アーカイブ:2017年12月27日

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かたる:今までのカタルの経験上、一番の「掉尾の一振」と言うのは…、やはり「ITバブル」期の年末相場かな? グラフは1999年末のソニーのものですが…、この年はソフトバンクが凄い事になっており、1万円を超えてからの…加速が凄まじい様でした。

ITバブル期のソニーの日足推移

カタル自身、ソフトバンクを1万円まで買っていたのですが…そこから、まさか…翌年に198000円ですからね。光通信と共に「双璧の人気株」でした。でも大型株のソニーも、年末にストップ高を交え…暴騰して行きます。まさに…「掉尾の一振」と言う表現が、最も似合う年でした。

2003年から2007年が、カタルの一番の稼ぎ時でしたが…この上昇波動も凄かったのです。あの大型のみずほ株が10倍になるのです。カタルは、昔から金融相場を待ち望み…金融大好き人間です。だから当然ですがフルに寄与し、西葛西から…佃に引っ越す事が出来ました。そうしたら…、周りには、カタルのようなボロ車に乗っている人は皆無で…。カタルもシーマに乗り換えました。でも儚く…ベンチャリで40億円を飛ばし、今は東陽町の住まいです。

昨日、テレビを見ていたら、同じような事を言っている人は居るもので…カタルが前から述べている景気循環論を述べていました。彼は4つの景気循環が重なる事を、「ゴールデンサイクル」と述べていました。彼の解説によると、過去「いざなぎ景気」も、この循環だったそうで、1965年11月~1970年7月までの57か月間も景気上昇期が続きました。

いざなぎは、良く分かりませんが、今回はスケールが大きいと思っています。何しろ、スマートコミュニティーの進化が、すごいスピードです。日本は周回遅れで、「石橋を叩いても渡らない」慎重な姿勢の経営者が多く…来年から爆発すると考えています。

株価を見ていると良く分かります。安川電機の事が、日経新聞に載っていましたが、相場の解説が上手いとは思いません。この設備投資関連は、まだまだ続くのでしょうが、やはり不思議なのが…サンフロンティアなどの株価です。

何故、PERが10倍以下なのでしょう。2017年3月の数字で希薄化率14%とすれば一株利益は129円です。そうして、まもなく来年の3月なので…本来なら四季報数字の171円の86%分である147円が一株利益ですから、株価1470円は最低ラインで…この株価は、過去の実質経済での評価です。

名目時代の評価なら…最低PER20倍で、この景気循環の流れを見れば…PER30倍までの評価が標準でしょう。つまり5100円です。何故、安川ばかりが名目評価で…このような銘柄は、番外地に押しやられるのでしょう。明らかに…おかしいのです。しかも売上変化をみれば分かりますが、この成長を続けています。どう考えても安いのです。必ず…株価は、時間の経過とともに、修正されます。安心して…買って於いて良いですよ。

果たして…アクティブなヘッジファンドの連中が、関与するかどうか…。本日の寄りは185万売りの191万株買いでした。この売り物は公募株の打ち返しでしょう。事前に信用のつなぎで236万株の公募株は、消化されている模様です。つまり、およそ600万株の内、400万株程度は、既に消化されました。売っている連中は、目先の連中で分かりますが、400万株を買っている連中は…どんな種族が買っているかですね。

仮に…カタルのようなアクティブファンドの連中なら、美味しい売り物です。理屈に合って…株価を高値に放り上げても、世間のものさしで…高値で株を買ってくれる人が、世界中に居ます。株と言うのは…株価を上げることは、誰にでも出来ます。問題は…高値で株を買ってくれる馬鹿が、大勢いるかどうか…なのです。

こんなに美味しい所を…頭の良いヘッジファンドが見逃す筈がありません。「1300兆円の逆襲」は、世界標準のルールです。資産価格は年率で5%程度上昇しているのです。既にアパホテル社長の談話でもわかるように…2010年から7年で、年率17%上昇を続けているのです。これが実際の感覚でしょう。

此処に…市場の評価と現実の「歪み」があります。このギャップが「儲けの種」になります。このギャップが大きいほど…株価変動率が大きくなり、儲けが広がります。

素人集団のGPIFさん、あなた方向けにレポートを書いています。運用担当者の方は、良く景気の実態など…自分でデータを作成すべきです。自分で作らないから、メディアの騙しに踊らされるのです。

昨日の日経夕刊には…初めて、長期の失業率推移などが掲載されていました。カタルは前からこのグラフを用いていました。日経新聞社も、自分の書く記事に自負を持って臨むべきでしょう。いくらサラリーマンでも、高い給料以上に働くべきです。

失業率と消費者物価の推移

有効求人倍率と失業率、正社員などの推移

その失業率推移など…二つのグラフを添付しておきます。ようやく2.8%から2.7%に変化してきました。カタルは「掉尾の一振」を期待して、昨日は夢テクの1010円の3万弱の売り物の所を、僅かですが…皆さんと、共に…高値を買っています

この人手不足は、来年もドンドン深刻化して行き、急速に省力化投資が進みます。しかし経営者が、ようやく重い腰を上げても…メーカーは既にフル操業体制です。注文したとしても…2年待ちなどのケースもあるのでしょう。これがゴールデンサイクルの相場です。

安川電機は、既に株価修正は終わっていますから、あまり妙味はありません。やはり出遅れている内需モノなのでしょう。カタルには、様々なアイディアがありますが…順番に話します。

先ずはサンフロンティアや夢テクを、買っておけばいいのでしょう。サンフロンティは1341円を抜いてからが…確認になります。要するに…一人相撲では相場になりません。様々なファンドが入り混じるから、相場が、どんどん大きくなって行くのです。分かりますね。ケネディクスも同じです。

あらら…1300円台に入りましたね。サンフロンティアは…1260円の指値は厳しかったようです。でも本日が解禁なので買えるかな?…と期待したのですが、何処かが、やはり関与している様にも見えます。大和系列の投信だけではないのでしょう。投資信託にとってもおいしいですね。100万株単位で入れておけば良いのです。

この所は、売り物が被る株価位置の夢テクは、増額修正する可能性が高いと思っています。でも玉が沈んでいるから…簡単に4ケタに乗ったのでしょう。もともと過小資本銘柄ですから、何処かで、ストップ高するような場面があるかもしれません。相場の面白さは…こちらに軍配が上がります。この感覚はケネディクスにも言えます。

この意味は…相場の読みが難しいのは、早く、仕掛けが入る場合と…遅れてくる場合があり…企業業績のピークに先駆けて、相場が天井を付ける場合があります。基本は、先買いする方が、相場的には、空売りが入りやすくなり、面白いのです。

ほら、良く買えない株ほど、大きな相場になるでしょう。ケネディクスも夢テクも似ています。一方、サンフロンティアは、鉄板です。だから余程、大きなファンドが絡むと面白いのですが…果たして、どうでしょう。この意味は一気に3000円、5000円と買い上がるファンドが出て来るかどうか…です。

この夢テクのチャートは、高値保ち合いの右肩上がり相場で…人気が付くと、一気に爆発する形です。爆発したら…冷静になりましょうね。それまでは大丈夫です。

さて本日は、この辺で、お終いです。それぞれが自分の気に入った銘柄をやれば良いのでしょう。カタルの意見に反対の人は…サンフロンティアもケネディクスも貸借銘柄ですから…いくらでも空売りが出来ます。それでは…また明日。



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