アーカイブ:2023年11月30日

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相も変わらず…「目先筋」の攻防です。たぶん…「GNIGR」(2160)も「レーザーテック」(6920)もピークに近いと思っています。仮に…多少、上の株価があっても、「危ない領域」でしょう。

米国の実質GDPの推移

米国のGDPの改定値が出ていましたが、米国経済は強いですね。「驚き」です。年率で…7-9月は5.2%増だそうです。やはり「消費は減速し」…インフラ法案やCHIPS法(正式名称:Creating Helpful Incentives to Produce Semiconductors and Science Act)が効いているようで…「設備投資はプラス」されていました。PCEは2.8%ですから、如何に…「名目値」が高いか…が分かります。たぶん…8%近い数字なのでしょう。

通常は、何か…「不都合」が生まれるものですが、米国は基本的に生産設備を他国に依存してきたので…国内の製造業が復権していても、過熱感は「人件費」に、資産投資の「不動産」や「株式」なのでしょう。仮に米国の「潜在成長率」が3%を大きく超えるなら…FRBのインフレ目標にしている2%と言う数字は間違っています。自然利子率のR*と言う水準が上がる筈です。

この可能性は「AI革命」に繋がりますが…時代が大きく動き始めたのか、どうか…「エヌビディア」(NVDA)の「H100」から、来年は「H200」に移行し、性能は「倍増」だそうです。何か…AIの進展が、人類の成長を大きく後押しして…新時代に突入する可能性まで見えます。でもこの数字は「後追い」で…過去のものですが、株価は未来図の予測です。

やはり…判断が難しいのです。

そのGDPの70%程度を占める消費ですが…「ホリデー商戦への依存が高い40社の中央値で4%減」と言う報道になっています。やはり金利高は消費行動に影響を与えているのでしょう。故に…米国の金利は下がっています。此方の報道です。この傾向は前から分かっていたのですが、だからこそ…「9月の金利上昇」が、謎だったわけで、カタルが間違った大きな敗因なのでしょう。時間軸がズレたのです。

でも…米国の金利高は、色んな所に…影響を与えます。始まりましたね。此方の報道を観れば…無理をして「成長に賭けた」企業の淘汰が始まっています。故に、日本の日経新聞の一面報道になっています。

日本でもオフィス投資に対し…海外勢が「売り越し」だそうです。ここでは…株式投資を思い浮かべると分かります。先ずは「儲かっているもの」から…利食いを始めます。それと同じです。でも逆に「利食い」をできるのは、最も…強い市場なのです。

このような傾向を受けて…米国2年債も関門まで来ました。

米国2年債の利回り推移

今は7月の分岐点の4.613%です。つまり金利低下を受けて…「新興株の相場」がスタートする…と考えています。

アーク(ARKK) の日足推移

米国のアーク(ARKK)などのETEの株価も注目される所以です。新興株は長く…低迷しています。2年ほど…どの株も「下げ波動」です。

その中で「ジェイドG」(3558)は、他に先駆けて…好業績を上げてきました。主力はM&Aなのですが…ここからの時代は「M&A」を上手く活用して、積極投資する時代です。故に「日本生命」が介護大手の「ニチイ」を2100億円で買収したのです。最近、TOBやMBOが連発しているのは、「今の時代」を良く表しています。

昨日は行き過ぎた金利低下に抵抗する発言があり…株価は後半に少し緩みましたが、「ボーイング社」は今期の12月まで赤字が残りますが、来期は黒字転換です。あの状況で、良く「連騰している」のに、プラスでした。

「狙い」は、此処でしょう。株価は正直なのです。通常は「ジェイドG」は新興株の雄ですが「大阪チタン」(5726)や「ジャムコ」(7408)などは航空機関連の先端を走っています。既に大幅な黒字なのです。若干、ジャムコは生産調整の影響を受けましたが、「大阪チタン」は、たぶん、何れ…増産体制に追われるでしょう。

ただ期待された…中国との「わだかまり」は、今回の訪米で改善されていません。

「ブロードコム」と 「マスターカード」だけでした。今回の習近平氏の訪米にあたり…米経済諸団体が主催した習主席との夕食会では、ブロードコム、マスターカード、航空機大手ボーイングなどがスポンサーを務めたのです。中国国内に…エアバスの生産基地がある為でしょう。でも時間の問題でしょう。

此処で…日本は変わり始めた事例として…昨日は「トヨタ」(7203)が「デンソー」(6902)の株を売る話をしました。デンソーは、既に、何度か…紹介したように、トヨタグループのなかでも比較的に「グローバル化が進展」しています。つまりROE経営の会社です。

故に今回も2000億円かな? 「自社株買い」を並行して…グループ各社の売り出しをします。この意味は、自動車関連は多額の投資を控えているのです。EV化には兆円単位のお金が必要です。

しかし…トヨタはデンソー株を8641万2200株売り24%から20%に引き下げるそうです。この売却代金はデンソーの株価が2318円ですから約2000億円です。他のグループも売るのですよ。「アイシン」(7259)やトヨタ自動織機(6201)なども…売ります。カタルが何故、トヨタ批判をするか? 

トヨタの自社株買いは1000億円しかしないのです。

トヨタの中間期までの2Qの数字は、純利益が2兆5894億円です。しかし包括利益は4兆2453億円もあるのです。この違いは「含み利益」の話で、国際会計上はこれを含めるのが世界標準です。実際は4兆円台なのです。ここで…GMのこちらの報道を読みましょう。

分かりますか?  GMだって…トヨタと同じでEV投資が必要なのです。 同じ土壌なのに…トヨタと言う会社の経営方針と言うか…村論理と言うか…これが日本式の主流の考え方です。グローバル競争をしているのに…一方では村社会論理を強要する会社だと言う訳です。

日本人は基本的に、自分自身で調べたり…自分で「物事を考えません」。だからメディアの嘘に、騙され続けるのです。「マッカーサー」が、戦後来日し…日本人を洗脳したのです。ロボット教育の導入です。

ここで…こちらの話を読んでおきましょう。実はカタルも長くて…読む気力が消えて途中でやめて…結論をみました。この原稿に「次に上がる株」は、何処か…書いてあります。たぶん…この銘柄は此処から2倍か…3倍になるのでしょう。明日、この銘柄を忘れなければ…書きます。読者が、自分で…カタルが明日、書く銘柄を当てられたら合格です。ヒントは最後の部分だけしか…カタルは読んでいません。それが「肝」なのでしょう。

何故、人口で劣るドイツに、日本がGDPで抜かれるのか? 屈辱的な数字ですが…日経新聞のNHKも…サラッと触れただけです。

もう腐っています。大変な事なのです。日本民族が「5割」も劣るのです。清貧思想も「いい加減にしろ」と思います。

日本人を劣化させ、ここまで追い込んだのは官僚です。黒田さんの私の履歴書を読むとよく分かります。会社の金で留学をさせてもらって、地方のドサ回りの後で政策の指導者です。それでも…方向性が正しかったから、あまり批判をしていませんが、彼だけの責任ではありませんが、2年が10年かかっても達成できない「言い訳」もできないのです。

「ノムル」と言う…「訳の分からん」フランス語を使って…「「長きにわたるデフレの経験から、賃金や物価が上がらないことを前提とした考え方や慣行、いわゆる『ノルム』が根強く残っていた」と綴っていました。その「社会通念」を、いったい、誰が創ったのでしょう?

この感覚の違いです。カタルのような「サラ金地獄」の実態が、まるで分かってないのです。野村証券の株価が低迷するわけです。

その野村証券、今頃、改革の第二弾だそうです。本当は、アルケゴスの時に一気にやるべき改革です。如何に、奥田が劣っているか分かります。目先を取り繕って…2期に渡り「アルケゴス」の損失を計上し、今回は、ユトリが出たので…追加のリストラです。何故、このような馬鹿がトップに立てるのでしょう。日本らしいですね。

でも今回の改革は確実に「利益の蓄積」になりますが、何故か…株価は売り物に押されています。

先ほどのトヨタグループの売り出しは「野村証券」が主幹事ですよ。もう組織力が全然違うのです。これからの時代は「M&A」が主流になるのですよ。だから野村証券は、ジャンジャン…潤うのです。本日の日経新聞にも、物価を考えるコラムの3回目が描かれていますが、インフレは「資産投資を産む」のです。

もう完全に馬鹿ばかりの機関投資家様です。このリストラ報道を読めば…普通は、野村は「買い気配のスタート」でしょうが…誰も、動かない社会です。動くのは、「レーザーテック」のような銘柄の目先筋だけです。馬鹿の寄せ集めです。

もう皆さんは…読むのに疲れた頃でしょう。しかし毎日のニュースでも相場に繋がります。そのポイントを市場と繋げる作業が「市場の整合性」の考え方です。

最後に…長くて恐縮ですが…ブレグジットの反応が載っています。大きな時代の流れの方向性の話です。だからトランプの再選は絶対に阻止しなくてはなりません。

たぶん…本日で「年末の玉調整」は終わりでしょう。ようやく…来年の相場に移行するのでしょう。600円を割れた野村証券だけを買って置けば、来年はウハウハでしょう。今回のリストラは追加の経費を確保したから、先日からのリストラが加速します。

野村証券の月足推移

昨日も述べました。「赤字から黒字」の激変場面が、株価を大きく押し上げるのです。同じことなのですよ。これで野村証券は、来年、2013年5月に付けた980円を抜く準備が整いました。ようやく…長かった「低迷時代からの脱却」が始まります。基本的に先駆した「三菱UFJ」(8306)より「変化率は高い」と思っています。また…明日。



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