アーカイブ:2023年11月6日

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まぁ、慌てなくても…ノンビリ構えれば、それで良いのでしょう。3連休の休みに米国金利の話を中心にしましたが、本来、多くの人が気にしている雇用統計や人件費の話は、経済指標の中でも「遅行指数」の筈です。やはりタームリーな話は、アンケート調査などの人間の景気に対する感情でしょう。

「街角ウオッチング」と言うような…タクシードライバーなどに、直接、聞くアンケートが最新の景気動向でしょう。カタルも良くタクシーに乗ると…運転手さんに「最近の景気はどうですか?」と質問をします。

消費動向は敏感です。米国では7割近く、日本は6割程度かな? GDPに占める割合の話しです。米国は基本的に消費大国です。借金をしても…消費をします。それも、この年末に多くの消費が偏ります。クレジット会社の最近は「延滞率」が上がり…貸し倒れの「引当金」を多く積み始めています。

「累積の金利引き上げ効果」が、どんな現状を産んでいるか? 

この効果と言うか…引き上げの結果は、時間軸がズレますから、慎重に見極めないとなりません。通常は1年から…2年後とも言われています。このタイムラグがある為に…金融政策は難しいと言われています。

しかし近年は、情報の伝達速度が速く…比較的タイムリーな精度の高い情報を短期間で把握できますから、昔より、この金利引き上げ効果の浸透は、早いのでしょう。でも…経済は生き物ですから…常に観察をして、実態を把握するしかありません。故に様々な経済指標が開発されました。

今の時期は、まだ…相場の方向転換をしたばかりですから、多くの人は「以前の投資心理」状態にあります。大きくやられていると…どうしても行動は慎重になります。

しかし…そのうち、このヤレヤレの売り物が切れます。人間は、先ずは「利食い」から入りますが、手が空くに連れ…行動は、やがて段々…に大胆になって行きます。

騰落レシオの推移

儲かれば…人間は、誰しも大胆な行動になり、損をすれば…慎重な行動になります。その指標の一つに…全体相場の体温計は、いろんなものがありますが…今日は「騰落レシオ」を紹介しましょうか…今回は75.1まで下がったようです。

一般的には70~120が適正ラインと言われています。でも最近は高い水準になって来たようですね。昔は…ひどかったのです。40割れが、在ったような気がしますが…どうでしょう。カタルは食えない時代に国会図書館で、昔の「金融新聞」調べて…グラフ用紙に過去のデータを付けた記憶があります。

基本的に「相場の転換期」は、どの株も同じですが、先ず目先は、ある程度まで…「ヤレヤレ」の売り物が出ます。この売り物はそれほど多くないのです。だから…買い場なのです。今週は、そんな買い場のラインでしょう。

何しろ…まだ分かりませんが、米国の長く続いた金融引き締めが…終わる可能性があります。

「リバースレポ」の取引額 の推移

金利の引き上げは終わっても、しばらくは…金利は高止まりを続けるのでしょう。カタルはFRBが「QT政策」を、いつ停止するか? このラインが「次の焦点」だろうと考えています。利下げはその後です。このタイミングを観るために、「リバースレポ」の取引額が一つの目安になると思っています。カタル自身も、あまりよく知らない世界ですから…「鵜呑み」にしない方が良いですね。しかしこれまでの仮説は「的を得ている」と考えています。

「ジェイドG」(3558) の日足推移

このような…分析に立って、「ジェイドG」(3558)を木曜日の1475円に続き…本日も上値を買い上がっています。残念ながら1475円の指値は1476円までで買えていません。仕方がないから今ほど…1505円まで株を買いました。本日は今のところ7本、合計3500株を買っています。1500円以下は、何処でも買い場でしょう。そもそも…1636円が、今回の戻りの高値ですから、そこまで…カタルは買うつもりです。

米国2年債利回り推移

何しろ…待ちに待った米国2年国債の利回り低下です。

一般の人は「野村証券」(8604)でも良いし…「キヤノン」(7751)でも…あれ?「ルネサスエレク」(6723)は、やはり…2250円を奪回しています。あの2000円割れは美味しかった買い場でしたね。「ニデック」(6594)も上がっています。本日で3連騰になります。「BASE」(4477)も買い戻しでしょうが…240円は美味しかった「買い場」でした。

みんな…次々に株価が戻っています。

今は戻りを売る場面ではなく…果敢に上値を追っても良い場面でしょう。何しろ…米国2年債の水準を観ると、今回の株高の背景が見えます。カタルは、この日の為に、ずっと…首を長くして…待ち続けており、この話をし続けています。事前告知をして、有言実行をしている訳です。実際にようやく…その傾向が鮮明になりつつあります。

馬鹿は、このような「潮目の変化」が理解できません。まず…大きく変わったと思うのが「普通の考え方」です。当然、一気に行くわけではありませんが、時代はその方向性に舵を切った可能性が高いのです。

日経平均株価の日足推移

たぶん…これで日経平均株価は「憂い」が消えますから、新高値を歩み…野村証券も700円台に入るのでしょう。そう考えています。

でも米国でも基本的に「ラッセル2000」の戻りが良いように…このセクターは今回の株価の戻りで恩恵を受けていないセクターです。基本的に、米国は「7つのテック株」の影響で指数が持ち上がったのです。アップルなどの銘柄は、コロナ禍の高値を超えて新高値を付けたのです。この意味をよく考えてください。

おそらく…人類はAI革命の時代に入ったのでしょう。資金力のある大企業は、小さな会社のアイディアを買収する形で…自社に取り入れてきました。もともと…新時代のAI革命はベンチャー企業の領域です。

コロナ禍の時は、一気に人気になったのですが…その後、売り上げは微増になり、成長力重視の投資は、金利上昇によりその魅力が失われました。だから「アーク」(ARKK)のファンドの株価は低迷しています。

「ロック」(ROKU) の日足推移

しかし「ロック」(ROKU)は業績向上で、アッと言う間に株価は上昇をしました。この後、98ドルの高値を超えて100ドル台に入るかどうか…。この辺りも、これからの注目点になります。この株は、キャシーウッド氏が、好んで…自社のファンドに入れた株です。成長力が大きい株でしたが、金利上昇で見放されていました。

基本的に、今回のコロナからの一連の現象は「ITバブル」のようなものでしょう。

ITバブルも「馬鹿高値」を付けましたが、時間軸の経過で戻りました。その高値をヤフーなどは、また超えたのです。やはり実態評価がある…つまり利益を上げている新興株の方が値戻しは早くなると思っています。

難しい所を買わなくても…ラッセルをする人間は、カタルだけで充分です。皆さんは、カタルの…「この観測」が正しいなら、時間軸の経過で「ジェイドG」(3558)は4月19日に付けた1929円を抜けますから…そこから参戦しても良いのです。カタルの評価は、PERが20倍以上で…30倍ラインが妥当株価だと思っています。

「野村証券」(8604) の板状況

別に「野村証券」(8604)でも構いません。美味しそうな60万近い売り物が出ています。こんな株数は、証券マン一人が消化する売り物ですが…今は、みんな小粒になりました。カタルのような馬鹿が生まれる時代が「名目成長の時代」なのでしょう。基本は、米国の金利動向ですが…日本は実質成長時代から名目時代に移行する独自の時代背景があります。この違いは大きいのですよ。

その事を、ずっと…述べ続けているカタルなのです。時代が完全に「名目時代」に変化をするなら…果敢にラッセルをする人間が勝利を収めます。

名目時代は実質時代とは違い…天才でなくても…誰もが努力をすれば、それになりに豊かになれる時代です。昔は、ずっとそうだったのです。敗戦を迎え…日本は貧乏で出稼ぎ労働の為に、移民になってブラジルや米国などへ渡りました。

今はワーキングホリデーだそうです。オーストラリアは移民が増えて、住宅費も大きく上昇しているようですが、その分、アルバイトでも高給だそうです。此方の報道を観ると驚きますが…これが実態でしょう。

日本人は、日本人同士の足の引っ張り合いを止めて、みんなで果敢に…また世界一を目指して頑張る時代でしょう。ここから…数年間、「バラ色相場」が続くと思って良いのでしょう。それが…名目成長の時代なのです。また明日。

なかなか買えない1500円以下の買い物は、上を買うべきかどうか…。評価損がどんどん消えて行き…また投資枠がドンドン増えます。



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