アーカイブ:2022年9月16日

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来週の水曜日が「FOMC」の21日ですから…木曜日の22日からインフレから発生する「金利高懸念の呪縛」が消えます。あと僅かな時間になりました。今回のポイントは、今年に入ってからの「下げの意味」が問われます。

一般的には、冒頭のインフレからの金利高による調整です。ここに…新興株の新時代への「期待」が剥がれました。コロナで…リモートが広がりを見せ、一気に新しい時代に「様変わり」をするか…と思われましたが、「揺り戻し」が生まれています。この揺り戻しに、インフレによる金利高が加わりました。この為に好評価されていた新興株の「化けの皮」が剥がれた…との表現が正しいかどうか…。この「選別作業」が進展をしています。

これは市場経済にとって、欠かせない「ハードル」です。日本村社会論は、競争に敗れた「脱落者」も救う考え方ですが、「市場経済」論は違います。競争に勝てる「仕組み」を残すために、市場があります。「優れたもの(子孫)」を後世に残す仕組みです。日本の村社会論とは違います。

人類の過去の歴史は、新時代への開拓があり、競争に残ったものが後世に、その技術を伝えます。NECの「98パソコン」などは…優れたものだったのでしょう。しかし…この「市場競争」に敗れました。日本では、ゲームや漫画の世界程度のものかな? 

車のようなパクリでも…所謂、日本人の「勤勉さ」? の為に…市場競争を優位に進めていましたが、最近はテスラの登場から、怪しい雰囲気です。豊田章夫社長は、後進に道を譲るべきだろうと…カタルは思っています。

これだけの資産を有効に活用しているのかどうか…?

トヨタ(7203)の日足推移

今の日本の現状を考えると…かなりの犠牲を払い、年間300万台の自動車生産体制を維持しても、最近は米国金利高を受けた「円安メリット」の話は、市場から聞こえてきません。トヨタの株価は、この円安を受け上がる筈なのに…145円の円安でも下がり気味です。おかしな市場です。此方も参考にどうぞ…

米国では、「更なる下げ波動」の話を多く目にします。下げの「第3波」の話です。しかしエリオットの株価波動の解説では、「本格的な下げ相場」の場合は、この第3波動の下げはありますが…現状の段階で目に見える形で表面化している…金利高だけでは、カタルは6月の最安値を更新できないと述べています。しかし…確かに、微妙な相場付です。まだこの200日線近くまで回復した後の「調整過程」は継続しています。

S&P500の日足推移

チャートで解説しましょうか…「a」の上昇波動から、年初から「b」「c」と2回の下げ過程を経て…カタルが「底値」だと断定している6月の下げ波動が終わり、8月半ばまで「d」と株価は戻りましたが、戻りは200日線まで…のジンクスと言うか…経験則どおり、8月で戻りの相場は終わりました。今は6月の下値の確認作業です。緑の「e」の段階です。

これを上昇波動の「第一波」との…解釈も成り立ちます。いやいや…本格的な下げ相場を前にした「戻り」の相場に過ぎないと言う人も、居るでしょう。

しかし…戻りにしては期間も長く、カタルは「上昇相場入り」をしているか? あるいは今回は、駄目でも…「横ばい波動」の時間調整に、相場は移行したというシナリオを、一番に考えています。

だから…既に、インフレによる金利高を、とやかく…言う段階ではなく、既に、市場の争点は「景気動向」から「新常態」に移行しているというのが、カタルのシナリオです。しかし強い消費動向を観ても株価は上がりませんから、なかなかこの移行がスムーズに運びません。

たぶん…この21日のFOMCを境にして、相場付が変わると思っています。11月の中間選挙を控えた米国も、更なる株安を望まないでしょう。一部で1%の利上げ報道が続いていますが、カタルは0.75%でも「速過ぎる」と言う立場です。金利水準は問題ないのですが、利上げのスピードを警戒しています。

この「新常態」とは、新しい「未来社会の到来」でSFの世界の話です。だから…化けの皮が一旦は剥がれましたが…近々…「見直し」が入ると思っています。故に、「メルカリ」(4385)や「BASE」(4477)の株価を、引き続き…カタルは手掛けています。

勿論、この新常態のなかには「アジアの隆盛」の話があります。インドネシアもタイも…新しい世界に行きます。日本株の躍進は、このアジア圏の活用にあるのでしょう。だから「Jトラスト」(8508)に「拘り」を持っています。そのJトラストの決算が、四季報に載っています。此方です。

Jトラスト(8508)の新しい四季報の数字

一般的には「国際紙パルプ商事」(9274)のような「継続性がある利益」か…どうかが、市場から問われます。この四季報を観る限り…東洋経済では、このような「負ののれん利益」75億円が消えるから…と言う解釈ですが、カタルは違います。「高い伸び」は続く…と思っています。それに一株あたりの純資産価値は1015円です。

国際紙パルプ商事(9274)の新しい四季報の数字

Jトラストは、3Qの発表時には「増配」か…「自社株買い」の発表でしょう。そうして…最終的な利益も100億台が続く…時代になると思っています。何故なら…過去の業績はその水準だからです。ここで長期の数字も掲載しておきましょう。この辺りが…次のJトラストの見どころになります。皆さんは、今の業績だけを観るのではなく…過去の会社実態の「継続性」も観ないと駄目ですね。

過去のJトラストの実力推移

今は四季報の発売に備えた…「目先筋の輩」が、ヤレヤレ…と「材料出尽くし」感覚なのでしょう。仕方なく…647円の壁を破ったから…カタルも追証の為に、売りたくもない株を1万株だけ売りました。僅かな利益ですが600万を外せば…180万円の担保が空きます。

本日はお船も安いし…昨日、買い戻したのは早過ぎたようです。仕方ありません。昨日時点では、過去最大で…持ち株を156000株まで増やしましたが、本日は、他も含め…合計で16000株を「仕方なく」しぶしぶ売りました。しかし…635円から下は買うつもりです。

今、635円が2000株買えました。この口座は別です。下がれば…野村証券を売ってでも…更に「買い向かう」つもりです。ここから…相場が面白くなります。

今、追加で2000株を、更に625円の2000株も買えました。これで6000株を買っています。16000株を売って…別口座で6000株の買いです。まだ下値が買えるのかな? 楽しみです。今は625円まで買っています。こんな板状況です。

Jトラの板状況

更に…追加で620円と615円でも2000株ずつ…追加で買いを用いました。いよいよ「一本買い」の体制入りです。野村を仕方ないから1万株を売りました。Jトラの出来高は82万株です。たぶん四季報数字の「来期予測に失望した」のでしょう。でもこれは、東洋経済新聞社の一部、記者の観方です。正しいわけではありません。過去の四季報数字を観れば分かります。

このような「悪抜け」場面が、相場には「必要」なのでしょう。カタルが仕掛けている訳ではありません。所詮は…「小判サメ」です。世の中は色んな見方があります。

自分が「どの説」を採用しようが自由なのです。ただ正直…ここまで売られるとは思っていませんでした。ハイ、620円も買えました。先日の安値は594円です。仕方がないなぁ~。なかなか…思うように行きません。別口座の話ですが、615円も買えました。えっ! 安値が612円まであります。「仕手株らしい下げ」になって来ました。更に、買えるかな?

これで、売った分以上を買ったかな? 少し分かりません。あとで計算をしてみます。仕方がないから…最近、買った他の株を、全部、外します。トホホ…「維持率を維持」しなくてはなりません。本当に「一本買い」になりそうです。カタルらしいや…。ただ…米国も21日まで不安定なのですが…実は「変化」の兆しが生まれています。

ネットフリックスの日足推移

ARKKのキャシーウッドさんは、この下げ場面で、「ロック」を中心に…株を買っており、この投信(ETF)の「ARKK」の株価は、全体安のなかで高く、ロックも高かったのです。ここでは…「ネットフィリックス」(NFLX)の株価を、紹介しておきましょう。明らかに…次の展開を示した動意が見られます。

他が下げているのに…NFLXの株は上がっています。昨日、紹介した「BASE」のようなケースです。BASEも…本日は下げていますが…もう下値は固まったのでしょう。故に「買い場」でしょう。このように観察して行きます。全体相場との比較で個別株の「値持ち」を観ます。

本日は「想定外」と言うか…。あり得るシナリオの「悪いパターン」の展開を「Jトラスト」は演じていますが、カタルは「追証」だから…売っただけの話です。カタル自身の「力量問題」の話です。相場観は、全く変わりません。

ただ市況に逆らって…「欲を出して」…相場に対する「警戒感」を解き、高値を追ってまでJトラストを「15万株目標」の「縛り」に失敗しました。レポートで公言しなければ…このような「義務感」はなかったのですが…常に「有言実行」を心掛け、毎日のレポートで、自分の「心の中まで」さらけ出しているから…このような失敗をします。過去、何度か…このような事前「公約」で…痛い目に遭っています。

もともと…21日のFOMCまで、無理をしては駄目だったのです。仕方がありません。このような「欲」と「己の力量」のバランス配分を、間違ったケースです。皆さんはカタルを他山の石にしましょう。Jトラの出来高は100万株を超えてきました。この下げが…良い「フルイ」になるのでしょう。それでは本日はこの辺で…また明日。

改めて…「市場要因」は「個別株要因」に勝り…全体の影響力の話を痛感しています。折角、出来高が減り始めて安定してきたのに…四季報への期待に対する…目先の期待値が高かったために、その目先筋の「投げ」が出ているのでしょう。 期待感を裏切られた売り物です。そう言えば…国際紙パルプ商事も売られています。不思議です。やはり期待感なのでしょう。

でもカタルは事前に、この事を知っていましたが、それ以上に「仕掛け筋」の力が強いと思っています。このような展開が、今後の相場の「肥やし」になります。カタルは年末年始までこの方針を維持します。今、維持率を29%台まで…「上げる作業」をしました。あと少しです。今のJトラの株価は617円です。トホホだなぁ~。まぁ…世の中は、なるように…なるのでしょう。いつも楽しく…ケセラセラです。

米国のCPIもそうだけれど…今回のJトラの四季報も…皆さんの多くの…市場参加者は、カタルのように「事前に分かっている」ことを、理解してないようです。この自分の心と市場心理を「一体化」させないと…なかなか時間軸の壁は、高いハードルです。トホホのカタルの試行錯誤は…続きます。またね。

この環境下でも自社株買いのソフトバンクは、高いのです。流石です。



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