アーカイブ:2017年12月4日

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かたる:この時期になると…何故か、郷愁的なムードになり回顧する日々です。日本人は面白いですね。特に今年は、天皇陛下のご退位も決まり…ようやく長かった「失われた時代」である、暗い「平成の世」が終わると思うので…より一層、いろんな考えが走馬灯のように駆け巡ります。

カタルは、父の死を切っ掛けに会社を辞めて、サラリーマン生活に見切りを付けて、歩合給の…実力だけが頼りの世界に入りましたから、多くの人より「時代の波」の影響を、もろに受けました。何しろ、年収が120万円の世界ですからね。月収ではなく年収ですよ。それでもアルバイトもせずに…証券営業一筋でした。でも…好きな営業も出来ない様な環境が、長く続きました。そんな平成の世が、ようやく終わりを迎えます。

阪神大震災、東北大震災…経済だけでなく、日本はこの時代、様々な困難に翻弄されました。ようやく…まともな政権の誕生です。

ジョージ・ソロスはハンガリー系のユダヤ人で、ナチスから苦難の逃避を経験して、イギリスで下積みの勉強をして米国で成功します。まさにアメリカン・ドリームを達成した成功組です。そのソロスファンドは、米国株の空売りで大きくやられ…敗退したと言います。彼は、大のトランプ嫌いです。彼の生い立ちからすれば…彼の行動は良く理解できます。

良く、独裁者ヒトラー誕生の背景を特集番組をやっていますが…、時代背景は1929年の大恐慌の影響をもろに受けています。そうして戦争に突入します。今回はリーマンショックの影響です。この話は、あまり日経など…メディアは報じていませんが…基本は、食えないと人間は、何でもします。殺人だって当たり前になります。食うための生存競争は醜いものです。理性などはありません。

移民政策に反対する勢力が生まれ…イギリスはブレグジットの選択になりました。そのイギリスは、初めて今回、ようやく…ストレステストに合格したそうです。この意味が、わかりますか?

人間行動は、必ず、その背景があります。切っ掛けは、些細なものでも…その前段階の蓄積があるのです。虐めで自殺する不幸な事件を、親は学校に責任転嫁をしますが、一番の問題は家庭環境でしょう。カタルの場合も…ありました。だからカタルは学校を変えました。場合によれば…職場を変えても良い訳です。家族は大切です。でも多くの人は、現状維持で解決を図ろうとします。

今年はこれだけ大きく株価が上がっているので…多くの人は、買いで入っている限り、儲かっていると思います。長かった実質成長時代は、まもなく終わります。だから体制を切り替えるチャンスでもあります。年の瀬は、来年に向けた様々な構想を練り、新しい気持ちでチャレンジが出来るので…カタルは比較的、この時期は好きです。不安に慄く時代ではなく…明るい材料が多く話題になっています。

まぁジージ・ソロスにだけに限らず、米国経済は、一抹の不安を抱えていることは事実ですが…FANG銘柄の多くはスマートコミュニティーに邁進しており、この利益が研究開発費に充てられ…次の時代を築いています。

お金を貯めこむ「負の保身」の時代から、お金を使う「正のチャレンジ」への転換を、読者の皆さんは、感じて欲しいと願っています。

代表格の三菱UFJは、本日は9連騰目ですね。勿論、ケネディクスも、同じグループです。株式投資は原点を、しっかり捉えることが出来るかどうか…。此処が大切です。目先の株価の動きより…時代の流れと言う大きな大勢観を、どう見るか。

三菱UFJの週足推移

カタルは4ケタを割れる三菱UFJを見て、安くなったなぁ~と感じて、この800円台から相場に参入しました。あれは…2008年の話しでしょう。それから500円台に…さらに下げ続ける中…馬鹿になって、顧客に三菱UFJを押し込みましたが、鳴かず飛ばずで…株価は更に300円台に下落します。でもアベノミクスで立ち上がりましたが…なかなか800円の上限を破り、株価は4ケタに乗せることができませんでした。

でもトランプ政権誕生の時に、カタルは、トランプ氏は金融規制緩和派だから、大丈夫だろうとの楽観論を述べています。確かに、保護貿易を懸念していましたが、今のところはNAFTAの動向は、政権の混乱で遅々とした進展です。来年はパウエル氏がFRB議長に就任され…米国の財務長官ムニューチン氏は、元ゴールドマンサックスの人間ですからね。

一部で懸念されている米国の景気拡大からの株価上昇のバブルを、今、ことさら懸念する必要はないと思っています。でも頭の片隅には、入れなければなりません。でも今、行動を起こさなくても、僕らのポジションは…たかが知れた量です。兆円単位の投資家とは違います。

来年のスター株は、株価が大きく遅れている邦銀株中心の相場は、堅い「狙い目」だと考えています。何しろ、此処に来て…昨日までで、8連騰です。此処は売り物が被る株価水準ですよ。相当…大きな資金が動いていますね。まだ値動きは芳しくありませんが…注目に値する動きです。同じグループのケネディクスの板状況は、完全に手中に入っているパターンに見えます。

まぁ、多くの皆さんは、実際に株価が動かないと…なかなか行動に転じません。でもカタルレポートの読者は、およそ6000人ですから、この人達はカタルと共に…同じ情報を共有しています。要するに、自分が溢れる情報の中で…どれを選択して、どの行動を取るかどうか…これに尽きるのです。

日本人が駄目なのは「みんなで渡れば怖くない」との行動で、自己責任の認識が足りません。ジョージ・ソロスは自ら決断して、国を捨てて移民となりました。だから情報の価値を彼は良く知っています。情報は「命」を守るのです。

皆さんは、その情報を上手く活用しているでしょうか? 自分が選択して、決断をしているかどうか…此処が問題なのです。その決断の結果は、喩え悲惨な末路でも、自分の選択なので受け入れるしかありません。それが「生きる」と言う事なのでしょう。それでは…また明日。

果たして…日経平均株価の16連騰に続くのでしょうか? 三菱UFJの動向は興味深い現象です。



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