チャートを観察する

順調に日本株は回復してきました。今回のカタルの見通しは…ある意味で的確でした。6月10日、HSBCのリストラ記事を見て、アノマリー懸念から今夏の下げを予測しポジションを減らしてきました。ただ問題は…8月24日の日経平均株価の895円安を見て、25日の朝に底入れと判断し…買い転換したことです。 この両日の新聞が手元にありますが投資家の不安を煽る内容です。しかし…その後1か月間、底値揉み合いをして9月29日に一段安しましたからね。ある意味で…この動きは想定外で驚きました。カタルは8月25日の底値を割れない…と考えていたからです。しかし実際の安値は9月29日でした。結局、お金と言うのは臆病なのですね。何度も確かめて、必要以上に確認作業をしてから…動き出すのですね。

目先で心が揺れる投資家は、株が騰がり出してから、相場に参加すればいいのでしょう。事前予測など必要ないのかもしれません。幸い、カタルの場合、資金があった為、この下げでも、少しは下値を買う事が出来、既に評価益の状態に転換しました。しかし6月10日に下げると考えた時に、全ての持ち株を売り、更に空売りして、ドテン買いすれば…今頃は、家を買う頭金程度の利益を上げることが出来たのに…。結局、この変動を活かしきることが出来ませんでした。下手糞ですね。でもまぁ、損をしたわけじゃないし…「良し」とすべきかもしれません。カタルは自分自身の考え方に、絶対の自信を持っています。事実、事前に描いた構想通りに…相場展開が進むケースが多いのです。

でもケネディクスの様に…時間推移を間違えることは良くあります。日揮の時からそうです。注目した銘柄は、ほぼ必ず上がります。何しろ、しぶといですからね。1年や2年程度は平気です。だから「外れている」と言う見方も、当たっているからもしれません。でも誰が、その株の素質に気付き、いつ買うかなど…を、予測しようとする方が無理です。自分で相場を創れるほどの資金量があれば別ですが…。実際に、ある程度の資金量を持って、介入している連中だって…先の事は分かりませんからね。どの程度、市場の支持を得られるかどうかは…実際に、やってみて、初めて市場人気の方向性が分かると言うものです。

最近、良く思うのです。素質のある株が下げて来たとき、いつ買い始めるか?と言う事ですね。多くの人は、下げ始めた当初、買い参加します。それは過去の株価のイメージが投資家の残像に、色濃く残っている為に、実際の株が下がると…比較感から安いと感じるからでしょう。でも多くの株は、崩れた時は、絶好の売り場で…追撃売りのチャンスですね。カタルも、この感情のコントロールは、未だに出来ていません。時代の流れから未来を予測して、恩恵を受ける銘柄を仕掛けるわけですが…実際の未来に於いて、理想通りに事が運ぶかどうか…分かりませんからね。

どうしたら、自身の感情をコントロール出来かどうか…。株式投資は実に難しいものです。現在は、年末年始に向かい、楽観から幸福感に移行する最中だと判断しています。先行きは微妙ですね。日銀は量的緩和を続けていますから、必ず、資産価格は上げ続けます。故に株や土地は上がりますね。しかし2四半期マイナス成長のように…この動きは緩慢です。カタルの事前予測のように…「流動性の罠」から脱出できていない為ですね。長かった失われた時代の後遺症は、色濃く、日本国民に残っています。未だにNHKではブラック企業や、ブラックバイトなどの問題提起がされています。おかしいですね。失業率は低下しており、完全雇用だと言われているのに…そろそろ社会全体に「ユトリ」が芽生えて来ても不思議ではありません。つまり統計数字の通り、社会は好転してなのです。

ケネディクスのケースを見ても、分かります。空室率は既に5%を大きく割れているのに…賃貸料の上昇は鈍いままです。あと少し…。間もなく、統計数字の好転が実社会に波及すると思っていますが…、同時にスマートコミュニティーは進展しており、効率化のスピードも上がっています。ひょっとすれば…この辺りの影響が、実社会に存在しており、今までの経験則が、なかなか活きないのかも知れません。これからの時代、アイディア次第で…いくらでも商売が成り立ちます。IoTの世界は、すごいですね。007など…もっと評価されても良いんじゃないかとも…考えますが、やはり利益と言う壁は大きいのかも知れません。

007は自走走行絡みの材料にも関連があり、アイサンテクの仕上がりを見ると…007も有望に見えます。何しろ来年はZMPの上場が予定されている様で、前社長の三浦さんは此処の役員です。ルネサスエレクなどとも絡み、村田が、何故、資本参加したか? 切り口は実に豊富に存在し、やはり素質はキラキラですね。故に株が高くなると買いたくなり…本当に困った株です。

一方、株価が低迷しているJTECも再生医療の実態を考えれば…やはりキラキラ状態です。最後は細胞培養ですからね。クラウドワークスも気に入っています。スマートコミュニティーのカタル3馬鹿トリオは、今後も注目されます。これに「1300兆の逆襲」と言う資産価格の上昇が相場の見所でしょう。同時に内需は好調をキープしており、高橋カーテンウォールの存在も気になります。ざっと…最近採り上げた銘柄のチャートを並べて…今日は原稿を終わりにします。また…明日。

Vテクやアイサンは、もうやってないので…見ませんでした。他にもありますが…あまりに…多くなり過ぎますからね。明らかに…パイオニアだけは株価波動が違いますね。日経平均株価は三菱UFJに類似しています。

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