アーカイブ:2019年10月11日

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手持ちの株で利食い出来るのは、少なくなっており…最近では、わずかに田中化研程度のものです。この田中化研、昨日は837円まで売られてからVWAP(売買高加重平均価格)を上回る873円で引け、流石、株価位置が低い為にどうにか駄目にならず、期待感を持続させました。もともと4ケタを目指すのは間違いなく…良い会社です。

しかし最近は個人投資家が儲かってないようで…あまり人気株が生まれるケースが少ないようです。昨日はマネーストックの前年比率の伸び率の推移を見ましたが、あの動きは経済活動そのもので…株価の動きも物語っている様に感じました。景気動向を、とやかく言うより「お金の動きは正直」だ…と思いました。

カタルは量と、その速度だと思っています。今の政策は、量では充分ですが、肝心の速度が足りません。日本人社会は村論理ですから…意見統一を図ろうとします。だから、どうしても決断が遅れます。今回、倒産か…どうか苦しんでいるJDI(ジャパンディスプレイ=6740)は、その為に業績が悪化していると言います。最先端の有機ELを仕掛けるのにも多額のお金がかかります。

この世界はスピードが命で、しかも多額の設備投資資金がものを言う世界です。1兆円規模の投資を、単独で決められるカリスマ性が必要不可欠なのです。だから産業革新機構なんかが、出資すべきではなかったのでしょう。日本は官の力が強い国です。政治家より官僚組織は力を持っています。

メディアを誘導するのは「お手のもの」…多くのメディアも官と癒着状態です。どうにか回避した…森・加計問題を見れば、その力が分かると言うものです。

今晩、劉鶴中国副首相はトランプ氏と会談するとの事です。不思議なことに、これまでは米国側のアナウンスが多かったのですが…今回は中国サイドからのアナウンスが多いように感じています。大統領選を控え…米国内では弾劾裁判の話が急浮上しており、貿易問題より比重が高くなっています。たぶん取りあえず、部分合意で一時、休戦に持ち込む確率が高いのでしょう。

SUMCOの日足推移

そのせいか…SUMCOなどの株価は強くなっています。本日は55円高の1540円です。この水準は下値圏の上限ボックスになります。まだDXI指数は下値を確認していませんが、底入れの可能性は高いのです。いよいよ…昨年の春に指摘した「進化論」の幕開けになる可能性が高いのです。

減額修正を発表した安川電機の日経新聞の見出しを見たら…「中国受注、底入れの兆し」との文字が躍っていました。ホンマかいな?…と思いますが、中国人は名目時代を謳歌している国民ですから、全くあり得ないとは言えません。

米国金利は、底値を確認するかどうか…。この動向からも…目が離せません。このまま反転すると、底入れのパターンになります。チャートを見ると二番底を確認したようにも見えます。

米国債(10年)の利回り推移

この後、9月中旬に付けた1.9%抜き2%台に向かうかどうか…。この動きが注目されます。三菱UFJの株価も同様です。そもそもカタルは今回の落ち込みは小さい筈だと言い…「進化論」を昨年の春から述べています。そうして早晩、米国金利は2018年秋に付けた3.2%台を超えると述べています。

このシナリオが、カタルの基本スタンスを支える未来のストーリーです。もう銘柄などを掲げなくても…どんな株が上がる未来の相場か分かる人は…相当の領域に到達した人でしょう。様々な経済指標の動きを見れば、未来に上がる銘柄は決まって行きます。証券マンの10年選手は、この程度のシナリオを理解できないとすれば…勉強不足なのでしょう。頑張って下さい。

ユビキタスの日足推移

さて読者から、質問が来たユビキタス…ですが、最近、株価は低迷を続け下降波動が継続しています。でもこの株は昨年のクリスマスショックの下値を割れていません。ですが…依然、買い残が100万株を超えており整理が未了に見えます。

ユビキタスの信用買い残の推移

そもそも東邦チタンも同じですが…信用の買い残が増えて、株価が動かなくなった場合、必ず、株価が下がるようです。この確率はかなり高いのでしょう。だからこのチャートで示した空売りの「仕掛け」場面は、信用買い残を抱えた状態で、下放れになった所が投げる場面、空売りの仕掛け場面になります。

ですが…ユビキタスは小型現物株なので、空売りは出来ませんが…基本ですから覚えておくと良いですね。J・TECも信用のぶら下がりが先頃は増えました。 通常、整理は2年近くを要します。

ようするに…仮需が増加するケースは、ロクな事がありません。最近の村田製作の上昇を見ると、どんどん信用の買い残は減っています。このパターンが最も良いパターンです。村田は強いですよ。馬鹿にしてはいけません。昔は5ケタを付けたことがある実力者です。ユビキタスのような小さな会社のWiFi技術でも取り入れ、非常に賢い会社です。前の相場で「メトロサーク」の量産化に失敗したことで、前回は相場がないのです。その為に…今回の進化論では、主力銘柄の候補です。だから機関投資家の人は、この下値圏で株を買っておかねばなりません。

あらら…田中化研はマイナス圏ですね。現在は25円安の848円です。本日の後場が注目されますね。カタルがやるなら、お昼からもう一度、手を加えます。だから試しに、今、200株だけ買ってみましょう。ハイ、848円で200株のお買い上げです。

後場から915円を抜くと、今回のノーベル賞チャンスが活きてきます。短期急騰路線に乗る可能性が残っています。カタルも手持ちは、あと僅かなので様子見です。ブツブツ投資は、諦めない事です。

企業業績が余程、悪化しなければ…買い続けましょう。東邦チタンは860円台で、一度「お辞儀」をしましたが…ここから上に売り物が控えており、当然なのです。何度も…下値の利食いをこなし、順番に壁を超えると、一気に4ケタ奪回になります。

どの株もそうです。基本は企業業績の「方向性」です。Jトラストもそうです。インドネシアの目途がたったから、カンボジアに進出したのでしょう。通常、売り上げの拡大と利益の拡大が一番のクスリです。確実に手を広げています。株価が低迷している時がチャンスです。

皆さんは株が上がるとワイワイ言い過ぎます。株と言うのは時代性を考えて行けば…上がる株は事前に分かるのです。問題は…その仕掛け時期です。この時間の壁の克服が難しい。

もう一つが、自分自身の力量把握です。どんなに上手に先読みをしても…株の場合、必ず予期せぬ事態が生まれます。だから無理をしないことです。信用取引は借金ですから、基本の取引は現物株の売買にしましょう。

どうしようもない時に、利用すれば良いです。通常は現物株を持って、乖離が開いたら、その持ち株を「繋ぎ売り」する程度の利用の仕方が良いのでしょう。意に反し株価が上がり続ければ…手持ちの現物株を渡し株にして清算します。

思惑通り、乖離調整を実施して株価が下がるなら、つなぎ売りした株を反対売買して、買い戻せば…株をそのまま持ち続けるより、効果的に運用益が上がります。

カタルはプロを自称していますから、信用取引を利用しています。馬鹿は常に追証と背中合わせです。でも一般の人は無理をしないことです。本当のチャンスは、必ず、やって来ます。その時に「乾坤一擲」の大勝負を仕掛けましょう。

今は、そんな段階ではありません。カタルのような馬鹿な真似は止めましょうね。「銀行預金より、良ければ…それで良し」そんな軽い気持ちで、投資をするのが理想でしょう。本日は、この辺で終了します。それでは…また明日。

あらら…田中化研は840円です。やはり無理なのかな? 昨日のように…後場から売り物を買うと面白いですね。カタルなら…そうします。意外に上値の売り物は少ない筈です。

又ね。



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