アーカイブ:2019年1月

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かたる:株価と言うのは、何が基準になっているか…分からないものです。絶対に割安水準なのに、何故か邦銀株などは安いまま放置され、一方では説明できない割高な株式が存在します。PER100倍と言うのは100年分の利益の先取りです。通常は10年分程度なのです。経済が発展している時は高くても良いのでしょう。それでも20倍~30倍程度でしょう。しかし今の世界景気は停滞しており中国は6%台、米国でも3%程度なのです。

PER100倍水準を正当化するためには、年間30%程度の伸び率が必要になります。何故なら30%の複利終価は9年で10.6倍、10年で13.8倍です。つまり26%程度の成長なら10年で10倍だからです。

まぁ理屈を言っても仕方ありません。人間社会は全て理屈通りに事が運ぶわけではありません。不合理や不条理な事は世の中たくさんあります。それをどう克服して生きて行くか…あまり真剣に考えると、精神科を受診することになります。だから株屋はカタルのような「いい加減」な人間が丁度良いのでしょう。

昨日のC(サイバーダイン=7999)の動きには驚きました。100円のストップ高したと思ったら今度は100円安です。この手の株は貸借銘柄ではなく値動きが激しいのです。それに最初から説明しているように…理屈上の整合性はありません。夢なのです。ロボットスーツと言う未来社会のSFの世界に、お金を投じるかどうか…。

カタルは昨日の寄り値は売りましたが、その後750円で少し買い、そうして700円でも少し買い、本日も…680円で買ってみました。チャート上、昨日は大陰線ですから試練の場です。本日は684-719-660-692=315万株です。昨日は良く出来高が出来ましたから、大丈夫かと思いましたが…結局は駄目でした。この株価動向は市場心理を表しているのでしょう。SUMCOも昨日は大人気なのです。何故か…カタルが注目している株がTICK回数の上位銘柄でした。

実は…あれは何時だったかな? そうです。1月23日の日に打診買いをした株を観察してさらに調べてみて良かったら会員レポートで紹介しようと思っていた矢先…この銘柄も、昨日は、いきなり人気になっていました。カタルが買った株価は251円ですが…C君のイメージがあった為、カタルは寄り値の300円、330円、320円と買い増しをしました。でもあれだけ出来高が膨らんでも…すんなりストップ高しません。

これはC君の株価が崩れた影響もあるのでしょう。加えて…B君の株価位置も関係するのでしょう。 B君とは、BBタワー(3776)の事なのですが…カタルが、何故、Cに続き選択したか? この理由は様々なものがありますが、一つはチャート論です。Cは売られ過ぎの株価から訂正です。逆にBは正常なパターンです。 たぶん、あれは16日のレポートだったかな? Sと(C=サイバーダイン)とFのチャートを掲げました。3つのタイプはそれぞれ株価の景色図が異なります。

カタルは様々な実験をしているのです。実は、もう一つ読者から教えて頂いたGと言う株も、この時間を見る上で…面白いのです。それぞれ4つの株価時間が、どの時点で動き出すか? その実験している訳です。ここで、この4つのチャートを掲げておきましょう。相場の成り立ちなどの過程を考えながら…眺めて下さい。

C=サイバーダインの株価推移

BBタワーの株価推移

Fの株価推移

Gの株価推移

株価位置と言う考え方は非常に重要です。たぶん疑心暗鬼の前進模様はまだ続いている筈です。もう一度、崩れる可能性は存在しますが、NY市場のチャートは崩れそうで崩れないパターンかも知れません。通常は2番底を取り行き、下値をもう一度、確認をするとスッキリします。

でもリーマンの時は、そのまま大きな崩れはなく…上昇波動が続いています。カタルは今回2015年から2016年のパターンも調べましたけれど、リーマン後の上昇パターンの可能性の方が高いのではないかと思っています。理由は単純ですが、順番論です。

不思議な事に…高い山、低い山、高い山と言う具合に、奇妙に交互にトレンドが成立するパターンが多いのです。これは経験上のアノマリーのようなものです。カタルは2月上旬まで戻り相場は続くと言う仮説を漠然と考えていますが、意外にも今回の参加者は少ないようなので…このジクジクした展開が継続しています。故に戻りは続くのかもしれません。それほどクリスマスショックは意外で…叩きに叩いた印象なのです。

カタルにもサッパリポンの予想なので、その為に本日掲げたC君、B君、F君に、G君と言う株価推移を観察しながら、人気になっているSUMCOや古河電工、東芝、東邦チタンなどの株価の動きが、整合性を保ちながら推移しているか…をつぶさに観察するわけです。「市場の整合性」と言うのは、株価面にも実際の出来事も…それぞれ関連しています。この辺りの整合性を見ながら、相場の先行きを考えて行きますが、そんなに簡単に先が見えるなら、今頃、こんな生活はしていません。誰も分からない未来図を、どう解釈して行動するか…。

今年は昨年より…明るさがあります。それは時間が経過している為なのでしょう。その分、日本経済は名目経済にドンドン近づいているからでしょう。昨日リンクを張った三井住友銀行の記事は、価値があるのです。この辺りの価値を様々なニュースの中から見分けがつくようになると、証券マンも一段ステップアップが出来るのでしょう。

常に自分で疑問を抱え、その疑問を解く作業を欠かさなければ、いずれ自分自身もステップアップできると信じ…カタルは日々努力を続けます。それでは…また明日。たぶん…意外に下値は固く、株価は崩れない筈です。



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