アーカイブ:2021年12月

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ようやく…FRBの姿勢転換が本格化します。今までは「一過性の物価上昇」と言い続け、サマーズ元財務長官のインフレ論理を否定してきました。しかし選挙を控えるバイデン大統領の苦境を鑑み、イエレン財務長官の主張が変化してきているのでしょう。どうも…パウエルと言う人も、岸田総理のような印象です。周辺の風に…自分を合わせるようです。

昔、中曽根総理が「風見鶏」と言う「あだ名」を付けられていました。元来、市場原理主義は理想社会を目指しますが、市場動向を見て、政策を機敏に転換します。カタルも、その傾向が強いのです。自分の意見はありますが…市場で何故、このような「不可解な事象」が起こるのか? …を検証して自分の相場観を修正します。

代表事例は「トヨタ」の時価総額と「テスラ」の比較です。

上げ続けるテスラ株のチャート

何故、規模、実力とも…上の筈のトヨタが市場では、テスラの遥か後塵を拝するのか? テスラ株は20倍以上になりトヨタは4割高です。

トヨタの週足推移

まるっきり…真逆の市場評価です。大人の筈のトヨタが、テスラの子ども扱いです。買収論理からすれば…トヨタなどテスラの傘下企業のイメージです。アップルの時価総額300兆円を観ると…日本のトヨタの33兆円などは、話になりません。だから…日本は、毎回MSCIの評価が低くなり…資金の流出が止まりません。

MSCIから日本株の資金流出の様子

この理由は、古くからある日本の「村社会論理」が、新しい時代への「進化」を拒んでいるから…だと思っています。故に…教育機関の「日経新聞の悪玉論」をカタルは掲げています。トヨタを賛美して…日本製鉄や船株の異常な株価を説明しません。

日本は、使う人により…お金の価値が違うのです。最高裁が国民の平等性を認めません。ブルドックソース、東京機械、ライブドアが悪くて…IHIやオリンパスや東芝なら認められます。しかし現実は、このような村論理が通用しないから、電通の新入社員の高橋さんを、自殺に追い込みました。

我々…日本人が、この村論理を未だに支持しているのです。しかし…株式市場はグローバル論理の世界競争です。

当然、MSCIのような基準で観れば…日本株は排除されます。こんな現実を何故、日経新聞は一般の人に語らないのでしょう。

政治家や経営者は馬鹿レベルですから…世間の風が動かないと「自らの襟を糺す」ことをしません。しかし、ようやく…東芝の姿を見て、日立も日本製鉄も変化を始めてきました。あとは300万台の生産体制維持に、拘りを持っているトヨタが、いつ変化するか? ここが焦点でしょう。章夫社長は、はやく辞めるべきでしょう。

ここに来て、ほぼ連日、この村社会行動の話をしています。そうして…「インフレの話」しか…カタルはレポートでしていません。

だから、退屈な人は、「またか」…と思うのでしょう。

いつになったら、日経新聞が…NHKがトヨタの「協調性を強いる」村社会論理の系列の話をするのでしょう。カタルに言わせれば…章夫社長の「雇用を守るため」の大義名分である「300万台の生産体制」維持は、自分の間違った認識の「おごり」だと思います。大社長なので…誰も周辺にいる人は、忠言をしないのでしょうか?

しかし市場原理は、ある意味で残酷です。

テスラの株価を、市場は支持を続け…高株価を維持させています。イーロンマスクが大量の株を売っても、株価は崩れません。時価総額が300兆円を超えるアップルが世界基準です。中国市場の売買代金は、連日、20兆円弱の水準でしょう。しかし…日本はどうですか?

お金が動かない「縛り」を、日経新聞が、NHKが毎日、伝えて…国民を恐怖に陥れています。本当に狂ったメディアです。「オリンピック反対運動」を報道するのですから…。

早く、はやく…。日経新聞が、世界の「時代の流れ」を正しく伝えねば…日本人の劣化がドンドン進みます。最後は「ガラガラ…ポン」の世界です。本当に東大法科を出て優秀なのかどうか…日本の政策指導部に、まともな人間は残ってないのでしょうか? お金持ちはみんな…シンガポールに行くわけです。

我々…本物を目指す投資家は、正しい「裁定概念」を持たねばなりません。今の時代に7%どころではなく…8%投資が実現するのです。日本製鉄なら100万株単位で投資をできるのに…何故、GPIFも、日本生命も、海上も…日本製鉄株を買わないのか? 

逆にレーザーテックのPER100倍以上の株価を評価して…川船のPER1倍程度の株価を市場で容認させているのか? もう完全に「狂った世界」と言う表現が、ピッタリでしょう。本当に…東大法科ってバカ集団です。

カタルは文字の間に「海」が入る本当の馬鹿ですが…自分の頭で理解しようとします。そうすると…「不可解な現象」が市場で溢れ…何故、こんな不合理な現実が起こるのか? 

サッパリ…ポンです。しかし…ようやく村社会を離れ…グローバル論理に目覚めたのが「日本製鉄」です。

皆さんは、この手の大企業の凄さが分かりません。軽井沢に行って、ごらんなさい。あの広大な「旧軽」(きゅうかる)の「東レの保養所」の凄さを、目に当たりにすれば…大企業の凄さを実感できます。お金で買えない綺麗な保養所です。あのコケを維持するために、何年も、何年も…人件費を掛けて、美しさを維持してきたのです。

自分の考え方が、正しいと思っているアホが、上に多く居るのでしょう。でも幸い…カタルは自分が馬鹿だと自覚しているから、常に自分の考え方が「間違っている」かも…しれないと自問自答します。

株式市場で「活きた経済」を、勉強すれば良いのです。やはり本物なら、儲けることが出来…偽物は損をし続けるのでしょう。市場は冷酷です。カタルは本日も昨日述べたアイディアを実践して…寄り値からソフトバンクを買っています。そうして5700円に500株の指値を入れましたが…買えるかどうか。

本当は安値を割るとは思っていませんでした。しかし…これが現実なので仕方ありません。カタルは当初、この1兆円の自社株買いの話を聞いたときは、今回は否定的でした。

理由は「社会環境の悪化」です。中国では「共同冨裕」。そうして米国ではインフレ圧力でテーパリング、そうして何れ金利高です。ソフトバンクにとって「逆風の時代」環境ですからね。

しかし…考えを改めたのは、それ以上に、「内部留保484兆円の意義」が大きいと思ったからです。

何か…このラインの中から「大物が誕生する」筈です。低PERの謎の船株、高配当利回りの日本製鉄、そうして1兆円もの自社株買いのソフトバンクの3つの選択肢が浮かびました。でも割らないと考えていたソフトバンクが、あっさりと下値を割り、依然、下げは止まりません。流石のカタル君、昨日、ソフトバンクの株価の根拠を観てみました。買ってから考える証券マンらしいです。

カタルの場合、先ず、「自分の勘」を信じて、行動します。それから…どんな投資もスタートします。先ずは行動です。そうして…このようなケースになると調べます。

ソフトバンクの市場価値と株価の相違

自分の勘が、間違っているかどうか…の検証です。その結果、あまり魅力的だとは思いませんが、そんなに悪い選択肢ではないと考えました。基本は、この比較です。カタルは市場原理主義者で、株価が正しいと思う人間ですから…本日もソフトバンクを買いました。寄り付きで500株、そうして5700円で500株が、今…買えました。果たしてどこで止まるでしょう。カタルは6800円を基準にして、その下を買い続けています。

同様の事が、船株でも…始まったようです。低PERの謎の修正です。

この「切っ掛け」は、商船三井の橋本社長の「配当性向」発言です。彼は25%~30%と日経新聞のインタビューに応えました。この株安の最中ですが、日経新聞の報道を受けた商船三井の先週の月曜日のスタートは6400円です。本日の株価は7000円の株価です。全体株が下がる中で…逆行して上がって来ました。

FRBのパウエル議長は「一過性のインフレ説」を撤回したのです。だから船株は、株価が加速して上がります。この因果関係が理解できますか?

ここで日経新聞が報じてない別のニュースを、一本だけ引用しましょう。

「カリフォルニア州の一部やニューヨークなど高コスト市場では、連邦住宅抵当公社(ファニーメイ)や連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)の裏付けがある住宅ローンの上限が、今年の82万2375ドルから97万0800ドルに上がる。両社を監督する米連邦住宅金融局(FHFA)が30日明らかにした。」と報じています。

この報道を見て、直ぐにピンと来ない様では、「時代投資」の意味や「市場の整合性」の意味を理解したとは言えません。世界の経済は米国が基準で動くのです。だから村社会を止めて米国基準に合わせるべきです。

それを日経新聞やNHKは、正しい報道をせず、その結果、日本国民を不安に陥れて…内部留保は6年分の利益を蓄積させて、とうとう484兆円ですよ。個人の現預金残は1072兆円です。

東京機械がTOBをされて、後出しじゃんけんで、お金を区別する最高裁の判決は、もう狂っています。だから当然の報いで「MSCI」の比重は、世界第3のGDPを誇る日本国なのに…毎回、毎回、お金を引き上げられるのです。

もうすぐ…時間切れになり、太平洋戦争と「同じ過ち」を繰り返すのかどうか…。日経新聞やNHKは猛烈に反省する必要があります。

あの時に、朝日新聞は「戦争を煽っていた」のです。同じことです。馬鹿が上に立つと、末端の国民は苦労をします。それを糺すのが「株主還元の推進」です。ここでは3つの選択肢があります。丁度、同じ持ち株数になりました。川船とソフトバンクは4000株ずつになりましたね。まぁ、どっちでも良いでしょう。

ただソフトバンクは安値を切ったばかりで…依然、警戒感が怠れません。やはり「共同冨裕」は厄介な問題です。最近、アリババは上場廃止説から、スピンアウト説も出ています。ジャックマーは表舞台から姿を消しても…なかなか許されていません。何とか…彼は側近に会おうとしていますが、側近からも面会を断られています。習近平と言う人は大変な人です。厄介ですからね。しかし…上海総合株価指数は堅調です。高値は取れませんが、下落もしません。

あらら…本日は5769円と5700円で買ったソフトバンクですが、既に株価は5605円です。5769-5808-5605-5614=9629300(10:15)です。このように「売り仕掛け」をしながら…買い続けるのがヘッジファンドです。天底の演出は、いつも同じです。

何れ…来年の春から夏にかけ、船株は同様の動きになるでしょう。買い演出をして…実際は売っています。今のソフトバンクは、真逆な事例です。たぶん底値の演出なのでしょうが…どこまで続くか…は「仕掛け人」次第です。

カタルはこのようなケースの場合、出来高で判断をします。上手に買おうとせず、お金が乏しいなら時間を置きましょう。時間が正しい株価を選択します。

お金のある人は、段階的に買えば、いつか…株価は下値を付けます。お金のない人は出来高を観て大きく膨らんだところ、今の感じでは一日3000万株から4000万株程度でしょう。その所が…買い場かな? 午前中に、今までの一日分の2000万株出来るかどうか…。楽しみです。 ソロソロのイメージですが…下値は分かりません。

明暗を分ける船株相場とソフトバンクの選択は迷います。それでは…本日は、この辺でお終いです。全体の株価は208円安の27727円かな? 本日も指数株のファストリも売られています。910円安の66220円です。

商船三井(9104)の関門は7650円

船株が高くて良かったですね。先ほど売ったのですが…買い戻すべきかどうか。難しい判断です。前回、目安を報じました。日本郵船で8940円です。商船三井は7650円、川船は5920円ですね。この下値ボックス圏を「離脱」してからが…本格的な相場のスタートです。それまでは、まだ「躊躇逡巡」な値動きなのでしょう。決して…無理をしないことです。相場は楽しみましょうね。



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