アーカイブ:2022年4月29日

黒田さまのご登場

今の時代は「端境期」で…大きく世界の仕組みが変わっています。そのドラマの「カラクリ」は、知れば知るほど…面白さが増してきます。株屋をやっているから、この面白さが分かりますね。カタルは既に…もうすぐ25年ほどになりますが、ほぼ毎日欠かさずに原稿を綴っています。嘘は書けないし…なるべく、カタルも知らないことを理解しないと皆さんに説明が出来ませんから、レポートを書く以上、背景を調べます。たぶん…皆さんの想像を絶する程、色んな資料を読んでいます。

しかし…それでも馬鹿カタルです。なかなか…レポート屋稼業を卒業できません。あちらの世界に憧れて…努力を続けるけれど、なかなか最後の「時間軸の壁」は破れません。しかし方向性は分かるのです。だから必ず、このレポートで書いている通りになります。

故に…今回も会員を募集すると、たくさんの皆様からご応募を頂きました。ありがとうございました。

どうも…新しいパソコンに変え、メール機能が変わったために慣れてないのか…。使い方を理解してないせいか…。あるいは、このメールソフトは欠陥商品なのでしょう。前の方が「使い勝手」は、良かったように感じます。その為に、折角、メールを頂いたのですが…上手く返信メールを出せなくて、多くの皆様にお手間を取らせ、お詫び申し上げます。

1日に数通程度なら問題はないようですが、10…20通と重なると…発見するのが難しかったのです。ごめんなさい。昨日で…全ての新規応募者の方への「返信メール」は終了している筈です。もし届いてないなら…次回、ご応募いただいたときは、必ず採用しますから、悪しからず…ご容赦ください。ゴメンね。

基本的には、同じなのですよ。カタルは全ての読者の皆様は、カタルの友達だと思っています。会員の方は、志を共にする同志だとも思っています。ただ単に…「日本国を良くしたい」を考えています。当然、その過程で…株で儲けようと思っています。長く…カタルレポートを読まれている方は、その事が分かると思います。散々、カタルは「政策批判」を続けてきました。しかし、ようやく…新しい時代が幕開けしますね。

先ずは、本日の日経新聞トップです。確か…28日まで限定の無制限の「指値オペ」だった筈ですが…毎日、実施するそうです。パチパチパチ…。

これです。これを…「不退転の決意」と言います。日銀に勝てるやつはいません。所詮、国債などは全部で、1000兆円しかないのです。しかし…個人の現預金残高は1092兆円もあります。日銀様は無限のお金があるのです。

テスラの週足推移

このような批判が、巷に…溢れています。彼は、官僚レースに敗れた人間で…日銀のETF買いも批判をしていました。更に…彼はテスラの株価を猛烈に批判していました。仮に「空売り」をしていたら、とうの昔に破産です。その当時のレポートをリンクさせ…そうしてテスラのチャートを掲げておきます。

「円安は悪だ」と述べているレポートは多いですが…カタルは、こんな程度の円安は消化できると思っています。むしろ…企業経営者への「ショック療法」になると考えています。

ようやく「神の国、日本」にも神風が吹いてきました。上海コロナに続き…北京でも感染が広がりつつあります。日本のサプライチェーンは、コロナ禍の最盛期より…苦戦を強いられるかもしれません。こちらはオーバー解釈ですが…あり得ます。こんな報道もあります。

商船三井(9104)の5分足チャート

このような動きは、半導体だけでなく…時間軸の「横ずれ」が続きます。だからお船の相場が面白いのです。昨日は…面白かったですね。商船三井の後場からの動きは楽しめました。3050円の売り物を消化しましたからね。残念ながら「自社株買い」はなかったのですが…。

商船三井(9104)の決算説明会資料より

カタルは前期が終わり、今期が始まったばかりの「この時期に」…この予想数字を掲げるのは強気なんだなぁ~と感じました。他の解説予想を観ると「市場予測に届かずに売られた」と言いますが、この解説は間違っています。カタルは前期並みの7000円億円に届くと思っています。それは最終ですね。しかし企業経営者の立場で…この時期に5000億ですよ。思った以上に長期化の契約は進んでいるのでしょう。

今期の為替の前提予想は120円ですが、今は130円です。1円の円安で53億円の増収効果だそうです。130円なら530億円、170円なら2650億円です。まぁ、これは…ないね。しかも自信の表れは年間の配当は350円です。前期が1200円ですから95.8%の水準を打ち上げました。

商船三井(9104)の決算短信より

やはり前期末の配当750円予想を変えて、150円増やして900円として、前期3月末の株主に増配するそうです。たぶん…川崎汽船も前期の予想配当は300円ですが…カタルは500円の可能性もあるかもしれない…と考えています。しかも20%の配当性向ではなく…25%を述べています。自社株買いはなかったけれど、まずまずの内容で…この世間の評価は「仕手化の芽」を膨らませました。楽しみです。

今は商船三井の数字で述べましたが…このような企業業績の読みは、色んな面が絡み合って…実際の政策が市場に影響を与えます。そうして株価の反応を観て…政策を変えるのが市場原理主義です。

批判を続けている岸田政権、最近は「軌道修正」をしているように見えます。二つの報道を紹介しておきましょう。先ずは此方。そうしてケネディクスにやっていた時にカタルは盛んにPFIの話をしています。 例の水道管が劣化しているので…民間に任せるアイディアです。

少し…岸田さんの評価をあげたのは、一つは原発に対する態度表明、あとは政策の実行スピードです。口で言うのは簡単だけれど…実際にやるのは大変です。そうして一般化していませんが、彼には消費税比率引き上げて19%課税構想があるようです。この「19%消費税」報道を観た時に、パチパチパチ…とこころの中で…こいつは馬鹿じゃないと思ったのです。

しかし今は、その前に、日銀が買った国債を「永久国債」に変えないと駄目です。これが難関ですね。

キャノン(7751)の日足推移

だから「国内回帰」を宣言して動いている「キャノン」(7751)の株価は、上がり続けるでしょう。中国のコロナ騒動により、サプライチェーンの見直しは、必至です。中国からベトナムに多くの会社は、既に工場を移転させています。昔に亡くなった…「浦上さん」が興銀の顧問の頃、仲間と一緒にベトナム視察に行っています。当時カタルは和光証券勤務で、その話を聞いていました。流石…ですね。

カタルの仲間と言うか…ほんの知人程度ですが、産経新聞の子会社の夕刊フジの編集をやっていた奴はベトナムに渡りました。もう10年以上前ですね。どうしたかな? 彼から講演を頼まれて、仕方なく…当時、本を出したばかりだったので、その宣伝の為に10万円を貰って講演を引き受けました。女性の為の投資口座のセミナーだったと思います。でもその10万円で、会が終わった後、数人の参加者の女性達と…すし屋に行って全部パーで、足りなかったのかな? 色んなことがあります。

昔話はどうでも良いか…。兎に角…良い政策を実行するなら間違いありません。黒田さんの不退転の決意は揺るぎません。これが政策です。

僕ならもっとスピード感を持って実施しています。日本はどうしても「村社会」時間です。「失われた時代」と言うのは、そういう事なのです。「みんなの総意」を大切にします。でも同じことなのですよ。成長株時間の激しい値動きか…。それとも、お金持ちのバリュー株時間か…。どちらかの選択です。

カタルは貧乏人で博打人間だから、「潜在成長率」の夢を追います。キャシーウッドさんと同じ仲間です。しかし今は、金利が上がっているから…仕方なくバリュー株の選択です。三菱UFJを昨年末に640円前後で1万株を買ったと言いましたね。いつもカタルは「有言実行」です

こんな事は、みんな読めているのです。事前に分かっているのですよ。ただ自分の性格と市場時間が合わないと、なかなか…面白くありません。「住友化学」(4005)は、間違いなく100円以上…ここから株価は上がります。でもカタルは金曜日に551円で2000株を売っています。あの551円は、売れる高値です。「売れる高値と、買えない指値」の意味を理解している奴が居るかどうか…。「BASE」(4477)の350円は買えました。実践派のカタルは「薄利多売買」で相場を楽しんでいます。

今は面白いですね。先ずは此方の報道と…財務長官イエレン時間が、もうすぐ…みられる可能性もあります。皆さんに、カタルが「抱いているこの興奮」が伝わるかどうか…。株は知れば、知るほど…面白いと述べました。何故、カタルが船株と新興株(マザーズの逆襲)を述べているか? この意味が理解できる人は、この「イエレン時間」も理解できるでしょう。

今のような相場の時に、大きく儲けようとする「根性」が間違っています。爪を伸ばすから…売り場が分からないと言うメールを良くいただきます。

そんなことが分かる人は、神様だけです。だからブツブツ投資なのですよ。買いでも、売りでもブツブツ言いながら…分散をします。皆さんも、カタルレポートを参照され、これを鵜呑みにせずに…(だって失敗だらけの馬鹿カタルです。)でも…せめてカタルが面白いと思っている「イエレン時間」と表現した意味を、理解できるように…自分の知識を高めましょう。お互いに「切磋琢磨」です。

本日は沢山のリンクを貼りました。休みですからね。それでは…また明日。



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