アーカイブ:2022年4月

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市場原理主義者のカタルにとっては「市場が政策スタンスを決める」と言う立場の考え方です。ただ…市場は我儘ですから…あまりに自由を認めると暴走をします。だから「適度の規制」は必要です。この規制の範囲は様々です。今回のようにインフレになると…それに対応するために金利を引き上げます。QE(量的緩和)やQT(量的引き締め)は供給する貨幣の量をコントロールする話です。金融政策にも様々なものがあります。日銀のように、なにも債券だけでなく、株式のETFを買う場合もあります。

こんなものから「脱炭素化」などの規制も、その一つです。昔は「排ガス規制」と言うものもありました。最近では巨大なSNS関連と言うか…プラットホーム企業と言うか…。アップル、グーグル、フェブックにツイッターなどへの課税問題を含め…個人の情報への制限もあります。なるべく市場に沿った…政策を実行して、ある程度の方向性を示して…「未来社会」に向かうのが正しいやり方だと思っています。これがカタルの理想とする考え方です。

だから今回のフランス大統領選で、グローバル派のマクロンが当選したことは、大きな「好材料」です。この所「米国第一主義」のトランプ政権が誕生したりEUではイギリスが離脱する「ブレグジット」が起こり、このグローバル化の「揺り戻し現象」が生まれていました。

結局、今、問題になっているロシアのウクライナ侵攻は、旧時代的な考え方です。領土に意味があるのかどうか…。国境と言う壁に意味があるのでしょうか?

昔のカタルのサイトでは、米国株の動向はあまり書かれていません。しかし今回は日本人なのに、かなり米国の政策について書いています。

2018年のQTによる失敗の「トラウマ」がある為…カタル自身も進化したのかもしれません。人間は失敗を積み重ねて進化をします。失敗は誰にでもあります。問題は失敗をした後の対応でしょう。その関門をどう乗り越えるか? その話でしょう。途中で関門に負けて自殺を選択する人もいますが、カタルは様々な試練を、何とか…自分なりに消化をしてきました。本当に大変でした。

本日の日経新聞の岸田政権の支持率を観て…昨日、書いたメディアの誘導が、如何に働いているか? お分かりいただけるでしょう。

社会は疲弊していますが、誰もその責任を問いません。振り込め詐欺のような…卑劣なヤクザでも手を染めない社会的弱者を狙う犯行は許せません。まだ同じ詐欺でも…積水ハウスを狙った「地面師」詐欺なら分からないでもありません。相手は社会的弱者ではなくプロですからね。まぁ犯罪は駄目ですが、犯罪のなかにも…倫理観が働きます。

このような詐欺が横行すること自体が、社会が疲弊している証(あかし)です。

政策官僚など…その任にある人は良く考えて行動をしましょう。会社のいう事は、給料をもらっている以上、責務を果たして…自分のノルマは達成しなくてはなりません。しかし…倫理観の問題です。あまりに不条理なら、先ずは社内で戦い…駄目なら会社を辞めれば良いのです。何も不正をしてまでノルマをやることはありません。

社会が疲弊して上司が部下を追い込むから、東芝問題などを代表する企業の不祥事が、どの企業にもあるのです。トヨタでもあったのですよ。トヨタはメディアの上顧客だから、大きく報道されていませんが…どの企業にも不正が横行していました。

このような閉塞感が漂う社会が良いのかどうか? よく考えましょう。日経新聞の岸田政権の支持率を観ると…このアンケート調査さえ疑いの目を向けますが、石川県の参院補選では自民党が勝っていましたから…満更、この支持率も嘘ではないようです。メディアのマインドコントロールの話です。この事は、株の世界も同じです。

しかし市場には常に…買い手と売り手がおり、株価が付いていますから、様々な考え方があります。どちらが正しいのか…分かりません。故に自分とは違う考え方にも敬意を払い…冷静な目で判断をしましょう。一つの事例だけを観ると判断が付きませんから…様々な関連現象を観て総合的な判断を下します。これが「市場の整合性」の話です。

例えば…「ソフトバンク」(9984)と「メルカリ」(4385)、そうして「BASE」(4477)と「サイバーダイン」(7999)は、同じ仲間です。だから…基本的に同じ方向性に動く筈です。個別の好材料、悪材料がない限り…同じ株価動向を示すはずですね。この比較をします。

更に違うグループの株価位置や日経平均株価の位置なども合わせて、総合的な判断を下します。本日の日本株は505円安の26600円前後ですが…意外にメルカリやBASEは強いでしょう。だから、おかしい…と思わねばなりません。需給バランスの整理は意外に進んでいると考えられます。

何故なら…NY市場は大幅安しており、ナスダック市場も下げているからです。

その比較感から観て、この強さです。だから…カタルは、既に株価は「大底圏」だと述べています。このような考え方が「市場の整合性」です。その中の現象は、必ず「因果応報」と言うか、「起承転結」のストリーがあります。

何かの「切っ掛け」で、うちの痴呆症のおばあちゃんは、突然…狂うのです。一度、感情が爆発をすると…時間を置くしかありません。仕方がないから…その時は押し付ける行動を止めます。痴呆症は、なかなか厄介です。最初はなかなか見分けが尽きません。正常に見えます。

でも…意外に進行が進んでいます。本人の意思に沿って…介護をしても駄目ですね。本人の意思など、正常の判断が出来ないのです。だから最善と思われる環境を整え…周りが対処するしかありません。カタルは今回、うちのおばあちゃんと他に2人、合計3人の人を観察して、初めて…この病気の理解が進んでいます。

皆さんも、自分では分からないようですから、第三者がそう言ったら…相当、進んでいるのでしょう。だからその時は、自分の意に添わなくても…家族の言うことを聞いて行動をすると良いのでしょう。「老いては…子に従え」です。

本日から「ソフトバンク」(9918)を再び、買い始めています。先ほど5200円まで200株、買いに行ったら5168円で買えました。他の口座でも5150円で買っています。

カタルは、本当は「連休後が弱い」と思っていました。秋まで駄目かな?…と思っていたのです。だから当初は、連休前に大きくポジションを落とそうと思っていました。しかし…ここに来て、少し考え方が変わり始めています。意外に…復活は早いかもしれません。まだ分かりませんよ。でもそんなに「駄目相場」を考える必要がないようにも見えています。

本日は、広範囲に買い物を用いましたが…まだ買えていません。ソフトバンクぐらいのものです。S君こと「住友化学」(4005)は546-549-544-548=1753800(9:50)です。それでは有言実行のカタル君は548円で、更に2000株だけ買いに行きます。

先日は554円で1000株を買い直したばかりです。確か…あの時の買い値は544円で3000株、540円で3000株、そうして535円で4000株を買ったのです。嘘は書けませんから、今、調べました。そうして…548円で売ったのかな? そうして再チャレンジです。

この手の株は、そんなに怖くはありません。だって既に「配当利回り」株水準です。下がる道理がありません。「メルカリ」(4385)だって、かなり良いものでしょう。でも本日は余分に買った700株を寄り値で外し…元の考えに修正しました。 実は金曜日に強気に修正して「熱くなった分」を元に戻したのです。そうして…新たに2150円で200株、2100円に200株の買い物を用いました。でも失敗です。やはり売る必要はなかったようです。今のところは…ですが。

日本郵船の朝方の気配値は9300円前後でしたから、ここに200株の買いを用いましたが、今のところは9420円まででした。お船の判断は難しい。商船三井の決算発表は今週末です。この動向を観て買うかどうか決めます。でも今期予測値はかなり…控えめの筈です。これは当然の姿勢です。

でも7月末から8月は昨年同様に…増額修正をするのでしょう。今回の決算発表での注目点は「株主還元比率」の話です。20%が注目ラインです。更に「自社株買い」があるかどうか…も焦点です。仮に商船三井が自社株買いに踏み切ると…日本郵船も追随する可能性が出てきます。でも…どうでしょうね。

住友化学(4005)の四季報数字の推移

そうだ…こんな話より住友化学の話でした。先ずは企業業績と株価です。この大幅増益の主因は原油価格の高騰により、お荷物だったサウジアラビアとの共同事業が円滑に回り始めました。だから…ですよ。他にも「田中化研」(4080)を観ても分かるように…EV関連の事業も伸びています。両方の記事を紹介しておきましょう。先ずは日経新聞のラービグ関連の記事と…もう一つは此方の記事です。ただ大型株だから…値動き妙味はあまりありませんが「安全度」は高い株でしょう。他の高配当利回り株と違い、カタルが好む…「変化率」が高い株です。

常々、カタルは、株は「良い会社を買うのではなく、変化を買うものだ」と述べています。

しかし失敗事例もあります。最近の事例では一番、変化率の高い「川崎汽船」(9107)を選択しましたが、値動きは「日本郵船」(9101)や「商船三井」(9104)に負けています。この理由は、たぶん…川船の痛手が一番大きく財務内容が大きく毀損していましたから…配当性向が劣ったためだろう…と推察しています。それが原因なら、今期は復活して配当性向は20%台が期待されますから…日本郵船に並ぶ…株価も達成される可能性があります。そう考えていますが…果たして今年の夏に期待される相場が生まれるかどうか…難しい判断です。

だって…物価高は時間の問題で鎮静化され、物流システムも正常化になりますから、どの程度で運賃が落ち着くか? しかし…脱炭素化対応するために…運賃は当然の話ですが、「高止まり」するでしょう。やはり…世界的に再編したグループ化の為に価格統制が可能なのでしょう。淘汰と言うのは、ある意味で大切です。不況が在ったから淘汰され…新しいシステムに変わりました。

住友化学(4005)の日足推移

また住友化学から話が飛びましたが…そういう事ですよ。一応、住友化学のチャートも付けておきます。

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読み返していたら…2200円の所に30万株の売り物が出てきました。しかし誰かがこの売り物を買いましたね。これを観てカタルも追随して200株だけ売った株価より高い株価位置でメルカリを買ってみました。追随します。これは吉か凶か?果たしていかに…相場を楽しみましょう。



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