は4250-4305-4240-4260=163万株です。

千代化の週足推移

一方、株価位置の低い千代化は本日も下げており、昨日買えなかった350円が買えてきました。ここでは安川電機と千代化の株価位置を比較して下さい。時間を節約するなら、博打を張るしかありません。株価位置が高い人気株を手掛けることになります。でも多くの投資家は今年、儲かっていません。昨年の被害を被ったままでしょう。だから、なかなか日本株が強くなりません。

ようやく…日経225が22000円台になった事で、多少、銘柄の物色範囲が広がって来ましたが…まだまだです。この程度ではなかなか市場心理は改善しません。故にやるとすれば…仕手系株や小型株なのでしょう。連休明けに相場があるとすれば…昨日も述べたように休んでいるアンリツを中心とする5G関連なのでしょう。でもアンリツに多くを期待できないと思っています。まさか一株利益100円台をあげられる器かどうか。既存の四季報予想程度では駄目です。大きくなりません。

米国株は新高値を取る可能性が高いのですが…仮に高値を取ってもドンドン上に行けないと思っています。やはりここでも時間調整が絶対に必要になります。こんなレポートがあります。このレポートの方が、真実味があるのでしょう。世の中は様々な見方がありますから、自分で検討しないとなりません。ところが…日本人は情報がタダだと思っています。ジョージソロスはハンガリーの出身でユダヤなのです。故にナチスに殺されている運命でした。でも情報力により命が助かるのです。情報と言うのは価値が高いのです。

カタルは真の情報を求める為に、毎晩、銀座を飲み歩きたくさんの人の話しを聞きました。でも、なかなか本音など話しません。一般化している新聞や雑誌に出てない本当の情報を得るためには、毎晩20万のお金を使い…1000万単位でお金を使うのです。そんなものですね。たかが10万や20万のはした金で情報が手に入る道理がありません。

現場の実践は情報工作をするのです。新聞屋に観測記事を書かせたり…世論を誘導します。CIAの工作員のようなものです。膨大なお金がかかります。日本人は新聞、雑誌の類の記事が情報だと勘違いをしています。本当の情報の利用の仕方も分かりません。みんな仕事をしたことがないのです。仕事をやる人はゴーンのお金の使い方を理解しています。

ヤクザは金持ちを騙すために…大変なお金を使います。女も博打も…あらゆる手段を使い金持ちを翻弄します。

例えば…ゴルフです。賭けゴルフに誘い、最初は3つか4つ負けます。そうして銀行口座番号を聞いてきます。当然、普通の人は多くても3万か4万だと思うでしょう。場合によれば30万か40万かなと考えるかもしれませんが…彼らは300万、400万と振り込んできて、そうして又ゴルフに誘います。今度は本気を出します。プロ顔負けの連中が沢山います。色んな仕掛けをして金を稼ぎます。その医者は仲間に相談して、倍額の600万を振り込み返して難を逃れました。これは実話です。

プロの株の仕掛けは金額が違うので、もっと巧妙です。だから自分の価値観を育てましょう。自分が情報に接して、どう考えるか…。情報をどう使うか…自分なりに経験を積まないと株の世界で勝ち組は難しいのでしょう。故に、株価位置の話をしており、乖離の話をしています。これは絶対です。例外は、ほとんどありません。安くなったら買い、高くなったら売るのです。もっともらしい材料が市場に流れますが…株価位置には敵いません。

時間が株価を創ると思っていいのでしょう。長い期間、その株価で低迷を続けるなら、どんな悪材料が出ても…株価がしっかりしていれば、その材料は市場で消化済みです。

此処での数日の株価上昇は、売る為の戦略でしょう。買うなら来週末近くの方が良いのでしょう。大型連休前が買うチャンスだと思っています。いよいよ平成ともおさらばです。長かった実質経済の失われた時代です。新しい時代は名目時代になるのだろうと思っています。

最後に…ご連絡です。先週末までに、有料会員の手続きを終えられた方全員に、新しいパスワードを配布しております。まだ届いてない方はメールをください。宜しくお願いします。



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