アーカイブ:2017年12月19日

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かたる:昨日は、中途半端なレポートのアップでごめんなさい。まぁ、大きな変化はありませんが修正しました。まだお腹が痛くて、本日も、ひょっとすれば…。

株式相場が活況になって来たためか…カタルレポートの読者も増えているようです。先日は7000人を記録したようです。でもピークは1万以上ですが…。昔は、レポートにアップした株が、ストップ高した事も、しばしばありました。お前は正直に書き過ぎる…と、顧客から叱られることもありました。

カタルは、基本的に嘘が嫌いです。故に、このレポートは事実に基づいて公正されています。しかし内容は、日経新聞を始めとする大手メディアの引用ですから、元が間違っていると駄目です。所詮、自分で調べる訳に行きませんからね。でも昔、任天堂が公募増資をした頃、良くデパートのおもちゃ売り場に行き、在庫があるかどうか…。毎週、通ったことがあります。工場が近くなら、関係者から情報を得ることも出来ます。残業が多いかどうか…とか、今は会社側が、詳細なデータをリアルタイムで公開している所もあります。

NHKも、日経も、所詮はパクリの情報です。何しろ、現場に人材を派遣できる範囲は限られています。日本のメディアが、同じ話を一斉に報道するのは、共同通信社などや記者クラブなどの仕組みがある為でしょう。日本人は、横並びが好きですからね。

年末ですから…ポジションを落とし、あまり積極的に株を買っていませんが、昨日は大引けの1283円で…そうして本日は寄り値の1278円で「サンフロンティア」(8934)を買い増ししています。昨日、公募などの値決めが行われ…1244円に決まったと言います。第三者割当分も用意されており、何処に嵌るのでしょう。

こんな事は常識ですが…多くの人は、あまり株の仕組みを知りません。東芝が鉄板相場で上昇するだろうと…カタルは述べています。この理由は、今回の大規模な増資です。同じことがサンフロンティアにも言えるかもしれません。この株式の内容なら…意外な株価まで株価を大きく持ち上げても、違和感はありません。何しろ、一株利益の水準は高いのです。

サンフロンティアの週足推移

通常PER20倍と言っても、驚く水準ではありませんからね。何しろ、あの安川は40倍ですよ。横河もそうですが…基本的に良いものは、既に大きく株価訂正が終っています。だから日経平均株価が16連騰もして、デフレの関門である22750円をクリアしたのです。

一度、壁をクリアすれば…今度、株価が下げた時は、前の関門が下値に変化します。つまり今度は、この22750円が下値になるのです。まぁ、もう少し時間経過が必要で…その為には、まだクリアする課題も多いのでしょうが…。

何故、年末でポジションを落としているのに…サンフロンティアを、買い増ししたか?

これには、カタル独自の分析があります。ヒントは逃がした魚の大きさに…落胆している「新川」です。カタルレポートには、夏ごろから、度々、登場していた銘柄です。本日も35円高の1172円です。悩んだ末、選んだ夢テクとの違いは歴然としています。でも来年は夢テクですよ。たぶん、良い相場になると思っています。

さて話を戻しますが、新川も途中で出来高バランスが大きく変わっています。今回のサンフロンティは…もっと分かりやすい事例です。カタルは、何度か…売り買いをしていますから、普段の出来高水準が分かります。でもいくら増資でも…明らかに仕掛け人が存在している様に感じているからです。故にカタルは…しばらく、関心を持って観察します。

もっと買うか、どうか…は決めていませんが、取りあえず…打診買いを超えた数量になってきました。でもカタルにとっては…の話で、僅かな量です。この78万株は、いったい何処に消えるのでしょう。昔は良く「救済銘柄」と言う言葉が、ありました。株で損をしたお客様に、挽回して貰うために、別のものを用意して「起死回生」の一発に、賭けます。通常は…なにも年末に来て増資などしません。何故、急に決まったのでしょう。不思議です。

このように…市場には眉唾を含め、様々な思惑が交錯して、相場が形成されていきます。あらら…ケネディクスの735円が、買えましたね。こうやって、時間の経過を我慢できずに売る奴が増えます。やはり一番は、時間です。

今、サンフロンティアの株価が下げて来たので…1260円と1250円にも、買いを用いました。カタルには東芝も、サンフロンティアも、同じようなパターンに見えます。果たしてどうでしょう。

理由は仕掛け人は、種玉が必要になるからです。株と言うのは、自然に上がるものではありません。誰かが意図的に株価を上げようとするのです。これを株価操作と言うか…どうかは微妙な問題です。当局は悪戯に規制を強化すべきではないでしょう。大規模な犯罪なら、摘発しなくてはなりませんが、個人投資家レベルの玉は、たかが知れています。

東芝が、何故、シャープのようなケースになると思っているか…。それは、大量に下値で玉をストックしたからです。通常は…売りたいから買うのです。買いながら、売って行きます。多くの読者は、単純過ぎます。株が増えると、需給が悪化するとか…。希薄化するとか…言いますが、色んなケースがあるのです。

カタルは実質時代と、名目時代の考え方の変化を、いくつか指摘しています。例えば実質は利食いを先行させ、更に上がれば空売りですが、名目世界は、常に買い増しが正しい姿勢だと述べました。

増資も、その一つです。実質時代が続き、今までは増資は売りでした。でも…もう時代が変化しており、増資は、その積極的な経営姿勢を評価して、買いになるのではないかと…今回は、サンフロンティアや東芝で実験をしています。

果たして、その結果が、どうなるか分かりませんが…時代の進行度を観る「焦点」に違いないでしょう。増資をしなければ…あるいは、その後の出来高推移や日証金の残高推移をみて…サンフロンティアには、その兆しを感じたので…既にポジションを落としている所ですが、敢えて…チャレンジしている訳です。

今、金融株の方向性にも、意見対立があります。この考え方の違いも面白いですよ。グローバルな考え方をするストラテジストが勝つのか…それでもファンダメンタルなどを分析するアナリストが勝つのか…両者の意見は、対立しています。故に対立は相場の火種になりますから、金融株からも目を離せません。

今日は人材不足関連、御三家の揃い踏みですね。アウトソーシングも、夢真も、夢テクも株価は高いようです。市場には、様々な流れが存在します。昨日の日経夕刊には、鋼材価格の上昇が載っていました。既に損切りをしましたが…合同鉄鋼なども、いずれ高値を更新するのでしょう。他にTなんかも良いですね。

本日はこの辺にして…お腹が再び痛くならないうちに…お終いにします。それでは…また明日。



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