アーカイブ:2021年12月10日

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不思議な現象です。多くの人は日経新聞の川崎汽船の報道を読んで…「なるほど」と納得します。しかしカタルは何故、この時期に、このような報道がされるのか不思議に感じます。今まで、海運相場の話は日経新聞には、なかなか…登場していません。それが突然、最近は頻繁に目にするようになっています。

たかが時価総額が6369億円ほどの会社ですよ。1兆円に満たない小さな会社の話を日経新聞は、最近よく書きます。報道の裏には、様々な思惑が絡み…記事が掲載されている事実を多くの人は知らないと思います。

官僚は政策立案に際して…良く「アドバルーン」の記事を、知り合いの記者に書かせます。貸し借りがある世界ですからね。情報はただでは手に入らずに、政策官僚の情報は、記者自身の明暗を分けます。所詮は「村論理のお仲間」です。

本日の日経新聞の川船は、未来の予測に「否定的な見解」です。これは、昨日、カタルが述べている「一般認識」です。

でも何故、こんなバカ運賃が誕生するか? 謎が膨らみます。インフレ圧力も同様の事です。通常の常識で…説明がつかない現象が溢れています。イエレン財務長官、パウエルFRB議長は、最初、どう述べていましたか? 昨年末から一貫して…多くの識者は「一過性の物価上昇」で、年末には混乱は収まると述べていたのに…。実際はどうでしょう。

故にカタルはアセアンなどの人口が多い「アジア勢の購買力」が上がっている…と事前に観測を述べています。多くの人は、この現実を「見逃している」と考えています。

昨日、カタルが気付いた「現在運行中の船舶のエネルギー効率性や炭素排出量を一定水準以下に下げることを要求するエネルギー効率指数(EEXI)や炭素集約度(CII)などの規制が、国際海事機関(IMO)主導で2023年に導入されるからだ。」この報道は韓国の新聞社の報道です。日経新聞の記者が知らないのか…どうか定かではありません。

リーマンショックの時は、ニューセンチュリーが破綻した時に、日経新聞がCDSの事に一切触れていませんでした。カタルは当時、MBSだけなら…担保の住宅があるから大きな問題になるわけがないと…と思っており、強気を通していたのです。

今の中国の「恒大集団」問題と同じです。個別企業の問題なら担保がありますから、大きなシステム不安にはなりません。しかし現実は…そのMBSを材料に膨大な金額のCDSが販売され、AIGなどの生命会社も破綻に追い込まれ…米国政府は救済に乗り出します。

皆さんの多くは、日経新聞が正しいと思っているでしょう。しかし…カタルは観測報道に騙され…ミツミ電機の時は、2日間連続でストップ安の経験をしています。実際の決算が明けたら…報道と「まるっきり違う」世界だったのです。

こういう経験をたくさんしているために、カタルは「市場の整合性」に注目をしているのです。市場を眺めていると、色んな不思議な現象があります。

何故、ここに来て川崎汽船や商船三井は、直近の高値を更新したのに、日本郵船が最も健全な筈なのに…11月4日の8940円を奪回できないのか? 

最近は、海運株の中で、一番強い動きをしているのは川崎汽船です。日経新聞の記者が述べている現象と、現状の株価に整合性は観られません。何故、この不可解な現象が起きるのでしょう。

このような矛盾を、どう考えたら、正当性が得られるのか? 

これを考えるのが…「市場の整合性」の話です。本来はインフレになるなら、金利高になる筈ですが…なかなか米国金利は上がりません。これはFRBが未だに…国債を購入している為でしょう。 市場に資金が溢れているのでしょう。故に、早めにテーパリングを開始するのが筋でしたが、上記の「一過性の物価上昇」と言う概念があり、労働市場の改善を優先しました。

カタルはFRBの認識が間違っているという説を、ずっと…述べています。故に来年はその「シワ寄せ」相場になると思っています。「三菱UFJ」(8306)の株価が上がる路線です。

一見、関係ないと思われる此方の報道、カタルは、この報道を見て…カタルが述べている「株主還元相場」との…整合性を連想しました。しかし…自分自身が、深く…色んなシナリオを事前に考えて資料を読まないと、些細なこのような現象に気付きません。

繋がりがあるかどうか…は、現時点では分かりませんが可能性はあります。フリーキャッシュフローの話は重要ですよ。既に日本企業の内部留保は484兆円と言う馬鹿レベルの水準です。

ここで…こちらの記事を紹介します。

設備投資も怠る経営者を市場から追い出さなくてはなりません。これはカタルが述べている村社会論理…つまり総資産経営とROE経営の話です。だからカタルは日経批判をしているのです。

大切なROE経営と言う報道を、何度も、何度も繰り返せば…やがて日本の経営者も、政治家も、意識が変化して…世界競争に勝てるようになります。日本が凋落をしたのは、日経新聞が日本の政治家や経営者を正しく導いてないからです。片手落ちの記事ばかりを掲載します。

何故、日本郵船の株価が一番高いのですか? 財務内容が良いからですか? 

でも一株利益の比較では、明らかに…川船の株価が、一番、高くなるはずです。こう考えると…最近の船株の値動きの理解が進みます。「低PERの謎」と言う不可解な現象の「修正」相場が始まったのでしょう。

つまり…今は、まだ実現をしていませんが、日本郵船と川崎汽船の「株価の逆転現象」が未来に起こる可能性があるという事でしょう。このようにして…「市場の整合性」を考えて、相場を読むのです。日経新聞の記者は、片手落ちの報道ばかりです。これが…一流紙のレベルなのでしょうか?

たぶん…遅れている日本郵船の株は、まもなく…8940円の奪回に動くと思っています。それが自然の流れです。そうして…「半値戻しは全値戻し」の格言である9150円の株価を抜く筈です。「市場の整合性」から、未来の株価を観測すると言う仮説が生まれるプロセスを書きました。具体的な事例を参考にして、相場観を…どう組み立てているか?の解説です。

皆さんには、難しいかもしれませんが、株価同士にも整合性が存在します。その関係を知らないと…相場が理解できません。カタルが何故、「BASE」(4477)の株価動向を観察しているか? まだ高いと思っていますが…この株の底入れは重要です。先日、「ロコンド」(3558)とBASEの株価比較をしました。中身が違うから…このような株価同士の乖離が生まれます。

つまり徐々に…市場は立ち直っています。まだこんな状態だから、カタルは「1兆円の自社株買い」のソフトバンクを選択したのです。

しかし事前に…「共同冨裕」やインフレからの「金利高」があるので、大きく育つとは思っていません。まぁ、時間が経過すれば、また違う見解が生まれますが…短い時間軸では、大きくはならないでしょう。でもされど…1兆円です。大変な金額ですから…株価は上がりますよ。9月8日の7680円は奪回するでしょう。何処でも…買い場です。

買い需要が乏しいので…ソフトバンクの選択になったとも言えます。

それなのに…多くの読者は自分の都合だけで相場を考えています。BASEが下がっている現実を理解できてないのです。

先ずは株価を高値まで押し上げても、高値になっても、「買う勢力が現れる株」をやらねばなりません。

川船のPERが2倍以下の現状を、日経新聞の記者は、カタルに説明してください。2年で投下資金が回収できるのです。間違いなく「買収価格」です。1万円で買っても…採算に合うはずです。それなのに…こんなレベルの記事を、日経に掲載するとは…通常は「裏がある」と思うのが、普通の考え方です。だから…大きくなる素地があります。

カタルは難しい所ですから、本日は下値の買いを1000株だけ6800円で売り、そうして先ほど6650円で500株買いを用いました。これは買えましたが、6550円の500株はスケベ根性でした。常に自分自身を「目一杯」に追い込んでいるから…様々な可能性を考えて行動をしています。ですが…

メインは、まもなく「爆上げ相場」の筈です。だって出来高水準を観ると分かります。

でも…ね。相場観より、先ずは優先されるのは、自分自身の「力量」配分です。故に無理をされることはありません。

「株主還元相場」で、船株はハイリスクの選択です。ソフトバンクは通常のリスクでしょう。かなりの確率で7680円を奪回します。さらに保守層は「日本製鉄」(5401)の配当利回り株を買えば良いですね。

大きな資金なら三菱UFJを…更に野村証券も同じことです。個別の個人好みの株は、まだ市場の体温が低いので…「新日本科学」(2395)などを観ても分かるように…余程の資金がないと難しいでしょう。

こんなところで…本日の解説は良いでしょうか? やはり船株は下がりそうもないですね。たぶん来週から、目先の利食いは一巡して「新展開」だろう…と思っています。本来はクリスマスと考えていましたが、相場は前倒しになっています。上手く行けば…クリスマスの頃には、川船は「新高値を奪回」しているかもしれません。「目指せ!8770円」

それでは…また明日。



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