08/27

かたるいやはや…娘から久々にメールが来たと思ったら「株が下がっており、大丈夫か?」とのメールでした。赤ちゃんを授かったとの報告メールならいざ知らず…、娘に心配をかけているようじゃ、情けない限りですね。株屋で一人前の数字をあげられるようになるまでも、ずいぶん時間が掛かりましたが、それでも業界で10本の指に入りましたからね。今度は、いよいよ投資家の世界で…と、挑戦は続きますが、データ集めに時間が掛かり、満足な結果を得られない有様です。困ったものです。余程の精神力の持ち主か…、自己管理が優れてないと…なかなか儲けることが出来ない世界なのです。

だって…クラウドワークスを見ても分かりますね。社名が示すように…クラウド上での仕事を支援する会社です。ある意味で人材派遣会社に似ています。マザーズ上場であり、非常にリスキーな会社です。しかも赤字なのですね。この会社の公募価格は760円です。そうして上場した昨年12月12日の初値が1316円で入りました。その日の安値は1030円ですね。出来高は684万株。そうして12月17日は2040円を付け、出来高は12217万株も出来ています。その後、少し低迷し1月28日に1988円を付けますが、ここが二番天井になり相場は下落します。そうして6月29日にサイバーエージェントに対し、ワラントを付加しての第三者割当増資(1101円)を実行して、およそ5億円を獲得します。そうして、あっという間に600円を割れるのです。サイバーエージェントは、間もなく評価損の計上を迫られます。半値以下になれば、会計上は、実損として計上し、簿価を引き下げないとなりません。大変ですね。でもサイバーには、サイバーの意図があるのでしょう。

仮に高値近辺の2000円で買っているとすれば…あっという間に1/3です。信用取引など利用していたら、確実に証拠金は飛んでいますね。まさに株式は激動の世界です。一時、市場人気を独占したFFRI(3692)などは、気を付けないとなりません。かたる眼には、4桁でも危うく見えます。それなのに…未だに1万円台の株価を維持しています。1000円で上場した後、仕掛け人たちの力量の影響で、なんと高値は18500円ですからね。いくら本業が好調でも、論理的に見合いません。まぁ、こんな世界ですから、素人は騙されやすいですね。自分で自己研さんし、自己防衛しないとなりません。

この度の混乱で…あるヘッジファンドは「空前の利益」を計上したとか…。リーマンショック時を、上回る利益だそうです。きっと…数百億単位なのでしょう。仮に安い価格でオプションなどを購入し、あるいは売却して置けばあり得ますね。ソフトバンクが、以前、騙された仕組み債、CDSのパッケージですが、一流銘柄ばかり組み合わせの中に、僅か数銘柄の危ない会社を入れ組成されます。通常、ソニーやトヨタクラスの会社は、みんな大丈夫だと思いますからね。でも金融マンは此処に罠を仕掛けます。ブラジル債などの外債販売もそうですね。絶対にあり得ない価格で、仕組みを作ります。その仕組みは確実に利益が出ますね。今なら、日経平均株価の25000円とか…。期限が年内だとしたら、誰もあり得ないと思いますね。あるいは日経平均株価の1万円割れとか…。そんなパッケージの仕組み債を作るのですね。このような金融デリバティブのCDS残高が、天文学的な数字になっていたところに、リーマンの破たんですね。

今の相場を「リーマンショック」と比較し、「上海ショック」と言うそうですが…、全く比較になりません。中国は閉鎖的な社会で、市場は開放されていません。だから元は、IMFからSDRへの参加を見送られたのです。一方、リーマンは世界の金融の仕組みを崩壊させる事態だったのです。「月とすっぽん」の違いがあるのに…市場には同等に扱う輩が多く存在します。素人の解説者が多く…困ったものですね。矛盾している解説が溢れています。フィスコなどの解説も、そうですね。耐久消費財受注が予想より好調で、NY連銀のダドリーが9月の利上げはないと言ったとか…。中国の金融政策を好感し上がったとか…滅茶苦茶な解説が多く、ネット上に溢れていますね。

確かに日本は、中国経済の影響を欧米より多く受けます。それは事実ですね。しかし今回の一連の下落は、明らかに1937年問題、1936年かな?利上げに踏み切り…1937年に大きく混乱します。そうして戦争ですね。おそらく株安の真髄は、此処でしょう。カタルが昨日、興味を惹かれたように…ダリオ氏の続報が入っていますね。FRBは、一度は利上げをするだろうが、直ぐに量的緩和を再開するだろう…との意見です。今は外人売りが主体なのですね。だから上海ではなく、NY市場の金融マンの心理が問題になります。そこで、ここ数日のNY市場の動きを見てみましょう。

NY市場の最近の動き推移
image-959

NY市場の最近の動き推移

 

カタルは金曜日のNY市場の500ドル以上の下げを見て、調整は、いよいよ終盤で来週にも…(つまり今週ですね。)底入れするとのレポートを書きました。長くても9月上旬だろうと述べていました。理由は1937年問題に端を発した下げだろうとの読みです。上海の下落は、元の引き下げが切っ掛けになり2番底に向かっています。この理由は中国からの資金の引上げですね。中国から米国に資金流出が起こっているから、流動性が不足し混乱している訳です。だから公開市場操作から公定歩合、預金準備率と立て続けに金融政策を打っています。もともとは1937年問題、米国のマネタリーベースの問題です。それを証明するようなNY市場のここ5日間の動きです。

NY連銀のダドリーの9月利上げなしの発言が、安心感を生みNY高に結びついたのでしょう。やっと、このラインに来ましたね。おそらく秋は株価が大きく戻りますね。三菱UFJの株価だけを見ていれば分かります。今日は今の所796.7円までで、25日の798.3円を超えていません。此処を抜け、更に21日の823.4円を抜けば…、おそらく大丈夫ですね。その後は、当面、横這いかも知れませんが…10月に近づき、新高値更新の可能性があります。力強く株価が上昇するかどうか…は、このラインに掛かっています。

一応、今回の下落で、指数による株価維持矛盾は消えます。どう表現したらいいか…。26週線乖離がマイナスになり、今度は25日線が上昇すると、本物志向の株価上昇になりますから、個人投資家の皆さんが、儲かる相場に変化すると思っています。ただ心配なのが12月の利上げ後の市場の反応です。今度は、ダリオ氏の予想通りなら、市場は量的緩和を要求するほど下がる訳ですからね。本格的な下落相場に入る可能性があります。でも日本株はたぶん大丈夫。理由は、次はデフレの脱却が鮮明になるからですね。ただこの予想はかなり先で、再び、日本はQE3を発動するかもしれませんね。消費増税に備え…。この辺りは現時点では不明です。

さて一部に再び、目先、下落を予想する人が居ます。これはあり得ます。しかしおそらく…かたるは、その心配はないと思っています。理由は日本の機関投資家は官製相場を実行すると考えています。故にチャンスを逃しません。それに一度は、空売りの仕掛け派も、矛を収めるタイミングです。かたるは9月のFOMCまでの賞味期間と…今回の調整期間を考えています。もう一度売り込む時間的なユトリがありませんね。もしあるとすれば…年末から年始の相場の後ですね。来年初めは警戒が必要かもしれません。

三菱UFJの4ケタ奪回の舞台は、今回の下げで整いました。準備完了ですね。716円は惜しかったね。実は、あの日(25日)も買う予定だったのです。寄り付きの717円を…、ところが、かみさんは「私、知らないわよ」と言われ、目一杯の勝負を張ることが出来ませんでした。トホホ…ユトリがないとは、この事です。かたるの自己管理の甘さですね。今回の下げは、事前に予想はしていたのです。しかし途中で買い増ししたために、肝心の時期に、買う事が出来ませんでした。株は難しいですね。相場観ではないのですね。自己管理の問題なのです。まぁ、それでも前日の779円や751円は買いましたからね。まぁ、良しです。勿論、ケネディクスも少し買いました。過去最高の持ち株になっています。トホホ…でも、相変わらず下手糞です。

実は本日もクラウドワークスを買っています。気に入っていますね。覚えている読者の人はいるかな? カタルは、以前スタートトゥデイ(3092)と言う会社に注目したことがあます。ネット上の洋服販売会社ですね。社長の前沢さんが消費者無視の発言をして2000円台の株価だったのですが、1000円を割れ安値は692円まで売られました。その後、業績が回復して…株価は先日4455円まで付けましたね。クラウドワークスは同じようなイメージを持っています。時間は2年程度かかるかもしれませんが…新高値を更新できる器の会社だと思っています。こんな時に…ポツポツと下値を拾って下さいね。最近上場した新興会社の中でピカリと光る器の会社だと思っています。サイバーエージェントは一流の仕掛け人ですね。種玉も存在しています。きっと、面白いですよ。昨日の出来高推移は、おそらく追証の投げですね。強制的にネット証券で株が処分されたような動きでした。600円に向け、何度も叩いていましたね。これで売り物が完全に消えたのです。

ただ誰も下値は何処か?などは分かりませんから、時間を置きながら下値を買いましょうね。所詮、内部者が買った株価が555円ですからね。此処は、流石に割れないでしょう。760円の公募価格以下なら…安心だと思っています。アレレ…原稿も最後になった所で…三菱UFJが798.3円を超え800円台に入りました。次は823.4円ですね。此処を超えれば、完全復活でしょう。4ケタを目指す筈です。それでは…また明日。

貧乏人は、慌てずに2週間程度、様子を見ても良いのです。株式投資は、所詮、金持ちが儲かるようになっています。ケネディクスだって…、いつかは4桁から2000円は確定しています。JTECも、007も落ち着いたら、買って置くと良いでしょうね。無理をしないように…。互いに頑張りましょうね。



amazon.co.jp 全品に拡大 無料配送キャンペーン実施中!詳細はこちらをクリック。

関連記事

  1. 2016.02.01

    2/1
  2. 2018.05.10

    5/10
  3. 2019.02.19

    2/19
  4. 2018.01.10

    1/10
  5. 2016.05.10

    5/10
  6. 2024.03.12

    3/12
2024年11月
« 10月    
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
株式投資関連の本