今年は2018年に「似ている」と思っています。あの時も、今年、同様に「失意の中」で年末を越しました。その様子を少し長めのチャートで振り返りましょう。
この2018年は、前年かな? その儲けの300万円を使って…娘夫婦と共に…「家族」揃って、ハワイに2週間、行ってきたのです。本当は、息子夫婦も誘ったのですが、此方は子供が小さく…一緒の旅行は、駄目でした。だから「滅多にない」ことですから…その時の相場をよく覚えています。まだお祖母ちゃんは、元気でした。
滞在期間が長かったので…「Airbnb」(民泊)で海岸前のマンションを借りて、自炊を中心にして過ごしたのです。そのマンションを出たら、前はビーチですからホテル並みでした。マンションの玄関前にも、シャワーが完備され、ガードマンも常駐です。
このレポートも、当時は、毎日、更新していたので、よく覚えているのです。あの年も前半の儲けを「飛ばす」展開で…後半は、何をやっても駄目でした。その時に失敗した「古河電工」(5801)が、今の「市場人気」になっているから…不思議な縁です。
そうして…年末に「東邦チタン」(5727)をやったのです。でも「片肺飛行」でしたが…。この言葉の意味は、チタンは駄目でしたが、「MLCC」(積層セラミックコンデンサ)は良かったのです。
基本的に、カタルは「空売り」をしません。だから「全体相場」が調整に入れば…やはり駄目です。でも少し「追い風」なら…他より、ずっと「マシ」です。この調整局面は、「実質経済下」のようなものです。
だから相場は、「先着一名様」限りで…しかも、「大きな儲け」になりません。その多くは「ワンタッチ・レベル」なのでしょう。今は200日線上に日経平均株価は、来ており…本来なら、まもなく…この調整場面を抜けます。しかし…2018年は、翌年の2019年も、更に…その「調整期間」は続きました。
結局、コロナ禍の「駄目押し」を入れて、「過剰流動性」相場に近い状態になるわけです。世界中の中央銀行が、ジャブジャブ…お金を入れます。このお金で、コロナの恐怖に打ち勝つのですが、この病気に慣れるまで…時間が掛かりました。
今では「コロナ」は一般的な「風邪」扱いになっています。でも最近は、「風邪」と言う一般評価から、時代が進み…その細菌名で治療法も変わるようです。「マイコプラズマ」や「手足口病」、アデノウィルス感染症(プール熱、咽頭結膜熱)など…細分化されているように思います。此処にコロナもあります。
なかなか…海外から「日本株」への評価は高まりませんが、これは日本と言う国の「成り立ち」を理解してないのでしょう。カタル自身も、最初は「自民党」が負けて心配しましたが、今は、「反って良かった」んじゃないかと思っています。何故なら、なかなか動かなかった政策が「パワーバランス」の変化で、どんどん…決まり始めています。
「103万円の壁」問題を観れば、明らかですが…政策により、恩恵を受ける側と不利益を抱える側との論点が「見える化」されています。良い傾向です。今までは水面下に隠れていた部分が、表に出て来て、みんなが少し勉強をすれば、内容が分かるようになっています。
ネット社会が定着していますから、何処でも「不正」が出来ません。個人が情報を発信しますから「隠せない」のです。その為に、余計に情報が錯綜し、混乱もありますが、日本人が大人になります。
相場は面白いでしょう。最近は「持ち合い株式の放出」を巡り、意見が割れています。代表事例は「サンリオ」(8136)かな? 辻さんは、まだ生きているようですね。もう96歳なんですね。この人は、大の「株好き」で、会社が傾いたほどです。今の社長は二代目かな? いや…お孫さんです。「THK」(6481)の寺町さんも株が好きでした。彼は2012年に88歳で亡くなったのですね。「マック」(2702)の藤田さんなど…みんな、すごかったのです。
カタルは、ようやく…「トヨタ」(7203)が動いたことにより…「京成電鉄」(9009)を観ると分かりますが…「オリエンタルランド」(4661)の売却に動いているように…ようやく「内部留保」、過多の時代から、正常な「ROE経営」が加速している…と考えています。
同時、肝心な事は…自民の「単独過半数」を維持できず…少数与党の為に、政策も「同時に動いている」ことです。故に、数年後の日本株は「非常に明るい」のでしょう。
先日、バブル期に発行された「10万円金貨」の価格の話をしました。10万円が50万円近いのです。つまりバブル期から「5倍が標準」なのです。38915*5=1945785です。つまり日本株は20万円に向けて動き始めたのでしょう。
ここで興味があるのが、石破政権は、単に…岸田さんの「傀儡ロボット」か、どうか…分かると思っているのは、政治資金問題で…二人の意見が割れる「企業献金」の扱いかたが…どうなるか? この辺りが、次の「政策バランス」を考える…ヒントになります。
懸案の「ラピダス問題」は、反対論も多いですが…予算を獲得しています。これで更に、千歳は動きます。先日、カタルは札幌に行きました。その時に、タクシーに乗って、千歳の周辺を回ったのです。だから、その光景が目に浮かび…良く分かります。ローカルの千歳駅周辺が、数年後に、どんな「変貌」を示すのか…今から楽しみです。
中国もそうです。鉄道網の話で「WSJ」は、習近平批判をしています。確かに…この固定資本投資の比率を観ると…おかしな政策です。しかし…だからこそ、中国は「世界一」を走っています。
同時に、こちらの報道を観ましょう。日本人が架空の「安全・安心」に拘ると…どんどん進化は遅れます。最近の「危険運転致死傷罪」などの適応拡大を観ると…未だに世間は、貧困に「喘いでいる」ように思えます。今の相場と同じような…世情の体温です。
しかし米国は「規制より自由」を求めて、トランプ政権を支持しました。カタルは彼が嫌いです。日本は、高市さんではなく、石破政権の選択でした。この辺りが、今の「時代性」を良く表しているように…思います。
今は、「分断の時代」と言われ…こちらの報道のような「議論」も進んでいます。カタルは「安楽死を認めろ!」と言う立場です。あの京都の事件は「不幸」な話です。「AID」と言う難病を抱え「嘱託殺人罪」に問われ…18年の実刑です。カタルは「司法の判断」が間違っていると考えています。だから…早く「法律面の整備」をすべきです。
「タイミー」が絡む…「労働問題」も同じ事です。「闇バイト」に利用されるから…「規制をすべき」だと言う判断ではなく、どこにも悪者は存在しますから、「タイミー」も検査体制を強化すべきですが、このような問題は、「進化」をするうえで…当然の「犠牲」なのです。
同じ事ですよ。自動運転でも…一般化すれば、死亡事故も起きるのでしょう。しかし…それ以上に、未来の「利便性」を促進させるべきです。この「規制と自由」の兼ね合いを、何処で「線引き」すべきか…十分な議論を積む必要はありますが、悪戯に、アリもしない「安全神話」を求めるべきではありません。
株式投資も同じです。安全な「投資」など…は、「株式投資」にはないのです。我々は「リスク」を覚悟して…「投資」に臨むのです。
米国と日本の政権の選択の違いが、今の「時代性」を表わしていると思っています。トランプ新大統領の裁判は、彼の任期中は「取りやめ」になっています。しかし日本の場合、兵庫県の斎藤知事の「百条委員会」は、まだやっているんですね。「奇妙な選択」に見えます。しかし…日本も総裁選は、僅差だったように、もう…その「方向性」は決まっています。分かりますか?
株式投資は、「目先の数日の値動き」に賭ける奴もいれば…カタルのように「2年間の猶予」を与える…奴もいます。この時間軸の「選択の幅」を広げることが「豊かな時間」を創ることになります。もう少し…長い目で、暖かく…今の時代を見守りましょう。こんなところで…本日の原稿は、お終いです。また…明日。
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