カテゴリー:株式教室

新たな疑問

久しぶりに米国の通貨統計のページを検索していました。英語が不得手なカタル君、資料を探すのも手間取ります。数年ぶりかな?

最近はMZMなる新しい指標が登場しています。調べると…「Money Zero Maturity – MZM」との事で、支出と消費の為に経済内で容易に利用可能な資金との説明です。現金通貨、小切手や預金口座にマネーマーケット・ファンドの合計との事です。此方のサイトに説明がありました。M2の推移と同じ流れにあります。

昨日のレポートを書いている途中で気付き、米国のマネタリーベースの減少が、経済活動に影響している可能性があると思い調べています。 このマネタリーベースマネーサプライ(MZM)を調べようと思いました。資料は此方からです。

やはり案の定…です。グラフを作ったので…参考にして下さい。

マネタリーベースの伸び率と残高推移

MZMの伸び率と残高推移

このMZMの伸び率は3.26%まで落ちています。最近、FRBはベースマネーを絞っています。金融規制は強化され続けており…お金の元が絞られれば、世界のお金は足りなくなります。金利水準だけが問題ではないのでしょう。

もともと…リーマンショックで発生した影の銀行システム(CDS)を叩いた為に…その補完として世界各国の中央銀行がお金を投じたのです。それなのに…金融機関が、まだ対応してないのに…マネタリーベースを過度に絞れば混乱が起きます。せめて、横ばいにするべきなのでしょう。償還を迎えた米国債は再投資すべきでしょう。

この現象は日銀と同じ間違いをFRBもしていることになります。カタルの推察が間違っているか…どうか。たぶん株式相場が急激に10月、11月に大きく下げたのは、この警告でしょう。

金利操作だけで…済むわけがないのでしょう。来年、FRBがこの「間違い」に気付くかどうか…。この辺りが焦点になる可能性もあります。MZMの伸び率が5%程度ないとGDPの3%成長は難しいのでしょう。

でも…キャッシュレスの影響もあるし、カタルの考え方が古い可能性もあります。今日はカタル自身も難しい課題だし…だれか詳しい人が居たら教えて下さい。このカタルの疑問が正しいのかどうか…。

こりゃ…日本も調べてみないと駄目ですね。カタルが、この統計に溺れて研究したのは、ずいぶん昔の話になります。パソコンにはデータが残っていたのですが、この世界はあっという間に変化しています。カタルも勉強を続けないと…どんどん置いて行かれます。

今はそんなに悲観することはありませんよ。米中摩擦の協議がどうなろうが…2月までは「戻り相場」が想定されます。今、考えているのは…その後の展開の話です。カタルの不安が的中しないことを願いつつ、レポートを閉じます。それでは…また明日。



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