先週から続く…調整波動は、本日でその加速度の「勢い」が消えます。その理由はCPIの発表が今晩、米国で行われ…事前予想は8.4%です。これで一旦、目先は「あく抜け」でしょう。
カタルは先週、この一連の動きを軽視していましたが、週末に相場観の修正を迫られました。よって過大なポジションを整理しています。でも本日は、流石に…何処かで買おうかと思っています。でも更に「大きく下がる」なら…の話です。
実は…昨日もトライをして「僅かな利幅」で利益をあげて大引けで売りました。「BASE」(4477)は419円を買って424円で売り、「メルカリ」(4385)も2790円前後を買って、大引けの2814円で売っています。基本的に、このような現象を観ていると…既に「売り物」は枯れています。しかし如何せん…この環境は株にとって良くありません。
故に、あの「2018年のトラウマ」を抱えています。あの時は景気後退が事前に分かっていましたから、ディフェンシブの「小野薬品」(4528)に賭けたのです。そうして…この小野薬は、何とか期待に応えました。だから前半の段階で、年間目標の倍増を達成していました。
でも…株が下がることは分かっていましたが、僅かな利幅なら取れると思って、甘く考えていました。だから「古河電工」(5801)を下がることを前提にして、リバウンドを狙いましたが、全く…歯が立ちませんでした。
そうして、おまけに…年末近くにかけて、最後の望みを託したのがMLCCの「東邦チタン」(5727)でした。でも敢え無く…墜落しました。結局、前半に儲けた利益が、後半は全て損金に化けました。屈辱の1年でした。あの時は後半でしたが…今年は前半に、この試練を迎えています。
ただ「三菱UFJ」(8306)を始め、金利高の恩恵がある銘柄群は、比較的強い展開です。昨日は、批判を続けている岸田総理が快挙です。当たり前なのですが…原子力発電の活用を述べて「東京電力」(9501)が大幅高していました。
この銘柄は3月20日に書いた会員向けのレポート銘柄です。当初からこの路線の可能性を考えて、一般読者の皆さんにも、事前に伝えています。その東電、しかしカタルは好きではありません。だからカタル自身は買ってないのです。
そもそも…あの時には東電に責任はなく自然災害です。だから…カタルは国の責任と述べてきました。しかし結果は、官はずるく…仲間の東電を裏切り、責任を負わせたのです。故に実質的に、東電は「倒産銘柄」です。だから上値は望めません。日本的な「村社会論」で原発の処理を終えました。「奉か帳」方式ですよ。
だって…考えてください。罪のない関西電力など…他の電力会社が、どうして東電の負担を肩代わりと言うか…負担をしなくてはならないのでしょう。共同責任なのですよ。この辺りの村社会論が、カタルは嫌いです。故に東電の株が上がると思っても、あまり…触手が湧かないのです。でも…買い方は、こんな…「選択肢」しかないのです。
本来なら…船が相応しいと思っていますが、日本郵船の社長は「25%の配当性向」を否定するような発言をしています。よって本日は、船も安値を更新しました。でも…CPIを言うなら…船が活躍して良い筈です。難しい…話です。このインフレ対応銘柄株は、賞味期限の問題があります。資源も同じです。
今、BASEを5000株432円で売りました。時間軸の話をしています。BASEは、既に…下値を入れており、何れ、必ず上がるでしょう。でも目先は、どうしても…大きく上げることは難しくなっており…たぶん下値圏のボックス相場でしょう。本日は船も損切りをして、マザーズ株も損切りをして…損金は238万ほどです。やはり2018年のトラウマを抱えており、相場観を修正して…再チェレンジです。
でも基本的にマザーズ株は「底値を付けており」大きく下がりません。
ただしばらくは…大きく上がる要素が見えないのです。だからARKKの株価回復が、期待通りでなかったのでしょう。テスラなどの戻りと比較して…ARKKの戻りは悪く、何故かな?…と疑問だったのです。この解が、週末に調べた「QTの解釈」だったのです。これが前半戦焦点である「今回の失敗」でした。
もっとよく注意を払っておれば…年初から、この動向を掴めていたはずです。カタルの失敗です。ごめんなさい。分かっていたのですが…開始の時期を7月だと誤解をしていました。この2か月の違いは、逆に「立ち直り」を早めます。FRBは、必ず…年内に姿勢転換をします。その時になったら、また楽しい相場に変わります。
基本的に株と言うのは、「引っ掛かり」があると大きくなりません。ホラ…喉の奥に魚の骨が刺さった経験を、皆さんは持っているでしょう。あんな感じです。
でもCPIのピークアウトが見えるなら…ガンガン走り出します。その時期が相場の大きな注目点になります。今は環境が悪いから、この環境で…買いで儲けろと言われても…せいぜい、上がったらすぐに利食いをする短期投資だけになります。
対面営業の証券マンは仕方がありませんから、配当利回り投資の推奨が一番でしょう。その筆頭は、海運株もそうですが…まだ目先の下値が確定していません。故に本日もカタルは新安値を更新したから…少し、投げています。川船を500株売ると100万円の損金です。貧乏人には、痛い金額ですが…8月には、その分を回収できると思っています。まぁ、ノンビリやることでしょう。
やはりBASEは面白い株ですね。本日は既に出来高が472万株も出来ています。先ほど…432円で5000株を売ったから、何処かで買いたいと思っています。昨日も投げていますから手持ちが更に減っています。でもQTのトラウマは、なかなか消えません。困った話です。
既にアルゼンチンを始め、物価高に苦しむところは…多くあります。今の焦点はフランスでしょう。
今、大統領選をやっており、マクロンの圧勝と思っていましたが、国民連合のルペン党首が追い上げている…と伝わっており、危ない展開です。この理由がインフレです。このルペン氏はロシアからエネルギーを輸入すると言う立場だそうです。移民も反対で…トランプのような考え方のようです。
つまり…グローバリゼーションが後退する流れが続いていることになります。米国第一主義とブレグジットは、同じ流れです。これでルペンが勝利するなら、更に「分断」が強まります。この先、どういう展開になるか? カタルが最も「畏れている」時間が早まります。基軸通貨の崩壊です。そもそも…ロシアの経済制裁は難しいのです。中国やインドは大国ですよ。
だから…バイデンは馬鹿だと言っています。
彼には、優秀なスタッフがいる筈ですが…そこまで考えないのでしょうか? 今は武器を供与していますが…ロシアに勝てるなどと言う「バカ論理」を言う奴が居ますから…混乱します。カタルがウクライナの大統領なら、間違いなく…早く白旗をあげて条件闘争です。今は、そのチャンスだと思っていますが、しかし現状はバカ論理です。国民が可哀そうに…。戦争を煽っても…意味がありません。嫌なら亡命をするしかありません。時間闘争は…意味がないのです。
主張は正しいけれど…現実的な対応は、まったく別でしょう。
南アフリカのネルソン・マンデラのように、自分だけの話なら…主義主張を貫いても構いませんが、多くの国民の命が掛かっているなら、自分の主義主張が正しいと思っても…そこは耐えて…現状が、嫌でも受け入れるしか方策はないのです。
カタルが「失われた時代」を通じて…国策が間違っていると思ってきましたが、それで…苦労をしています。他人には、この苦労が分かりません。所詮、他人事ですから、簡単に言います。自分の身になって考えるべきです。ベトナム戦争の結果は、どうなったか? 気持ちは分かりますが…現実的な対応が必要だと考えています。
そんな訳で「きわもの」好きなカタル君の敗北宣言は、いつまで続くのか?
どれも触手が湧かない銘柄ばかりで、儲かると言われても、所詮1割では…と言う感覚です。アレレ? 売ったBASEは433円です。やはり420円前後が壁なのですね。でも今はやっても…上値は知れており…たぶんボックスなのでしょう。
間違ったら…時間を置いて頭を冷やさないと駄目ですね。
折角、700万まで利益を積み上げましたが、この混乱で既に500万を飛ばしても損金は、まだまだ…あります。困った環境です。今回は、初めて「メルカリ」(4385)も投げたのです。たぶん…2番底の筈で、ここが買い場の筈ですが…どうしても下値ボックス圏のイメージが強いのです。やはりカタルの心には2018年のトラウマが影を大きく落としています。
この感覚は間違っている可能性もあります。FRBの議会証言などの一連の報道が、整理を促進させたので…今晩のCPIの発表から「リバウンド」がある筈です。ただ、その僅かなリバウンドを狙う勇気も消えています。先週から今週にかけての失敗で、カタルの「心は折れた」ようです。どう立て直すべきか…。
結局、「クレディセゾン」(8253)なんかも会員レポートに掲げましたが…損はしてないだけの話です。最近、掲げた参考銘柄は、みんなそんな感じです。東電はまだ良い方かも知れません。そう考えると…難しい相場です。
素人が高値を買って、更に伸びる銘柄なんか…存在するのかどうか。BASEも37円も下がって8円高ですからね。コンチクショウ…です。そろそろ…「千代化」(6366)に「日揮」(1963)も、僅かな幅の上昇が期待できますが、カタルの触手は動きません。まぁ焦らずに…ノンビリやりますか。それでは…本日は「負け組カタル」の惨敗レポートでした。また…明日。