アーカイブ:2021年12月4日

市場原理主義…1

ソフトバンクの「悪材料」が、まもなくピークアウトするのでしょう。数え上げると、多くの悪材料が重なっています。代表事例は此方でしょう。更に此方もあります。これは米中の覇権争いの一環です。経緯を一端が書かれているのは此方が良いかな?

基本的にカタルは、毎日、このようなレポートを数時間かけて読み…データを取って株価を分析して市場動向を探っています。これだけ努力をしても、なかなか…たどり着けない「あちら側の世界」です。日本人は本当に怠慢で…近年は、駄目な民族になっています。それは映画を観ると分かります。此方の「女神の見えざる手」という映画を、最近見ました。

最近は読書をほとんどしなくなり、映画を見ています。「マネーショート」や「ザ・フード -アメリカ巨大食品メーカー」などは、お薦めの映画です。このような知識が株式相場の観方に影響を与えます。毎日、読むレポートもそうです。

例えば、此方…この中で孫さんは「資本家」と「投資家」を分けています。基本的な理念の問題です。

本日の株式市場のテーマ「市場原理主義」ですが、実は、皆さんが関心のある「船株相場」にも関連をするのです。カタルは長く…株式市場を観てきました。そうして、初めに考えることは「時代の認識」です。

ところが…日本人は生きた学問をしていません。画一化教育の陳腐化した概念を学ぶことが、勉強をするという事だと思っています。しかし…これは間違いです。ソフト業界に、長く居る人は分かるかな? プログラミングの技術革新は、激しく…常に自己研鑽が欠かせません。

カタルの仲間の一人は、NECから日本IBM、そうしてマイクロソフトで現役を終えました。彼との付き合いは長く、このサイトを始めた当初に…仲間を募ったことがあります。その中の一人で…非常に優秀です。何しろ、日本IBM時代に、メガバンクの統括をやっていたのです。数千億円のプロジェクトを束ねるのは、容易ではありませんよ。

その彼は、常に…勉強をしていたのです。でも日本人の一般的なサラリーマンは自費で夜間や休みを利用して、学校へ行ったり、最新の勉強をしているかどうか…疑わしいですね。

与えられた仕事しかしない人間など…カスも良い所です。その最低限のノルマさえ果せない基準の連中が、「ワイワイ・ガヤガヤ」騒ぎ…文句を言い「社会の分配」を求めます。予定納税したことがない人は、真剣に働いたと言えるかどうか…。この予定納税と言うのは大変な仕組みです。兎に角、毎月、税金を納めるのです。カタルの場合は多くないのでしょうが…それでも毎月300万ほどを納めていました。

紹介した「女神の見えざる手」の主人公エリザベスを演じる「ジェシカ・チャステイン」の仕事ぶりを観ると分かります。同じく…米国の弁護士の番組で「スーツ」に登場する主人公にも言えますが…兎に角、気持ちいいスピード感で、仕事をこなしていきます。本当に…息をのむ暇もないほどの「時間感覚」です。比較をしてください。道路工事の交通整理をしている日本のガードマンとの「時間の流れ」の差を…。

カタルは学生時代から、ずっと…日経新聞を読み続け、東京に来て歩合生活になり、日経産業新聞や流通新聞、金融新聞など…一般紙もそうです。それに日経ビジネスを始めとする経済雑誌など…多くを自前のお金で、購読を続けて…市場を観てきました。毎日です。

歩合外務員の生活を辞めてからは、自前のお金を使って…様々な実験をしています。その考え方の中で一番大切な事は「時代の流れの認識」です。

もう日本人のレベルは「狂った水準」です。それはNHKをはじめとするメディア、カタルは多くの経営者や政治家が日経新聞を読んでいるから、日経新聞の「悪玉論」を語っています。たぶん…カタルほど、多くの時間を割いて、毎日、色んなニュースを観ている奴は、他に多くは居ないでしょう。それでも…実際は駄目なのです。

「あと一歩」だとは、思うのですが…なかなかものに出来ない時間なのです。

今、叩かれているソフトバンクですが…やはり孫さんの「理念」は凄いと思います。最近はお金の事を考える時間が増えてきました。カタルがお世話になった方が、高齢になって来て、最近はボケてきました。使い切れないお金を残して…どうするのか? 

最後は国に持って行かれるのでしょうが…使えば良いと思いますが、カタルが生活補助の為に「家政婦を雇え!」と言っても「まだできるから…」といいます。生活を豊かに過ごすための工夫は沢山あります。

実は…うちのおばあちゃん。今までは住民票が新潟の長岡にあったのです。でも実際は一緒に住み始めて…もう5年~7年ほど経過するのかな? でも今回のワクチン接種で苦労をしたので、住民票を東京に移し…ついでに介護の認定を受けて、先週からディーケア・サービス(日帰り)の介護サービスを受け始めました。週に2回、今、彼女は、初めて…介護サービスを受けます。今年90歳になりました。

兎に角…痴呆症は厄介です。理屈が通じず、お風呂に投げ込んだことがあるのです。お風呂に、何故か…入るのを嫌がり苦労して入れていましたが、今はプロにお任せして…精神的なストレスから解放されてきました。 この痴呆症は厄介ですよ。

だから早くからエーザイの薬を使うべきでしょう。効果は分かりませんが、エーザイを潤せば、その開発が進みます。お金は「使ってなんぼ」です。日本人の教育が間違っているから、無借金が「正しい経営だ」と思っているのかもしれません。その結果、世界競争から負け続けています。

「匠の技術」だとか…「ものづくり大国」だとか…。陳腐化した間違った報道を繰り返す日本のメディアは、もう邪魔者の存在です。ようやく…フジテレビは「リストラ」です。

商社に友達が居たら…聞いてみると良いですね。物産や商事のレベルになると…本社勤務は僅かです。ほとんどが「リストラ」に遭い、系列企業に出向、そうして消えていきます。一流域の企業と言うのは、本社に残れる人間は、ほんの一握りで…稀な存在です。それでも…内部に人材がおらず、外部から招き入れます。武田製薬、最近では三菱ケミカルも、そうかな?

お金は使うから、価値があるのです。ようやく…内部留保が溜まり過ぎて…TOBラッシュになって来ました。前田道路はTOBに遭遇して高額配当を実施しました。新生銀行はどうですか? 

だから日立は、子会社を売却してまで、企業改革を実施しています。そうしてここに来て、ようやく日本製鉄も変化を見せています。パイオニアの指名解雇事件が1993年です。30年近く経過して、終身雇用などの「間違った社会通念」は変化を始めました。

日本と言う国を観ていると…なかなか物事が決まりません。同じことを何度も、何度も「堂々巡り」をして…失敗をしてから、ようやく重い腰を上げます。しかし横並び意識が非常に強い国民性で…ブームになると一斉に動き出します。来年は、その時代がやって来るのでしょう。「株主還元」相場です。

今、叩かれている「ソフトバンク」は、かなり良いものになるかもしれません。そんな気がしてきました。カタルは6800円から買い始めました。本当は、最初は「共同冨裕」も「インフレによる金融引き締めからの金利高」もマイナスに影響するから、今回はパスをしようと思っていました。何処かで…カタルは、その事を…事前に述べています。

しかし主体性のない相場を見て、買い需要がないために、仕方なく選択したソフトバンクでしたが…最近の叩きを観て、考え方が変わって来ました。

来春は、相当なものになっている可能性もあります。ここはまだ見えませんが…テーパリングが終了し、利上げになった後の世界です。現時点は霧の中です。でもひょっとすると…大物になるかもしれません。

ソフトバンクのNAVと株価の推移

もともと…この1株あたりの時価純資産価値(NAV)と言う基準と、株価評価の認識が「間違っている可能性」があります。ITバブル時の時のように、大きく…オーバーシュートする時代がやって来る可能性があります。インドへの投資は、そういう事です。皆さんの感覚は、あまりに近視眼的な時間感覚です。世界の投資家は、様々な価値観を有しています。

ここで「市場原理」の話を捕捉します。株価評価と言うのは、時代により大きく変化します。バブル期の不動産株は、PERが100倍以上の評価を受けていました。あの時の「切っ掛け」は日経新聞が三菱地所の時価価値を報じたから…その水準訂正が加速して、最後はQレシオです。

今は半導体が、その範疇です。米国で…今は大企業評価が定着したアマゾンのジェフ・ベゾスは長く批判され続けていたのです。赤字を垂れ流して…成長を追い求めていました。その絶妙なバランス感覚は、先ほど紹介した映画「女神の見えざる手」の主人公のエリザベスのような仕事ぶりです。

今はイーロン・マスクが「表舞台の主人公」です。このテスラ株の評価を、日本人の多くは既存の概念で判断をしています。

しかし市場には「時代を前に進める」ための使命があります。

その為に、資金を円滑に動かしています。お金を使わせるために「夢」や「理念」を語り…投資家の行動を促すのです。そうして…その結果、成功した企業は、100%の「株主還元比率」で、市場に恩返しをして、逆に社会的な地位が確立されます。ソフトバンクの姿勢は素敵です。

時代の要請により、株価の評価が決まり、その輪を円滑に回すために株主還元があります。配当や自社株買いです。この仕組みが日本では滞っています。

何故なら、使わないお金である内部留保を484兆円も貯め込むからです。だからTOBをするしかありません。働かない企業経営者を追い出すわけです。ユニデンの藤本さんが退任されたのは時代の流れです。たぶん…トヨタの章夫社長も、その限界を、自ら感じるはずです。そんな器に見えます。

逆に日本電産の永守、ソフトバンクの孫、ユニクロの柳井さんなど…一流域の人間はなかなか後進が育ちません。本当は後進に道を譲るのが筋ですが…期待に応える器の人物は、なかなか居ないでしょう。

本日のレポートは上手く書けていませんが…なんとなく感じてください。カタルは「時代が求める」要請が…市場人気の流れを決めて、その相場が誕生すると思っています。

故に「市場の整合性」の概念が、大切なのです。必ず、時代の流れは、ある方向性で動き…集約されていくのだろうと考えています。生物学の世界で「収斂進化」と言う言葉ありますね。様々な意見は時代の流れで纏まるのでしょう。

今日は市場原理主義のさわりの部分を、カタルの頭の整理のために、レポートしたので、上手く書けていません。ゴメンね。

明日は、この考え方を発展させていきます。何故、船株が上がり続けるか? 

この背景の解説でもあります。カタルはFRBのパウエル議長が、「一過性の物価上昇」の概念を変えたことが、船株の上昇とも…「結びつく」と述べました。だからインフレの話を、ずっと続けてきました。その背景を少し考えます。

皆さんは、分からないかもしれませんが、大きなお金を投じられるかどうか…の基準の話です。もともと…市場原理主義は、理想社会の実現のための手段の一つです。米国が主張する民主主義(資本主義)が正しいのか? それとも中国の専制主義が、正しいのか? 進化の速度の話でしょう。

あまり…一般的には面白くない話ですが、いよいよ…年末から年始の「儲かる相場の季節」になって来たので、その方向性を考えているのです。

ここで…日経新聞には、年末「駄目説」が載っています。2018年の再来です。しかし…カタルは、明確に「景気循環」から見て、この考え方を事前に否定しています。どの主張が正しいか、どうか…より、自分が、どんな世を望むかどうか…の話でしょう。

それでは…また明日。



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