アーカイブ:2025年10月9日

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昨日、発表された…「実質賃金」と名目賃金の関係が正常な形にならないと日本経済は「磐石な体制」とは言えません。基本的に「名目賃金」を、もっと…高めないと駄目なのです。そうすると自然に…「実質値」もプラスに転換をします。

日本の実質と名目値の賃金の推移

今の現象は、目先は物価が下がり始めています。今は原油価格などの資源価格も下がっていますから、自然に、世界の「もの」の価格は、下がっています。特に、中国は世界中に「デフレを輸出」しているようなものです。その為に米国だけでなく…EUも鉄鋼の関税を25%~50%に引き上げました。インドネシア、タイなども中国経済の影響を受けているようです。その為にデフレの方向性に在ります。しかし…この円安が「物価高に繋がる」構造になります。

メディアは「円安」と騒ぎますが、「おかしな現象」が、昨日は見られています。この円安は「アベノミクス」を継承する「サナエミクス」の影響で…日銀は10月の利上げを止め、12月説になったためでしょう。しかし金利の「引き上げ」が遠のいたため…最初は「邦銀株」が売られましたが、昨日は逆に、上がっていました。この現象は「円安」と矛盾します。つまり…今の円安がある程度、進む方が日本経済にとって「好ましい」と、市場が語っている可能性が在ります。物価は上がりますが、経済にとってはプラスなのでしょう。

実際に自動車輸出(1月~9月)は、昨年より伸びていたようです。この報道を探しましたが…見あたりません。全体で4%ほどだったように記憶しています。特に「トヨタ」(7203)は7.9%の伸び率だったと思います。

今のメーカーの…今期の社内の為替レートは145円程度でしょう。だから152円なら、かなり…関税分の15%をカバーできます。故に自動車株は、最近、「値動き」が強いのです。カタルが、ずっと…2000円以下の時に「デンソー」(6902)を買って置け」と言っていた意味が、まもなく…分かるでしょう。

読者の皆さんは、馬鹿なのでしょうか? 

確かに失敗も多く在ります。でも、概ね…カタルの「事前告知」は当たっています。日経平均株価の観測も「傾向線」を引いて…48000円から、ひょっとすると「5万円越え」も…と述べていました。

S&P500の週足

その時の各社の年末観測は45000円~46000円でした。でも最近は年内49000円まで高まっているようです。「いい加減」でしょう。何故、S&P500を参考にしたか?日本株は米国に追随するからです。日本のメディアに登場するアナリスト様は…。基本的に、みんな「偽物」なのです。本物なら、わざわざ…テレビに出ません。バカバカしいですからね。

「やはり」…ね。相場が始まりました。

「日立」(6501) の一分足

「日立」(6501)は「買い気配」から4600円の寄り値です。昨日も指摘したように、本日の「昨日の1分足」を保存していました。その動向です。昨日は14:30~15:30にかけて株価が売られ、4444円前後の株価が大引け一本で4477円です。

「日立」(6501) の日足

株価データを付けている人は分かるでしょう。毎日のように大引けで400万株程の玉を「買っている」ようです。そうして…一日の出来高が減っています。小さな陰線ですが…徐々に「玉が沈んで」います。この意味は、目先の売り物の「浮動株」が、何処かの買い手に入っていることを語っています。誰かが、「日立」の株を買っているから、このような値動きになります。「買い手」が強いなら、この小さな「踊り場」のチャートは「右肩上がり」を形成するのでしょう。

まもなく…新高値(4697円)でしょう。カタルだって…「大型株」をやろうと思えばできます。そうして…今は「世界のファンド」の日本株買いの相場です。だからカタルが「好き」と言うか、「得意」と言うか…。そいう相場の出番ではありません。

全体相場はまもなく…落ち着きます。まぁ、このまま5万円を付けるとは…カタルは考えていません。相場の流れを観ていると、「漠然」と、今は「まもなく休み」…流れの変化と言うか、主役は、変わるでしょう。そう思っています。故に「大阪チタン」(5726)が下がって来たので、今ほど2425円絡みで…200株ずつ、合計600株か、800株を買いました。昨日も微益で、少しだけ…「利食い」をしました。その買い直しです。

「大阪チタン」(5726) の板状況

でも板を観て驚きました。2401円と2400円に「筋の買い物」?が、入っていましたが、今、あっさり…消化しました。安値は2393円まであり、出来高はまだ48万株です。やはり微妙な展開です。先日、考えた…2210円でしたかね。その辺りまでの株価は考えられます。困った問題ですよ。貧乏人のカタルにとって…。

今やっている実験が「完遂」出来るかどうか…微妙です。カタルは事前告知で、有言実行を貫いていますが、物理的に「出来ない」場合もあります。非常に「たくさんの選択肢」が、いつも…見えるからです。証券マンは、因果な商売です。

市場には「色んな流れ」があるのです。それは、当たり前です。何しろ…「未来図」なのです。未来の姿は、確定したものではなく、現在の事象により、未来の姿は、どんどん…変わっています。だから…どんな識者も「未来は分かりません」。先日も日経平均株価はどうなりますか? 

具体的には…「お久しぶりですケーキ屋です。コロナ前ぐらいにグリーやロコンドでお世話になりました。非鉄の三井金の売り時を悩んでいます。JXも持っていましたが、先週、我慢できずに、売ってしまいました。この辺りの売り時が凄く難しいです。日経5万超えて行くなら持ってようとも思いますが、」と言うメールを頂きました。

この読者から、時々…メールを貰いますが、かなり長い期間の閲覧者です。しかしこんなバカなメールを貰うのです。何故、カタルの真意が、なかなか…読者に伝わらないでしょう。可能性のあるシナリオは「沢山」あります。実際に、カタルはまもなく全体の値動きは「一服する」とずっと…述べています。しかし…来年まで展望するなら、話は別です。

最近、カタルは「自身の頭の中(相場観)」を修正しています。大きな調整はせずに、意外にこの株価波動は続き…ひょっとすれば、一気に「爆発を迎える」可能性まで考えています。「ドル」と言う…基軸通貨の崩壊です。来年~再来年かな? 

日本の場合の最後は「指数だけ」が、駆け上がりました。必ず…馬鹿上がりを迎えて、終焉します。その前に「常識」が働くなら「ガス抜き」をします。でも…今回のFOMCは「チャンス」だったのです。でも僅かな…兆候と言うか…、「ゆらぎ」で相場は復活しました。関税問題が消えたから「前向きな評価」に転換しました。

「ローム」(6963)の動き、「キオクシア」(285A)の動き、そうして今回の構想である「日立」(6501)の値動きが、上手く「他の銘柄」に順番で、「バトンタッチ」が出来るかどうか…先日は半導体市況を観て…「キオクシア」から「ルネサスエレク」(6723)や「レーザーテック」(6920)まで、手を広げましたが、損はしていませんが、あまり効果的に「波及している」とは…言えません。

故に「大阪チタン」(5726)や「3Dマトリックス」(7777)の話を述べています。この延長戦には、長年…述べ続けている「ジェイドG」(3558)も加わります。本日も、僅かですが…株を買っています。

今日は、「ソフトバンクG」(9984)が、スイスABBのロボット事業買収をしたので、米国では「アーム」(ARM)の株が、大きく上がっていました。それを受けて、ソフトバンクGは買われています。この動きはAIロボットの未来図を買っています。

だから「安川電機」(6506)も市場で、大きく反応しています。その陰で…カタルの好きな「仕手系株」は眠っています。カタル自身は、貧乏人ですから、指数を中心とする相場は好きではありません。でも理解は出来ます。

今は非常に「大きなお金」が入っており、小さな株は、まだ「売られ」ます。でも一緒に上がるのが、普通なのです。「王道銘柄」だって…一応、カタルは証券マン上がりですから、その背景を説明し、実際に「日立」を4500円で買って、今日は寄り値の4600円で、その100株を売りました。それより「大阪チタン」を買いたかったのです。

これはカタル「個人の好み」です。

皆さんが、どれを選択しても自由なのです。「損をしない投資」で…事前告知をして、実際に「ある程度の成果」は出ているでしょう。でも…この結果に、カタルは不満です。皆さんは自分で決められないから、ある程度、保守的な運用の模範に成れるように…その行動を会員の皆様に示しています。あとは、皆さんが判断をすることです。

一般的には迷ったら、「野村証券(8604)を買って置け」と…もうここ数年、同じことを述べています。野村証券の相場の「本番」は、まだ…始まっていまませんよ。こんなものではありません。そもそも…奥田さんが方向性は合っていますが、行動が遅い日本村社会の人間です。でも世界基準はもっと…数倍は早いのです。彼の時間軸を3倍高めないと駄目ですね。

だから「日本製鉄」(5401)も…「トヨタ」(7203)も、遅々として…進みません。本当に…「豊田織機」(6201)は、大丈夫なのでしょうか? もともと…安い「MBO価格」です。誰かが、もっと高い…グルーバル基準で「TOB」をしたら、どう日本政府は、判断をするのでしょう。「ソフト99」(4464)なんか…その前哨戦のような事例です。

最近は、「ものを言う株主」の正論に押され…「黒字リストラ」が横行し、時代の変遷は早まっています。今日の為替は152.651円です。物価は上がり、企業の淘汰も加速します。日本人は、もっと真剣に、スピード感のある対応をしなくてはなりません。

先日、シンガポール・ケッペル系REITが千葉・印西のデータセンター買収を821億円で買収していました。この年間の回収費は82億円ほどでないと、採算に合わない筈です。この金額は、数年前の東京駅の横のある高層ビルでも1000億円程度だったように記憶しています。

カタルは何故、「データセクション」(3905)を取り上げたか? 

この株は「貸借株」に、最近はなったのですね。カタルが、いつも「ジェイドG」(3558)の田中君に、要望している「貸借株」です。クイックの報道では、「空売り」などで知られるウルフパックリサーチが8日午後、X(旧ツイッター)に「我々はデータSECのショートポジションを取っている」と投稿したのを嫌気した売りが優勢となっている。との報道に成っていました。

もう少し見ていて、株価がさらに下がるなら、カタルも、もう一度、株を買ってみても良いかもしれません。でもあの時は「馬鹿株」扱い…でした。だって、最初からリートの仕組みなのに…「成長株」扱いで、市場は評価していたからです。「タイミー」(215A)もそうですネ。もう…一度、言いますね。値惚れで「タイミー」を買わないように…。危ない選択ですよ。裏付けの企業の収益が「横ばい」になるなら…この株価は「高い評価」なのです。

皆さんの多くは、自分で株価と企業業績の関係さえ…理解してないようです。まして…今、カタルの「課題」になっている「時間軸」は誰が、上値の株価を買うか? と言う話です。割安株なんか…腐るほどあるのです。問題は誰が、その株を、「いつ」仕掛けるか? この話です。

株式投資で儲けるのは、「基本政策」が大きく変化していますから、もう「大丈夫だろう」と思います。政権がどうなろうが…「政策官僚」に実権が戻っています。その政策官僚は馬鹿な実験を35年間も続け、人口の劣るドイツや韓国の後塵に拝し…自分達の間違いを、ようやく…悟ったのでしょう。故に、「淘汰の時代」が加速し…物価は更に上がり、株価も上がります。これが基本戦略です。また…明日。

たぶん…「日立」(6501)の相場は決まりです。5000円台を抜けるでしょう。「安川」(6506)の今日の株価は高いので…止めましょう。むしろ…たぶん「ルネサスエレク」(6723)が来年の本命の人気株になるように思っています。

今は減損会計のリスクがあり「危ない」のです。来年の2月に通期の決算が確定しますから、それからの出動で…充分に間に合います。もう未来の相場は事前に決まっていますが、何処が、安値かは分かりません。故に、カタルは「ブツブツ投資」を推奨しています。分散して、時間軸をずらして株を買う事を言います。安い日に株を買いましょう。またネ。



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