アーカイブ:2021年3月3日

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株価は様々な概念が交じり合って構築されるのでしょう。一律の価値観ではなく、まるで様々な論理が背景に存在しており、「多様性」が求められているように感じます。どうして…同じ市場なのに共通概念が働かないのでしょう。昨年はテスラとトヨタの株価が比較され…論理的に考えると、どう考えても納得できない話です。既存のPERやPBRなど…どれをとっても謎が多く存在します。

昨日の報道で…その一端を理解した思いを感じました。

「米電気自動車(EV)メーカーのテスラは、自動運転機能を拡大する「フルセルフドライビング(FSD)」ソフトウエアのサブスクリプション(定額課金)サービスを近く開始する予定だ。」と言うニュースです。

やはり…と考えます。既に車のプラットホーム化を狙っています。車には様々な付帯サービスの広がりがあります。広告収入だけでも膨大な金額でしょう。コネクティッドカー時代になると情報が価値を帯びます。それでも…今のテスラの株価は妥当なのかどうか。

同時に…金利が上昇気配を示し、成長株の優位性が薄れると理解されています。それ故に…資金流出になっていたアーク・イノベーションETF(ARKK)ですが、根強い人気があり500億円もの資金が流入したと言います。此方です。このファンドの空売り比率は5%程度だと言われています。先日、動画を紹介した女王様の成長株ファンドです。テスラなどを組み入れているファンドの話です。

様々な景気循環が今の市場に流れていることが実感できると思います。相場の流れは常に一律ではなく、相場の潮流は、気候変動(金利の上昇)などにより、流れる方向性は変化します。株屋はこの変化に敏感にならないと…次の人気株が読めなくなります。

基本的に、皆さんがワイワイ騒ぐタイミングは、仕掛け筋の仕上げ段階の話です。その人気になる直前の波動を、上手く捉えることができるかどうか…。しかしこの時間の読みは難しいのです。カタルレポートの中で非常に褒められるタイミングで推奨株にしたのが「未来の宝」と表現した島精機(6222)の動きです。

島精機(6222)の日足推移

8月9日の会員レポートでの紹介ですから…皆さんは満足されたことでしょう。安値水準を買い、あっと言う間に株価は大幅上昇です。ですが…まだ企業業績の改善は見込めないから、カタルは時間が掛かると判断していました。だから自分も島精機を買いましたが、直ぐに利食いをしています。「時間が掛かる」と思っていたから「未来の宝」と言う表現になったのです。

しかし…その後の経過を見てください。抜群のパフォーマンスを誇ります。これはどうしてなのでしょう。カタルの事前の読み通り…この度の3Qにおいても劇的な変化はありませんでした。これは勝手な推測ですが…何処かの機関投資家の買いなのでしょう。そのような実弾投資がある為に、こういう展開になったと思われます。

誰が…どの株を買い始めるか? どれだけ買うのかは、カタルには分かりません。島精機のようなベストタイミングもあれば…1年も待たされることは、ザラにあります。ケネディクスなど…はっきり言って失敗の事例でしょう。故に…カタルは事前に上がる株は分かるが…時間が読めないと述べています。

日経平均株価の上昇は、しばらく…一服すると思っています。何故なら、関与率の高い値嵩優良株エレクトロンなどの半導体株の乖離調整が必要だからです。どんな成長株もこの試練は免れません。しかし…指数も大きく下がらないでしょう。

既に日本株の時間は、実質成長時代から名目成長時代に移行しているからです。菅政権のメディア評価は悪いですが…株価は正直です。実は大々的に取り上げていませんでしたが、昨年のコロナ禍で、カタルは「蛇の目ミシン」(6445)を観察銘柄にして、買ったのかもしれません。あまり多くの銘柄を手掛けているから「海」が抜けている東大出のカタル君の記憶力は小学生より劣ります。

蛇の目ミシン(6445)の日足推移

その蛇の目のチャートを見ると、あの時は、単に割安株の為に取り上げたのですが、何故、株価が大きく上がったか? 今回の3Qで…明らかになっています。巣ごもり需要でミシンが特需で売れたようです。カタルが注目していたのは株価が300円台から400円前後の時の話です。上にチャートを…下に四季報の比較を載せておきます。この四季報数字も既に古く今期の一株辺りの予測数字は186円になっています。この後は当然落ちますが…。

蛇の目の四季報変化

カタルが何故、人気になる前に注目したかと言えば…純資産価値と比較して、財務内容は良いのに株価が大きく売られていたためです。

カタルは名目時代の特徴の一つにはPBRと言う尺度の「水準訂正」が起こると述べています。純資産価値に比べ株価が割安な株です。代表事例は、バフェットが株を買った商社もその範疇の銘柄です。カタルが現在推奨している金融株の野村証券も三菱UFJもPBRは1倍に遠く及びません。現在の株価は、何れ…倍以上になると思っています。

イソライト(5358)の日足推移

だから蛇の目に、注目していたわけです。同様の考え方で、最近、会員レポートで取り上げた観察銘柄のリスト、株式コードだけ10銘柄ほど、会員に紹介した中で、最近元気だったのが「イソライト」(5358)です。良く株価は上がりました。

この発想はイニシャル表示で取り上げている低位配当利回り株のS君の一株あたりの純資産価値は618円で、株価は240円です。しかも配当は10円ですよ。企業業績は改善して…おり…当然、株価は何れ上がります。

更に、F君の表示の純資産は1463円もあるのに、株価はなんと…たったの497円です。今は赤字ですが…米国消費の動向からみてたぶん今期は無理でも、来期は確実に黒字転換でしょう。此方は赤字続きだから無配です。ですが…財務内容はなかなか良いですよ。米国の金利は上昇気配で、イエレン発言から見て円安傾向は続くのでしょう。やはり株価は上がることでしょう。

つまり…今の狙いは、全て「名目時代の確立」と言う「相場の潮流」を狙っています。

何故なら次の主役と思われる金融株は、米国金利の3倍化を受けて短期間に上昇したためにその乖離調整があります。更に株価が初動なので…市場の意識変化は、なかなか進展しません。故に、このインフレとは言いませんが、金利上昇の浸透度合いが進むまで…の時間が必要です。

だって…日経新聞の記者でも、あの時は「国際優良株」で相場を説明しようとしており、記者も、その変化に気づいてないのです。一般の人が分かるわけありません。先ずはメディアの洗脳が進まないと…市場の潮流が鮮明になるわけがありません。

わかりますね。今は相場が訪れる「時間変化」の話をしています。プロが、どういうタイミングで仕掛けるか? 

先ずは…仕掛け人たちが株を事前に吸い上げる時間が必要になります。多くの読者は株価が上がる直前のタイミングを求めます。そんなことは、仕掛け人でも分かりません。島精機を見れば分かります。予定数が集まらないから…買い続けているのでしょう。何処かの…ファンドの買いでしょう。未来を見つめ玉を入れる。そうして企業業績の変化を待ち、市場環境が追い風の時に、本格的にまたやるわけです。

ハイ、今ロコンドの2040円から2020円、2000円と順調に株を買えています。大きく売る奴が居るかどうか…。たぶん…一度、消化しているから、多くの売り玉は存在しないと思っています。どうなりますか…ケセラセラなのです。これはロコンドに限りませんが…あの時に2300円台が、なかなか重かったようです。だから一度叩けばいいのです。

今のNPCがそうなのでしょう。900円台が重かったのです。だからもう一度、仕切り直しです。この株は博打株ですが、時代性の「脱炭素化」の一翼を担っているので、買い続ければ…何れ株価も人気になる場面があると思っています。でもこんな博打株は遊びです。

やはり昨年の期日なのかな? DX関連はどれも弱い動きですね。

あの時にテクノスジャパン、ユビキタス、スカラの3つを取り上げてDXトリオとしてやりましたが…今は何れも株価は低迷をしています。ですが…カタルは、またやる予定です。今年は、何処かで…再びユビキタスを取り上げたいと思っています。もう…株価の上がるのは決まっています。ですが…カタル時間でも、まだ早すぎるために…打診買いをしているだけの状態です。

ロコンドの2000円割れを買っておきたいので…今、1985円で500株だけ買い物を用いました。本日は2053-2066-1978-1987=103000(10:35)です。ハイ、1985円500株のお買い上げです。当然、下値も買いが入っています。でも追証になるかもしれませんね。困ったことですよ。先の安値1856円が割れたら、間違いなく追証です。トホホ…株式投資は何が起こっても良いように…無理をしないことですね。

そんなわけで…トホホのカタル君は、この辺で…本日は終了します。また明日。



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