昨日会員向けレポートを書き思ったのです。もう少し公開レポートも補完をしようと考えました。カタルは見出ししか見ていませんでしたが、今日になって日立の記事を読み直していると…ROEの財務レバレッジの話が載っているのですね。
しかも米国の15%水準との比較も載っています。昨日は社説ばかりに目が行き批判レポートになりました。でも公平に…一面掲載の日経新聞の行動を褒めなくてはなりません。日経新聞さん、ありがとうございます。あなた方のこのような報道が、日本を効率社会に変えますから、ROEの続報をお持ちしています。
日立の社風は村論理そのもので…カタルが本社を訪れ、社長室長と面談した時は「変わらない事が日立の社風」と言われたのです。もう20年以上も前の話になりますが…本当の話です。たぶん名刺もありますから名前を公開しても良いのですが…まだ現役の可能性も残ります。だからやめますが…
日立が子会社の日立化成を売却し…借金をして、財務レバレッジを高め、ROEの向上を狙います。出来るなら社債を発行してアップルのように自社株買いも検討すると…更に良いですね。
このROEのデュポン式も、何度も登場させています。此方です。つまり村社会の親分である日立が変わるということは、日本全体が変わるということであり…失われた時代から、「流動性の罠」に陥りましたが…まもなくここから脱出して、本格的な名目時代が確立されます。何しろ東京の商業地の上昇は年率8.4%にもなるのです。借金をして商業地を買えばよかったのです。
日銀の量的緩和を受けて、孫正義は2013年に銀座通りのティファニービルを320億円で購入したと報道されました。流石、個人でも利殖が上手いのです。昨年だけで…8%としても25億円を上回る評価益が生まれます。昨年だけですよ。あとで…それ以降の東京の商業地の値上がり具合をグラフで表現しましょう。確実に実質経済から、名目時代へ変化を遂げている現象の一つです。
つまり日経新聞が、このような日立の記事を大きく報道すると…内部留保に励んでいる馬鹿経営者も、流石に考え直します。そろそろ我が社も方針転換をして多少リスクを取る方向性に、経営の舵を切るか…と考え直します。
このような報道が日本全体を元気にして、賃金の上昇につながり、犯罪が減少します。日経さん、ありがとう。とても…いい記事でした。
この記者は日本を思うから、米国との比較報道したのです。この報道が、やがて回りまわって、僕らの給料を上げてくれます。その積み重ねが一人当たりのGDPを押し上げます。
そんな馬鹿な…と思うでしょうが、本当の話です。
自分で株式投資をして追証を積み重ねると、実質経済のバカらしさが見えてきます。清貧思想を貫いた結果、生まれたのは振り込め詐欺などの犯罪です。
カタルが証券界に入社したころも、第二次オイルショックで就職難でした…でも少し前の就職氷河期程、ひどくはありません。この時期を知らない人は、是非、薬丸岳の「ハードラック」と言う小説の冒頭部分を読んでください。何故、主人公が犯罪に手を染めるか…その経過が描かれています。これはある意味で本当の現実です。小説とはいえ…現実が反映されています。
カタルは歩合セールスとして、食えない時代を経験し…、とうとう仕事を諦めて…何か月間も国会図書館に通う時代があったのです。歩合ですから…当然、給料はなくなります。でもそれ以上に下がる株を薦める気になれなかったのです。
この悔しさは経験したものでないと分かりません。それを生み出したのはメディアの馬鹿報道の為です。日本の経営者は、みんな日経新聞を読んでいます。だから当然の話ですが、その影響を受けます。その結果生み出されたのが、就職氷河期と言う時代であり、振り込め詐欺の犯罪を産む土壌になったのです。
しかし、ようやく内部留保は463兆円になり、日立が借金をしてM&AやR&Dに取り組むのです。リスクオンに舵を切る経営をすることは、非常に大きな転換です。資生堂はアメニティと言う分野を、利益が計上されているにもかかわらず…利益率が低いために捨てて、利益率の高い分野にその力を変えます。これは先ほどのデュポン式の純利益率の改善です。
物流倉庫への設備投資は、総資産回転率を高めます。クラウド管理の徹底を図るのです。
普通の経営者なら、低金利を活かし…設備投資をして自社の利益率を更に押し上げます。そうしてROEが10%、15%、更には20%にもなると…アップルのように、借金をして自社株買いをします。そのほうが更に効率化に繋がります。
そうするとアップルを持っている株主はアップル株を売り、更に市場が活性化して行き…社会に活力が生まれます。だから温暖化の理想論に向けたユトリが生まれますから、更に行動的になるのです。EVなどの新技術が確立されます。
何故、トヨタ社長の行動を、カタルが批判をしたのか? あれだけの利益をたたき出しているのにも関わらず、幹部社員のボーナスを削り、これから訪れる景気減速の「戒め」を与えるためにショック療法を用いました。その成果もあり…確かにトヨタは他社から比較すると立派な業績です。
でも…日本式の精神論が正しい行動でしょうか? そのために日本全体の賃金の上昇率は鈍り3%割れしたのです。その結果、日本の生産性は他国と比べ落ちます。トヨタの社員レベルなら、ショック療法を用いなくても理解するでしょう。やはりあの行動は許せません。
それに引き換え…今回の日立の行動は、外人投資家への対応とはいえ…自らもROE経営に舵を切り始めた証です。だから…日本が変化していくのです。名目時代に、また一歩近づきました。リスクオンの元気で、寛容な社会が生まれたほうが楽しいのです。日立の一面報道、そういう意味なのです。
この日立には…思い出があります。これは実話です。カタルが証券会社に入社したての頃…新入生の話です。時は第二次オイルショックですから、石油株が乱舞していきます。
ある日、高値圏の日本石油を、おじいちゃんが2万株の株券をもって売りに来ました。確か天井圏で2400円前後の時です。そのうち、1万株の売却代金は引き出され…家を新築したそうです。残りの1万株分で、当時200円台で低迷を続ける日立株を、そのお爺ちゃんは10万株買いました。1979年の話です。
そうしたら…今度はその日立が馬鹿人気になり、あれよ、あれよ…と上がり続け800円台になると、今度はそのおじいちゃんが、その日立株10万株を売り、大正製薬を10万株買ったのです。1981年の話です。その後、大正製薬はまた上がり始めますが…、おじいちゃんはそこで亡くなり、息子に引き継がれました。
この取引はまさに「神業の投資」戦略です。カタルはお爺ちゃんの姿は記憶していますが、担当者ではないから詳しく知りません。でも素晴らしいですね。これは本当の話です。
名目時代になると…簡単に株式投資でお金が残せます。今は我慢をしてカタルの戯言に付き合ってください。そのうち…このレポートも消えます。
その前に、カタルの経験を毎日読むことで、間接的ですが、市場原理の理解を深めてください。毎日読むだけで、その辺に転がる証券マンやテレビの経済学者より、ずっと賢い投資家になれると思っています。一応、カタルは3億円も40億に増やした実績があります。今度は自分自身が投資家になり…200万円から実験を開始ししています。そのうち、この200万円を1億円以上にします。有言実行です。
でも流石に、昨年はプラス圏からマイナスのようなものです。損をしなかっただけの話で、今年も千代化などで…苦戦を続けています。でも…お宝銘柄も発信しています。Jトラストは公開していますが、L君は公開していません。でもこのL君もラッセル型の大化け候補です。でもこのような壁もあります。先ずは…此方をお読みください。
カタルが政治家に求めているのは「個人情報保護法案の改正」です。カタルに金があれば…政治家に献金をばら撒き、政治を動かしてこの法案を改正させます。データの管理は効率社会に向け不可欠のキーワードなのです。
何も人材管理だけではありません。今の時代はAIで適正配置をする時代です。こんな事件で日本の進化が遅れたら大変な損失になります。だからメディアは、問題の方向性を変えねばなりません。日本が中国に負ける大きな理由の一つに、情報の管理体制があります。共産党政権だから、監視社会で、データ管理能力が優れています。おそらく中国が、世界で一番進んでいるのでしょう。
これからは無人店舗のキャッシュレス販売で、カメラ技術を使い情報を管理する時代です。すべてのデータ管理に影響を与える個人情報保護法の改正は不可欠です。医療の効率化に遺伝子データを使うためにも、データが広範囲に必要になります。
本当に馬鹿役人です。江戸長崎の…村論論理を推し進めようとする反逆者は至る所で存在をします。メディアにもいるし…役人にもいます。だからこそ…賃金が上昇を続ける生産性の高い、豊かで…寛容な社会が必要なのです。名目時代の確立に向けた日立の日経新聞の記事から、こんなレポートが出来ました。それでは…また明日。
有料会員の方は、新しい原稿をアップしたので…是非お読みください。