かたる今日は「流動性の罠」から抜け出しつつある指標を取り上げます。もう直ぐですね。日銀の量的緩和に対する疑問符が花盛りで、カタルのような人間のように、日銀が物価目標を引き下げ認可に動くから、当然、追加のQE3を求める意見もあります。あくまで「物価の2%目標を堅持しろ」と言うものですね。此処で日銀が強気に出れば、誰も日銀の本気度を疑わなくなります。そうすると、確実に金利裁定機能が動き出しますね。でも実際の銀行貸し出し動向をみると、異次元緩和を受け、我が国の金融界は確実に、デフレと言う悪夢から抜け出そうとしています。今回は2006年に次ぎ2度目ですから、確実に名目GDPを押し上げる働きになるのでしょう。本来、お金持ちは皆、頭が良いのです。カタルのような馬鹿は、お金持ちの素質がありませんね。お金がある時は、一晩に20万円も使いまくり、貧乏すると激安スーパーでお買い物です。 でもナデョナルブランドで、あんなに価格差があるなんて、本当に知らなかったのです。カタルは佃から東陽町に移り、オーケーと言うスーパーを知り、驚いたのですね。通常でNB商品の価格が、およそ10%~20%程度は、安いんじゃないかな?
お買い物では、やはり高級スーパー(佃の場合はリンコス?)より、高島屋などの百貨店の食品売り場の方が、上質のものをおいていますね。東陽町は庶民の街で、東京駅(大手町や日本橋)から、電車で15分程度でしょうか? 栄えたのは、きっと第一次の住宅ブームなのでしょうね。地下鉄の操作場がありますから、おそらく…昔は、東陽町止まりが東西線地下鉄の終点だったのでしょう。その後、東西線は浦安など千葉方面に伸び、今では西船橋まで通じています。「イキイキ」と言う激安スーパーがあり、とにかく安いのですが…良いものは手に入りません。でも価格が圧倒的に安いのです。だから、いつも混雑しています。隣の西友のスーパーはガラガラですね。まぁ、こんな話は関係ないか…。
でもね。例えば、キャベツなどの外側の葉っぱを、隣に置いてある段ボールに捨てますね。その段ボールのなかの…他人が捨てたキャベツを、持って行く人が居るのです。あぁ~、きっと年金生活が苦しくて、家計費の節約かな…なんて、考えますね。
近くで走る車の高級車は消え軽自動車が増え、こんな光景を観ると…日本人は貧乏したな…と思うのです。佃に引っ越した頃は…周りは高級車ばかりで、大衆車に乗っている自分が、みすぼらしく感じたのです。だから早く高級車を欲しく、直ぐに買いましたが…。地域により生活水準は、大きく変わりますね。米国ではピックアップ・トラックが売れているとか…。確かに統計数字を観るとトラック・バスの数字が多く、きっとあれは、このピックアップ・トラックを指すのかな?…と勝手に推測しています。2013年の乗用車は758万台に対し、トラック・バスの数字は829万台なのです。一方、米国の総生産は1106万台に対し、登録は1588万台で、この差がメキシコなどからの輸入車になるのでしょう。統計数字を見ただけで、色んなことが推察できるのです。先日の自動車販売のグラフを作る為に「日本自動車工業会」の資料に飛んだのです。一般的にはオートデータなどの資料を基にするのですが…あの資料は、有料なのかな? 昔の資料を得る為には兎に角、会員登録が必要なのですね。だから同じなので日本自動車工業会の資料を採用しました。
話しを、戻しますね。このグラフは、銀行の貸出残と前年比の伸び率ですが…。本当は信金も含めた方が良いかな?と思いましたが、自分で作成するのは面倒で、銀行だけなら日銀のサイトで、グラフまで自動的に作れますからね。まぁ、同じことなのです。故に銀行にしたのです。通常は、何故、この統計を使うかまで、話しませんが…新聞に使われているグラフなどの資料は、採用期間など含め、作為的に作られていることが多く、その為に見た目の印象が大きく変わるのです。これは実際に原稿を書いて、資料を作っている人間にしか、分からない事ですね。誰も新聞を観て、このグラフは作為的に創作されているなんて…考えませんからね。何も、時間軸だけでなく、縦軸と横軸の長さを変えただけでも受け手の印象は大きく変わります。これは事実ですよ。
賢い、投資家とは…周りの雑音に揺れない事ですね。カタルは考え方の元を示しているだけで、無料で投資アドバイザーをしている訳ではありません。誤解をしている読者が大勢います。カタルのレポートは公開していますから、どう利用されても良いのです。証券マンがカタルのレポートをコピーして、営業に使っても構いません。事実、過去に何度か、同様の実例に「出くわした」ことがあります。自分が同調するなら、どう利用されても構いません。ただし利用にあたっては自己責任でお願いします。自分がカタルを信じたから、株で損をしたなんて言う「言い訳」は通用しませんからね。選択は自由で、決断したのは自分であり、結果は自己責任ですね。こんな小学生でもわかる理屈を、何度も指摘しなくちゃ…ならないなんて、日本人はイワシ民族ですからね。
僕らの教育制度はロボット教育で、討論なんかして来ませんでしたね。いつも上からの命令で「規則だから…」の一点張りです。何故、その規則が必要になったか?この原点を考えて来ませんでした。この教育スタイルが間違っているのですね。だから揺れる今回のようなパラダイムショック(体制転換)になると…、途端に右往左往して、失われた時代が長くなるのです。原点を考えれば、分かる筈です。だってそうでしょう。国債金利が0.2%台で、株式の配当利回りが3%なら、当然、金持ちは借り入れを起こしてまでも、金利裁定を実施して、労せずに金利差を稼ぎます。プライムレートは、何パーセントでしょう。みずほ株はPBRでも1倍以下ですよ。日立の水戸などの田舎の純資産価値とは価値が違い、大手町などの都会の純資産価値なのです。この現実が長く放置される「流動性の罠」は、明らかにおかしいですね。このような清貧思想の政策は、間違っていました。故にようやく…異次元緩和からハローウィン緩和と…、しゃにむにインフレに向かっているのです。
その成果が、貸出残に現れてきましたね。ようやく…です。まもなくですね。まもなく「流動性の罠」から脱出して「脱デフレ」が実現します。つまりケネディクスの一株利益が上昇して、皆さんも、利食いになる訳です。此処まで解説しないと分からない馬鹿が、日本には大勢います。賢い投資家は銀行借り入れを起こし、ケネディクスは配当り利回り採算に合いませんから、邦銀株を買う訳ですね。だって仮に2%で借り入れて、3%で回せば1%の鞘が得られ、1億円の運用なら年間で100万円です。10億円なら年間で1000万円ですから、賢い投資家は、他人のお金を使い、高級サラリーマンの所得を稼ぎ出しますね。これが金利裁定の動きです。都会の資産家は、いくらでも居る筈です。証券マンの努力不足ですね。最近は銀行系の証券会社も多く…貸し出しも伸びるし好都合の筈です。
だから年初に、「眠れる資金」(企業の現預金残、日銀の当座預金残、そうして個人金融資産)を日銀の資料から、如何に膨大にあるか…その実態をレポートしたのです。あとは日本人の気持ちだけの問題ですね。2013年の異次元緩和から、もう直ぐ2年ですが、ようやく本格的な「名目」時代に入るのでしょう。年金生活者さん、ゴメンね。公務員さん、さようなら…。長いデフレ時代の終焉です。このグラフは、その事を物語っているのでしょう。トヨタのような大企業は、銀行借り入れを起こし、自社株買いを実施すれば良いのですね。だってトヨタのROEは10%台です。ソフトバンクは賢いですね。今度は劣後債の発行だそうです。一般の人は、劣後債の意味も分かってないのでしょう。
最後に…、昨日のNY市場の高安の高低差は、強弱感が拮抗しているのでしょう。ケネディクスも、昨日は、後場から株価を戻していましたね。まぁ、一つのポイントなのでしょうが…ここからが、面白い所なのでしょう。どの程度の強さか…。このような相場をよく観察しないとなりませんね。今回の秋に掲げたラオックスは100円台から300円に入った段階で止まりました。もう一つ掲げたリクルートは3400円台になると…何処からともなく買いが入り、株価は岩盤のようです。良い会社ですね。カタルは好きです。
昨年は、たしか…3月末頃が安値でしたよね。今年は2年目なので…、この意味は分かりますか? バーナンキショックで揺れた、一昨年の5月が今回のスタートなのですね。この意味は、中央銀行の資金から民間への肩代わりです。原油安もギリシャも、単なる使われた材料であって…基本は、此処にあるのですよ。分からない人は、確か1月10日の株式教室かな?…に書きましたね。それを合わせて読んでください。話を続けますね。だから今回は、昨年より軽い筈です。これで2年目ですからね。通常、強い筈の年初の相場が弱い現実は…。まぁ、来月になれば…カタルの言っている意味が実感できると思っています。きっと上がる前の屈伸運動の筈ですが…。貧乏人のカタル君は買い増しするユトリがないのですね。なけなしの金をぶち込むのは、まだ早そうに感じています。ここから一段安も…ないとは、言えませんからね。25日まで、来週一杯ありますからね。でも強い銘柄は。他に先行して動くのが株式市場のセオリーです。だから観察は続けてくださいね。