市場の整合性②

昨日から「市場の整合性」をテーマにして、このシルバーウィークは特集を組んで、金融教育を皆さんにしています。正しい経済活動とは何か? 

日経新聞を始め…メディアが国民に向かって「間違ったメッセージ」を与え続けていると考えています。この背景は政策官僚の意向が、強く…働いていると思っています。メディアはそれぞれの部署に出向いて…情報を取得します。そうして、その素材に独自取材を交えて、裏(信憑性)を取って…報道に踏み切ります。

近年は政治家の「切り抜き動画」が、問題になった時期があります。演説の一部を切り取って、画像を作成しますが、本来の趣旨と違う…内容を国民に伝えています。作為的なフェイクニュースです。米国なら…トランプのような「怒り」を買います。

ロシアや中国の報道を観ても分かりますが、作為的な報道で。真実を隠して国民を騙して…国家運営をしています。まぁ、どれが正しいのか…。正しくないのか…。その結果を観ないと分かりませんし、真実が、必ずしも…人間を幸福にするとは限りません。難しい問題です。

知らないことが「幸せ」だと言う…ケースもなかにはあるのでしょう。原稿を書きを続け…既に30年近い期間が過ぎましたから、カタル自身も考え方が変化をしています。そうしてレポートの内容を、どう伝えるか? 悩むことも多いのです。この毎日の作業を通じて、当然、嘘は書けませんし、自分で様々な情報を調べますから、いくら「馬鹿カタル」でも、普通の人より、市場を良く…理解しているでしょう。

昨日、何気なく…株価の構成要因として「個別株」の要素は3割程度で、あとの7割は「市場要因」で決まる…と結論付けました。

この考え方を獲得する過程が、カタルにはあります。ベンチャー・リンクと言う銘柄への投資をしたのですが、既に、その会社は市場から消えました。40億円が泡と消えました。その株式価値はゼロになったのです。そのような実話が元になって、尊い知識を得ているのです。近年は大阪チタン(5726)の失敗を通じて、米国株の観察時間を増やして、カタル自身は「一皮むけた」と感じています。そうしてジェイドG(3558)の失敗を通じて…成長性と収益性の概念を学びました。

今回の「SaaSの死」の成功と言うか…。この相場は、その成功事例の一つでもあります。だからSHIFT(3697)の株を、600円台前半で買う事が出来ました。そうして…同じことですが、今は「AI革命の真偽」は決着が着いた…と思っています。

オラクル(ORCL) の日足推移

だから米国のオラクル(ORCL)株を、買ったのですよ。まぁ、この「AI革命の真偽」で、カタルは日本のルネサスエレク(6723)を選択しましたが、今はローム(6963)の方が正しかったのではないか?…とも思っています。丁度、SHIFTの選択とペイカレント(6532)の選択の違いに似ているのかもしれません。同じグループです。この範疇は幅広く…AI革命の真偽が、今の相場の「王道を行くテーマ」です。

日本ではキオクシア(285A)の相場が話題になっていますが、米国ではマイクロンテクノロジー(MU)やエヌビディア(NVDA)でしょう。台湾ではTSMCが…韓国ではサムソンやSKハニックスが…その流れの主役になります。

市場には…様々な「時代の流れ」がありますから、それぞれが、勝手に自分の気に入った株を選択すれば良いのでしょう。何しろ…AI革命を支える主役は、米国のアンソロピックやオープンAIと言う企業ですが、そのAIを活用するためには、膨大なデータセンターが必要になります。一種の社会基盤です。

だからカタルは、実際は循環取引でしょうが「社会から容認される」と言う…仮説を今は、持っています。そのデータセンターを動かすために、電力と水などの基礎的な資源も必要です。

この設備投資が世界経済の話題になっており、市場の主流の「相場の流れ」を司っています。4月から相場は、その「AI革命の真偽」を、テーマに相場が揺れています。何故なら、現時点では、誰も「未来が分かりません」。大変な金額が実際に動いています。米国の大手テック企業4社だけで100兆円規模もの設備投資金額です。金額の大きさに驚きます。

これを支える仕組みが金融機能です。この金額が起点となって、貨幣乗数効果が生まれます。だから「パラダイム・シフト」(時代転換)と言う…言葉を使っています。株式市場は、人類の未来の為に必要な所にお金を流す…量やスピードを決める所です。この決定は「みんなの創意」(市場参加者全員)で決まります。

この方向性やスピードなどを決めるのが基本政策とも言えます。ここで…読者に中で何人の人が、カタルが、昨日、リンクを張ったサイトを開き、何故、カタルがこんな資料を提示したか? 自分の頭で考える人と、考えない人では、長い蓄積ですから、その差は時間の経過を通じてドンドン開きます。

最初は僅かな違いです。しかし時間軸が1年~5年、10年、20年になると、毎日カタルの原稿を読み、その内容を吟味する人と、しない人の差は大きく広がって来ます。金融教育は労働所得より、投資で得る金融所得の方が遥かに大きいのです。毎日、1時間程度かける人と、書けない人の差は、未来において…その生活の豊かさは、俄然…開きます。

このサイトの目的の一つに…金融教育のボランティア活動の意味もあります。誰もしないから…カタルが実践をしています。嘘のメディア報道に、些か…ウンザリしています。同じ内容でも、自分で情報元に行って、データを吟味する人と、しない人の差は、未来において大きく開くのが道理です。だから最初は「分からなくても」良いから、毎日、カタルレポートを読んでいるなら…自然に「金融知識」が高くなります。ほんの僅かな差ですよ。

カタル自身は小さな証券会社の出身ですから、法人部に3年かな? 長くても…4年だろうと思いますが、一応、事業法人と金融法人の両方を担当していました。地方銀行の証券運用部の部長などは多額の資金を運用しますが、その金融知識は「良い加減なレベル」です。債券投資の基礎知識である…「デュレーション」の考え方の知識もない人が大勢います。

しかし都市銀行は、違いますよ。一応は、「専門家」と呼ぶ…レベルです。地銀で、その程度ですから、その下にランクする…信用金庫や信用組合などのレベルは知れています。近年は地銀で「債券投資の失敗による」損失が大きな銀行がありますが、経済をまるっきり理解していません。

日本のGDPデフレーターの推移

昨日はGDPデフレーターの重要性を指摘しました。だから満期になった10年債の債券をドンドン…短期債の2年や、せいぜい長くても5年物に、変える…必要があったのですよ。デュレーションを短くしなくては…駄目なのです。こんな一般的な金融知識も、地銀の証券運用部長は知らないのです。日本は「偽物社会」なのです。

リンク先の画面

さてレポートの主眼が「市場の整合性」ですから、話を戻しましょう。リンクを張った先を観た人は、この画面になった筈です。そうして…このオレンジをクリックすると…日本の名目GDPの推移が詳細に分かります。

日本の名目GDPの推移

「クリック」すると…上記の日本の名目GDPの推移が、詳細に分かります。この金額が1994年から伸びていません。この政策が間違っています。

この資料のGDPデフレーターの「詳細先のリンク」はありませんから、カタルは世界経済のネタ帳と言うサイトのページの資料をレポートに引用しました。

米国のGDPデフレーターの推移

このGDPデフレーターを比較すると、米国はずっと伸び続けており1980年から2026年まで約3.37倍になっています。

日本のGDPデフレーターの推移

しかし…日本は1.23倍です。一方、中国はこの期間では6.73倍と大きく成長しているように思えます。

中国のGDPデフレーターの推移

しかし…近年の比較では、中国は2021年から2026年は0.99倍と「横ばい」か、下降し始めています。米国も1.20倍です。しかし…日本は1.13倍に、高まって…来ました。このGDPデフレーターの方向性と、角度が、資産投資の決め手になります。そもそも…マイナスまで落ち込んだのは「間違った政策」でした。

1994年の112.37から、日本は「間違った政策」の繰り返しを演じ…リーマンショック後は、更に、その「間違い」を加速させています。カタルは、これを「清貧思想の蔓延」と呼んでいます。

財政規律派閥は、日銀の審議委員も株式市場を分析した経験がない素人集団です。今回の政策決定委員会では2名が「反対票」を入れていました。カタルと同意見かも知れません。

カタルは市場を観て「船株の謎」をずっと…問うて、最近になって「ロームの謎」を語っています。この違いが実質経済と名目経済の違いですよ。実際にGDPデフレーターからもその様子が分かります。ようやく「お金が活動し出したから」三菱UFJ(8306)の株価が上がって来たのですよ。

この株も「想い出」が深い株です。カタルはリーマンショック後に、間違った政策の採用を想定してなく、「正しい政策」が実行されると思って…リーマンショックで下げ続ける三菱UFJを大推奨しています。

その株価は、最初は800円台に下がった時に「打診買い」をして、本格的に株を買い始めたのは500円台になってからです。もっとも…想い出が大きく残っている顧客は、未亡人でした。息子さんはドイツの音楽家だったかな? 

そうしてその時に…2500円台の東電(9501)を2万株売らせて…三菱UFJ(8306)に入れ替えたのです。東電の株価は、原発事故の前でしたからまだ株価が高かったのです。その後、東電は500円に下がり、三菱UFJは3500円台になっています。この差は、なんと…7倍です。でも実際は東電は1/5で…今の株価は7倍の違いですから、今まで…あのまま、株を持っているなら35倍の違いになります。

あの時たしか…東電を 2万株を売って三菱UFJを10万株、買ったのかな? でも買った途端に500円台だった三菱UFJは「悪政の選択」(清貧思想の蔓延)で…株価は300円台まで下がります。息子がドイツから帰国して…野村証券に「証券口座」を移管されました。

三菱UFJ(8306) の月足推移

だから三菱UFJは想い出はあるのです。カタルは実際に、この2022年末に自分自身でも予期せぬお金が600万円程入ったので…すこしお金を足して、1万株をかみさん名義で株を買ったのです。何れ…銀行株が復活すると思っていました。

株価と金利業績の関係

此処で、浦上さんの相場サイクルの見分け方に登場する「金融相場の基礎知識」がある人と、ない人の差が、生じます。相場は金融相場から始まり…業績相場、逆金融相場、そうして逆業相場の景気循環で株価が動くのです。

金融教育を受けた人は、最初に先ずは銀行、証券、不動産株を買うのがセオリーです。こんな初歩的な金融教育も、我々…日本人は受けていません。金利の概念も希薄です。

Jトラスト(8508) の月足推移

そうして…カタルの義母が予約をしていた老人ホームに「空き」が出たので、一時金の800万円が必要になったのです。この資金を出すために、カタルはJトラスト(8508)を使ってお金を作ろうとしましたが、ご承知のように…失敗をしました。藤澤さんは、最近になって、ようやく自社株買いを始め…やっと、あの時の狙いが復活しました。

僅かな時間軸のズレですが…カタルは、銘柄の選択は「天下一品の技量」だろうと思っています。しかし…その時間軸の選定をいつも間違っています。だから、ずっと長く…この克服のために努力を続けていますが、また完璧さを欠いています。でも最近は徐々に…修正でき始めています。

その一番の理由は、カタルの腕が上がった訳でも、なんでも…ありません。

一番の要因は「市場要因の改善」です。高市政権の基本政策が正しいのです。しかし彼女の政策を、全面的に支持していますが「不満な部分」もあります。労働改革が日本には不可欠です。

最近は、この解雇規制の見直しを述べて小泉君は総裁選に敗れましたが、この明確な解説が、日本経済のネックになっています。だから…最近は条件を和らげて、裁量労働の拡大になっています。でもカタルは、もっとスピードを上げろと不満です。他には…こんなサイトもあります。

日銀の抱える国債も、カタルは「償却すべき」(ゼロ価値)だと言う論者…です。基本は同じことなのです。せめて、それが無理なら…低利の「永久国債」にするべきです。政策と言うのは色んなやり方があります。基本になるのは、日本国民が前向きな気持ちで…豊かな生活を送れる政策を実行すべきです。簡単なのですが、日本は煩い国です。村社会ですからね。永遠に…無駄な時間(成田時間)を費やします。

こんなところで本日の「市場の整合性」の第二部を終了します。昨日の原稿に続いて、何回も読めば理解が深まります。自分の頭で考えるのです。

会員の方は「昨日の続き」を、これから書きますから、明日にでもお読みください。



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