カテゴリー:コラム

宵越しの金は、持たねぇ~

だいたい土曜日と日曜日は、「書き出しが遅い」場合がありますから、アップが「ずれる」場合があります。ご了承ください。なるべく…午後3時ごろには、レポートは「アップ」出来ていると思っています。それ以外の「休み」は、事前に連絡します。まぁ、自分の「相場観」を養う為の…勉強ですから、それ程、嫌ではありませんから、続くのでしょう。

カタルは結構、熱心に…株の勉強をしています。

これまで学生時代は「競馬」、住んでいたところが平塚ですから「競輪」も、江戸川区の西葛西に住んでいた時は「競艇」も行きました。まぁパチンコ屋から麻雀まで…「賭け事」が好きなのです。これはお祖母ちゃんの血筋の影響でしょう。

我が家では、小さい頃から、正月に「花札」をして…家族で賭け事を奨励していたような環境でした。株は、なかなか…面白いですからね。「奥が深くて」際限なく…のめり込めます。しかも勉強をするなら、確実に儲けることが出来るのでしょう。

最初の関門は高いのです。先ずは「100万円を貯めろ!」と…昔、株式部長に良く言われました。

でも学生時代から、カタルは「株」をして居り、入社時には、既に270万円ほどの資金が在ったのです。学生アルバイトをして、10万円で株を買って…増やしてきたのです。当時でも100円を割れるようなボロ株は少なく…兎に角、学生ですから、株価の安い株しか買えません。

確か…当時の最低購入単位は1000株だったと思います。だから手持ちに20万しかないと…200円以下の株に、選択は限定されます。故に「三光汽船」や「ジャパンライン」のような船株が、昔から好きでした。でも今から振り返ると…低位株は、皆、消えて行きましたね。

証券会社に入った頃、経済の「イロハ」も知りません。金利と株価の関係も知らないのです。何も知らない…阿保が、よく10年も「証券セールス」をやって来たものです。でも上京して大塚さんに出逢って、彼女の上司が、丸善で…あの有名な浦上さんでした。その関係で彼が書いた「相場サイクルの見分け方」と言う本に出会い、「なるほど」…と思ったものです。

証券マンですから…「上手になろう」とたくさんの本を読んだのです。入り易いのは、チャート論です。どんな馬鹿も…やる気があるなら、ここまで年数を重ねると…経済学者様を批判できるようになりました。

本当に…日本は「偽物」が跋扈しています。「恥ずかしく」…思うレベル人間が、大学で教鞭を取って、メディアに登場しています。

長く観ていると…メディアの基準は「目立つ主張」が基準です。当たるとか…論理的と言う基準ではなく、視聴率が獲得できるか、どうか…その「面白さ」が、優先されます。だから「極端な言葉」を選択するようになります。それに躍らされて、右往左往して…自分がどれほど知っているか? 株式投資は実に面白いですね。

カタルは現在、「時間軸の壁」の問題を抱えています。

上がる株は、既に…事前に分かります。しかし、その株が実際に「動き出すタイミング」など…途中経過も問題になります。なかなか「良い相場」に巡り合える確率は、そう高くないのです。

「大相場」と言うのは、相場の途中で…様々な「幸運」が重なるか、どうか…なのです。この流れが「時代」です。時代が求めている欲求を的確に掴み…その流れに合う好業績が続く銘柄を買う訳です。たいがい…僕らが、その株が良いと思うときは、世間は既に「熱狂状態」に入っています。

PER 100倍なんて…信じられない株価水準です。

最近では「さくらインターネット」(3778)がこの領域になりました。でも100歳まで生きれる人は、ごく僅かです。PER 100倍と言うのは、100年分の利益を読んで株を買っていると言う事です。これが一般的な10年まで、(PER 10倍)縮む為には、毎年「26%程度の成長」を10年続けて…ようやく一般株になります。

この「成長論」を理解しないと駄目なのです。複利運用ですから…50%成長なら僅かに5年から6年で達成できます。でも50%を3年も続けるなんて…不可能でしょう。

今の「エヌビディア」(NVDA)の評価が割れている理由です。

「エヌビディア」(NVDA)の 四季報数字

この数字は、現在の四季報が掲げている数字ですが…現状は60922百万ドルですが、来年1月は124368百万ドルと予想されており「倍増」以上です。しかし、その後の読みは大きく減速します。でも年率26%でも、すごい数字なのです。まぁ現実的には、四半期ごとに…業績と株価が検証されて、実際の株価は揺れ動きます。

この開発を加速するかどうか…を、決めるのが「お金の量」と「金利」です。

お金をジャブジャブにして「低金利」状態にするなら、開発競争は進みます。ですが…今回のように「インフレ」と、「過剰生産」(EVなど)にならないと言う前提でないと…無駄な投資になり、バブルになります。

今の中国の「過剰生産体制」が、この状態です。不動産は、「固定資産投資」に、過度に依存したために「焦げ付き」ました。地方政府の財政難は、深刻ですよ。高成長を前提にした投資をしていましたから…振り落とされています。

日本のバブルは、日銀や大蔵省が、銀行の不動産融資を見逃し…不良債権処理を後回しにした為に、長く…その整理に時間が掛かりました。2003年が実質的な大底ですが…実際はリーマンショックに、「過度に怯えた」金融庁が、ガチガチの規制を強いた為、この間違った政策の選択の為に二番底、つまり2010年頃の低迷に繋がったのです。

だから黒田さんが、いくら笛を吹いても…誰も動きませんでした。この「流動性の罠」と呼ばれる心理状態を、誰も理解していません。

今でも日本株は「論理価格」から、大幅な「割安状態」です。先日、示した米国の平均PERは23倍程度なのに…日本は、遥かに安い15倍の理由は、この「間違った政策」を選択した結果、誕生した「資本評価」なのです。他にも様々な…理由はありますよ。村社会論の強要などです。

自民党の総裁選では、小泉進次郎は「30年間も議論をして決まらないこと」を揶揄していたので…彼はその辺り、現場に身を置き、実際の村社会を経験した発言でしょう。常に「現状維持」が優先されます。

カタルの友達が、大蔵省で予算作成をしていました。彼は「三宅島」など…の復興予算を実際に手掛けました。常に、言葉にしたのが「現状回復」です。前にあった状態に戻すのです。バカバカしい…「考え方」です。今回の能登地震でも同じです。「コンパクト・シティー」に変えようと言う考え方は、一部に…ありましたが実現していません。

無駄な「成田闘争」とカタルが揶揄していることを、彼は、きっと…理解しているのでしょう。しかし、頭で理解することと…実際の行動に移すことは「別物」です。

「実験」と「量産」の違いと、同じですね。一部で、TSMCの第三工場の建設をどうのこうの…いうメディアが居ますが、「ラピダス」が失敗した工場を引き受けるために、今は、自重していると言う観測もあります。それほど…TSMCは、「量産の現場」を経験しているから、ラピダスの構想の野望の「難しさ」を分かっているのです。しかし日本の政府関係者やメディアは実態を知らないのでしょう。

まぁ、政策官僚が優秀なら、あの時に「エルピーダ」の坂本さんが、奔走した時に…財政支援をしていた筈です。政策官僚も、所詮は、末端の人間です。

だからこそ…市場原理に沿った、「株式市場を育成」しないとなりません。たぶん…石破さんは、米国の平均PERが23倍で、日本が15倍と言う現実の違いも分かっていません。だから「税制問題」などが出て来ます。植田日銀総裁も…アナウンス効果を軽視しています。

市場動向を見て…全体の相場(時代)を理解しないとなりません。

「東京エレクトロン」(8035) の日足推移

金曜日に、割れないと思っていた22000円の壁を前工程の「東京エレクトロン」(8035)は割れました。でも「レーザーテック」(6920)は、落ち込みが大きく…「ルネサスエレク」(6723)もそうですが、8月5日の安値を割れていません。この関係は「ぶら下がり組」の関係でしょう。

「アドバンテスト」(6857) の日足推移

意外に強いのが、後工程の「アドバンテスト」(6857)です。この半導体株の一連のチャートを解説しても良いのですが…面倒くさいので「パス」です。たぶん…「シコリ感」の違いです。直近に「賑わったもの」は、落ち込みも大きく…相場に参加している性格の違いでもあります。一般的には、日経平均株価や野村証券株が、その「株価位置」を正しく表現しています。

カタルは月曜日、明日、790円以下なら…「野村証券」(8604)を2000株、買うかもしれません。来週が「買い場」だと思っています。日曜日だから、今週かな? つまり9月9日から13日ですね。

「野村証券」(8604) の日足推移

ユトリが在って、安く株を買いたいと言う人は、この時期から「ブツブツ投資」をしましょう。年末年始には、回復しますから…時間軸を考慮して「ノンビリした」投資です。貧乏人ほど…金がないくせに…「金持ちのような」株の買い方をします。「買いは遅かれ」…と言う言葉は、株価が上昇してから、下がって、再び上がって高値を取ってから参加して良いのです。

例えば…成功事例だった「クックパッド」(2193)で解説をしましょうか…カタルは「a」の時点から「株価は安い」と思って…「買い参加」をしましたが、証券マンとしてはベストなタイミングです。その後、顧客にタップリ…「玉を手当て」できる時間的なユトリが在ってから、株価が上昇しています。しかし本当は、そのタイミングは早いのでしょう。

「クックパッド」(2193) の日足推移

この場面では「b」の場面で200日線が上昇に転じており、明確に分かるのは「c」の矢印の時です。加えて「d」より前回の「ガラ相場」は「e」と151円の前回より155円で株価が止まっていますから、おそらく…クックパッドはこの上値のボックスを上に抜ける確率が高いと思われます。

故に、この下げから…「下値を買い集めても」良いのでしょう。通常、このように200日線が「上向き」の株を選択すべきです。

基本的に200日線を下回った株より、目先に拘るなら…200日線より上に、株価が位置する株を選択すべきです。ここから…「クックパッド」を買えば、良いのでしょう。2016年から下げ続けた株ですよ。2880円まで…この株を、馬鹿が買ったのです。200円以下なら、何処でも…「買い場」でしょう。選択は「様々」です。ついでに書く以上…5000株か1万株程度を買ってみますか…カタルは、常に有言実行です。

明日の月曜日は「野村証券」(8604)、そうして「クックパッド」(2193)を買ってみますかね。ただし…野村証券は790円以下で、クックパッドの190円は、難しいかな? 二段階にしますかね。195円と190円で2000株、3000株にしようかな?

貧乏人は「ユトリ」が在ると、兎に角「宵越しの金は持たねぇ~」と言う…「江戸っ子」気質です。

お爺ちゃんは東京タワー近くに住んでいた…下級武士の、しかも…長男ではなく「落ちこぼれ」です。だから百姓になったのですが、五島慶太に、その農地はみんな…「巻き上げられた」負け組です。親父は貧乏をして…すし屋の職人になり、新潟の長岡で目指しましたが…失敗して「焼き鳥」屋です。「親ガチャ」…なんて言いません。

自分で努力をして、「のし上がる」為のレポートです。常に「事前告知」…そうして「有言実行」をして、それで「成功」するなら「本物」です。失敗なら偽物です。大変「分かり易い」理屈です。結果は、「神様」だけが知っている。月曜日は全体市況が弱いから、主力の「ジェイドG」(3558)や「BASE」(4477)の行方が楽しみです。

どんな形になるか?

まぁ皆さんは18日のFOMCを観てから、行動をしても良いし…。本番は、既に「年末年始」でしょう。無理をせず、ノンビリやりましょう。馬鹿をやるのは「カタル」だけ…で充分です。皆さんは「慎重に」…行動しましょう。また…明日。



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