アーカイブ:2021年6月6日

毒にも薬にも…。

最近…やたら目にするのが「迷惑メール」です。

利用しているアマゾンからのものを始め、口座を開設したことがないクレジット会社まで…他人をだますようなパスワードを騙し取る手口です。たぶん…そうだと勝手に解釈しています。必ず、パスワードなどを入力するように誘導されたサイトに誘導されます。

故に、カタルはそれらの類のメールは、直ぐに破棄します。でも日本人は従順ですから…多くの方が被害に遭っているのだろうと思います。読者の皆さんも…クレジット会社やオンラインストアからの「メール詐欺」に気を付けましょう。

基本的に向こうから…何かメールが来ることはありません。アマゾンなどは配達通知のメールだけです。パスワードを入力するように求めるサイトは、全て詐欺だと思った方が良いと思います。

そういえば…カタルも一度だけ、振り込め詐欺の電話をもらいました。丁寧で巧妙な手口で…翌日、9時に電話をよこすと言えば、時間を守りその時間に電話をくれるのです。たぶん、普通の人は騙されるでしょう。

あれだけ…頑張れるなら、もっと…その努力をまともな方に使うなら、きっと成功できると思います。ですが…昨日のレポートの「くだり」に…実質成長時代は、「先着一名様」限りの成功者と書きました。この失われた時代で成功するためには…余程の努力と運がないと…幸運をモノにすることは不可能なのでしょう。しかし、これからの時代は少しの努力で…ある程度の成功を手に出来る名目成長時代に移行します。

今は時代変革の嵐ですから…奇想天外な発想が思わぬ利益になることもあります。だから「失われた時代」と言う「位置づけ」も面白いものです。カタルは過去、何度か…日本の幕末と明治維新の頃に似ている時代環境だと述べています。徳川時代が終わり、新しい体制転換に移行する時代です。

我々は、この時代革新の中を生きており、価値観の変化(パラダイムショック)を経験しています。株式市場の基本は変わりませんが、変化球と言うか…新しい現象が、垣間、見られます。

カタル自身の経験も、あまり役に立たないのかもしれません。故に…常に試行錯誤の連続で、カタルは新しい投資術に挑んでいます。少ない資金ですが…その資金を有効活用しようと思っているわけです。やりたい実験は、限りなくあるのですが…肝心の軍資金がありません。まだ…本格的と言うか…今のような株式投資を始めて…投資家稼業の時間が浅いですからね。

ですが現役の頃も…ずっと株式投資をしていました。

今では時効ですから…現役の頃は、姉の旦那の名前を利用して…信用取引をしており、更にその後、東京に出てからは、友人の名前を借りて信用取引をしてきました。その他に…ITバブル以降の2003年から、みずほに集中投資したために収入が劇的に増え…高額納税者名簿に載る頃は現物株に限られますが、自分自身の実名でベンチャーリンクを5万株など…買っていました。毎月、500万程度のお金は、使い道がありません。

しかし…そのお金も全て泡と消えてから…の税務署様の登場で、追徴され、税金を払うためにサラ金から金を借りる始末です。そうして、その借金返しは、今も続いています。順調に行けば…来年末には、この返済は全て終わりを迎えます。ようやく…晴れて自由の身になります。

その時に一度、このレポート屋稼業の在り方を、考えてみようと思っています。

日証金の回転日数の推移

データを見ると…たぶん多くの投資家は儲かってないはずなのですが…何故か、カタルの狙いは「的を得ている」ように見えます。このレポートは結構、優秀ですよ。

「ペイントアップ需要」と言う言葉は知りませんでしたが、読者からメールを頂き、この言葉を知ってからは好んで使っています。カタルはその言葉を知りませんでしたから…それまでは「反動需要」と言う表現をしていました。日本も米国も同じ状況で、コロナ禍で貯まった消費需要が爆発すると思っているためです。

先日、会社の経費を見たら…全く、お金を使ってない月があるのです。食事にも行きませんからね。買い物だって行きません。故にお金が貯まるばかりなのでしょう。カタルは年金生活者だからお金は貯まりませんが…働く人はお金を使う機会がないのでしょう。故にお家消費の家電製品などが売れています。家電量販店などの業績を見ると分かります。

この後は、GOTOイートやトラベルと言った景気振興策も復活するでしょう。だから当面は、このペイントアップ需要を狙った「赤字から黒字」転換予想の株式が出番になるのは…誰でも分かる常識です。カタルはサンマルク、靴のチヨダを掲げ、大型株ではANAなども参考事例として採り上げています。何でも構いませんよ。

ここで…ロコンドはどうなのでしょう。ネット通販だから…関係ないとも言えますが、靴が主軸なので外出するために靴は必要ですから、このペイントアップ需要と関連すると言う連想も成り立ちます。

故に1Qから2Qの数字は、案外、良いのかもしれません。最近の株価の動きはその動向を感じ取っている様にも見えます。だって、なかなか…1600円台前半に株価は落ちず…カタルは、とうとう我慢が出来なくなって…1700割れを買う「株価ステージ」を上げました。

この1700円割れを買った株を、1750円で売れる日が続くなら…やがて、この底値圏から株価は離脱場面を迎えます。これが「相場は相場に聞け!」と言う実践編です。

同じことをNPCでも、実験していました。これまでは665円で株を買って680円で売っていました。この繰り返しが…3回、出来た所で…カタルは買うステージの株価を680円に引き上げました。このような実験は、ネット取引ならの試みです。僅かな利幅で…「薄利多売買」を心掛けていたのです。

しかし…先週から、この状況は変化したように感じています。

理由は新電元(6844)です。株価が連騰するようになってきました。カタルは相場状況から見て…しばらくは、どんな株も「大きく育たない」と思っていましたから、薄利多売買を、有言実行で「率先垂範」していました。

ところが…どうでしょう。売ったら、株価は上がる、上がる。不思議な思いでした。

トヨタ(7203)の日足と200日移動平均線との乖離

そうして極めつけは、あのトヨタ株の上昇です。大型株の筈なのに…。小型成長株のような値動きで、あっという間に、200日線との乖離は30%弱になっています。いくら… ペント・アップ 需要に支えられて、勝ち組の製造業とは言え…この乖離をどう説明したら良いのでしょう。

日経平均株価の日足推移

新電元と言い、トヨタと言い、たぶん日経平均株価3万円乗せからの調整局面は終焉を迎え…新しいステージに移行するのかもしれません。そう考えないと不自然ですね。しかし…「セル・イン・メイ」の諺は不発なのでしょうか? この程度で乖離問題が片付く筈がないと…思いますが、これから、いよいよクライマックス相場に発展するのかもしれません。

1987年から1989年の日経平均株価の週足推移

カタルの経験では1987年に一旦天井を付けたのですが、その後は指数中心に株価は大きく伸びて1989年に38915円を付けてバブル相場は終焉を迎えました。多くは1987年2月でしたが、日経平均の指数は1987年10月の26646円から僅かな調整期間で21036円を付けて直ぐに反発して、1989年12月の38915円に向かいます。この2年から3年程度の最後の宴が催されました。

日本株は「失われた時代」からの立ち上げなので、カタルは壮大な相場をイメージしています。しかし…米国は、ずっと株が上げ続けています。だから休みが来ても不思議ではありません。

今回は過剰な「グレート・アイワインド」が早い時期では、昨年の12月から…警戒感が継続され続けています。通常はソロソロ…このような懸念は一般化されて消化される時間です。つまり…米国金利が上がり、不透明感が払しょくされて…株価も上昇する形に移行する時期が近付いている筈です。

だから今回の雇用統計の数字が、70万とか…80万とか…と言う数字を心の中では期待しており…米国金利が2%台に跳ねて…更に株価も上昇するパターンもイメージしていました。このジレンマの…時間が分かりますか? 仮にそうなら…トヨタの新高値も整合性が見えるのです。

ところが…、やはり失業手当の割増金は、今、思うと…行き過ぎでした。共和党が正しかったように思います。歴史と言うのは面白いものです。

皆さんは、5月31日にリンクを張った元駐中国大使の宮本さんが語っていた米中政策の共通項、「競争と協力」の話ですが…あの重要性が分かりますか? 二大大国の覇権争いですが…両国は「脱炭素化」社会の実現では、共通概念を抱いています。たぶん…この路線(潮流)のなかで、整合性のある株がこれからの主役になりえるのでしょう。例えば…NPCなど…の銘柄です。

株で儲けるヒントは、至る所に転がっていますが、それを感じる能力が必要になります。何気ない…一言が、その人にとっては宝物になります。

相場の勘所をしっかり押さえておきましょう。その為には普段から様々な形で…市場に流れる潮流を、頭の中で整理して銘柄の値動きを観察してないと、追随が遅れます。あまり早すぎても駄目だし…やはり時間の読みは、難しい読みなのです。本日は詐欺メールを見て、読者の皆さんに「ご注意」申し上げました。

カタルレポートも利用の仕方が、問題です。「毒にも…薬にも:なりえるレポートかもしれません。それでは…また明日。



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