アーカイブ:2024年11月16日

世界時間への旅立ち

今日の話題は「此方のレポート」から発展させましょう。一見すると奇妙な論理です。しかし、このバンク・オブ・アメリカ(BofA)のストラテジストの狙いはわかります。人間は常に「自分が中心」になって物事を考えます。今は、既に…トランプ政策が、移民、減税、関税に…規制緩和などが主眼になっており、景気を加速させますから…インフレ圧力は消えず、財政は悪化、金利高を想定します。この辺りまでは「一般的な」レベルの発想です。しかし、このハートネット氏は「下がった銘柄を買おう」と「逆張り」を推奨しています。

古河電工」(5801)の 日足推移

まぁ、あり得る話です。投資の時間軸は、人により様々です。安値の株価水準を買って、何年も…じっと「出番を待つ」やり方は、「リスク」は少ないのですが、「時間の浪費」になります。逆に、今人気の高値圏の銘柄を買うと、「ババを掴まされる」リスクは高くなります。今の「古河電工」(5801)のようなものです。この人気が続く場合もあるし、まもなく失速する場合もあります。

カタルは常々…「金持ち時間」と「貧乏人時間」の話をしています。

株式投資で大儲けする為には、時間軸を考慮した投資が必要です。カタルは此処で苦戦をしています。既に「数年間」にも…なるのでしょう。この「最後の壁」に挑んでいます。皆さんには分からないのでしょう。最近は「アルゴリズム」の研究も加えています。一説によるとこの売買比率が70%を超えるとの指摘もあります。カタルはある程度の規制をすべきだろうと思っていますが、流動性の懸念もありますからね。信用取引と同じで…「流動性」は欠かせません。

「NTT」(9432) の日足推移

基本は「浮動株式」が多く…「大型資本」の総発行済み株式総数が大きく、尚且つ「低位株」が、もっとも「流動性」が高いのでしょう。この代表銘柄は「NTT」(9432)です。

まぁ…よくも人間は勝手なもので、破廉恥な考え方をします。結果論は、誰にでも言えますが、事前告知をして有言実行をしている人間は、なかなか…お目にかかれません。

カタルは入社7年頃かな? 柏崎支店から新潟支店に転勤になりました。自慢ではありませんが、柏崎支店当時、会社の年間表彰トップに輝いたのです。報奨金はたった10万円でした。入社5年から7年程度だろうと思います。そうして、その柏崎支店長を役員に押し上げました。部下が上司を「役員」に押し上げるのです。これがサラリーマンの基本でしょう。

そうして晴れて…新潟支店に行ったら「引き継ぎ客」はゼロです。当時の新潟支店は出来ない店で…優秀なセールスでも、預かり資産がなくては手数料を上げることは出来ません。仕方なく…カタルは新規開拓をします。また新人時代に「ふりだし」です。

その時に支店長から「若手社員の育成」を任されます。男性が6名かな? 7名かな? 女性は5人ほど居ましたかね。総勢で…十数名です。苦労をしました。毎月、投資信託のノルマ、債券、そうして株式手数料です。午前中の1時間ほど…相場を観て、新規開拓に出かけます。部下を持つと大変です。常にグループ全体のノルマをやらないとなりません。部下より、自分の成績が劣るわけに行かず…自分のノルマは当たり前、でもグループのノルマが達成できないと、自分で「その不足分」を、更にやらねばなりません。

なかには出来ない奴がいます。1年に2回か、3回なら分かります。毎月、自分のノルマが出来ないのです。半年が経過し…具体的な指示を出しますが、その仕事もこなさずに…チラシを「ゴミ箱」に捨てて…さぼるわけです。

ある日、神社から電話が来て、お宅のチラシが大量にゴミ箱に入っている…と事件が起こり、顛末を追うと、その出来ない人間の仕業です。こんな奴は何処にも居ます。毎月、お前の給料は、仲間の負担で成り立っている。1年近くなり…とうとう「我慢の緒」が切れ…「辞表の書き方」を指導したのです。事実上の上司による…今の言葉で言う「パワハラ」です。でも若くして…転職した方が良いですからね。

歩合生活は「自分だけの目標」です。まぁ色んな理由がありますが、サラリーマンを辞めて上京をした訳です。

でもバブル崩壊から…永遠に続く下げ相場です。野村証券などの大手証券は、日本株のセールスを止めて…海外投資です。こっちは「日本株」だけです。1997年~1998年頃は苦しかったですね。何をやっても、駄目なのです。とうとう…自分は「悪魔の手先」か…と思うようになり、セールス活動を止めます。2年間も毎日、国会図書館に通い…昔の新聞を読んでいました。そうして…株式市場は、駄目だから、妻子を抱え路頭に迷う訳です。

この時は苦しかったのです。サラ金は当たり前、友達に借金をしまくり…片っ端から電話をかけて、直接交渉です。なかなか…友達でも金は貸してもらえませんよ。まぁカタルの話は兎も角…兎に角、カタルは常に有言実行で率先垂範を貫いてきました。

部下を持って、初めて…分かります。部下は上司の背中を観ています。子供が親の背中を観るようなものです。12月上旬の「みぞれ」が降り、北風が吹き荒れる中で…一軒、一軒、回る「ローラー作戦」です。地図を片手に、見込み客をゲットします。話を聞いてもらえるなら、先ずは「リストアップ」です。株式取引などをしているなら、有望な見込み客になります。

そうして…「真っ赤になる」手を暖めながら…チラシを持って回るわけです。午前中に近くの喫茶店に集まり、その喫茶店で昼食です。そうして午後も回り…みんなで、その地域全体を潰します。

夜は見込み客中心に、電話セールスで、訪問セールスも挟みます。毎日、ノルマとの戦いです。この生活が1年から2年ほどで…カタルは法人部に転向します。証券会社の法人部は花形部門です。今度は地域の上場企業を中心に「有力企業」へのセールスです。

相手は社長から大きな会社は財務部長など…常務や専務が相手のセールスです。いつもカタルは常務の鞄持ち、兼…運転手です。新潟の財界の主だったメンバーとの面識が出来ます.なかでも「田中角栄」の朋友の「駒形重吉」は凄かったですね。角栄に頼まれて真紀子の旦那の…直紀を預かって、その世話をみます。流石、明治時代の人間です。佐川急便の親父とも仲が良く…政治資金も動かします。

まぁこの話はすると長くなります。「気っ風」の良いオヤジでした。

「おい、若~ぇの食え!」と…書生がお菓子やケーキ、フルーツを運んできます。彼が東山魁夷や平山郁夫を育てました。大光コレクションです。芸術家は若い時には食えません。だから支援をするのです。そのためか…駒形さんの「米寿の祝い」の時に、わざわざ…彼の為に東山魁夷や平山郁夫が、土産の「風呂敷のデザイン」を描いてくれたり…するのです。

米国株と世界株の比較

また脱線をしましたね。昔話は兎も角…冒頭のレポートの話です。一つのレポートを観てカタルは「この図」に注目したのです。彼の意見など…どうでも良いのです。カタルは今、この「時間軸の壁」を読んでいます。この図を観て。直ぐにカタルの言っている「意味」が分かったなら、もうカタルのレポートを読む理由もないですね。立派な「自立組」でしょう。

トランプ・トレードが加速すると…危ないのです。基軸通貨「ドル」の崩壊まで…考えられます。同時に…この状態だから米国は、常に「一番」なのです。今のネット社会は、グーグルとアップルの仕組み上で成り立っています。あまりに大きな利権ですから、徐々に…「規制網」が加わっています。例えば…最近のニュースでは、此方の報道です。

何故、リスクを冒しても「AI革命」に、多額の資金を投じるか? 

でも日本は「水溜まり」から「泡」がでて…リニア新幹線の工事が止まります。未だに「成田闘争」の話をあるのです。この報道は昨年の話です。バカバカしい国民です。これが「村社会論」の本質でしょう。こんなものもあります。「和を以て貴しとなす」と言う言葉は、良い事のように思いまずが、最後尾の人間に時代の進化を合わせる必要があるのでしょうか? 

このレポートの「グラフ」は、その事を示しています。

カタルは、何度も、何度も…「実質成長時代」から「名目成長時代」への切り替えを、テーマにして、レポートが綴られています。東京地検の安倍派閥への政治資金問題は、その事を意味しています。

カタルは「海運株」が良いと思って…全力で相場に臨みました。なかなか…カタルの考えている時間と、市場の時間が合いません。この意味は、この「時代進化」の話なのです。今回の「タイミー」(215A)の挫折も、同じことです。時間軸が変わるだけの話です。船株相場は2年後かな?

「商船三井」(9104)の 週足推移

未だに「商船三井」(9104)の株価は、「正当な市場評価」を受けていません。これだけの爆利益を上げても…未だにPBRは0.73倍です。配当利回りは5.59%~4.65%です。更にPERは5.55倍から6.27倍です。

冒頭のレポートの「名目成長時代の米国」と「実質成長時代の日本」との国力の差は、資産価格を上げて…消費を盛り上げるのです。今回の消費が強いのは株高効果です。しかし…貧富の差は開き…庶民は苦しいのです。だから統計資料も内部を観ると…観方が変わります。表面の数字では表に出て来ませんね。

ラピダス問題が、何故、「試金石」なのか? 分かりますか? 「やる気」があるなら…絶対に「困難な仕事」も、必ず…達成を出来ます。でも このレポートを書いた官僚の落ちこぼれだった「小幡 績」( 慶応義塾大学大学院教授)は間違っています。 机上論の評論家の人間です。彼はテスラの「空売り」論者でした。

MRJを諦めた…重工が、グローバル株価に変身した意味は色んな事を考えさせられます。まぁ皆さん、一般的な人間の人は、このカタルの心中が、なかなか…理解できないのでしょう。同じことなのですよ。

10万円を割れて、下げ続けた…2003年の「みずほ銀行」(8411)と、今の「ジェイドG」(3558)の株価評価は、同じことなのです。如いては…「商船三井」(9104)の株価評価も同じことです。

でもようやく…「ものをいう株主」の登場で、日本の村社会時間が、どんどん「グローバル化」しています。「7&I HD」(3382)の株価が、注目される「所以」でも、あります。「日産自動車」(7201)も、同じ時間軸にあります。早く、早く…こっちの寿命が、もう直ぐ…消えてしまいます。また明日。

これから…会員レポートを書きますから、たぶん…「未明」にアップできると思っています。明日の朝でも、会員の方はお読みください。



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