おそらく…間もなく、二段ロケットが点火されると考えています。新大統領が就任され、様々な懸念が好転し始めるのでしょう。この所、「相場の整合性」の話しをしています。市場には、それぞれ見所があります。事前に、そのポイントを、確り…押さえてないと「焦点」さえ、分からないのです。
金利と株価の関係など…の下準備が充分に理解できてないと、相場の解釈が出来ないのですね。だから「相場サイクルの見分け方」と言う本が、非常に優れているのです。よく…他に参考図書は、ないか?…との質問や、お問い合わせを頂きますが…、何十回も、浦上さんが書かれた本を読み、同時に過去の金利動向や、物色銘柄などのチャート分析をすれば良いのです。これだけでも…大変な作業ですよ。
そうすると…如何に、この「相場サイクルの見分け方」と言う本が優れているか…実感できると思います。みんな…その本の内容を、良く理解してないのですね。読むことと…理解し、自分の知識にする事は、全然、次元が、違いますね。カタルは毎日レポートを書き、アップする前に、2度か、3回程度、自身の原稿を読み直します。場合によれば…5回程度、読むことがあります。裏付けも事前に調べますね。
米国債の金利動向や米国金融株のチャート推移なども含め…何度も調べています。世の中の様々な事象が、一筋の未来を示すのです。カタルの考える未来の「仮定の姿」が現実になるかどうか…。その道筋が正しいかどうか…。相当の経験がないと、なかなか理解されない分野です。自分の考え方が、確りしていれば…他人のレポートを読んだ時に、此処はおかしいな。とか…の欠点が見えます。また色んなレポートを読んでいると…なるほど…そんな見方もあり得るな…と、感じるものですね。
カタルの読者の皆さんには、早く、賢い投資家に育ってほしいと願っています。ブツブツは毎日、注文を100件ぐらい発注していたのです。毎日ですよ。証券マンの多くは、見習うべきですね。この量はすごいのです。朝から夜遅くまで…顧客に電話しないと…、その量に届きません。成り行き注文より指値が多く、株価が届かないことが多いのですが…彼の株式手数料が1000万円を割れることを目にする事は稀でしたね。この月間1000万と言うのは、歩合の場合は…月給400万円に相当します。彼は、いつも高額納税者でした。
彼の持論は、株価が安くなる事が、最大の好材料だと言う認識です。基本は業績の悪化や悪材料が出て、株価が下がるのですが…彼は、いつも買い続けていました。高い時には、いつも売り上がっていました。どんな好材料でも…。成功者は、やはり常人と違うのです。
さて日経新聞の7面のJPモルガンの増益の記事ですが、この中で、ダイモン氏は「米国経済は勢いづいている可能性がある」とのコメントを寄せていますね。この意味は、カタルが述べていた「金融規制」克服説です。だからトランプ政権が決まる前から、米国金利は上昇し始めています。7月初めに1.3%台を付けた後に、金利は反転していますね。2015年はイエレン時間とダリオ時間の戦いでした。FRBの過度の引き締めが、砂上の楼閣の実態経済の回復に、水を差すと言うダリオ氏の懸念です。実際に…昨年初めは、その様相でした。
サウジとイランの対立から原油価格は下がり、中国懸念も急浮上して混乱したスタートでした。そうしてブレグジット…の選択です。その直後に米国金利は反転し始めており、原油価格は上昇し、この時期に半導体なども底入れしています。カタルは2015年6月に金融規制強化からの流動性不足を心配し、ポジションを大きく削減していました。しかし8月に入り、様々な私的な事情もあり、投下資本を増加させたところ…年初から6連続安で一旦は沈みました。でも何とか…昨年は乗り切りましたね。
今年は、好調なスタートを切っています。何しろ…全ての持ち株が利食いなのです。当たり前です。みんな…昨年末に損切りクロスを実行しました。故に手持ちが利食いなのは当たり前です。それはともかく…トランプ氏当選で、債券相場の上昇角度が大きく変わっています。「グレートローテンション」時間とも言えます。仮に、この見方が正しいとすれば…何れ時間を掛けて、2013年12月の3%水準も…大きく上回ることになります。
偶然にも…GSのチャートも不気味な動向です。この立ち上げ罫線の揉み合いですが…僅かに右肩上がりになっているように見えます。この形は鉄板なのですね。まもなく、この立ち上がり局面と…同等の上昇相場が見られるはずです。この確率は極めて高いのです。つまり…国内株も、三菱UFJなどの銀行株が買い場だと言う事ですね。はたして、新大統領就任以後の展開は、如何に…。ここに来て急速にトランプ政権の不安説が指摘されています。
さて本日の原稿は…此処までです。継続を希望された有料会員の皆様にIDとパスワードをメールにて、送付しました。ご確認ください。更に届いてなければ…メールにてご請求ください。新会員の選択は、明日実行し、随時、返信メールを出します。今回は、応募は少なく…60名ほどの応募だったようです。しかし定員が14名の予定ですから、多くの方の期待に応えられません。しかし次回、機会があれば…今回、選に漏れた方が優先されます。皆さんの御希望に応えられず…誠に申し訳ございません。何しろ…一人での対応なのです。ご了承ください。