アーカイブ:2022年1月

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昨日の岸田総理のインタビューを聞いたけれど、やはり「新しい資本主義」の意味がよく分かりません。彼のイメージは市場主義では格差を産み、株主側に立った姿勢ではなく、従業員の人材投資にお金を入れるべきと言う主張なのでしょうが…具体策が見えません。菅さんは直ぐに実績を打ち出したのです。大きな違いです。

そもそも…内部留保484兆円を生んだ背景を、理解してないように感じています。失われた時代の「失政に次ぐ、失政の結果」…企業が自己防衛の為、自らの身を守るための「保身行動」がお金を貯める行動だったのです。ですが…官僚らしく反省もせずに、また傀儡政権を誕生させます。

もともと…安倍政権の「森・加計問題」や「桜を観る会」の仕掛けは、官僚筋の反対派が仕掛けた勢力争いなのです。そうして地検改革の黒川さんで、我々は敗退です。

ただ確かに…トランプが「米国第一主義」を掲げたように、市場原理には「歪み」があるのでしょう。ブレグジットも、その動きです。EUの概念のグローバル化が否定された結果とも言えます。どれが…人類にとって正しい道で、人類の進化を早めることが出来るのか?

カタルは、歩合給を選択した稀な人生を歩み、苦労を続けてきました。未だに友達への義理を返してないからです。まぁ「負け組の人生」ですからね。

だって…1989年の高値を一度も更新できない選択をした日本は狂っていると思います。相場が良いなら…カタルの技量なら、簡単に株で儲けられます。

時々…ポカをしますが…ご愛嬌の範囲でしょう。今は分からないでしょうが、ロコンドだって、捨てたものではないと思っています。過去のカタル銘柄の多くは、必ず復活しています。昨日は合計で3500株を、久しぶりに…買いました。ただ「田中君の器」の問題はあります。でもマズマズでしょう。ユニクロの柳井さんやソフトバンクの孫さんなど…のレベルは、そう居るものではありません。

最近、興味を持っているのが、「ZHD」(4689)の川邊健太郎さんです。何人か…社長が変わっていますが、彼は、ナカナカの器に見えます。LINE、ZOZOなどを取り込み…そろそろアジア圏の足掛かりの動きがみられるかどうか…。

カタルが注目しているのは、アジアへ「チャレンジ」する企業です。読者のみなさんで何か見つかったら…カタルにも教えてくださいね。良いものなら…共に、やりましょう。RCEPは良いことですよ。TPPも同じです。ある意味でこの時期に「海運株」が頭角を現しているのは、その未来図を暗示しているのかもしれません。だからコロナによる「一過性の利益」ではなく…大きな流れの可能性もあります。

カタルは運命論者です。未来において必要だから、こういう現象が生まれると考えるのです。その割に海運株は、いくら市況ものと言っても正当な評価ではありません。そもそもPERと言う尺度は、合理的なものなのです。同じ市場で、「川船」(9107)のPER1.98倍と、「レーザーテック」(6920)は124.6倍の現実が説明できるなら、カタルに教えて欲しいものです。

水は高い所から低い所に行きますが、お金はリターンが低い所から高い所に移行します。同じお金なのに、この評価の違いは行き過ぎているように感じています。

市場は「いつも公平」だとカタルは思っていますから…このような不可解な現象は、長く続かないと思っています。人間が価値を決めるので…一時的な間違いはあるでしょうが、あまりにギャップが大きすぎるように感じています。両者の差は62倍です。成長力の観点から見ても…そんなに差があるのかどうか…。だから、必ず…この修正相場が、何処かで起きると考えています。

昨日の861万株の「BASE」(4477)の出来高と、日証金での100万株の売り残増加は興味を引くものでした。

カタルのBASEへの価値観(評価)は500円割れからでしたが…乖離率(-56.9%=200MA)から見て、最近は打診買いをしています。この手の株式は、どれも非常に弱く…なかなか「底入れ」が確認できません。「ユビキタス」(3858)の株を、「村田製作」(6981)は512円で買ったのですが、それさえも…下回る水準です。ユビキタスは村田が注目する車関連でもありますからね。TOBの可能性はないのかな? 

「シックHD」(7365)の500円割れとか…。みんな…非常に安い株価評価です。別にロコンドだけではありません。実は米国でも同じ現象のようです。本日のWSJは此方です。

ARKKのETFの推移

米国でも半値以下の株がゴロゴロしていると言います。そこでアーク イノベーションETFを率いるキャシー・ウッド氏のETFの株価を観ると…こんなイメージです。高値159.7ドルから77.53ドルまで…半値の評価です。通常、ここから更に下がります。「半値八掛け2割引き」…つまり高値から1/3が下値の目安の一つです。

チャップリン映画モダンタイムズより

でもカタルはどちらかと言えば…彼女の応援派です。時間軸が「ズレた」だけの話でしょう。何処かの時点で…復活するのでしょう。そもそも「時代革新」と言うのは、新しい時代を否定する人種が多く居るものです。チャップリンのモダンタイムかな? 彼はあの映画化の中で、産業革命の頃の「近代化」を揶揄して…大衆に受けました。でも自動化は確実に進みました。そんなイメージです。

今の時代で、スマフォを利用できないと…何も出来ません。なかなか使いこなせませんが…なんとか時代に付いて行きたいと思っています。自分自身が、時代に合わせないと駄目なのです。人間は、ともすると…自分中心に世の中が回っていると思っています。

だから株価を観て、市場の動きはおかしい。自分の考え方は正しいと思い…時々間違います。ロコンドは、そんな株の一つでした。しかし田中君の努力不足とは言え…やはりマズマズでしょう。商船三井が来ていますね。日本郵船も混ぜて…両者とも2度目の1万円台の挑戦です。やはり船株が、今のカタルには一番よく見えます。

BASE(4477)日足推移

その次が、昨日の値動きのBASEかな? 最近の出来高や値動きを観て、俄然、興味が出てきました。もっと下がれば良いのです。通常、新しく大きなファンドが参加するときは、先ずは「売り」から入ります。このような場面から…売ってみるのです。そうして下がるなら…まだ早いという訳です。買いたいけれど、売りから入る戦略を、用いるのがヘッジファンドの常道手段です。ロコンドもその可能性があります。

レオパレス21の日足推移

再生銘柄の「東芝」(6502)は、再び5000円近くの高値になって来ました。ただ…資産インフレが進むと家の価格も上がりますが…通常は賃料も上がります。だから大きな会社になりましたが、「レオパレス21」(8848)なども…そろそろ選択肢に掲げる時間です。そのチャートも付けておきましょう。要するに…自分が未来の時代をどう考えるかで…相場の流れの選択が変わります。

自分が望む社会を選択すれば、良いのでしょう。多くに方は「儲かる株」を探すのでしょうが…基本的な考え方は、未来社会の作成です。どんな社会になるか? 自分の頭の中でイメージして…その流れに沿った銘柄を選択すれば良いのでしょう。

INPEX(1605)の日足推移

「INPEX」(1605)が試掘を開始しましたが…カタルが証券界に入社した頃、第二次オイルショックの時代ですが…「日本石油」(5001)いや…今は「ENEOS」(5020)です。このENEOSは、もう40年以上前の話ですが…良く上がりました。余裕があるなら、カタルもINPEXを買ってみたい株の候補です。インフレと金利高の流れに、マッチします。バフェットが買っている…商社株もそうですよ。同じ仲間です。流石…バフェットでしょう。インフレから割安株の商社を買っています。彼の狙いは明らかです。

証券マンは、常に周りの銘柄の値動きを頭に入れて…自身の相場観を修正しないとなりません。BASEが大きく下げて、三菱UFJやINPEXが上がるのです。この図式が理解できないと顧客を、儲けさせることは出来ません。

海運株の上昇もインフレと同列だと言う理解があるかどうか…。このような理解が進んでいれば、自ずと自分の成績も上がります。顧客は大きなお金を動かすわけですから…論理的な裏付けの説明が出来ないと顧客を説得できません。全体の相場を観て…自分なりの「絵を描く」ことが出来るなら…「一人前」でしょう。さて…本日は簡単ですが、これでお終いです。

5600円のソフトバンクが「利食い」できました。何度でも利用できるソフトバンクです。1兆円の「自社株買い」は、初なのです。株価が上がってからワイワイ言わずに常にカタルは事前に宣言をしていますね。そうして…常に「率先垂範」を心掛けています。ただしカタルも間違うことが良くありますから、読者の人は自分で選択しなくてはなりません。それでは…また明日。



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