アーカイブ:2023年11月1日

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これで「峠を越えたか」、どうか…は、まだ分かりませんが…今回の下げで9月決算に対する「リバランス」後の安値を下回ったものがあります。その株は、注意が必要なのでしょう。逆に、この下げより…上の株価に位置しているのはマズマズの評価なのでしょう。

本日の注目点「ファナック」(6954)と「アドバンテスト」(6857)でしょう。

この「ファナック」は事前に中国の減速を株価が織り込んで決算を観て…反発、逆に「アドバン」は現実を知って、「改めて」…売り直されています。

半導体の基本は、何故か…ムードだけが先行しており…現実の市況悪化を無視していました。「レーザーテック」(6920)の好評価は、カタルには分かりません。この水準から10年かけて売り上げが4倍増になるのかどうか…。如何にも…人気が先行しているように感じています。

オランダのEUVの本家である「ASML」を超える評価には「市場の整合性」はありません。何処かの馬鹿が、レーティングを引き上げたそうですが…きっと偽物人間なのでしょう。株価が正しい企業評価を表しているとは言えません。短期的には1年や2年の人気場面があるからです。

いくつか…馬鹿高値を形成する株価がありますが、時間の経過で、いずれ人気は冷めます。カタルは読者の皆様には「納得できる投資」を提案したいと思っています。その為の「市場の解説」に務めようと考えています。

日本の7―9月期のGDPはプラス1%からマイナスまで…評価が分かれています。基本的にまだ実質値は不安定で…名目値が上がるか…どうかです。

米国の評価を観ていると…この4Qが伸びないとする意見が多いようです。ここから「学生ローン」の支払いが始まり、日本とは違い…このローンの返済者は非常に多いのです。日経新聞によると…4300万人程度だと言います。既に返済は10月から開始されています。

本日の日経平均株価は、米国株高を受けて高いようですが、果たして続くのか…どうでしょう。そんなに下がるようにも思えませんが、かといって、一気に上がる程、米国経済の見方が大きく改善しているとは考え辛いのです。ここではこの報道がヒントになります。

仮に…イエレン氏の「ソフトランディング」観測が正しいなら、そろそろ…インフレも終盤ですから、株価が、これ以上どんどん下がるのは納得できません。今回は、代表的なテック株の上昇で「指数」が上がったのは、明らかにAI革命のような「技術革新の波」の景気波動が市場を変えたのです。

だから「アップル」などは、今は「米中対立」でスマートフォンの需要が低迷していますが…付随するサービスの拡充がこれからドンドン…増えます。「VR」なんか…その候補です。一度、「コロナ後の高値」を更新して、新高値を付けた価値が非常に大きいのですよ。

アップル(AAPL)の日足推移

そうして今は200日線を、ようやく下回り…調整波動がほぼ完了です。だから指数を観るより「アップル株」に注目するのが、イエレン氏の「ソフトランディング説」を裏付ける可能性があります。株価は170ドル前後です。

アップルのPERは現在28.5倍です。だいたい…年率で11%程度の成長を10年間続ける評価なのです。可能性は十分にあります。故に…この200日線割れの場面は、「買い場」の可能性が高いのでしょう。ただテスラの評価はPERが60倍を超える評価ですから、大きな伸びが必要です。まぁ一時的なEV市場の停滞場面でしょう。

「スミダコーポ」(6817) の日足推移

「スミダコーポ」(6817)が決算を受けて…大幅安しています。論理的には、おかしな現象ですが、大株主が玉を外している可能性もあり、下値は分かりません。しかし…この内容でここまで売られるなんて、信じられませんが現実です。

この株の場合、公募増資を選択したように…借金が多いのです。内容は十分なのですが「借り入れ」過多の場合、業況が一変した不慮の事態が生じると…一発でアウトです。例えば…コイルを使わないモーターの開発とか…ですね。それに…市場がネガティブなので…この手の株まで、好業績でも…手が回りません。買い続ければ儲かりますが…時間が必要です。

「ニデック」(6594)のようなものでしょう。安値を買う事が正しいかどうか…この判断は時間軸の話が絡みます。しかし株価位置の安い株を買い続けるのは正しい行動です。先ずは打診買いをして、様子を観る場面かな? でも株価位置を観ると…前は1000円を割れていましたからね。今は慎重に行動をした方が良いのでしょう。持っている人は時間を掛けて、下げが止まったら…買えば良いのです。

このEV関連株は、どれも…株価が弱いのです。きっと米国中心の設備投資になっているから恩恵度が、まだ薄いのかもしれません。日本では、なかなか…始まりません。米国の一連のインフラ法案による設備投資が続いています。トヨタが発表しています。「キャタピラー」の数字も良かったですね。コマツも同様です。いずれも中国は減速していますが、米国の伸びはマズマズの数字です。「竹内製作」(6432)はワンタッチで…利食いをしました。

ウィーワークの破産申請が報道されていますが、「ソフトバンク」(9984)は既に減損会計を実施しているのでしょう。だからあまり株価に影響は出ていません。本日の「メルカリ」(4385)は3033円で大台を回復しています。決算は11月13日だそうです。

基本的に、今の市場はどれも決算数字が良くても…「ネガティブ」な反応を示します。理解不能なケースが多くあります。つまり「市場要因」が、かなり悪いのでしょう。こんな時に多くを期待する方がどうかしています。

そう言えば…昨日「Jトラスト」(8508)は、パチンコ屋の「ガイア」の支援を表明していました。株価位置が株価位置ですから…好意的な反応です。

多くのパチンコ屋が廃業しており、5年程度、経った時の景色が変わっているかもしれません。最近は、たぶん…パチンコ玉もメダルも使わない「スマートパチンコ」と言うのかな? 業界を一変させる構造改革の時間軸です。

実はカタルは古くからの会員です。777タウンです。もう10年以上の会員でしょう。昔は毎日、パチンコ屋に行っていました。結構、好きだったのですが、最近は、全くパチンコはしたことがありません。競馬もそうです。学生時代は馬鹿になっていたのです。毎週、馬券を買って麻雀を仲間で打っていました。

もともと高校生の時は、どちらかと言えば…不良の仲間でしょう。面子を集めるために学校に行って…お昼から抜け出して麻雀です。そんな日々の高校生活です。だから学校に入った時は、学年で17番でしたが、出るときは350番以下だったように思います。13クラスかな? 一学年550人以上いた…結構、大きな学校でした。「新潟明訓」高校です。漫画のドカベンの学校です。カタルの頃は、新潟高校を落ちた馬鹿が「滑り止め」で入った学校です。

まぁこんな話は、どうでも良いですね。

そうか…Jトラストだったのですね。どんな成算があるのか分かりませんが、不動産などを手掛けていますから、なかなか…良い狙いなのでしょう。藤澤さんらしい着想です。ただ不満なのは、株主を軽視している点です。内容は問題ありませんが、総還元性向を考えた行動を取るべきです。カタルが買ったのは…株価が下がったら、高い株価でも自分達は買うと言って…800円台だったかな? その株価で、たとえ時価が安くても…株を買った経営者だからです。昔は、大化けを演じた株です。100倍程度…じゃないかな?

もともと藤澤さんは確か東大の医学部からの異色の転向組です。金融の世界に魅せられた人間です。金融と言うのは不思議な世界です。少し力がついて…上手く立ち回れば…あっという間に100や200のお金持ちに、成れる世界です。もともと株券なんか…紙屑ですからね。日銀券と同じです。だから、この「総還元性向」と言う…株主への還元が重要です。株主側に立った視点で経営もすべきでしょう。だから「ジェイドG」(3558)は気に入っています。

日銀の政策は「事前の想定通り」です。ここでは日経新聞の「金利操作を葬り去った日銀 米金利上昇を奇貨に」この耳慣れない「奇貨」なんて…パソコンの変換キーでも出てきません。調べてみたら…「利用すれば思いがけない利益が得られる品・機会。「―おくべし」(えがたい機会だから、うまくこれを利用しなければならない)」との解説です。

流石、日経新聞様です。

まさに、この通りの経済環境です。今回の一連のコロナから始まったサプライチェーン問題からの「米中対立」やインフレに米国金利高は、日本にとって…好都合の環境なのです。この事を記者は、熟知している可能性があります。だから…「奇貨」と言う言葉を使ったのでしょう。

良いですか…未知なる改革を畏れては駄目ですね。ホンダが提携したGMとの自動運転のクルーズの人身事故があり、現在は利用が停止されたようですが…その程度の事で架空の安心安全を求めて進化を遅らせては駄目なのです。

犠牲の上で人類は進化したのです。メディアは馬鹿な主張をしないことです。日本人はみんなロボットですからね。困ったことです。株価を観ると分かります。米国より優れているのに…何故、株価は「独歩高」しないのでしょう。米国のPERは30倍台ですが…日本は10倍にもなりません。この差は大きいですよ。

だから自動車工の時給が6000円と日本は2000円程度なのでしょう。もういい加減に…「失敗」をしても良いから、「希望に向かって」歩むべきなのでしょう。ただし…自分の力量を守って行動をしましょうね。この程度の下げは可愛いものなのです。また明日。



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