アーカイブ:2025年1月

商圏をアジアに拡大しよう!

昨日の相場は、面白かったですね。ようやく…新興株にも動きが出て来ました。しかしその多くは、未だに「低迷したまま」ですが…「ある種」の変化が観られます。たぶん…米国株も同じような展開に見えます。基本的に指数銘柄の上値は重くなっています。そもそもナスダックも乖離率が高く…他の指数も同じです。辛うじて…小型株の「ラッセル2000」などが、乖離を容認できる範囲です。

いきなり…AI革命の「シンギュラリティ」の相場が、スタートするとは考え辛いのです。しかし…多くの勝ち組企業は、挙って「AI投資」を実行しており、この傾向は世界的です。日本のカタルの住んでいる東陽町の「東陽橋」を渡った跡地は、たぶん…バブル期に採算が合わずに、長年…放置された更地でしょう。

その更地に最初はマンションが立ち並び…順番に建てられ、残された広大な空き地にショッピングモールかな? と思ったのですが、「データセンター」の建設です。きっと…高い地価でも採算に合うのでしょう。たぶん…日本中至る所で、同様のデータセンターの建設ラッシュなのでしょう。

藤井産業」(9906) の週足推移

空調設備などを始めとする…電力関連の「設備投資事業」の好調さは、更に3年以上続くと思われます。地味な会社ですが…「藤井産業」(9906)などと言う企業の株価も「割安」です。近年はやはり株価が大きく伸びています。「倍増」です。

ただ…この手の株の値動きは「保守層」向きです。今、四季報で「電力設備」との言葉を入れたら…ヒットした会社です。企業業績は「好調な」展開でしょうが、人気がない為に…PER評価は6倍台で…PBRも0.6倍です。しかも配当利回りは3.98%~4.78%になると四季報は予想しています。

でも…この手の企業の多くは、「業績発表」の時に「一発高」するだけなのです。興味深いのは…人気の信用買い残が多い時に、株価は動かず…みんなが「諦めた」所から…株価が上昇している点です。

基本的に、昨年は、年初だけ…の動きで、年間を通じて株価は「伸びません」でした。だから必ず、高値を「買い続ける」とやられていました。

しかし大型の指数株だけは、派手さはありませんが、徐々に株価水準を引き上げています。対面営業の証券マンにとっては、面白くない…「糞」相場です。やはり「貧乏人魂」を、揺さぶられるような値動きは、昨日の「タイミー」(215A)のような株価変動です。

「タイミー」(215A) の日足

貸借株とは、思えない「小型現物株」のイメージです。たぶん貸借株の採用間際ですから…馴染んで…ないのでしょう。その為に以前の小型現物株のような株価変動でした。

「タイミー」(215A) の一分足

下手糞だよね。1510円から1550円まで売り…1600円台では、たった500株しか売ってないのです。この理由は「在庫不足」です。でもまさか…1500円を割れるとは思っていませんでした。

でもカタル自身は買い続けました。ビックリする1452円だったかな? カタルは1460円まで…500株だけ「買い」に行ったら、買値は1457円でした。あまりの値動きに、お昼寝を中断して起きて…相場を眺めたのです。もっと…「買う」つもりでした。でも流石に…相場は「反転」をしたのです。

下がる過程で…買えないと思って入れた1505円が500株ずつ、合計1000株かな? この買いも驚きましたが、それ以上に1470円などが「買える現実」です。

今の市況を表わしているように感じました。個人投資の「この手の値動き」を好む人は…「壊滅」状態なのでしょう。このような株は「仕掛け」が入っても、相場は長続きせずに、必ず…株は下がっています。「大阪チタン」(5726)のようなものです。

何か…大人気になる「大相場」が期待されます。「タイミー」(215A)は「フジメディアHD」(4676)より、相応しいと思いますが、少し…「小さ過ぎる」かな? 

昨日の株価の伸びを観ると「ロックアップ解除」になった大株主が、株を売るチャンスです。専門家に任せ…相場次第で「売り上がれば」良いのです。専門家なら、通常は「買いながら」株を売ります。だから出来高が2000万株台に、常時、乗るかどうか…が問われます。発行済み株式総数は、意外に大きく1億株程度です。小川君から株を借りて…「空売り筋」も、相場に参加すると良いですね。カタル自身は、30%程度の「伸び率」なら…更に、続く可能性が在ると考えています。

しかし四季報は、そうは「伸び」ないと思っているようです。

問題は、今期より…来期の数字です。この会社は10月決算なのです。四季報通りの数字なら、まぁ「旬」としては…あと「2か月程度」なのでしょう。あまり「深追い」は出来ません。

「タイミー」(215A) の四季報予想

しかしカタルは意外に「化ける可能性」も考えています。この理由が市場規模です。隙間バイトだから「市場は小さい」と考えているかもしれませんが、日本の年金制度から観て、働く老人が増えます。

日銀の金利が上がったように…物価の「継続的な上昇」が続く…とみるのが妥当です。そうすると「年金」は物価に比例して、多少は上がりますが「追い付けません」。節約も限度がありますから、週に1回、2回と…「減った収入」を補う手段に好都合です。

「リクルート」(6098)の市場規模は、売上数字は3兆5000億円市場です。

その1/10の3000億円程度の市場があるなら、この半分のシェアを確保するなら、売り上げは1500億円に伸びることになります。300億円が1500億円なら…5倍ですから…利益は10倍以上に拡大する可能性もあります。だから株価が「1万円の掛け声」が掛かっても…不思議ではないのです。

今年から、来年の業績数字は、非常に重要です。四季報の読み通りなら、既に、上値を大きくは買えません。一株利益が50円程度では、せいぜい株を「最大評価」して…株を買っても2000円止まりでしょう。だから強弱感が大きく対立します。株価としては「仕手株」評価になる…価値があります。

仮に今期の売り上げが400億円ラインに乗り…20%の利益で80億ランなら、株価は2000円から3000円台でしょう。既に、かなり先行して評価されていますから「空売り」も入りやすいのでしょう。あの1000円割れが、「最高の演出効果」になっています。

あのような「下げ」があったから相場になりやすいのです。この辺りは「予期せぬ下げ」を演じた「ジェイドG」(3558)も「剥落した期待」の相場ですから、外部環境の演出効果は十分でしょう。

カタルは四半期売り上げをザックリ50億円に観て、その利益は10%程度の現状です。今期はマガシークの統合から1年が経過します。通常、1年半程度で、統合のゴタゴタは片付き、徐々に…「円滑な経営段階」に入ると思っています。今、4Qは不幸にも…コラボシューズの不手際が表面化して、この4Qは特損が発生するのでしょう。しかし赤字にはならずに、黒字だろうと思っています。

損益分岐点モデル

問題は3月以降の数字です。この利益率は50億円の10%から…徐々に利益率は上がり15%ラインは、「堅い」んじゃ…ないかと思っています。つまり7億5000万円です。その理由の根拠は。固定費の分岐点である「損益分岐点」を超えているのでしょう。だから原価率の関係はありますが、売り上げが「営業利益」に直結します。

更に、靴の原価率より、マガシークの洋服は「粗利益」が高いと思っています。

「ZOZO」は素晴らしい企業なので、格落ちの「ジェイドG」と比較できませんが、30%の売上高営業利益率です。故に、来期2026年2月は20%ラインに乗る可能性も視野にあります。上手くすれば…田中君も「頑張れる」と思っています。システム統合を完全に終える夏には、もっと利益率が高まるでしょう。業績的には…チャンスに見えます。

カタルは自身でNISAを利用して500株だけですが、現物で同社株を買いました。1350円と1305円です。これを1000株にしようか…、どうしようか…悩んでいます。問題は、目先の株の「需給バランス」だけです。

別に「ジェイドG」だけに、拘っているのではありません。他にも、たくさんの良い銘柄があります。しかし…継続的に解説をしているから、企業業績と株価の関係など…分かり易い事例だろうと思っているのです。この成長率は「M&A」で支えられていますから、偽物評価にも思えるかもしれません。

「BASE」(4477)などと比較すると「格落ち」かも知れませんが…10年間も30%近い成長を遂げられる企業と言うのは、ザラにないのです。継続的にM&Aを取り入れて、成功している実績は、お見事です。ただ当然の話ですが、大きくなると「雑用」も増えて…今回のコラボシューズのような「ポカ」も増えます。

「メルカリ」(4385)もマズマズですが…米国子会社が、なかなか軌道に乗りません。もし「実質経済」体制に転落している中国で、「メルカリ」が商売をしていたら、成功したかもしれません。この発想が正しいなら…「ニトリ」や「ユニクロ」は、まだまだ…伸びます。

「メルカリ」は一説によれば…越境EC「Temu」(PDD)の商品は「馬鹿安」価格です。何も中古品を買わなくても、粗悪品でしょうが…その市場が競合しており、その競争に負けています。

カタルは「BASE」が、日本の手作りの「良品」を、越境EC「Temu」のようなしくみで、高価格でもアジア圏の販売する機会を提供できるなら、その業容は大きく伸びると思っています。今のところ…鶴岡君は駄目です。

カタル自身はアジア圏で、日本企業が、もッと…活躍すべきだろうと思っています。「東芝」は、タイ市場において…家電で伸びていると言います。逆に日本市場は、中国企業により「席巻」されています。インドネシアは難しい国ですが…人口は2億8160万人もひとがいます。ベトナム(9930万人)もタイ(7190万人)も、日本に次ぐ…人口規模なのです。

「Jトラスト」(8508) の日足推移

だから「Jトラスト」(8508)や「ココペリ」(4167)も観察株のままなのです。「UMC」(6615)の目先は「業績不安」はありますが…「豊田自動織機」(6201)が340円で株を買ったのです。今の300円割れの株価は、やはり「買い場」でしょう。

今の…市場は、あまりに悲観感が溢れています。特に「新興株市場」は、投資の圏外です。でも「タイミー」が活躍できるなら…やがて市場の「偏った流れ」も、是正されることでしょう。また…明日。

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