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数々の懸念材料を乗り越えても…なかなか相場は崩れず、とうとう4月に入りました。この「節分天井」からの下落は「軽いジャブ」と言う印象です。相場の腰はなかなか強いですね。半導体の製造関連企業は軒並み新値を更新し続けています。世界中で半導体の誘致合戦が起こっています。安全保障問題が絡み…待ったなしの投資なので、補助金をばら撒いている印象を持っています。この「宴」は、いつまで続くのでしょう?

とうとう…10兆円の壁を超えた設備投資計画を打ち出しています。少し前は1兆円でも驚いていたのに…いくら数年にかけての投資でも11兆と言う数字には驚かされます。

この計画を打ち出した台湾の「TSMC」と言う会社は、凄くなりましたね。日本が凋落を開始するプラザ合意の後の1987年にテキサス・インスツルメンツからモリス・チャンは、台湾の孫運璿(うんそうせん)と言う政治家に招かれ創業しました。そうして2002年の時はトップ10入りを果たし、2014年に売り上げで3位になったのです。

この間に世界トップだったNECは、どんどん凋落します。バブル崩壊から空洞化現象と実質成長時代の政策の為に、日本の多くの産業は、今回の「体制転換」に失敗をしています。内外価格差の村社会論理に染まっていました。グローバル価格と言う競争意識を持たなかったのでしょう。

制度上の問題も日本にはありました。設備投資の償却基準が他国より厳しかったのです。現状に合わない会計法の為に、効率的な運営が出来なかったのでしょう。

エルピーダの坂本さんは、その後、どうされたのか…。まぁ、日本企業ではありませんが、エルピーダの工場は、日本に残っています。日経新聞は、こういう経過の報道をあまりしません。NHKなんかが…特集を組んで、時間軸を延ばした報道をすれば良いのですが…。日本の経営者の劣化は、続いています。

それにしても…TSMCの設備投資計画が、「11兆円」と言う金額には驚きます。

日本の政治家は、何も理解してないように感じています。経産省も同じです。東芝の株主総会に口を挟むなど…やはり旧態依然の村社会構造のままです。しかし確実に変化をしていることも事実です。TOBの数が増えて…カタルが、昔、日立製作所のお茶の水の本社に行き、社長室長が「変わらないことが、わが社の社風」と述べた体質から…日立は子会社を売却しています。この20年間を思うと…やはり徐々にですが、日本の体質転換は始まっています。

でも世界基準は凄いのです。あのプラザ合意の後に出来たファンドリー、「ファブレス」化と言われ…、米国の製造業は上手く構造改革を成し遂げましたが、日本は、やはり「雇用体制の維持」が壁になり、このグローバル化に舵を切れませんでした。1992年のパイオニアの指名解雇事件は、やはり日本経済の転換点を表す象徴的な出来事だったのです。

もしあの時にメディアが…パイオニアを終身雇用体制維持で叩かなければ…失われた時代の変化は、もっと違った方向性になっていたかもしれません。

しかし結局、時間を掛けて「非正規社員」を増やしたのです。今では希望退職に制度は変化していますが…パラダイムショックと言う構造改革の意味を、日本の中枢組織は誰も理解をしてなかったようです。やはり日本経済新聞社の罪は重いですね。「嘘の報道」をするから…と言うより。「村社会を優先させる」報道をしているために…日本国民は疲弊をしました。編集長を始め…役員は猛省せねばなりません。

株式相場をみると…如何に、メディアの功罪が大きいか分かります。

メールで良く…カタルレポートは「難しい」との意見を頂きます。でも多額のお金を投じるのを判断するためには、このような歴史観がないと…投資が出来ないのです。

本日もメールを開いたら…野村証券の話での問い合わせがありました。

「昨日土曜日午前9時半のBS7でニュースの疑問 日経プラス9サタデーという番組で豊島&アソシエイツ代表の豊島逸夫さんがアルケゴス問題について詳しく説明していたのですが、公表された2200億円というのは今後相場や状況の変化によって金額が変わってきますと注意書きが小さい字で書かれていましたが、現実に私のもとには外電が続々と入ってきてすでに野村とクレディスイス合わせて1兆円近くになってるようです。と言ってました。」とのメールを頂きました。

BS7はテレビ東京かな? だから…日経新聞の記者ですね。

カタルは日経新聞の記者など…屁とも思っていません。本物なら「空売り」をすれば良いですね。カタルが述べている歴史観と言う背景を理解してないから、こういう不安を持つのでしょう。要するに、自分が不安を感じるという事は、自分にとって多額の投資だと言う表れだろうと思っています。

カタルは常々、「自分の力量は自分だけ…にしか分からない」と述べています。「株は上がって良し、下がって良し、どちらでも良し」…とも述べています。

要するに、自分の力量把握が出来るかどうかです。これが一番難しいのです。だからカタルの性格上、良いと思ったら無制限に株を買いたくなるために、物理的に買えなくするために、株式投資の「お金を引き上げる」話を、皆さんにしています。昨年の8月だったかな?

ロコンドで大成功を収めているときに、カタルは「勝って兜の緒を締めよ。」と言う会員レポートを出しました。今回もまもなく…カタルは投資額のお金を減らすと述べています。その時期は5月頃、故に…「花の命は短くて…桜散る」と表現をしました。

皆さんは、カタルレポートを無料だから、よく読まないのです。みんなカタルは事前に告知をしています。あとは皆さんの選択ですよ。自分で決断が付かないなら、専門家がいる証券会社に相談をすれば良いですね。カタルに聞いても無駄です。いつも同じことしか言いません。

相場なんか…銘柄なんか…どうでも良いのです。要するに自分の気持ちの問題です。「心安らかになる」水準が、自分が投資をできる限度です。野村が倒産しようが…どうでも構いません。まぁこの程度の事件で野村はビクともしませんが…。自分の頭で決算書を見て自分で考えないから、メディアのバカ報道の踊らされるのです。

カタルは「ピンチはチャンス」と述べています。

この話は時々…公開ページで述べますから、メールで聞かれても同じことです。野村証券は買っており…本日も560円で買い指値を5000株用いています。

カタルは500円割れを目途に…株を「買い続ければ良い」と公開ページで述べています。自分が不安になるのは、自分の「持ち高」が多いのでしょう。だから…自分の気持ちが負担にならない水準まで、持ち株を落とすべきです。野村証券は今回の件で、絶対に…倒産などしませんが、株式投資は、常に「倒産のリスク」を考えて、自分の資金配分を決めてください。

カタルはいつも「無理をしない投資」を、皆さんに求めています。

アレレ? 今の株価は2296-2335-2285-2335=134700(9:57)です。いよいよ2月15日に付けた2337円を抜きますかね? 

ロコンド(3558)の日足推移

此方のチャートを付けておきます。カタル独自のチャートの見方として、簡単な株価波動の変化を観る方法として…「前の二つの山を越えると、株価波動は変わる」と述べています。もしこの株価を抜いたら…この株価水準で、記念に500株だけ成り行きでロコンドを買ってみます。実は、カタルは抜けないだろうと思って株を売り上がっていました。今度は方針転換です。だから…カタルの売買手口などは参考になりません。

あっ、とうとう抜けました。ちょっと待っていてください。ハイ、今、2342円で200株、そうして…2343円で300株をお買い上げです。実は朝方2280円で買い指値をしていたのですが、買えなかったので、今、成り行きで買いに行きました。これでロコンドの株価波動が完全に変わります。カタルのチャート理論である前の二つ山を越えました。次の壁は2455円です。

事前告知をしています。酒田五法を持ち出して…下値圏の6日間の連続陽線などで底打ち宣言をしています。たぶん2月頃の話です。2か月間で下値固めを終えて、ようやく…株価は上昇期に向かうようです。有言実行のカタル君、皆さんと共に…今、高値を買いました。同時に売っても居ますが…買ったことは事実です。もし…1万円になったら…大変です。

会員レポートで書いた夢が実現するかもしれません。楽しい終末人生に向け、ウハウハ…です。この性格だから…やはりお金を引き上げないと、自分自身の自制が利きませんから駄目です。何しろ…40億円も飛ばした男です。でもよっちゃんの200億には負けますが…。

日経平均株価は3万円台ですね。

「名目成長時代」は楽しいでしょう。夢を語れ、誰もが「豊かさ」を感じますから…他人の誹謗中傷は減り、前向きな「ユトリある社会」構成になります。

日銀の緩和姿勢を批判する輩は非国民です。株価をジャンジャン上げて…人件費もジャンジャン上げましょう。日本の時給1000円なんて議論している場合ではありません。米国は29.91ドルです。まもなく30ドル時代ですよ。たぶん…この数字を多くの政治家は知りません。

しかし…日本人と言うのは、一度、方向性が決まると、みんなで「我も…我も」と走り出す国民性がありますから、一気に加速するでしょう。

日経平均株価は10万円に向けて躍進をします。それでは…また明日。「やってみせ、言って聞かせてさせてみせ…褒めてやらねば、人は動かじ」本日は、ロコンドの2440円台を500株だけですが買いました。それでは…また明日。



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