アーカイブ:2022年9月22日

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いや…驚きました。この可能性を考えてなかったわけではありませんが、米国市場の反応が「混乱」を象徴しているように…思います。もともと…難しい場面ですから、意見は割れます。今回は0.75%の引き上げ幅より、FRBが同時に発表した未来の金利イメージ?=「ドット・プロット」に対する反応でしょう。そうして…年内に、あと1.25%の金利を引き上げるとの事前宣言です。11月0.75%、12月は0.5%の金利の引き上げをですね。

FDXの日足推移

これで…「景気動向」の大きな落ち込みが懸念材料となります。最近の現象はマチマチでした。「フェデックス」の株価などを観ると…大丈夫かな?…と完全に「景気の火種」が消えてくる「恐怖」も感じます。しかし…他の経済統計は、結構…強い指標も多く、まだ金利の上昇は、「行き過ぎてない」というイメージもありました。消費は、まだ冷えていません。EV市場などは車が足りないそうです。これは売る側の体制不足でしょう。

でも金利動向と言うのは、「真綿のように首を絞められる」効果があります。ジワジワ…と、この影響が浸透して…実態景気に「必ず」悪影響を与えます。カタルは今回は、オーバーキルを最初から警戒しています。

パウエルの「トラウマ説」です。

彼の心情には、失敗と言う「自責の念」が強く残っていると思われます。この点はサマーズとカタルは同感です。でも最近のサマーズ発言は、「度を超えている」ように感じています。まぁ、カタルの見方が正しいわけではなく…未来の事ですから誰もやってみなくては分かりません。

問題は…「人件費」でしょう。既に住宅価格は下がり始めている指標と言うか…現象が多くみられますが、この人件費の上昇はインフレに勝るもので、格差を広げている現象の一つでしょう。そもそも…人件費の上がる所は、世の中に必要とされている特殊の能力を持っている人々の給料は、上がり続けます。逆に誰でも出来る仕事などは、景況感に大きな影響を受けます。

カタルは、「インフレは進化の証し」と述べています。

別に悪い事ではなく、金利が高いという事は、それだけ…経済が「成長している」という事です。カタルが問題にしているのは「移行スピード」の話です。これで0.75%を3回、引き上げました。次は4回目です。果たして実体経済が、このスピードに付いて来れるのか? だから「オーバーキル」と言う…金利の引き上げの「行き過ぎ」を心配しています。通常は様子を観ながら…ノンビリやるのが普通です。今回は資源高があったために急いでいます。市況品の上昇です。

ユーロ・ドルの長期の為替相場

ましてや…ドルは基軸通貨です。でも既に、ドル高になっており…ユーロとドルの相場はパリティー(等価)を割れています。長くユーロが強かったのですが…ロシア侵攻を受けて米国の「優位さ」が、更に増しているのです。EUに対してこうですから…「新興国」などは…推して知るべしでしょう。

もともと…今回のインフレも「二面性」があります。一つは、ロシア侵攻と言う特殊要因の資源高で、もう一つが人件費や住宅費用など…。だから政策を間違いやすいのです。

更に…過剰な財政出動の現金のバラマキもあります。バイデンの政策で、過剰な現金がばら撒かれ…今回も学生ローンの1万ドルの免除です。いったい…誰がこのお金を負担するのでしょう。市場原理主義者からすると、「努力するものが報われる」社会が当たり前ですから、これじゃ…頑張った奴が「馬鹿を観る」ような政策です。

カタルは「行き過ぎ」だろうと思っています。当然、岸田の5万円給付にもカタルは批判的です。弱者救済なら、他に「生活保護制度」と言う仕組みがあります。

金融政策と財政の政策がチグハグです。物価高を気にして、金利をジャンジャン上げているのに、片方では…お金を「ばら撒いて」います。やはり…カタルはバイデンの評価は、低いですね。岸田総理と同じような感覚です。

さて、市場を観てみましょうか…。今回の処置で「雨降って地、固まる」との認識になるかどうか…今回の「ドット・プロット」の変更のお陰で、市場に「あく抜け」感が広がるかどうか…難しい判断です。

日経より

何故、そう考えるかと言えば、この報道のように…事前に、みんなが「対処済」だからですね。先ずは日経新聞の報道と、そのグラフを付けておきます。そうして…こちらの報道もキャッシュ・ポジションが高い様子が指摘されています。だから6月の安値を割らずに、「二番底」形成の可能性も十分あります。多少、カタルの予想より、下値にブレましたが…。この程度なら…あり得る話です。

トヨタ(7203)の日足推移

しかし…日本にとっては、何度も、何度も述べていますが、この環境は、滅多にない好条件です。その代表事例の個別株は「トヨタ」かな? そのチャートと日経平均株価んチャートを付けておきます。米国株はコロナ禍の安値水準ですから…比較すると、やはり日本株は強いのです。だって1800円だった日本製鉄は「利回り株」として…評価され、今は2242円でたった7円安です。これが…「金利裁定」機能と言う絶対に岩盤の評価なのです。

日経平均株価の日足推移

昨日かな? 基準地価動向が発表されましたが…東京の不動産は不良債権処理の対象で、全く買い手がいませんでしたが…この家賃収入と金利などの条件を比較した考え方を、最初に米国から持って来たのが、ダヴィンチの金子さんでした。その後、ケネディクスの宮島さんと続きますが…そうして東京の商業地の地価は底値を付けて…価格が上がって来たのです。

土地も株も資産価格の底辺を支えるのは、この「金利裁定」と言う…考え方です。これは絶対なのです。何故、日本株が上がるか? 

今、カタルは盛んに内部留保516兆円の話をしています。何故、高値になった株価を安値ではなく…高値で買い戻すのでしょう。昨日の「セントラル硝子」の話です。

高値になった株を、村上さん達から買う前に…「自社株買い」をして株価を高くしておくべきです。悪戯に…内部留保を積み立てているから、前田道路のように、買収に遭ってから高額配当する事態に追い込まれます。常、日頃から…確り、利益の還元をして、配当性向を高めて自社株買いを実施しているなら、こんな相手に狙われません。

だから…「デンソー」が変わった話を、何度も、何度もレポートで引合いに出して…日本は変わって来たよ。…と皆さんに伝えています。ニコンも100%以上の利益還元です。日本株が下がる道理がありません。

だから日経平均株価は、米国株の「金魚の糞」ですが…それでも正常な感覚に、日本人が先駆して利回り投資を始めたから…株価は下がらないのです。

安倍さんや日銀総裁の黒田さんのお陰です。ようやく…ここまで来ました。でもメディアは円安からの物価高で日銀を叩いていますが…間違っています。何しろ…住宅価格が31年ぶりにプラス転換したばかりです。

何も、日銀の使命が物価だけではありません。確かに中央銀行の役目は、雇用の確保と物価ですが…日本の価値を上げるのも、政策当局の役目です。昔のように活気のある行動的になる「世の中」を作り出すのです。まだ31年ぶりにプラス圏になったばかりです。

物価高だけで、日銀を批判するような連中がメディアにいて、日経新聞が嘘ばかり(解釈の違い)書くから…日本民族は劣化したのです。最近の若者を観れば分かります。

Jトラスト(8508)の日足推移

さて、講釈は、この辺にして…本日は「追証懸念」から再び、株を投げました。でもJトラは戻って来ました。本日は607-619-607-619=276500(10:07)です。30%、ギリギリの追証と「背中合わせ」の建玉になっていますから…僅かな株価のブレで対処が求められます。

何故、これほどまで追い込まれたかと言えば…カタルの悪い性格が一番の原因ですが、もともと多少ユトリを持って相場を張っていました。それは事前に、米国の「二番底の可能性」を考えていたからです。しかし…無理をしました。例の「15万株の保持」を急いだために高値まで買いました。

まさか…Jトラも、米国株に付き合うとは思っていませんでした。

689円を付けた後、あのまま755円に挑戦する可能性を強く頭に描き…急いで玉を揃えたのです。この無理が祟っています。トホホ…。実は一般公開の原稿では、述べていなかったと思いますが、Jトラストの下値の買いを「現引きする」予定でいたのです。それを会員の皆様に、事前公約していた為に…あの550円を売らずにいたのです。でもあの時も株価は下げました。今回と似ています。

あまり「有言実行」と述べていますから、カタルの行動にも「制約」が掛かっていますから…もう止めます。状況により事前宣言も時間経過で変える場合もあることを「ご承知おきください。」こういう風に、述べていれば…カタルの行動は、皆様との約束で「縛り」を受けません。今度、株の動きは分かりませんから、レポートと違う行動を取ることもあり得ます。ご承知おきください。これで…良し。

まだ今晩のNY市場を観ないと分かりませんが、0.75%の引き上げで米国株価が上がった後に、再び売られましたから…たぶん「ドット・プロット」か…11月の0.75%の利上げを市場は消化しているのでしょう。

しかし事前にキャッシュも高く…「売り持ち」も多いようなので…「逆に行く」可能性があります。意外に下値は堅いかもしれませんよ。分かりませんが…カタルはそう考えています。もともと…弱気の発想はしていません。なにしろ苦節33年間の悲哀を味わっています。

ようやく…本当に、ようやく…ここまで辿り着いたのです。東芝の馬鹿垂れが…日経新聞に紹介されています。こんな「甘えの構造」を許すべきではありません。だって…考えてごらんなさい。ライブドアの堀江さんは、あの程度で社会から抹消されたのです。それより悪質な東芝が2部降格程度で残り…今度は、図々しく…奉加帳? 

株式持ち合い行動を…「時間をかけて」止めたのですよ。失われた時代と言うキリンよりずっ~と、長い時間をかけて…もう「ろくろ首」を超えています。まるで妖怪の世界です。

「いい加減にせい」と怒鳴りたくなります。どんな思いで自殺を選択した友達がいたのか?遺族に顔合わせが出来ません。そういう歴史があるのです。だからこそ…呆れる「村社会論」です。

日本郵船は9400円安値で昨日は9520円、本日は9510円です。商船三井は3200円で昨日時は3240円で本日は3230円ですね。川船は7320円は安値で昨日は7330円で、本日は7320円ですね。際どいですね。一方、BASEは296円まで…メルカリは2092円の安値です。でもトヨタは2000円を割れて1989円です。判断が難しいのです。下値と思っていますが…また3連休です

でもJトラの寄り前は600円が買えるかな?…と思いましたが、本日の安値は寄り値の607円が安値で止まっています。まぁノンビリやりましょう。

どっちにしても11月には間違いなく株価は上がります。追証ギリギリでリスクを取って果敢に攻めようと思うバカは、カタルだけで充分です。皆さんは、時間軸が横ずれした可能性も視野に入れて…「慎重な行動」を取りましょう。

Jトラも689円を抜いたのを観てから…「買い始めても」十分利幅が取れます。でもお金持ちはジャンジャン株を買いましょう。海運だって下値だろうと思っています。どの株もそう考えています。もう叩けない水準でしょう。何しろ日経平均株価は27389円の200日線を割れて26970円なのです。

日証金の回転日数の推移

通常は「割れない水準」ですから…お金がある人はジャンジャン株を買い続けましょう。カタルのように「際どい勝負」の人は、自重して…場合によれば建玉を落としましょう。まだ追証を入れる段階でありません。先ずは、持ちを軽くすることです。日証金の回転日数を観ると、これは20日現在のものですが…かなり投げが広範囲に出ており、回転が速くなっています。でもまだピークには見えません。株価は反発する可能性が高いのですが…

Wスコープ(6619)の日足推移

自分の思惑を先行させて…行動をする人は、「馬鹿カタル」だけで充分です。皆さんは「他山の石」として…相場を楽しみましょう。今、Wスコープは1469円で寄った後、1409円まであって…1700円台で推移しています。担保の危ない人は、株を売るべきです。こんなところは「空売り」に見えます。通常は2週間です。ここから2週間、本日の安値1409円を下回らないなら…大丈夫かもしれませんが…カタルは最初からWスコープを手掛けていません。先ずは追証対策が優先です。

でも、凄い出来高ですね。やはり人間は「博打好き」なのです。僕も好きです。でも今はとても無理です。そんな訳で…本日はお終いです。また明日。



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