かたる今日は…久しぶりに好条件が揃い、リスクを取りやすい環境になっているようです。(でも本当は、米国金融の自己資本比率の改定による、ポジション調整が主因なのですが…。)ギリシャの戦争賠償と言う「奇想天外」な要求も飛び出し…ドイツとの駆け引きが見ものです。もともとユーロ統一は枠組みに無理があり、色んな歪みが出ている訳で、GDP統計を見ても分かるように、ドイツは「漁夫の利」を得ている訳です。ギリシャはドラクマに戻れば苦労はない訳です。故に、ある意味では正当な請求とも見えますが、もともとはギリシャが債務を隠し、ユーロ圏に参加した「騙し」が原因ですからね。それにしても暖かい国は、やはり何処か楽天的です。まるでカタル君のようですね。 ようやく、前から述べている「デフレ脱却」の相場が、鮮明になって来ました。配当狙いだけで、これほどの大型株が、綺麗に上昇波動を描く訳はありませんね。最近、三菱UFJはTICK回数に於いても、トップに輝く日が増えています。カタルは米国の金融危機後、一貫して銀行株を買い下がりました。最初に買った株価は800円前後だったように記憶しています。だから、まだ戻っていませんね。その後500円割れの段階では、必死になって買っていました。でもその努力が、ようやく華が開く段階になって来ましたね。あれから7年程でしょうか? 東電2万株だったか、3万株だったか…、原発事故前の東電を売り、全て三菱UFJに変えたお客様はどうしたでしょうか? 本来なら感謝されますね。 まぁ、4ケタ奪回からが勝負でしょうが…、喩え、4ケタになっても、やはり割安の一言です。でも株は基本的に割安株に投資をしているようでは、所詮は、負け組ですからね。常に、割高の株を狙わねばなりません。だんだんケネディクスもその割安の範疇に入ります。他人が気付く前に、仕掛けるから株価妙味が増すわけですね。しかし時間が経過し、一般人にも業績動向が明らかになってからでは…株価の妙味はなくなります。リクルートの日経新聞の書き方は好意的でしたね。環境からすれば、業績は、決して褒められたものではありませんが(今日は久々に好業績を発表したフルキャストも人気になっていますね。)…リクルートの魅力は、何しろ豊富な人材ですからね。 日本のベンチャーの多くは、リクルートの出身でもあり、この人材のパイプが、何れ生きますね。このような表面上では、決して現れない企業の歴史は、株価の魅力の一つです。しかし何も高値圏になってから、買えと述べている訳ではありませんからね。カタルはリクルートと言う会社が、以前から好きでした。ファナックも大好きです。稲葉さんは独創的でしたからね。今では富士通と資本関係はなくなりましたが…親を超える子供も多く存在します。 全体の株価ボリューム(売買代金の増加)が上がると…、売り物がある株が求められるようになります。6000万株の信用買い残を抱えるケネディクスは株価妙味が増しますが、環境が改善しての株価上昇では魅力は掠れますね。JVCKWのように…弱い時にスタートするのが良いのですね。その点、休んでいる中越パルプの仕掛け人たちは、単発のままとは考えづらく、相当、大がかりな仕掛けなのでしょうか? 何か背景に見えない材料があるのでしょうかね。カタルには分かりませんが…。アイフルと言い、最近は仕掛け玉の残る銘柄の復活が見られますね。問題は、ソニーやシャープの株価動向ですね。両者とも再生ですが…カタルには、未だに先は見えません。ソニーなどはリストラをしているだけの様にしか見えませんからね。先人の遺産を食いつぶしているだけの会社に見えます。でもカタル同様に考える輩は多く、空売りが増えている様で、相場妙味は増していますね。もともとハイテクでは、出遅れの部類です。本来なら、既に5ケタの水準でも不思議はありません。つまり他のグローバル銘柄は、既に、その範疇に株価が到達しています。だからソニーは割安銘柄とも言えますね。 ただここからの株価上昇は、未来が見えなければ…あり得ませんからね。カタルがいつも述べている潜在成長率と言う話です。ケネディクスには「リートはPFI」との見方が存在しますから…高値に株価を放り上げてからも、魅力が増すのですね。ただ経営者に、その意図がなければ駄目です。カタルがここに来て、ケネディクスの評価を、若干下げたのは…この考え方の表明がないからですね。関空の入札は、あまりに条件は厳しく、現在はオリックスと東急グループの共同入札が話題になっていますが、「コンセッション」の考え方は、日本では重要なのです。その為に関空は入札条件を引き下げ、もう少し参入障壁を引き下げる必要性があるかもしれません。期間が長すぎると…大変な金額になります。国の資産を民間に移管させ、借金を減らし小さな政府の樹立を急がねばなりません。現状では財政ファイナンスの指摘が、当たっているように見えますからね。 あまりに早い指摘の…カタルの構想である「1300兆円の逆襲」と言うテーマが、邦銀株が上がることによって、皆さんにも、実感として湧き上がる筈です。銀行株が上がると…デフレ脱却の本命株として、ケネディクスが宝物に見えてきますね。だから株価が何処かで上昇角度を上げ離陸します。今のままでは…いつまでも滑走路を走っているようなものです。宇宙に羽ばたけるかどうかは…「リートはPFI」と言う考え方が、世の中に生まれないと駄目なのですね。いつまでも空想のままでは…株価に未来はありません。宮島さん、経営者はロマンを追い求める少年なのですね。孫氏のような壮大な夢を語るから、面白いのです。AUM残高100兆円と言うスケールで、ものを考えて欲しいものです。関空は確か…45年で、2兆2000億円でしたかね。今の水準では、せいぜい3000億円程度の話です。確か…介護リートの水準は、その程度が目標でしたね。 昔は…相場をリードする大手ディーラーマンが存在しましたが、野村証券の株価操作以来、相場妙味に欠ける展開が、一般的になりました。目先論理ばかりではなく、ロマンを語れる相場に発展して欲しいと願っています。そうして相場が政策を後押しし、市場が求める方向性に政策を誘導するのですね。グリーンスパンが市場との対話と言うマジックを利用し、信用創造を膨らませ過ぎたとの批判は免れませんが…、市場は常に時代をリードする存在でないと市場経済の発展はありません。ある意味で、株の世界は実験のようなものです。 カタルが「1300兆円の逆襲」から「リートはPFI」との夢を語り、その方向性が実現されるのなら、本当に、その政策が実現され、社会が変わるのです。市場と実態経済は、常に表裏一体の関係であり、市場は実体経済の鏡なのですね。ケネディクスに1万円台の株価が付くなら…財政ファイナンスの危機は遠退き、国の資産は円滑に民間に移管され、日本は成長を遂げるのでしょう。逆に株価が2000円程度まで届かないようでは…「1300兆円の逆襲」は幻に終わり、財政ファイナンスの弊害が生まれ、ガラガラポンの世界に突入することに成ります。そうなると…大変ですよ。 昨日の日経新聞に、電力料金が上がり理想を語るのは簡単ですが…現実の対応となると大変だという事が、実感できるかと思われるレポートが、一面に掲載されていましたね。原発ゼロは誰もが語る理想論、しかし現実は高騰する電力料金で産業を育てることも、生活する事も四苦八苦する有様です。安易にメディアは、国民を翻弄する報道を控えねばなりません。朝日系列の報道が批判されていますが、久米宏以来、大嫌いです。視聴率の観点からか、大衆に媚を売る姿勢が分からなくありませんが、報道には、やはりポリシーが必要なのでしょう。メディアの成長を望む次第です。 今日はケネディクスも高いですね。果たして…市場は実体経済の未来を先取ることが出来るのかどうか…。相場妙味は事前に構想を考え、その動きを眺めることにあるのですね。事前に、カタルは日本の未来を語り、相場論を展開していますから、その辺りを汲んでレポートを読んでくださいね。銘柄を当てるとか…外すとかの次元の話ではありません。それでは、また明日。