アーカイブ:2021年3月8日

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米国の上院では1兆9000億ドルの追加経済対策が通過したそうです。50:49と言う数字で決まったそうです。ただ意見対立がある最低賃金の引き上げは外れているようです。バイデン大統領が拘りを持っていた1400ドルの現金給付が3月中に実施されます。日本でも10万円が給付されましたが、米国は3回ですからね。3月に1200ドル、12月に600ドルを決めており、このあと法案が下院に戻され、大統領の署名で中旬にも法案が成立します。

共和党など…この支給は行き過ぎだと言われています。民主党のサマーズ前財務長官も反対の立場です。難しい話です。

しかし米国政権のイエレン財務長官は、前FRB議長ですが…彼女は現役の頃、「イエレン・ダッシュボード」と言う考え方を用いており、現在のパウエル議長もこの思考に同意しています。この耳慣れない「イエレン・ダッシュボード」と言うのは、社会的弱者の雇用を見るものです。

つまり失業率でも、黒人や大学に行ってない人の雇用状態や賃金の上昇など…白人ではなく…社会的弱者と言われる末端の人たちの数字を見るのです。今回も失業率は低下していますが黒人の失業率は上昇したと言います。この話は日本語版がなく英語版だけですが此方です。どうも有料のようです。でも携帯で読めたのですね。不思議…。

この話を知っていると知らないでは、今後の米国の政策の読み方が変わりますから、必要不可欠の知識でしょう。カタルも知りませんでした。知らないことばかりです。

リーマン・ショックの時に日経新聞しか読まないカタルはサブプライムローンだけなら、大きな問題にならないと思い、強気を堅持していました。しかし実際はそれを材料に組成したCDSの天文学的な仕組債が一般化していたのです。しかし…日経新聞は当時この話を掲載してない筈です。カタルは知らなかったのです。だから40億を失ったとも言えます。

この事実は、情報と言う物は、非常に高価な価値があるものだと言うことが分かります。馬鹿だけです。情報が無料だと思っているのは…。

だから太平洋戦争を起こし、 日本人は 自滅したのです。米国の実態を知っていれば…軍部の馬鹿さ加減が分かります。今も同じです。朝日新聞社は売国奴の新聞社だね。他人の揚げ足を取ってばかりで…根底にある真意を報道しません。国民を誤った方向性に誘導しています。週刊誌は仕方ないと思いますが…新聞社は権威がある筈です。だから太平洋戦争になったのです。ほんとうに…日本人は情けないレベルの人間ばかりです。

四半期別の米国個人貯蓄率の推移

その情報、昨日、カタルは作為的に米国の個人の貯蓄率のグラフを用いました。あのグラフは真実ですが四半期別のグラフです。上のものです。正確には年間の平均値を用いるべきでしょう。下のグラフは年の平均値です。この二つを掲示しておきます。自分が実際に「情報元」に行き…自分の目で、色々試しましたか?此方です。

米国個人貯蓄率の年間平均の推移

ここで米国金利の推移が分かれば…尚、この数字の凄いことが分かります。1981年に米国金利は15%台だったのです。その後は一貫して低下しています。そのグラフもつけましょうか…

米国10年債の利回り推移

日経新聞やNHKが真実を報道しているとは限りません。フジテレビと産経新聞社はアンケートも取らないのに…その数字を真実のように何年も国民を騙して発表していたのです。菅政権の支持率が本当に色んなデータで確かめた数字かどうか怪しいものです。

まぁ、兎も角…年平均値でも、やはりすごいのです。今の米国の個人は潤っています。だから株価がこんなに上昇を続けているのです。リーマン・ショックの時は金融界と言う悪者が居ましたが、今回は自然災害、コロナと言う誰も悪者はいませんからね。だから世界の中央銀行はジャブジャブ資金を出した結果、この株高になっています。日本株が「流動性の罠」から抜け出せたわけです。

その象徴的な現象の野村証券株、新高値を付けています。先日の662円を抜き、今現在の株価は668円です。こまったな。カタル君は本日1万株を売りました。上手に売り買いをするつもりが…下手をやっています。いつものことですが…。

何故、売ったか? 理由は貧乏人だからです。そうしてF君の株を買いたい為に信用の枠を空けました。

蛇の目(6445)の日足推移

それは前から述べているように米国の個人消費動向の話です。ここで…残念ながらカタルの推奨銘柄にせずに「観察銘柄」の内に、どんどん株価が上がった「蛇の目」(6445)の話をします。先ずはチャートを見てください。こんな形です。

今、メールボックスを見て返信メールをした日付を確認しました。なんと安値を付ける数日前の3月10日でした。なんと素晴らしいカタルの着想なのでしょう。しかし…当時は「コロナ禍」で追証の嵐でした。貧乏人のカタルには「なす術なし」です。

蛇の目の四季報の推移

この蛇の目は、何故、こんなに元気なのか? 当時は、その理由が分かりませんでしたが、今なら誰もが、その理由が分かります。此方を見てください。この間に3回、四季報が発行されていますが…2021年3月期の一株利益は15円が62円にそうして今の四季報は134円の予想になっています。しかし…2月5日に発表された決算短信では既にこの数字を大幅に上回る186円予想となっています。たぶん、5月に明らかになる数字は200円前後なのでしょう。

何故、一株利益が15円の会社が、いきなり200円にも利益が膨らむのか?

その理由を知らねばなりません。コロナ禍で多くの女性が家に籠っていますから…マスクなどを手作りするためにミシンを使ったからですね。実はカタルの家も同じです。2年ほど前にかみさんがミシンが壊れていることを知り、最近、ミシンを買ったばかりだったのです。そのミシンを使ったかみさんは子供の洋服を創ったりして時間を潰しています。巣ごもり消費はすごいですね。

ネットフィリックス(NFLX)の株価推移

蛇の目の経験があったので…カタルはこの米国の個人消費を見て…大きく決算数字が変化する会社を連想しました。米国ではケーブルテレビ需要が増えておりネットフィリックスが急成長しました。僅か…5ドルほどの株価だったのに…なんと今は516ドルの株価になっています。実に100倍です。すごい需要ですね。

この個人貯蓄率の推移をみれば…当たり前の発想で個人消費は落ちずに…どんどん増えるのでしょう。だからサマーズ前財務長官もやり過ぎだ…と述べて、金利が短期間に0.5%~1.5%台に急伸したのです。今はまだイエレン財務長官の見方が正しいのでしょう。しかし…この後どうなるか?

F君の週足推移

あまり…米国の個人消費の話ばかり書いていると他のスペースが消えるのでまた明日にしましょう。ですが…関連銘柄のF君は狙い通り先の高値の関門である546円を奪回して株価は上昇しています。今週中に、この銘柄を発表しようと考えています。皆さんは直ぐ、銘柄を知りたいと思うでしょうが…考え方のプロセスが大切なのです。銘柄なんか…何でも構いません。

所詮、自分が死ぬほど買いたい銘柄に出合えるチャンスなど…ほとんどないのです。みんな…普通の株ばかりです。仮にロコンドのように気に入っても、株価がこのように下がると諦める人ばかり…です。

ですがバフェットは流石ですね。良いことを言っています。「投資の利益は忍耐に対する報酬である」と述べています。

1年や2年など…あっという間に過ぎますからね。カタルはいつもノンビリ投資を推奨をしています。一度に買わずに…先ずは打診買いをして、その内、本格的に株を買うかどうか…決めればいいのです。

野村証券はこれからですよ。東芝の株価が安いですが…こちらも注目されます。株は上がって良し、下がって良し、どちらでも良し、自分の力量に合わせて、無理をしない投資を実行しましょう。カタルはまだまだ調整局面は続くと考えています。慌てないことです。それでは…また明日。

カタルはこの原稿を記念して…後場寄りでも1000株だけ、会員の皆さんと共にF君を買い増しします。またね。



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