先ずは御礼を申し上げます。有料サイトへのたくさんのお申し込みを頂き感謝申し上げます。今回は前回よりも多く…予想を大きく超えました。その分、合格率と言うか、採用率は必然的に下がりますが…次回の機会には考慮致しますので…選に漏れた方は、ご容赦ください。
でも所詮は…有料サイトと公開サイトは大きな違いはありません。多少、有料の分、色が付いている程度の話です。しかし…カタルは金融マンなので、常にお客様からの評価を一番に考え、一緒懸命に、これからもやる予定です。
先ずは、お詫びとお礼を先に申しあげます。
この土曜日、日曜日に順次、応募者全員に返信メールを致します。仮に申し込んだけれど…月曜日になっても、返信メールが届かないと言う人が居られましたら…ご一報ください。沢山ご応募を頂き、誠にありがとうございました。
さて…「進化論」の話をしたいと思っております。先ずは、此方のサイトの記事をお読みください。同時に米国債の金利動向のチャートを掲げて置きます。2017年からの年末年始の相場を覚えていますか? カタルは年が変わり安川電機やファナックが大幅高するのを見て「やり過ぎだ」…との発言をしています。
そうして、その時分に金利高の逆金融相場を前提にして、小野薬品を採り上げました。そのおかげで…全体市況は悪かったのですが、何とか、前半だけで年間の目標である、倍増を達成していました。
ここで方針を転換して、「空売り」をすれば…良い男です。皆さんからのカタル評価も上がったのでしょう。でも真剣に「Vテク」の3万円台の空売りを考えており、おそらく…会員向けにも、語っていたかと思います。その後も「東海カーボン」も空売りの候補銘柄として、レポートを書いた記憶があります。
しかしカタルの性格は、そもそもが…株のセールスマンですから、何か他にある筈だと考え、小野薬品をやりながら、進化論を述べ始めたのが、昨年の5月頃だと思います。当然、はやく…来年の春(2019年)を前提にして、進化論を述べて3つの銘柄を掲げました。古河電工にSUMCO、そうしてやはり…安川ですね。でも実際は前者2銘柄を主軸にして…取り上げていました。
もともと…在庫循環のキチン循環はクラウド管理などが進み…各社が情報投資をしていますから、今の時代はトヨタのカンバン方式(ジャストインタイム生産方式)が一般化しています。販売から生産まで一体管理が出来ていますから、昔のように在庫循環で景気変動のブレが大きくなるわけではありません。
更に今回は、時代変遷が加速しており、スマートコミュニティーと呼ばれるSFのような近未来社会の到来が間近ですから、このコンドラチェフの波が被っています。だから仮に景気の落ち込みがあっても軽いものだと思っていました。
故に…早目に進化論を掲げ、5G投資の光ファイバーと半導体のSUMCOを採り上げていたのです。実際に、カタルは何度も…何度も、ナンピン買いを実施し、下手なナンピン「スッカンピン」となっています。
この為に昨年末のクリスマスショックでは、前半の儲けを全て掃出し…どうにか…損をしない程度の成績に収めました。でも実際はケネディクスがありますから、大幅な損失です。故に初めて…株式の損の確定申告をしています。
この間違いの元は、「逆金融相場」を事前に分かって置きながら…空売りを実施せず…買いで臨んだためです。基本の間違いは、此処にあります。これはカタルの性格だから仕方ない。
さて時は移り…今年は逆金融相場から「逆業績相場」です。基本的な景気動向を見るのは、半導体を考えると良いと思います。サムソンなど…減益を続けています。しかし今年半ば…株価は底打ちをしたようです。一部の半導体株は絶好調を続けているから…分かり辛いと思いますが、半導体価格が低下して、産業全体は逆業績相場…。つまり企業業績は減益になっています。
どうもホワイト国問題辺りで…市場は変化を始めました。最近ではTSMCが既に設備投資の増額に動き始めました。あのスクリーン(7735)の動きを見れば市場動向が分かると言うものです。
これを裏付けるように…米国金利は1.5%割れから、一気に1.9%台に入りました。市場では、この動きを「バリュー投資」と読んでいましたが…この呼び名は米国の発想で、カタルは本格的な金融相場のイメージとして捉え…会員向けに臨時のレポートを書きました。この3年間で、初めての発行です。
何故なら…日本の場合、実質経済から、名目経済の移り変わりが被っている為です。この動きは…日本だけの話です。30年間の眠れる獅子が起き出したのです。その背景を、企業の内部留保やコーポレートガバナンスの話などを掲げて説明しています。
最近述べているのは…米国株が低迷しても、日本株は逆行高する独自の動きに発展するだろう…と言う解説をし始めています。事実、米国株が弱くても…日本株は、喩え前日比でマイナスでも、陽線になるケースが多いのです。一旦は外部環境から売られますが…下げ渋る為に、大引けでは初値より高くなる陽線の形になっています。
割れると思っていた2万円がなかなか割れません。裁定売り残は過去最高に積み上がり…先物からも叩けません。これが最近の動きでした。そうして…とうとう高値を更新続けています。
そこで…先ほど掲げた、ブルーグバーグの記事です。12月は0.25%の利下げをするが…此処で打ち止めになると言う観測が、最近はもっとも多いと言います。事実、米国金利は1.8%台になりました。
カタルは「進化論の背景」を述べています。いずれ米国金利は上昇し3%台になるだろうと思っているのです。此処が分かりにくい所です。同じ金利上昇でも…パターンが違うのです。金利上昇が、必ず、経済にマイナスになるばかりではないのです。解説すると、長くなりますから…此処では金利上昇にも、さまざまな形があると考えて置いて下さい。先を急ぎましょう。
そういう訳で…昨年の春から述べていた進化論が、いよいよ幕開けの開始です。既にSUMCOは1200円台から1800円台に上昇し…古河電工も2200円台から3000円に上昇と…動きを開始しております。ですが…カタルの手持ちはSUMCOは早々利食いになり…古河電工も、あと3155円で打診買をした100株を残すのみになり、下値のものは全て利食いを終えました。
昨年の春から述べていた進化論は、此処から始まります。今度は下値が確定しましたから…かなり楽に買い進むことが出来ます。古河電工のケースでは2017年10月から下落を続けた株価は、ようやく今年の8月に底を打ち反転します。およそ2年の下落になりますね。場合によれば…底を打っただけで…底這いするケースもあります。どっちにしても…下落相場はお終いです。
相場は色々な切り口があり…景気循環から推察するケース、あるいは仕手材料株と呼ばれる万能型と言うか…全体相場の合間に登場する材料人気株があります。
更に日本の場合、30年間の失われた時代を取り戻す。「1300兆円の逆襲」相場と言う資産価値の見直しもあります。これは実質経済から名目経済に変化する動きを買うものです。今から…来年の春闘の話しに、関心が向かいます。景気は悪く業績も悪化していますが…眠れる内部留保は463兆円もあり、豊富な残高です。
ざっと…今の相場状況を纏めました。「市場の整合性」を見る為に、欠かせないパーツをもう一つ提供します。米国の財政赤字の増加は、未来の相場に大きな打撃を与えますから、注意を払いましょう。その記事は此方です。
相場には、色んなシナリオが事前に用意されています。前もって自分の頭で考えていると、ニュースに触れた瞬間に、未来図が想像できるようになります。この財政赤字のニュースが、どんな広がりを見せるか? 先日のフェイスブックのリブラ(暗号資産=仮想通貨)の話も関連します。
カタルレポートは、たくさんのヒントを掲げ、カタル独自の解説をしています。あとは、自分がその材料を使って、どう料理をするか…?
ながくカタルレポートを読まれているから…きっと有料サイトへの応募も多くあるのでしょう。カタルは、常に有料会員は当たり前の話ですが、一般の読者に対しても…一所懸命に、自分の馬鹿な頭で考え、その考える過程を公開しています。質問があれば…一般の読者からも受け付けています。カタルのここがおかしい…と是非批判メールをください。
回答は遅れる場合がありますが…なるべく、対応しようと思っております。これから選定作業に入ります。本当に…たくさんのご応募を頂き、ありがとうございました。それでは…また明日。