アーカイブ:2019年7月

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独立記念日か…。7月3日に紹介した…米国は排外主義的な宗教国家と言う茂木さんの解説は、知識不足のカタルにとって…今の世界経済の様相を納得させる解説でした。覇権主義と呼ばれる文化は、度々…他国から批判され攻撃の対象になります。でも世界のポリスマンとして、一定の秩序を保ってきたのも事実です。日本人には分からない感覚です。

同時に、安倍さんのホワイト国問題(半導体の生産に欠かせない製品輸出問題)の行方も興味があります。中国のような遅延の手口を使うのかどうか…。半導体の業界は在庫が余っており相場が低迷しています。でも今の所、誰も遅延が起るとは思ってないようで、相場は最安値を更新し続けています。当初は、この3Qに相場は反転する期待もありましたが、今では4Qの回復も危ういと言う見方が一般的になっています。

この問題と米国の利下げ問題はどうなるのでしょう。影響を与えるのは雇用統計だと言います。でも10万人を割れるような状態は予想されていません。市場の見方はこの利下げ期待でNYダウ平均株価が新高値になりました。景気の悪化が明確にならない…未来の漠然とした不安に対する予防処置を取るのかどうか…。 カタルがパウエルなら利下げは0.25%と言う玉虫色の選択をするのでしょう。市場は0.5%の利下げが確実と言う観測が多いようです。この実施の有無を含めた対応で、市場はどう動くのでしょう。

カタルは「高値圏の横這い相場」…との推測をしています。秋口(11月頃)の大統領選本番まで利食いを消化しながら高値圏でウロウロすると思っています。利食いを促すには…時間闘争が一番です。人間と言うのは、なかなか自分が考える希望的な相場にならないと苛立ちを覚えます。だから高値圏のイライラ相場が続き…年末年始から、新高値を更新し続ける相場になると思っています。その頃には半導体の需給バランスも均等化し出すのでしょう。

日本も7月21日の参院議員選挙がありますが、野党の馬鹿さ加減もあり…自民党は優勢なのでしょう。だって税収は過去最高です。株価は合格点とは言えませんが、及第点と言う印象です。決して褒められたものではありませんがマズマズなのでしょう。

日本のメディアは思想的に貧困です。その中でもどうにか…この環境下でも景気動向の重要なキーワードである設備投資は継続しています。不二越は新工場を新設するとか…。同時に古河電工は、不採算の工場を閉鎖します。このように構造改革が継続されています。このような記事を見ると…古河電工をまた買ってみたくなります。 確実にROE経営を目指している様に感じます。このような事象が散見されますから…カタルは本格的な名目時代が始まると考えています。

一方で、消費税引き上げやオリンピック景気の終了で、日本の景気は落ち込むと言うバカな予想をたてる偽物経済学者も居ます。だってこれだけ内部留保を貯めこんで、お金を何処に使うのでしょう。現金比率が高まれば…投資をするか、株主還元をするか…株主から経営者は叱咤されるのです。そんな環境で現預金を積み上げることは出来ません。

お金は動いて、なんぼ…です。この動きが鈍いから、デフレになったのです。未来に希望がないから、お金の活動が鈍り、回転率がドンドン落ちて行きました。故に日銀が異次元の量的緩和を行っても「流動性の罠」に陥ったのです。

でも…ようやく利益率の改善に、前向きになったのです。 ROE経営とはそういう事ですね。先ほどの古河電工の記事は、従業員の配置転換ですが、富士通はリストラです。別に赤字でも何でもありませんが、利益率の改善の為に人員の削減を行えるような環境に変化したのです。

今でも「パワハラ」…など、時代遅れのメディアの報道があります。パイオニアの指名解雇事件から25年以上が過ぎ…ようやく、人員削減を含む構造改革が社会から容認されています。日本にもROE経営に邁進できる社会環境が、時間により整備されました。これが歴史認識です。

だから消費税の引上げ、オリンピックが終わっても…景気動向が大きく落ち込むほど悪化せず、むしろ前向きな投資活動が続き、市場は日本の名目時代の開始を認めるようになるでしょう。いよいよ…カタルが上京してから30年が経過します。一口に30年と言えば、あっという間ですが…田舎育ちの世間知らずの若者が、歩合の世界で…苛められ続け、ようやく…待ちに待った時代が到来します。

今から宣言をします。配当利回り3%以上で、PBR1倍以下の株は市場から消えます。割安株銘柄の投資を実践して、今から下値で仕込むのもありでしょう。ただし3年から5年程度の時間がかかると思います。でも日経平均株価も38915円を抜き…昔のように1000円を割れる株がなくなるように…どの株式も株価革命と言うか…水準訂正が進行します。

安川電機の日足推移

カタルの本当の真価を発揮できる相場が、やって来るのでしょう。まもなく1Qの企業業績の発表があります。11日に予定される安川電機の業績を受け、市場がどんな反応をするか…見物です。最近の安川は、既に事前に悪い数字を予想している様で…陰線が多いようです。発表を受けて、200日線を割れるかどうか…が一つの見所でもあります。事前に相場を解説しています。ここは重要なポイントなのです。

素人は…こういうヒントを与えても、その意味が理解できません。重要なヒントなのです。安川電機が、大きく上がった2017年の相場は「省力化投資」が中国で盛んになっていました。中国も人件費が上昇し、ロボット化が加速したからです。AIの発達など…まもなく人間が工場で働く時代ではなくなります。その先行相場(未来の予兆)の可能性があります。2017年の相場上昇は、そういう夢を買ったのですが…今度は現実買いが起きます。

カタルは進化論で5Gと半導体に絞りましたが、同時にAIのロボット化もスマートコミュニティーに欠かせません。お金持ちはファナックですよ。世界で一番進んでいます。ファナックの頭脳部分への投資は、世界最先端なのです。でも相場で見ると優等生過ぎて…面白さが欠けます。だから市場では安川電機が、いつも仕手株として注目されます。

丁度、信越化学とSUMCOの関係に似ています。このような仕組みを理解してないと11日の発表される安川電機の相場が理解できません。買い場なのですよ。カタルは夏と言う特殊事情、更に消費税の引き上げ前と言う日程を考え…200日線を割れると考えています。でも、もし200日線を割れれば…安川電機は天与の買い場になる可能性が非常に高いのです。

でもこの手の株は、カタル向きではありません。先日、紹介した村田製作と同じです。まぁ、村田より仕手性がありますからね。その分、カタル向きです。このように…相場を観察するうえで安川電機の株価動向は重要な意味を持ちます。今から未来の相場を解説している訳です。

カタルは一応、読者のみなさんより、ずっと経験が豊富で、その辺のファンドマネージャーや経済学者より実践的です。この30年間の歩合生活で辛酸を味わってきました。セールスを出来ない日々を過ごし…国会図書館に通う毎日を送ったのです。この屈辱的な生活が今のカタルの行動を後押ししています。馬鹿メディアのせいです。

本当に日本のメディアの資質は…どうしようもない屑が多いですね。もっと生産的な報道姿勢に転換すべきです。人々に希望を与えるような報道姿勢を貫くべきでしょう。それを森・加計問題を一斉に報道するとか…。狂っているとしか表現できません。経営者がクズだからそうなのでしょう。まぁ、株が上がって来ましたから…この辺で止めましょう。日経平均株価も、不安材料を抱えていても強い展開になって来ました。200日線(21615円)より上に顔を出すなら上出来です。

昨日は…個人投資家も少しホッとしたような相場展開でした。本日は千代化が高くなっています。 カタルは昨日の大引けで290円まで3000株を大引けで買いに行ったら…なんと驚くことに…286円で買えました。どうしても売らざる得ない玉があったのでしょう。

本日の相場は288-295-286-294=822200(10:20)です。本日の出来高が注目されます。この2日間、200万株割れで、売り物が切れている様子が窺えました。故に今までは1000株単位でしたが、大引けから3000株単位に格上げした途端にこの動きです。本日も買うつもりでしたが…今の所は、買っていません。

Jトラは516-520-512-515=139300(10:22)です。まだあの日、6月25日の高値532円を取れません。それだけ市場の体温は低いのでしょう。この手の株の良さが分からないようでは、株式投資をやめた方が良いでしょう。

経営者を含めた経営陣が789円で自社株を買い取った意味を理解できないのでしょう。クラウドワークスの時と同じです。それより凄いかも知れません。強制転換を食らったとは言え…他の経営陣と比べれば、「異色さ」が分かります。藤澤さんの意欲はなかなかです。

ただ目先、一気に走り出すかどうか…は分かりません。でも通常なら時間の問題で、大台を二つも、三つも変え…何れ、時間の問題で789円を奪回します。

まぁ、本日のレポートの核は、安川電機の動きです。この株の動きを観察することが「市場の整合性」の理解に繋がります。非常に重要です。それでは本日は、この辺で…良いですか?

一時の感情に流されない…論理的なブツブツ投資を実践して下さい。それでは、また明日。



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