アーカイブ:2016年3月10日

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かたる:最近は世論も、意見対立が目立つようになっています。高浜原発の運転差し止めは、面白い現象です。「保育園落ちた、日本死ね」は、ある意味で衝撃的な出来事です。カタルの認識では…たかがインターネット上のたわいもない現象を、国会で取り上げること事態が奇妙に感じられます。まさか…政策に反映されるとは、実に面白いですね。こんな井戸端会議の不満が無視できないほど…政策運営のシステムが変化し…更に時代の流れになってきた現実は面白いと思っています。そう言えば…カタルが「株式市場 日本を考える」としてブログを始めてから、既に20年近いのでしょうか?

当初は証券マンでは食えずに…転職を模索しており、インターネットの世界に行こうと思ったのです。それで実験の意味を込め、自分で初歩的なプログラムを勉強する為に、ホームページを始めたのでした。懐かしいですね。まぁ、昔は良く、日本の政策批判を書いたものでした。不満ばかりでしたね。株が騰がらないのは、政策の責任だと思っていました。でも安倍政権になってから…初めて株価を意識した政策が実施されている様に感じられています。

最近ではチグハグだった縦割り行政も解消し始めている様子で…先日は財務省と日銀、更に金融庁が横串を通す、初会合を持ちました。その後すぐに…赤字企業への融資の検討が報道されています。日銀が折角、量的緩和をしているのに…一方では、優良企業しか貸し出しが出来ないと言う基準が、そもそもおかしいですからね。既に不良債権処理は過去の話なのです。本来は、小泉・竹中改革の時代から…すべきだったのです。そうすれば、ダヴィンチの金子さんも活躍できていたはずです。友だちの話では、彼は非常に優秀だと言う話でしたね。カタルが彼に惚れたのは…TOCのMBO価格が不満だとして…TOBをかけた考え方でした。村論理を打ち破る市場原理の考え方です。

本日の富士機械製造(6134)の自社株買いは、おそらく…三菱UFJなどの持ち合い株式の解消でしょうが…昨日の引け値1121円で買うそうです。およそ発行済み株式総数の10%です。代わりに5年のゼロクーポンのCBを発行すると言います。転換価格1468円です。100円の発行で103円の償還です。企業は株価が低迷して償還を迎えた時は103億円を用意すれば良い訳です。それも5年後ですね。でも配当利回りは、およそ3%弱ですから…約1年分の配当で事足ります。正確には30円配当として2.68%ですから1年と3カ月ぐらいでしょうか?

企業にとっても、株主にとっても良い取引のように思います。富士機械製造は設備投資の会社で…非常に財務内容も良く、カタルの好きな会社です。なにしろ、株価の動きが非常にいいのです。証券マンはマイナス金利状態なので…このような取引を活発化させるべきですね。幹事証券の法人マンは、腕の見せ所ですよ。直ぐに…持ち合い株式など解消できます。おそらく株価も上がると思っています。

世の中…このような儲けの種は、たくさん存在します。しかし…残念なことに、日経新聞で報じられている様なマネパGの取引が市場で横行しており、「材料株、はかない乱舞」とのレポートが掲載されています。しかし日経新聞が悪いのですね。こんな市場にしたのは、お前達、メディアの責任です。村論理を大目に見て叩かずに…平気で不正会計など許してきたのです。どうしてライブドアが上場廃止になり…東芝が許されるのか? 教えて欲しいものです。IHIやオリンパスなど…挙げるとキリがありません。全てがそうです。

今の市場の焦点はマイナス金利の適用により、経済が変わるかどうか? その試金石の一つが「ケネディクス」の株価推移です。さらに村論理を打破する「シャープ」の株価もそうでしょう。このように…市場には見所が満載なのです。ところがそれを的確に解説できる証券マンが、昔はゴロゴロしていたのに…今はほとんど居ません。株の話が出来る証券マンが、市場に居なくなりました。此処まで疲弊させたのは政策であり、メディアの責任ですね。哀しい事です。市場原理が通用しない東電などを、自分達の村論理で上場させている現実は、全く理解できません。

勿論、カタルの考え方が正しい訳でもなく…反対論があっても良い訳です。故にケネディクスを、空売りすればいいのです。カタルは日本経済が立ち直る為には名目成長率を上げなくてはならず…その為には資産価格の上昇が欠かせないから、ケネディクスを選択しました。何故なら、利益を生む不動産だからです。ただ山林を持っている王子製紙などのように、利益を生まない土地を持っている訳じゃありません。リートの利回りは4%程度ですね。何故、この株が正当な評価を受けないのか? 不思議でなりません。

日本生命や第一生命など…偉そうに、日銀批判するアナリストがたくさんいますが…自身はバブル状態の国債入札をして…割安放置の株式を買いませんね。まったく不思議です。今の国債は、完全にバブル状態ですね。故にノルウェーの年金基金が、日本国債を売却するのです。当たり前の行動です。通常の頭なら、マイナス金利の国債など買わずに、外債投資をすべきです。だから円安方向に向くはずなのですが…。

日本にも多少は、リスクを冒しラッセルする人間がいます。故にリート各社の日証金の回転日数がみんな短くなっています。この現象は取引が活発化している現象ですね。マイナス金利は、やはり効いているのです。馬鹿だけですよ。日銀批判を繰り返しているのは…日銀は、何だって出来るのです。最後は日経平均株価を10万円にする事だって出来ます。ある日突然、宣言をすればいいのですね。簡単ですよ。

今日は買い場ですよ。ソフトバンクの話をしています。ようやく5640円の窓を埋めましたね。カタルも買いたかったのですが…送金をするか…、フュートレックを利食いするか…ですからね。何しろカタル君、自説には、常に自信を持っており、100%の全力投球をしている為に、余力が乏しいのです。983円のフュートレクを宣言してなければ、買い余力があったのですが、あの時、レポートで…大引けで買うと宣言した為に…何時も有言実行のカタル君は、株価が高くなっても…買ったのです。これも運命です。仕方ありません。でも後悔はしていません。

今日も、新高値を更新しましたね。良い感じです。かなり玉が吸い上げっていますね。やはりあの振い落しが(3月3日)大きいのでしょう。パイオニアの時は不安な展開で…案の定、ダメでしたが…今回のやり方は、充分に理解できます。なかなか上手だと思っています。フィンテックの眉唾銘柄ではなく、このように…本物の可能性がある銘柄を取り上げるべきですね。未来は誰にも分かりませんが…やはり可能性が存在する銘柄を、やるのが筋ですね。所詮、空売りだけをあてにした相場は、大きくなりません。小野薬品の8000円の頃を想い出せばいいのです。今は22000円台ですから、あれから3倍ですね。単純な仕手化と…相場の意味は、ずいぶんな違いがあります。

失敗することも良くありますが、カタル銘柄は、いつも時代を先取り、未来が見える銘柄を掲げているつもりです。今はマイナス金利の是非を問うケネディクス、更に黒船来航ならぬ外資ホンハイの手に落ちたシャープ、ペッパー君の未来が感じられるソフトバンク、そうしてAIに欠かせない音声認識のフュートレックなど…を中心に解説しています。でも他にもたくさんありますね。読者がそれぞれの力量範囲で、自分で決めて選択する事です。それでは…また明日。



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