アーカイブ:2022年4月

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いや、素晴らしい…昨日の「日本郵船」(9101)の上げ方は「お見事」でした。カタル達が船株を観察しだしたのは…昨年の7月末に「商船三井」(9104)の増額報道が、日経新聞に載った時です。8月から、ほぼ一か月間の「爆上げ」相場でした。

日本郵船(9101)の日足推移

その前もそうですが…船株は、あまりの好業績の為に、テクニカル面が追い付かず…常にチャートは「上方乖離幅」が、高い状態でした。そうして…今回、初めて…「200日線」に近づいたのです。しかし…瞬間でもこれを割れることはありませんでした。でも観察してから…初めての「調整場面」のような印象を持っています。

確かに…昨年の9月の下げは、厳しいものでした。しかしチャート上は、下がったと言っても…依然、かなりの乖離を保持したまま…好業績が続きました。

今回は、初めて…200日線に「接近」したのです。これで、たぶん…次のステップに移行できるのだろうと考えています。つまり昨年の8月の爆上げ以上の…「大きな猛烈な」爆上げ相場です。たぶん…カタルの歴史の中でも「ITバブル」期に匹敵するか…。それ以上の相場かもしれません。

仮にそのような相場が出現するなら、カタルのイメージは、全ての「市場の整合性」が一致した…綺麗な形が完成します。

船株の「低PERの謎」も解明され…今回のコロナからの物流の一連のゴタゴタも…。全ての整合性が一致します。相場の怖さと言うか…面白さと言うか…。そう言うものを体験できるスケールの相場が出現するのか…どうか、カタルも現時点では分かりませんが、そう考えないと「名村造船」(7014)株の動向も、合わせた「整合性」が得られません。このまま船の相場が終了するシナリオは、やはり不自然なのです。更に最近手掛けているS君も、同じ背景と言えば…同じ背景があります。この原油高と同じですね。

でも…ITバブル同様に、船は非常に危険です。

「朽ちる前の果実」は、腹痛程度では終わらずに、入院をするような…危険もあるから、カタルの「幻想」を共有する人は、無理をせずに、その危険を承知で臨まねばなりません。だからカタルは「川船」(9107)の持ち株を2000株に落としました。この株数なら、どちらに転んでも…相場を「楽しめる」でしょう。

この日本郵船の解説で用いた「下位にて…陽線5日間連続」の形ですが、たぶん…この諺の「下位」とは、本当は…もっと「長い調整場面」を言っているのだと追います。もっと…ずっと「株価位置が低い」形を述べているのでしょう。今の相場では、「エーザイ」(4523)とか…「BASE」(4477)のようなに…「長い期間」を掛けて…下がってきた時の「底入れ」の格言だろうと思っています。でもカタルは用いました。皆さんには様々な事を知って欲しいからです。

やはり…お船は、カタル向き(ハイリスク)の銘柄です。この値動きはワクワク感があります。

しかしカタル自身は、一度、引っ掛かった玉(時間軸の読み違え)は、一度は、僅かな利幅で「利食い」と言うか…一旦は逃げます。そうして、やるなら…再びチャレンジをします。その理由は、信用の場合は期日があるからです。相場観とは違い、一度は、逃げます。そうして、再び…相場を考えて、取引を継続するかどうか…を考えます。故に、昨日は「商船三井」を、一度は利食いしています。まぁ「利食い」と呼べるほど、儲けていませんが…。逃げました。

くれぐれも…危ない選択ですから、皆さんは「自己責任の意味」を理解したうえで、相場に臨みましょう。さて…船の話は、これでお終いです。次は「野村証券」(8604)かな?

野村証券(8604)の日足推移

やはり…ね。カタルは、あの「野村総研株の売却」報道を観て…何かあると思っていました。その理由が、本日の報道で分かりました。ただ金額が3000億ドル…ではなく3000万ドルです。ゴールドマンサックスのCEOは3500万ドルの報酬だそうですね。こんな程度が記事になるのかどうか…。

まぁ、企業規模が小さな会社では大変ですが、野村にとって…「鼻くそ」程度の金額です。事実、市場はお構いなしで…株価は高いですね。でも何かあるから…このようなチャートを形成していたわけです。これが…「株価は、全てを知っている」と言う「効率的市場仮説」が生まれる所以の…典型的な事例でしょう。この話は、これで…お終い。

原油価格動向

次は、もっとマクロ的な大切な話があります。原油価格相場の話です。リビアの製油所の停止など受け…上がった相場「e」は、2番目の山「c」を越えられずに、相場は下がって来ました。この後、どうなるか…ですね。

しかし直近の「d」の位置は「b」と「そん色」はなく…多少、下回った程度ですから…「横ばい」波動が続く可能性も高いようです。まだ原油価格は、たぶん…大きく下がる場面ではない筈です。

でも高値圏でも「横ばい」なら…インフレの話は変化率ですから、進展しません。故に横ばいなら…問題ありません。色んな整合性を考えると…原油価格がどんどん上がるシナリオは可能性が薄く、下がる可能性も…今は、なかなか…見出せません。

米国10年債の利回り推移

一番、確率が高いのは、「高値圏での横ばい」のシナリオでしょう。そう考えています。ここに…米国の「10年債」を合わせると…この金利動向も、この乖離を更に拡大するとは考え辛く…たぶん今が、米国金利は、目先はピーク圏でしょう。

この路線に合うシナリオは「BASE」の「上げ相場」の可能性も…あり得ます。今は391円かな? 窓埋めの「下押し」があっても…その程度の下げでしょう。逆に、日証金では、何故か…売り残が増えていました。何故か…分かりません。こんなところで、売って、大丈夫なのか?…と老婆心を覚えます。

しかし…「メルカリ」(4385)は、新安値の更新です。

メルカリ(4385)の日足推移

たぶん…最近、買ったファンドが考え方を変えた可能性もあります。此方の可能性や中国の「共同冨裕」の兼ね合いから…アリババの株価の関連もあります。「ソフトバンク」(9984)は。たぶん…「自社株買いの介入」の関与率を、株価が高値圏ですから…減らしたのでしょう。

でも…ナスダック指数の週足を観ると…FRBがコントロールを失い、「失政する」可能性も否定できません。だから今は「様子見」が正しい選択なのでしょう。米国は本物人間の国だと思っていますが…それでも難しい場面です。だから…無理をしない投資なのですよ。

ざっと…「市場の整合性」の理解を深めてもらうために、今の相場状況を、カタルなりに解説しました。常に…様々な銘柄と外部環境の事象を比較して、相場を考えます。

例えば…吉野家の「生娘発言」で常務かな? 首になりましたね。確かに不適切な発言ですが…カタルの感覚は、この程度が問題にされて…辞任に至る「社会構造」の方が問題だと思っています。

これじゃ…カタルなんかは、常に犯罪者のようなものです。日経新聞の馬鹿と、度々…言い続けています。カタルの表現は、軽い感じで使っていますが…カタルも気を付けねばなりません。長い読者は分かってもらえるでしょうが…世の中は様々です。

この「生娘発言」で問題になる「社会」構造を観ると、デフレ下の「清貧思想」の「根深さ」を感じています。カタルは、既に社会は「寛容さ」が増していると思っており…「名目時代」は始まっていると思っていますが、カタルの認識以上に、世間は、まだ「清貧思想」のまま…なのかもしれません。

こういう社会現象を観て「相場観の見立て」を変えます。「社会が寛容か」どうか…。

「共同冨裕」と言う…中国の新しい方針は、社会が上手く回転してない「証」です。だから自分の失敗を、誰かに転嫁したいのです。故に、頑張っている奴の足を引っ張ります。社会が悪化している現象ですよ。「生娘発言」も似たような感覚です。

カタルは、ハハハ…「しゃぶ漬け」は、下品な表現だ…と思いましたが、喩えとしては、分からなくもありません。この程度の発言を問題視する社会の現象は、「過敏な反応」だなぁ~と思っています。

つまり…相場もそうですが…感じ方は「人それぞれ」…です。

市場には、様々な見方(意見)があります。冒頭の船株はカタルの願望であり…幻想でもあります。しかし同時に可能性がないと…誰が言えるでしょう。だって今期、つまり来年の3月まで決算数字は、たぶん落ちないでしょう。それで、この評価は納得できません。

S君の四季報数字

あまりに悲観的な…それも「異常な」評価です。PERが2倍を割れるのですよ。これを認めると…どの株も株を買えません。日本企業はS君のように…立派な業績なのです。この内容で株価は558円です。これを評価せずに…1092兆円も現預金に眠っている政策は、やはり「清貧思想」です。だから吉野家のような事例も出てきます。故に黒田さんの政策は、正しいのですよ。

黒田さんを批判している奴らは、何故、澄田のユニセフ会長を許すのでしょう。何故、三重野の大学教授を許すのでしょう。彼らが大量の自殺者を生んだ犯罪者とも言えます。これは言い過ぎでしょうが…カタルの人生は、こいつらの為に狂ったのです。

日経新聞社も同じです。真剣に仕事をしてない奴が、上に君臨するから、30年以上も日経平均株価は38915円の壁を、破れないのです。何故、日経新聞は、この現実を、連日…紙面を使って報道をしないのか?

「山一」倒産のスクープを書く前に…もっと真剣に政策を検証すべきでしょう。メディアの資質は、ひどいものです。カタルはそう思っています。

いい加減に…皆で「パッパラパー」…「寛容な社会」を構築しましょう。日本郵船を高値と思われる株価位置で買って、失敗しても「ハハハ…また失敗しちゃった」…と笑える社会にしたいものです。この基準は…みんなで創るのです。生娘のしゃぶ漬け発言など…冗談に決まっているでしょう。そんなことを問題にする社会の狭さが、「哀しい」とカタルは思っています。また…明日。



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