アーカイブ:2020年1月7日

1/7

米国株の堅調さを受け…ひとまずホッとした印象です。しかし米国株の年末の動きとIPOに傾斜した日本株の動きの差は、やはり…明らかです。つまり東芝の子会社へのTOBなど…がありますが、未だに日本株は「流動性の罠」から脱出しておらず、市場心理は弱い状態が続いています。

日銀がETFの貸し出しを行うとの報道を受け、読者が不安な様子をメールしてくれたり、三菱UFJのインドネシアバンクダナモンの減損会計を受け、相談メールを受けること自体が、まだ市場心理が改善していないことを証明しているのでしょう。

でも日本株は、まだ非常に割安なのです。例えば…一例を掲げます。

カネヨウ(3209)の週足推移

この度、東芝の子会社へのTOBは有名ですが…類似は、他にもたくさんあります。兼松のケースを紹介します。実は昨晩、データを調べていました。カネヨウ(3209)と言う兼松の関連会社を、子会社化するために…兼松はカネヨウに対しTOBを仕掛けました。そのチャートを付けますからご覧ください。

カネヨウの四季報予想

確かに、直近の株価716円に対し900円での買収は妥当に見えますが…しかし本当に正当な価格で、兼松は市場からTOBをしたのでしょうか? このカネヨウの売り上げは135億円で、しかもBPSは970円です。しかし時価総額は10億円程度だったのです。

製造業(カネヨウは商社です。)の売上高営業利益の水準が10%程度なら、1年で回収できる案件です。通常は5%程度なので…2年の案件になります。しかも現状のカネヨウは黒字です。一株利益は57円もあるのです。でも今期の予測はプラマイゼロの四季報予想で、2021年3月は赤字転落になっています。しかし…純資産価値の970円を下回る900円での買収は、何か、おかしな印象を受けました。900円で計算しても、時価総額は13億程度なのです。如何に…市場価格が安かったか、分かる案件でしょう。

ここで…カタルがIPO銘柄のマクアケ相場を、何故、批判したのか? …それを考えて下さい。

マクアケ(4479)の四季報予想

四季報によると、2019年9月期の売り上げは134億円です。しかし四季報の観測では、1年でこの売り上げが220億円になり、更にもう一年で330億円になるそうです。ホンマかいな…と、思いませんか? カタルは信じられないですね。業種がクラウドファンディングですよ。

それでは何故、馬鹿高値が維持できるのでしょう。株主構成を見ると大半がサイバーエージェントの持株です。この馬鹿高値の背景は、おそらく…KSKエンジェルファンドの為でしょう。誰が出資者なのでしょう。この株価は上場時に2710円からスタートして、TICK回数で上位の人気株になり5410円の高値を付けて…昨日は4155円です。

この株価で時価総額を計算すると…4155円の9986千株ですから、時価総額は414億円です。売り上げが134億円しかないのに、時価総額は414億円の評価です。カネヨウは売り上げが135億円あり…10億円に満たないので、兼松は13億円で買収を掛けました。このような差があって、本当に東京市場の市場価格は、正しいのでしょうか? 同じお金ですよ。

如何に…東京市場に本物の機関投資家が存在せず、馬鹿ばかりかの証明でしょう。しかも証券会社は、マクアケの市場価格を決め、それを東証が容認して上場させたのです。でも誰も、この年末のIPO相場を批判しません。そればかりか…日経新聞系列のWBSはマクアケを採り上げ、市場人気を煽っている取材をして…それを報道しています。

マクアケのIPO価格は1550円もするのです。これで計算しても時価総額は154億円もあるのです。現状の売り上げの10%が利益なら、ある程度は分かります。でもクラウドファンディングと言うのは、証券会社と似たようなもので…銀行業に似ています。鞘をどの程度、抜けるのでしょう。1%か、2%ぐらいかね…。サラ金並みでも10%を抜くのは大変ですよ。

カタルが2013年末の新興御三家相場以来…市場動向を批判したのは、久しぶりです。カネヨウの評価と、マクアケの評価の違いは何か? 自分の頭で考えましょう。

さて今日の主眼は、日経新聞と海外メディアの論調の比較です。参考に…此方の報道です。ロイターの記事です。これを読むと…カタルの疑問が解消します。何故、イランの革命防衛隊の司令官が、イラクで爆殺されたのか? 何故、米国はそれを実行したのか? その背景が語られています。

もう一つの記事は、たぶん有料版でしょう。WSJの此方の記事です。オバマ政権下で弱体化した考えを、共和党のトランプは改善しています。覇権争いの問題です。

この二つと…本日の日経新聞の関連記事を読み比べて下さい。やはりロイターやWSJの報道の方が、数段…上です。まぁ米国の話しだから当たり前ですが、一つの事象を、様々なニュースなどから検証する作業を通じて…市場価格は成り立っています。

自分自身が、恣意的なニュースやレポートを見て、その少ない知識で、自分なりに独自解釈をして、株価をジャッジしなくてはなりません。その株価は安いのか? それとも高いのか? 自分の目で背景を検証して…安いと思うなら、自分が行動を起こすわけです。逆に高いと思うなら、売る訳です。残念ながら、マクアケの「空売り」は出来ません。

だから東証は、もう少し仕組みを改善させ、空売りの借り料も、全公開銘柄を対象にして、しかもその貸株料金を公開価格で一律に…機関投資家にも、一般の投資家にも利用できるように整備をする必要があります。法律で決めればいいのです。簡単です。

市場原理が根付くように…。今の制度はフェアじゃ…ないですよね。一部の村論理の頂点に立つ奴らは、報道機関を使って、素人を騙して…株価を高値で買わせます。新興御三家の中心銘柄のアドウェイズ(2489)は、2013年末だから6年を掛けて…株価は1/10になりました。

本日は、マクアケの株価背景と、兼松がTOBをしたカネヨウの株価を比較して検証し、そうしてロイターとWSJの記事と、日経新聞の記事を比較する事で市場株価を考えました。

昨日のカタルは、SUMCOも三菱UFJも、少し売りました。NY市場が昨晩も大きく下落したら…カタルの力量では、対処できないと考えたからです。でも一部の銘柄は、買いましたよ。E君です。1880円と1850円で200株ずつ買ったのです。

今年は少し、真剣に…短期の売買もやろうかな?…と思っています。出来るかどうか…分かりませんが、出来ることなら「空売り」も加えたいと思っています。でもカタルは、自分の理念と言うか…、矜持と言うか…、「拘り」があります。

本当は…相場観ではU君を買ってみたいのです。でも自分の変な「拘り」を貫く為に、敢えて、この銘柄を投資対象から外しました。でも効率的市場仮説を解説するには、やはり素晴らしい教材かも知れません。

カタルは、会員にブツブツ投資を推奨しており、今回はG君で大成功を納めている筈です。昨日はとうとう…残り1000株の内、500株だけ利食いをしました。本当は1億円ほどの株主になりたいのですが…自分の力量がない為に、利食いをせざる得なかったのです。

この辺りの下りは、会員レポートを読んでないと…一般の人には分からないかもしれません。でもカタルは公開分だけでも、充分だと思っています。毎日、分からなくても読んで下されば…日経新聞の年間の購読料6万円かな? たぶん5000円程度だから…その程度です。きっと、それ以上の価値があると思います。

素人は「市場の整合性」を理解できません。それを実行する為には、事象や事件、今回は司令官の爆殺です。その背景を知り、何故、米国が行動に踏み切ったか? ひょっとすれば、原油価格を上げて、サウジを助ける為かも知れません。

色んな見方があるのです。今回の事件を受け、サウジの国債価格は大きく評価を下げました。その市場の判断は正しいのでしょうか? イラクから米軍が撤退すると…イスラエルやサウジを守るのは、どうなるのでしょう。サウジアラコムが上場され…サウジは世界の批判を受けて…ようやく改革に乗り出しています。

株式投資って…面白いでしょう。株式投資をしているから、世界の情勢に敏感になり、いろいろ考えます。何故、日経新聞は劣っているの? 

でも日経は、サンケイから見れば、非常にうまく村論理を利用している会社です。でもスマートコミュニティー化で…村論理派は、どんどん力を失い…グローバル化に移行しています。

世界の年収は20億円がトップラインです。一流でなくても…民間の高額所得者は、米国では既に2000万円台です。でも日本は、どうにか1000万に届くかどうか…。この違いは、どこから来るのでしょう。

だからゴーンの不法脱出は残念でした。正当に戦って欲しかったけれど…、日本の地検の力は強く、有罪率は異常に高いのです。だから彼の選択は正しいかも知れない。むしろ彼の行動より、どうして彼が、正当な報酬を得られない仕組みが日本にあったか? 

仮に一流企業のトヨタ社長が、20億円をもらっているなら…世の中の仕組みが変わっているかもしれません。でもゴーン逮捕からの日産の凋落をみると…悲しい現実が見えます。本物の経営者が、正当な評価を受けても良いんじゃないでしょうか?

この辺りの事件も「市場の整合性」に関係し…株価に影響するのです。少しレポートの内容が難しいですか? 

カタルはカメレオンです。だから皆さんが、要求するレベルにレポートの中身を自在に変えられます。でもロイターやWSJと、日経新聞の扱いの比較は大切です。本物は2000万円、いや1億円を獲得する記者が居ても良いのでしょう。でも村論理では、日経新聞はたぶん1000万円ラインです。でもその価値に相応しい上司が、日経社内に、何人いるのでしょう?

だってWBSがマクアケを採り上げたのです。そうしてTICK回数の上位に顔を出す東証の現実は、何か間違っていませんか? その一方でカネヨウは正当な評価をされないのです。本当に日本生命やGPIFの運用担当者は、本物なのでしょうか?

偉そうに…日本株の行方を、テレビなどで語っているのに、現役を引退した人間で、活躍をしている人が、一体、何人いるのでしょう? 組織を離れたら食えない人間ばかりの世界です。これが村論理です。

みんな歩合給にして、カタルのように年収が120円万円を経験すると考えます。カタルは…本物を目指したい。だから自分の考えを事前に公開して、みなさんから、その評価を受けます。

この努力が実を結ぶなら…やがて日本も本物人間が溢れるでしょう。それでは…また明日。



amazon.co.jp 全品に拡大 無料配送キャンペーン実施中!詳細はこちらをクリック。
2020年1月
« 12月    
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  
株式投資関連の本