アーカイブ:2017年12月14日

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かたる:「政府は13日、2018年度の経済見通しについて、国内総生産(GDP)の成長率を、物価変動の影響を除いた実質で1.8%とする方向で最終調整に入った。名目は2.5%とする方向。堅調な海外経済の拡大を背景に輸出が増加し、企業の設備投資も堅調に推移するとみるため。」と報道されていますが…日経新聞に、この記述があったのかどうか…。非常に大切なことなのです。

一方、楽天の携帯市場への参入で「5G投資」の加速化が焦点になり、早速、この関連株が賑わっています。カタルは、このグループからは「アルチザネットワークス」(6778)を有料会員向けに銘柄を紹介しています。アンリツ(6774)では、値幅効果が乏しいと思っているからです。

人材投資を増やすとの話が、日経一面に書かれており、アウトソーシングの株価が上昇を続けている訳ですが、此方は既に2倍水準になったのに…夢テクは2割程度の上昇です。夢テクは、先行して人材投資をしており、その為に減額修正をしました。しかし…その分が来年は上乗されますから、収益ピークがズレましたが、企業業績は好調をキープするのでしょう。だから、やはり上を買わざる得ないようです。昨日は855円の買いは、僅か100株だけでした。

更なる上値を買っても良いのですが…年末のポジション調整に入っており…確定するまで、あまり建玉を増やしたくないのです。でも100株は、あまりに半端なので、もう400株を買って500株単位に揃えましょう。本日は864-879-863-870なので、取りあえず、865円で買い指値をしておきます。

一方、買い増しに徹しているケネディクスを、本日は寄り値と740円、735円で1000株ずつ用いました。取りあえず2000株が、今のところは、買えているようです。まぁ、カタルの売り買いなど…どうでも良い話です。

冒頭の毎日新聞の報道ですが…この名目値と実質値の鞘が「重要」なのです。政府予想は0.7%としています。カタルが、いつも述べている名目時代と実質時代の話です。この鞘が開くほど…インフレ率が髙くなり、成長率が上がります。しかし成長を求めると物価が上がり、賃金の上昇が追い付かなくなります。

でも積極的に働く若者にとっては、借金をして行動する方が有利になるのです。逆に年金生活者などの生活は苦しくなります。この失われた時代は、政策で若者を虐め、年寄りを優遇してきました。その為に、国の借金は膨らむ一方です。基本的に増税などをしなくても、この鞘を増やす政策…つまりインフレ方向に持って行けば、自然に国の税収が増え、配分バランスも老人優位から若者への優遇に繋がり、国の借金も自然に減っていきます。税収はドンドン上がりますよ。

名目時代の確立が、如何に…大切か分かります。実質優位のデフレ環境をいくら続けても、ブラック企業がドンドン増え、不正が横行するわけです。東芝の事例などは、時代を象徴する現象です。官僚も株式投資を熱心にすれば…追証になりますから、政策がおかしいと気付きます。そうすれば…中古住宅の売買を活発化させるために…税制改正をします。

この税制改正で、更に追い風になるサンフロンティアが増資をする事は、この手の企業にとり、増産の為の設備投資にあたります。故に株式は買いに繋がるのです。故に、市場の反応は間違っています。過去、名目時代は、的を得た増資なら、市場は「増資は買い」で反応していました。

一方、ケネディクスは、早めに増資をしましたが、その後も、利益を大きく増やしていません。だからエリオットに狙われたのでしょう。半端な経営をするようじゃ、経営者は失格です。たぶん今の宮島さんは、違いますよ。先日、横浜の開発物件を売っていましたね。この意味は、バブル期の重工のCBを、ブラックマーケットで販売している様な現象の一つでしょう。

適性利益を計上し…株価を上げないと…ヘッジファンドに狙われるのです。何しろ、上場企業を私物化など出来ません。もう株式持ち合いなどは出来ないのです。スチュワードシップコードと言う概念で、市場は動いています。特にケネディクスの株主構成は、一所懸命に…経営をしないと支持されません。ARAの意図はどうか分かりませんが…昨日、紹介したJPモルガンの見方など…。本日の日経新聞のスクランブルにも「はるばる日本株買い」が載っていますが…これから、世界の投資資金が日本に集結します。何故なら…名目時代になるからです。

東京の国際金融都市化に、小池さんは邁進していますが、残念ながら衆議院選に負け、国の動向に圧力が掛かりません。しかし安倍さんは、この方向性に賛成の筈です。東京の土地は増えないのです。江戸時代から続く、埋め立てで増やしてきましたが、お金がドンドン増えているような勢いで、土地は増えません。今、夢テクの残り400株が買えました。馬鹿は大勢居ますから…慌てて上を買わなくても…下値で待っていれば、売る奴も居るのでしょう。特に年末ですからね。

アルチザネットワークスの週足推移

さて…本日のレポートの目玉は、名目成長と実質成長の話ですよ。5G関連のアルチザネットワークスも、良いチャートをしています。カタルは、幾つかの…将来、騰がる銘柄を、いつも事前に指摘していますが…皆さんは有効に情報を活用していますか?

4年程、待たされたケネディクスですが…基本的に10年で2倍になるなら、7%の預金と同じです。馬鹿は「時間の管理」ができません。この時間の概念が上手い奴が大金持ちになります。

カタルが入社した時は、既に大山さんは居られませんでしたが、この人は大変なお金持ちの歩合セールスでした。だからこの人の指導に任せれば会社は安泰と思い、当時のお金で年棒1億円、今の感覚の5億程度かな? その程度だろう…と思いますが、会社はお金を払ってお願いしたら、大蔵省が高額報酬を否定して、契約を解除したそうです。しかし…この大山さんと同じ、売り買いの時間に、多くの人は耐えられなかったそうです。

人生は長く…バフェットも、いきなり数千億円もの利益をあげられるようになったわけではありません。最初は小銭の売買なのです。先ずは…100株で良いのでしょう。

本日は三菱UFJに、利食いが入っていますが、此処で売るのが一般の人です。歴史的な…時間推移をみると、買い場に見えます。たかが1年や2年の話しでしょう。GPIFさん分かりますか?

東芝を買えないで…一体、何を買うのでしょう。日本の機関投資家と言うのは、偉そうにしていますが、みんな素人です。厳格に市場原理に沿って、好成績者の運用額を上げ、下手糞を排除する実力主義を採用するべきでしょう。大切な年金なのです。

全ての事象が、名目時代を暗示しています。だから…その関連株が、上がるに決まっています。いつも時代を感じ、その時代の流れで、一番、潤う企業を買えばいいのです。しぶとく…カタルは「1300兆円の逆襲」のシナリオを追い続けます。それでは…また明日。



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